1945年 大日本帝国 戦艦 大和型
大日本帝国の戦艦ツリーのトリを飾る、言わずと知れた当時最大最強の戦艦。
史上最大の艦載砲である46cm三連装砲三基から繰り出される破壊力は他の追随を許さず、防御力も極めて高い。おまけに巨大な艦体の割に旋回性能も高く、小回りが利く。
リリースされたばかりの頃はマジキチ鉄壁の防御力を誇り、安定してダメージを与えられるのは魚雷のみであったが、アップデートでゴッソリ装甲強度が落とされてしまった。それでもまだ硬い
運営の不断の努力により2019年2月3日のアップデートVer.2.00.025でグラフィックが一新。艦載機も追加され、発艦シークエンスなども含めて全体的な再現度が非常に高くなった。
これでもかとばかりに細かいところまでモデリングされているので、母港画面のプレビューで観察してみると楽しいかもしれない。
迷彩『捷号作戦』。Ver.2.00.025にて追加された、隠蔽率+8%の効果がある大和の史実迷彩。
この迷彩を装備すると第二・第三砲塔上の機銃グラフィックが消失しレイテ沖仕様になる。あくまでグラフィックが消えるだけであり、自動防空の機銃火力に変化はないのでご安心を。
体力増加+5%の効果のある迷彩。残念ながらどこからどう見ても陸上迷彩である。お値段は688Gと比較的お得。
しかも夕張やノーザンプトンと柄が一緒
この迷彩についてはシルバー消費でも購入することが可能。有効期間は3日間のみである上に値段も安いとは言えないが、効果そのものは変わらないため、貴重なゴールドを消費する永続迷彩購入の価値があるかどうかを試すことが出来るのは利点だろう。
以下、Ver.2.00.032までの大和の画像。
実装当初の大和。2018年1月の小アップデートまではこの状態だった。全体的に色合いが薄く、モデリングも簡素で現在とはかなり異なっている。
また、航空機が未実装だったこともあり当初は機銃もモデリングされていなかった。
空母実装に伴い対空機銃が追加され、いわゆる「最終時」の姿となった。機銃と高角砲を見渡す限り装備した佇まいはまるでハリネズミ。
リモデル後からVer.2.00.022までの大和。
重厚な色合いとなったが、それでも史実より主砲が大きかったり測距儀が小さかったり機銃の形状が違っていたり防空指揮所が無かったり……と細かな差異があった。
Ver.2.00.022~025までの大和。砲塔の形状変更、砲塔への機銃搭載、防空指揮所のモデリング改良など細部に手が入り、それらしくなった。
日本・大陸を問わず有志の大和愛好家たちが運営に大和の写真や図面などを提供し、運営がそれに応えて力を入れた結果、少しずつ少しずつ史実での姿に近付いていっている。
- 小ネタ
巨大な艦でありながら大和が比較的小回りが利くのは、主舵と副舵の恩恵もある。因みに同時期に建造された翔鶴型も球状艦首(バルバス・バウ)を含め採用しているが、翔鶴型で使用された高温高圧機関は整備性の低さを理由に大和では採用されなかった。仮に使用されていた場合、大和の速力は30ノットに達していた可能性もある……らしい。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1945 | 国家 | 大日本帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 40250(35000) | 戦闘成績(BR) | 500 | ||||
基準排水量(t) | 63200 | 最大排水量(t) | 72810 | ||||
最大速力(kt/h) | 26.2(22.0) | 最大舵角 | 40.2(35.0) | ||||
可視距離(km) | 12.8(11.75) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 1863000S | 購入費用 | 150000S | ||||
3250G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 9.0 | 9.0 | 9.0 | 37 | ||
舷側部 | 16.1 | 16.1 | 16.1 | 37 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45口径 九四式 四六糎 三連装砲 | 1810 | 42.03 | 30 | 3786 | 88 | |||
45口径 九八式 五一糎 連装砲 | 2100 | 43.6 | 36 | 3030 | 94 | |||
45口径 四一年式 三〇糎五 連装砲 | 1200 | 21.12 | 29 | 283 | 48 | |||
50口径 四一年式 三〇糎五 連装砲 | 1200 | 25.2 | 29 | 330 | 50 | |||
45口径 四一年式 三五糎六 連装砲 | 1400 | 26.8 | 29 | 854 | 55 | |||
45口径 四三年式 三五糎六 連装砲 | 1400 | 26.8 | 32 | 938 | 60 | |||
45口径 三年式 四一糎 連装砲 | 1600 | 35.2 | 30 | 1404 | 52.5 | |||
45口径 三年式 四一糎 連装砲(五式徹甲弾) | 1600 | 32.1 | 36 | 1404 | 68 | |||
45口径 三年式 四一糎 連装砲(九一式徹甲弾) | 1600 | 38.72 | 33 | 1554 | 88 | |||
45口径 五年式 四六糎 連装砲 | 1810 | 33.42 | 40 | 1461 | 62 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
40口径 八九式 一二糎七 連装高角砲 | 280 | 14.8 | 4.3 | 60 | 10 | |||
60口径 三年式 一五糎五 三連装砲 | 610 | 27.4 | 10 | 225 | 65 | |||
50口径 三年式 二〇糎C型 連装砲(妙高型) | 790 | 28 | 12 | 205 | 68 | |||
50口径 三年式 二〇糎C型 連装砲(最上型) | 790 | 29.4 | 16 | 213 | 78 | |||
50口径 三年式 一四糎 単装砲 | 550 | 19.1 | 6.8 | 36 | 65 | |||
50口径 三年式 一四糎 連装砲 | 550 | 19.1 | 6.8 | 83 | 65 | |||
50口径 三年式 一二糎七 連装砲 | 500 | 18.38 | 6 | 64 | 89 | |||
50口径 三年式 一二糎七 連装高角砲 | 500 | 18.26 | 12 | 30 | 65 | |||
45口径 三年式 一二糎 単装砲 | 670 | 15 | 7 | 19 | 65 |
艦載機
機種 | 名称 | 攻/防 | 航続時間 (sec.) | 巡航速度 (km/h) | 機体重量 (t) | 格納庫容量 | 装備 | 火力 | 装備重量 (kg) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
水偵 | F1M 零式観測機 | 50/380 | 1125 | 370 | 1 | 100 | 30kg 爆弾 | 300 | 30 | ||
E13A 零式水上偵察機 | 10/330 | 1120 | 375 | 2 | 105 | 250kg AP爆弾 | 2135 | 250 | |||
250kg HE爆弾 | 1650 | 250 |
※最大搭載数7機、パイロット数3名。
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 副砲射撃管制装置 | 新型望遠レンズ | ビルジキール | 排水ポンプ | ||
Ⅱ | 砲塔旋回装置 | 電波探信儀 | 新型艦首 | 傾斜装甲 | ||
Ⅲ | 照準システム | 電波探信儀 | 変速機 | 傾斜装甲 | ||
Ⅳ | 新型防空火薬 | × | 舵輪 | 船体強化 | ||
Ⅴ | 射撃管制装置 | × | ボイラー | ダメージコントロールシステム |
※スキルは『ダメージコントロールシステム』。開発でアンロックされる。
立ち回り方
世界最大の戦艦だけあって、並大抵の戦艦に対しては2隻がかりで襲われても返り討ちにできる頑丈さとずば抜けた火力を有している。
そのため、戦艦同士の戦いでは装甲を破壊されるほどの集中砲火を受けない限りコソコソ逃げ回る必要はない。
しかし、戦艦という艦種と巨艦故に雷撃は苦手なので、攻撃機や日本巡洋艦、駆逐艦と潜水艦に対しては常に気をつけて動く必要がある。
更に、最強クラスの戦艦であるためなのかゲームバランスの調整による性能の変化が激しい。
そのため出撃する際には(実は)慎重に動かないと悲惨な結末を辿ることになる…。
ちなみに榴弾や火災の被害を抑制する部品が無いので、強力な砲装備と高い装填速度を誇る米ソ巡洋艦などと会敵した際には油断してはいけない。放置していると大量に弾を撃ち込まれて燃やされ、予想外のダメージを食らうことになる。
主砲
本艦最大の特徴にして代名詞とも言える46cm砲のおかげで火力に対する不満はまずないだろう。装填速度がバフされたお陰で一部どころか大多数の15、16インチ砲級戦艦より速い射撃が可能となり、手数も破壊力も充分である。
格下戦艦に対しては複数発撃ち込むだけでも装甲に甚大なダメージを与えうる上、程よく散る弾のおかげで却って遠距離戦にはめっぽう強いと言えよう。
姉妹艦の武蔵の主砲とは違い、対空砲弾を装備していない。
だが、元より砲塔旋回速度が遅い上、対空砲を増設しているので特に問題は無いだろう。
史実では試作止まりとなった51センチ連装砲を装備した姿。
ずば抜けた火力が目を見張るバケモノ砲となっている。
連装砲なので門数は減ってしまうが、旋回速度はこちらの方が速いので少しでも即応性を求めるならこちらを選んでみるのもアリ。
ただし精度は46センチ砲よりも劣っているので、門数減少と合わせて遠距離砲戦にはまるで向かない。
手数で攻めるか火力全振りで殴り倒すか。好きなプレイスタイルに合わせよう。そこ、46センチ砲の時点で火力全振りとか言わないの
副砲
竣工時の最上の主砲で大和の史実の副砲でもある15.5センチ三連装砲二基もしくは20.3センチ連装砲二基に加え、(これでもかという程の)高角砲が搭載可能。
近づいてくる巡洋艦と駆逐艦への対処は基本的にこれらで行うことになるが、副砲ゆえに精度は今ひとつである。主砲旋回が間に合えば、そちらを発砲してしまおう。
数は揃っているので、大型の巡洋艦や戦艦に対しては榴弾での放火も見込める。
対空
終戦間際の1945年時の姿がモデルになっているため、艦全体に渡ってまさにハリネズミのごとく大量の対空機銃が敷き詰められており、自動の対空攻撃が始まった時の迫力は凄まじいものがある。が、あまり効果はない
また、史実準拠の副砲装備にした場合は副砲全てで手動対空砲火が可能。舷側方向に最大で15.5センチ砲6門に12.7センチ高角砲が片舷12門の計18門もの砲門を向けることができる。
数の暴力により防空巡洋艦顔負けの弾幕を形成可能で、史実の沈没原因となった艦攻も容易には近寄らせないほどであるが、砲塔旋回速度は低いので追従性には劣る。
航空兵装
アップデートVer.2.00.25にて遂に待望の艦載機が実装された。お馴染み零式観測機に加え、爆撃能力に優れた零式水上偵察機も搭載可能である。
最大搭載数は戦艦としては破格の7機。ただし、零式水偵がやや格納庫容量を食うため2機種混合で搭載した場合は6機が限界となる(実際運用してみるとパイロット数が3人ということもあり、6機でも殆ど問題はない)。
機動
モンタナと比べれば曲がりやすいが、WWBの船の中では下から数えた方がずっと早い。
曲がり始めるまでかなり時間がかかるので魚雷や砲弾の回避をするときは早めに舵を切ること。一旦舵が効きはじめると、概要にもある通り、このクラスの巨艦としてはかなり回る。
また、速力は武装を全て取り去っても36ノット前後と遅い(アイオワやライオンが速すぎるだけ)がそもそも戦艦なので射程も長く、装甲も積むので気にはならないだろう。というより、本艦から装甲を全部取っ払うこと自体が邪道な気もするが……
加速力は巨艦であるが故低い。
特に停止状態から最大速力あたりまで増速するのにかなりの時間を要する。
一方で10ノットほどの状態からなら戦艦としては平均的な加速力を見せてくれる。
装甲
デフォルトでは舷側16.1インチ、甲板8インチと分厚い。
排水量に余裕があるので更に積み増しすることができ、側面全てを25インチ以上にすることも可能。
が、装甲耐久そのものはあまり高くない模様。特に甲板は10インチ以上貼っていても抜かれやすい(そのため、8インチ以下にしている場所に戦艦クラスの主砲弾を被弾すると1発でダメージを受けてしまう)。
大型の船体と相まって遠距離砲撃を喰らい続けると自慢の舷側装甲を活かす前に大破もしくは撃沈されてしまうため注意。
装甲をガン積みするだけでなく、中距離からの砲撃戦に移行しやすくするためにある程度速力にも排水量を割いてあげるといいだろう。
総評
はっきり言うと、本艦は中級者以上向けの戦艦である。
いくらカタログスペックが最強といっても無双できる訳ではない。砲弾を受け続ければ貫通されるし魚雷を受ければあっさり沈んだりする。突出のしすぎには十分注意すること。
また日本艦の中でも特に砲戦に特化した性能を持つので、味方巡洋艦・駆逐艦の脅威となる敵の戦艦、突出してきた巡洋艦等を撃破し、味方が動きやすい環境を作るように心がけること。
他に注意点としては、大和はどちらかと言えば中距離戦で真価を発揮する戦艦であることが挙げられる。近距離戦に縺れ込んだ場合は斉射時の火力の高いモンタナやH級などに艦橋等の上部構造物を集中砲火されたり、複数隻に囲まれ主砲の死角側から袋叩きにされたりして呆気なく沈没することも少なくない。砲戦時には適切な距離を保つこと。
歴史背景
大和型戦艦(やまとがたせんかん)は、大日本帝国海軍(以下海軍)が建造した戦艦の一艦型。海軍が建造した最後の戦艦艦型。戦艦として、排水量、主砲口径、共に史上最大である。
大日本帝国(以下、日本)はワシントン海軍軍縮条約、ロンドン海軍軍縮条約の延長に応じず、列強各国が海軍力増強を自粛していた海軍休日は終わった。大和型戦艦は艦艇数で勝る米英を質で凌ぐため、第三次海軍軍備補充計画の際に建艦技術の粋を集めて建造された戦艦である。当時欧米諸国はワシントン海軍軍縮条約で規定された35,000t前後の戦艦を建造していたが、これらを凌駕する46cm砲を装備した結果、基準排水量は64,000tとなり、世界最大の戦艦として建造された。「量の不足を卓越せる質で補うより道なし」という発想で開発された戦艦である。1929年に平賀譲が提案した金剛代艦型戦艦の影響が強いとも言われる。1934年に起草された新戦艦要求案では「制空権下の艦隊決戦」で用いられることになっていた。
日本海軍では戦艦に対し日本の旧国名に因んだ名が付けられており、「大和」は奈良県の旧国名(大和)から命名されたが、単に旧国名としてでは無く、「日本」の別称として意味もあったとする説がある。同様の主旨の命名として、建造当初世界最大の戦艦だった扶桑(扶桑は日本の美名)と山城(長く都の置かれた京都府の旧国名)がある。
一番艦大和及び二番艦武蔵が大戦中に就役し、三番艦信濃は空母に改装された。
コメント
- 48cm砲三連装搭載できりばお願いします。 -- ママチャリ? 2018-07-22 (日) 13:21:46
- 48砲は来ないって運営が言ってたゾ。でもまぁ、運営さん気まぐれだからワンチャンあるかも -- 2018-07-22 (日) 17:48:20
- 水偵が欲しいな -- 2018-08-10 (金) 09:40:14
- いい加減水偵をよこせ 後部カタパルトは飾りかよ -- 2018-08-20 (月) 18:44:09
- そろそろ欲しいよなww -- 2018-08-21 (火) 10:29:33
- 大和って不利マッチ引きやすい? -- 2018-08-24 (金) 16:17:51
- 基本性能が非常に高く、戦闘成績が高いため不利マッチを引きやすくなってはいますね。 -- 2018-08-25 (土) 09:17:37
- だから2vs1とか戦艦2隻とか来るのか… 悪いけど大和は倉庫行きだな~ -- 2018-08-25 (土) 18:34:37
- 基本性能が非常に高く、戦闘成績が高いため不利マッチを引きやすくなってはいますね。 -- 2018-08-25 (土) 09:17:37