シャルモ・カン

Last-modified: 2018-01-07 (日) 09:25:30

キャラシート

【クラス】バーサーカー
【真名】シャルモ・カン
【容姿】姿は見えない。だがしかし、確かにそこにいる『黒い影』※決まった姿を持たない。
【英雄点】40(ステ23・スキル17):令呪2画消費
【HP】50 / 50
【筋力】A+:8(10)
【耐久】A+:7(8)
【敏捷】A+:1
【魔力】A+:3
【幸運】E:1
【スキル1】狂化 B
10点:キャラシート作成時、令呪1画を消費する。物理攻撃と物理防御と魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】堕落せし神 A
5点:キャラシート作成時、英雄点10を得る。(=魔性)
【スキル3】増殖する悪意 A+
2点:物理攻撃時、補正値4を得る。
【宝具】『地を侵せ、悪魔の咆哮』(シャルモ・カン) 1/1
【ランク・種別】EX:対国宝具
【効果】キャラシート作成時、令呪1画を消費する。物理攻撃時、補正値5を得て敵前衛全てを攻撃できる。相手は攻撃対象の変更を行えず、自身の最も低いステータスを防御時の基礎値とする。陣地破壊が発生する。
【属性】混沌・悪 魔性 群体 天属性 不定形他

真名:シャルモ・カン
身長:不明 / 体重:不明
出典:モンゴル神話
地域:ユーラシア大陸
属性:混沌・悪 / 隠し属性:天
性別:なし(神であった頃は男性神であったが、堕落した際に消失している)
イメージカラー:黒
特技:悪だくみ、
好きなもの:不明 /苦手なもの:不明
天敵:ゲシル・ボグドー
【パラメーター】

筋力■■■■■A+耐久■■■■■A+
敏捷■■■■■A+魔力■■■■■A+
幸運■■■■E宝具■■■■■EX

略歴

バーサーカークラスのサーヴァントとしてコロシアムに『姿』を見せた。
化身として伝わっている姿かたちはあるものの、基本的に決まった形態を持たない『姿なき王』。
その脅威芽吹く時こそ即ち、絶望蹂躙戦線の始まりである。

人物

モンゴル神話のゲシル・ボグドーの物語に登場する『悪魔の王』にして『姿なき王』。
元々は天界の99柱が1柱『アタイ・ウラン・テンゲリ』であったが、別の天神、カン・チュルマス・テンゲリと誰も治めていない天を巡って争い、その息子、ゲシル・ボグドーによって地上に叩き落され、部下共々堕天。
それによってシャルモ・カンとなり果て、部下及び自身から生み出した魔神マタンガイを眷属として地上に君臨し、地上を闇に墜とし、恐怖をばらまいた。
彼は巨大な蚊、立派な嘴を持つ二羽の烏、怪物的な性根と力を持つ武人達という姿をとって人々を支配していたが、転生したばかりの幼いゲシル・ボグドーによってそれらは全て滅せられた。蚊が小さい姿をとっていることや、カラスの鳴き声がガラガラ声なのも、その時ゲシルによってシャルモ・カンが懲らしめられたからだと神話では伝わっている。(具体的には蚊の口を引き抜いて逆に体にさして体液を抜き取って萎ませたり、烏の立派な嘴をむしり取ったりした)
かくしてシャルモ・カンは滅せられたが、彼の生み出したマタンガイ達とゲシル・ボグドーの戦いは続くのであった。

能力

シャルモ・カンの権能による黒い霧、呪術、そして魔神達を主に戦いの際には用いる。
この霧や影は人間に対する特攻を持っており、並の人間は触れただけで消滅しかねない。
また、これに呑まれた者は精神に支障をきたしてしまい自身の欲や指針に従った行動しかとれなくなってしまい最後には理性を喪失した怪物と成り果ててしまう。また、魔神達が通り過ぎた大地には二度と作物が根付かず、最終的には生物無き大地となってしまう。
魔神達は中にはサーヴァントとしても召喚しうる名高き者もいるが、これらは基本的にはシャルモ・カンには従属せず、彼の力によっては顕現しない。
このように人類に対しては非常に圧倒的な力を有するが、逆に神もしくはそれに類する神性を有する者に対しては非常に無力であり、あっさりとやぶれてしまう。

クラス別スキル

・狂化:B
「狂戦士」のクラス特性。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
身体能力を強化するが、理性や技術・思考能力・言語機能を失う。また、現界のための魔力を大量に消費するようになる。
召喚呪文に特定の一節を組み込むことでこのスキルを付与し、クラスを「狂戦士」に限定して召喚することが出来る。通常はあまり強くない英霊に付与することで、他の有名な英霊と渡り合えるようにする為に用いる。
ランクが上がるごとに上昇するステータスの種類が増え、Bランク以上だと全能力が上昇するが、理性の大半を奪われる。
シャルモ・カンはバーサーカークラスで召喚されると完全に理性を失い、神性を喪失する。
・騎乗:A
「剣士」「騎兵」のクラス特性。乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。また、英霊の生前には存在しなかった未知の乗り物(例えば古い時代の英雄にとっては見たことも無いはずの、機械仕掛けの車両、果ては飛行機)すらも直感によって自在に乗りこなせる。Aランクでは幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を乗りこなせる
・陣地作成:A
「魔術師」のクラス特性。魔術師として自らに有利な陣地な陣地「工房」を作成可能。
Aランクとなると「工房」を上回る「神殿」を構築する事ができる。

保有スキル

・神性:A/-
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。「粛清防御」と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果がある。また、「菩提樹の悟り」「信仰の加護」といったスキルを打ち破る。神話における神霊の息子達はBランク以上。死後、神霊として祭りあげられり、一体化していたり、そもそも神霊の格落ちである場合一つ上のAランクになる傾向にある。
シャルモ・カンはもともとは神霊である。そして、セイバー、キャスター、ライダー及びバーサーカーのクラスで召喚されうるが、バーサーカーのクラスで召喚された場合は、神性を喪失する。
・悪魔の王:EX
シャルモ・カンの権能を示すもの。黒い霧、呪術、そして影の軍団を召喚することができる。
また、天及び人属性の相手に対して有利な判定を得る。
・対人類:A
人類を相手にした際、そのパラメータをダウンさせる。
・堕落せし神:A
ただの災厄でしかない「姿なき王」としてのシャルモ・カンの固有スキル。変化スキルの亜種スキル。
対峙する相手が最も恐れる姿を取ることができ、またその相手の思考パターンを読み取り、最適な行動を本能として取ることができる。
・増幅する悪意:A+
自己改造スキルが変質した亜種スキル。姿なき王たるシャルモ・カンの姿はただの黒い影であるが、このスキルが発動するごとに周囲の生命体やサーヴァントなどの「悪意」を読み取り
それを自身の糧として増幅させ、その霊基を強化することができる。しかし、ただでさえ、負担が大きいにもかかわらず更に魔力を過剰に消費するというデメリットがある。

宝具

・「地を侵せ、悪魔の咆哮(シャルモ・カン)」
ランク:EX 種別:対天体宝具
存在するだけで、魔神を呼び寄せ、大地を侵すシャルモ・カンの権能の具現。自身の体を構成する黒い霧を周囲へとまき散らし、それによってすべてを崩壊させる対天体宝具。人類はそれに触れて正気ではいられず、サーヴァントでも神性を持たないのならば、それによって霊基は大幅に損壊し、堕落するであろう。
・「九十九の烙氾(シャルモ・アタイ・ウラン)」
ランク:A- 種別:対人類宝具
『人よ、生きろ。恐怖に溺れながら永遠に。これは、テンゲリとして与える加護である』

関連事物

・エセゲ・マラン・テンゲリ
ゲシル・ボグドー
宿敵。どこまでも自分の邪魔をする憎いやつ。ベ〇ア〇にとってのゼ〇みたいな存在。
ジャムカ
大陸での戦いに先立って、自身の端末とした戦士。精神を侵し、肉体を侵し、幾多の生命を塵と帰した。
最後のほうは、ほぼ自我を奪っていたといっても過言ではない。
・マタンガイ
自身の肉体から生じた魔神達。それにしても言うことを聞かない輩が多すぎる…
天女アフア
魔神の眷属になった元天女。ゲシル・ボグドーを追い込んだ者でもあるので、ほかの魔神達と比べて優秀であると思っている。

参考文献

・森田雄蔵(1972):『モンゴル国ものがたり 神話と伝説と挿話と』 教養文庫.
・橋本 哲, 二本柳 泉(1988) 『世界むかし話〈中国2(台湾)・モンゴル〉』なたぎり すすむ, ゆあさ ふみえ 訳 ほるぷ出版.
・原山煌(1995):『モンゴルの神話・伝説』 東方書店.