パラス〔リリィ〕

Last-modified: 2017-01-31 (火) 17:20:37

●パラス〔リリィ〕
※パラス、パラディオン、パッラースでも可。
【クラス】バーサーカー
【真名】パラス〔リリィ〕
【容姿】キトンを纏った傷だらけの少女
【英雄点】40:令呪2画消費
【HP】40/40
【筋力】A :5
【耐久】EX:8
【敏捷】B :4
【魔力】D :2
【幸運】E :1
【スキル1】狂化:令呪一画を失う。物理攻撃と物理防御と魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】怪力:物理攻撃時、補正値5を得る。
【スキル3】勇猛:物理攻撃時、ダイスの面数を2増やす。ダイスのマイナス補正を受けない。
【宝具】海嘯暴乱・無法の巨躯(パラスアテナ・ギガントマキア) 1/1
【ランク・種別】C++:対人宝具
【効果】作成時、令呪が残っていた場合全て消費する。何らかの理由で令呪が回復しても即座に全て消費する。
    「令呪」と名のつくスキルの対象にならない。
    HPが0になった際、HPを3D6回復し、以後の物理防御、魔術防御、奇襲防御に補正値3を得る。
【その他】

絆レベル

【キャラクター詳細】
アテナに誤殺された際のパラスの姿。
後の世に「ギガースのパラス」として伝わった怪物。

 

【パラメーター】

筋力■■■■■耐久■■■■■EX
敏捷■■■■B++魔力■■■■■D
幸運■■■■E宝具■■■■■C
 

【絆Lv1】
身長/体重:155cm・49kg
出典:ギリシャ神話
地域:ギリシャ
属性:混沌・狂 性別:女
即ち、これはもう一人のアテナである。

 

【絆Lv2】
海神トリトンによって育てられた少女。
幼少期のアテナと共に育ち、共に武芸を磨いた。
しかし訓練中の事故によりアテナにより誤殺されてしまう。
アテナはパラスの死を嘆き、以後友の名を冠して「パラスアテナ」を名乗ると共に彼女に似せた像を作った。
後にイリオスに遣わされたこの神像こそが、かの都市に不落の守りを与えた「パラディオン」である。
……そう、神話には語り継がれている。
また曰く、ギガントマキアにおいてアテナはパラスというギガースを打殺した。
その皮で盾を作り「パラスアテナ」を名乗ったという。
……これも、神話に語り継がれている。

 

【絆Lv3】
大神ゼウスは自らの娘アテナを警戒していた。
ガイアとウラノスは彼女が生まれる際、「最初に智慧と勇気を持つ娘が生まれ、次に傲慢な息子が生まれる。そしてゼウスの王権は再度、彼らによって簒奪されるだろう」という予言を残したためである。
このためゼウスは身篭った妻メティスを諸共に飲み込み、武装したアテナのみがゼウスの頭頂部を突き破って誕生した。
形ばかりは「ゼウスの生んだ子」となったアテナはオリュンポスの一員として迎えられた……とされる。
しかし実際のところ、原初の女神は王位の簒奪を予感させるには十分な、強力かつ制御不能な神であった。
ゼウスはアテナから「制御しにくい要素」を全て削ぎ落とし、分離させた。
その分離された要素こそが、聖杯戦争において召喚されるサーヴァント、パラスその人である。

 

【絆Lv4】
海神の権能、神殺しのスキル、深すぎる情愛。
アテナから削ぎ落とされた要素を凋落した神ほどに劣化させた器に詰め込まれた少女は、海神トリトンに預けられた。
そして幼少期のアテナと出会い、2人は意気投合して共に武芸を磨いて育つ。
しかしパラスはある日、アテナとの訓練中に暴走を起こし、彼女を殺害しようとした。
それは同一にして相互に排他する矛盾した存在が目の前にあることによるエラーだった。
アテナはゼウスの助力を得てやむなく彼女を返り討ちにする。
トリトンが何を思い二人を引き合わせたのかは定かではないが、この悲劇を予想していなかったわけではないだろう。
あるいは、全てはアテナを未だ警戒するゼウスの差し金だったのかもしれない。
だとすれば彼らの唯一の誤算は、智慧の女神でもあったアテナが神造宝具により彼女の命を繋いでしまったことに違いない。

 

【絆Lv5】
「海嘯暴乱・無法の巨躯」
ランク:C++ 種別:対人宝具
レンジ:1 最大補足:1人
パラスアテナ・ギガントマキア。
開放された、バーサーカーの内部に封じられたアテナから削ぎ落とされた要素。
全てのステータスが向上し、魔術的な拘束や強制を全て解除する。
その姿は見上げるほどの巨躯に肥大化し、下半身は魚とも蛇ともつかぬ異形に変じる。
下半身が二股の蛇として描写されるギガースに類似しており、あるいはギガースのパラスとはこの姿がギガースに誤認され伝えられたものかもしれない。

 

【「三千年の孤独、千年の喪失」をクリアすると開放】
アテナを殺害しにかかった暴走状態で召喚される彼女は本来、理性無き怪物である。
狂化はBランク、女神の視座を持つため正純のパラスと異なり人間に肩入れすることもない。
だが、それでもパラスには違いない。今や彼女は時の彼方で出会う想い人の存在を知っている。
彼との100年ぽっちの蜜月と、そこに至るまでの3200年の孤独、彼を喪ってからの1000年の喪失を知っている。
もはや恋というより呪いだ、と彼女は嘯く。
だが、そのただ一度の恋ゆえに彼女は狂化を振り切り、人間のフリをしてまで「彼のパラス」として恥じない姿であろうとする。
アテナから削ぎ落とされた制御不能な要素には、「恋をする機能」もまた含まれていたからだ。
どれだけの苦痛を伴っても、それはやはり恋だった。彼女に己の神話を超える強さを与えてくれたのだ。