霧六岡 六霧

Last-modified: 2020-07-04 (土) 00:01:29

シート

【名前】霧六岡 六霧
【容姿】時代遅れ、かつ世界中の国の軍服が入り混じった
明らかに狂人の着るような服に身を包んだヤバイ男
【願い事】圧政の中でも幾度となく生まれ続ける悪の不屈さを永劫に眺めていたい
【グッドエンド】〈自主規制〉
【バッドエンド】〈自主規制〉
【令呪】3 / 3 
【HP】10 / 10
【筋力】C:3
【耐久】C:3
【敏捷】E:1
【魔力】D:2
【幸運】E:1
【スキル1】サンヘドリン第二十六ロッジ統括
自分の英雄点を5増やす。
エクストラクラスの召喚が可能になる。
【スキル2】メトシェラよりの賜りもの
自分のサーヴァントの先手判定時、補正値3を与える。
【奥義】光明名『魔攻破邪神シン・デミウルゴス』 1/1
前衛にいる場合のみ行動を行う代わりに使用できる。相手前衛全体に5ダメージを与える。
【その他】秩序・善
 

「万歳(ぐろぉりあ)! 雄々、万歳(ぐろぉりあす)!!
人間とは! 醜(うつくし)さとは!! かくも素晴らしい!!」
 

プロフィール

 

【氏名】霧六岡 六霧(むろおか りくぎり) 
【性別】男性【年齢】36歳
【出身】日本
【身長】182cm 【体重】69kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】濁
【イメージカラー】炭
【属性】秩序・善
【魔術属性】虚数/空
【起源】渾沌
【特技】扇動
【好きなもの】人間
【苦手なもの】人非人

イメージソング
  • 『PARAISO』
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外見・容姿

時代遅れ、かつ世界中の国の軍服が入り混じった
明らかに狂人の着るような副に身を包んだヤバイ男
イカレていると一目見ただけで瞬時に分かる狂った眼と、
凶悪に吊り上がった口端と、禍々しくも妙なる美声が特徴

解説

「ある日の事だ。俺はある日から記憶が2つ平行して進んでいることが分かった。例えば朝にパンを食うか米を食うかを迷い、昼の往路を右を歩くか左を往くかを迷い、夕に珈琲を飲むか紅茶を飲むかを迷い、そして夜に寝るか起き続けるかを迷ったときがあるとする。次の日、俺はその両方を歩んだ記憶があると気づいたのだ。その日からだ。俺は俺と歩むと決めたのだ」

 

自称「記憶が2つ交差する」男。
生まれつき尊大な喋り方と壮大な他者愛に溢れていた男であったが、或る日を境に狂い始める。
2つ記憶を持てるという事は、それは"自分には他人の2倍チャンスを与えられた選ばれた人間である"と勝手に解釈し、その2つの視点から自分の周りにいる人間たちを観察しようという意味不明な使命感に走るようになる。

 

さて、彼が選んだ2つの視点とは何か? それは世界で初めての宗教たる拝火教に語られる"善と悪"である。
「此の世に存在する物は、須らく善と悪の二元のもとに成り立っている!! 故にその両極より世界を俯瞰すれば、阿頼耶識は我が足元に降り立つであろう!!」
そう高らかに宣言し、彼は大いなる正義を掲げて人間のすべてを俯瞰し観察しきってやろう! と意気揚々に宣言。かくして"こちら側"の彼は無慙無愧なる善性の元に生きた。その2つの視点より彼が見た物は、人間の美しさであった。

 

善に生きた記憶は、悪辣の中に愛(きずな)を見た
悪に生きた記憶は、美徳の中に信(こころ)を見た
彼が見たそのどちらもが世界であり、そしてそのどちらもが、まさしく人間だった。

 

「美しい!! 美しいッ!! ああ世界は美徳(しんねん)に満ちている!!
もっと! もっと私に見せてくれ!! 声高らかに讃美歌(ぐろぉりあす)を歌わ(さけば)せてくれ!!
この喉(うたごえ)が枯果てるほどに!! この眼(ひかり)が輝きに灼かれ死ぬほどに!!」

 

彼は自分が善の視点に立って視た人間の美しさに歓喜し、そして狂喜した。
これほど美しい代物ならば、更に輝かせる方法があるはず。そう考え彼は一つの方法を思いつく。
「今のままでは人間の悪性は小さすぎる!! 弱い! 利益だけを求めることは悪性ではない! ただ生命の本能だ!」
「────そうだ。人間の悪が小さいのは、その成せる力が少ないからだ!!」
「人間が大いなる業を成せるようになれば! きっと悪たちは輝きを増すだろう!」
そして彼は、己という善の立場から悪を輝かせるべく、全世界に悪の燃料……、
言うならば、悪が悪としてことを成す起爆剤として、聖杯をばら撒かんと決めた。
彼は狂っていた。

 

そんな自分の命題を定めた彼は、紛争地帯で更なる地獄絵図を作り出すために18歳の時に外国へと渡る。
魔術家系ではあったが根源への到達には既に無頓着となっていた両親はそれに承諾し、彼は外国を転々とし、燻っている紛争地帯を扇動し地獄へ変えたり、あるいは支配体系と迎合し弾圧に加わるといったこともあった。現地に逗留していたAMANOや『猟番』などといった組織の面々と衝突することも多々あったが、そのたびに彼は持ち前の魔術、精神感応魔術による集団を使った目暗ましにより幾度となく逃げ延びてきた。

 

出現するたびに周囲に混乱と破滅と混沌を引き起こすその存在を書く組織は重く捉え、彼を"人間災害"と呼称し世界中のメイソンに手配する。が、それでも尚も逃げ続けて数年。彼はサンヘドリンに捉えられ、その行動力を買われて一員となる。二つ名として自らを、大魔王たる"魔攻破邪神"シン・デミウルゴスと名乗り、日夜世界中で悪の種をばら撒き、そしてそれを育てては善なるものとして摘み取るというマッチポンプを続けて自分の気に入る"悪"なる存在がこの世界に生まれるのを心待ちにしていた。

 

そしてとある聖杯戦争に参加。車輪の砂と呼ばれる組織のトップと出会う。時計塔を狙うテロ組織と認識していた彼は倒すに申し分ない"悪"であると喜ぶ。
ただ悦ぶだけでなく、その舞い上がったテンションから己の本心を打ち明けた結果四面楚歌状態に。だがそれでも尚もしぶとく生き残り、多大な死者を出しながらも結果的に紙一重で車輪の砂トップザイスティス・コールマンとそのサーヴァントノーベルに敗れる事となった。

 

その際にノリで行った車輪の砂に対するサンヘドリンとしての宣戦布告が後に魔術世界を大きく揺るがすこととなっていく……。

魔術

『螺旋記憶(コントラディション・レコォド)』
彼がある日突然に目覚めた異能。彼はある日から記憶を二つ持ち続けている。
理由は不明。その日から彼は善に生きるようになった。もう一人のまだ見ぬ彼は悪に生きているという。
常に記憶を二つ持つわけではなく、ある瞬間にもう一方の記憶や体験がドッと脳内に流れ込むようなものだと彼は言う。
また、その流れ込む瞬間の前後は例え何があろうと危機を回避できるらしい。デジャブや未来予知に似たメカニズムと彼は語る。
もう一方の記憶の世界について彼に問うた所「ここと同等に楽しく愉快だ。私と正反対の私の視点から人間を見るのはたまらなく愉快だ!!」
と嬉しそうに語った。一体どのような世界なのだろうか
光明名『魔攻破邪神シン・デミウルゴス』

慈しみ深き、我が友なる"じぃざす"よ!!
What a Friend we have in Jesus,
我らが深き罪、咎、憂いを取り去り給(たも)れ!
all our sins and griefs to bear!
さぁ"こひつじ"らよ! その心の嘆き、包まず述べよ!
What a privilege to carry
その背負いし重荷、今こそ解き放てェ!!
everything to Demiurge in prayer!
来たれ欲望の下に! 魔皇破邪神ん!! シン!デミ!ウルゴスぅ!!
SAMECH・VAU・RESCH・TAU
 
詳細不明。光明名とは、彼の所属する組織の一定以上の階級のものがすべて持つ二つ名。
名乗ることで一定の効果を持つと言われる。が、聖杯戦争で効力を発揮しなかったためまだわかっていない。

性格

人間大好き。とか言うと怪しいが、
よくある人体実験の材料としてとかペットとしてとかではなく、
純粋に人間の強い部分、幾度となく立ち上がる姿が好き。好きな言葉は"人間賛歌"。
だがしかし彼はある魔術結社の幹部。まともに好きなだけならどれ程よかったか。

 

頭の捻子が軽く一亥本は消し飛んでいるような精神構造をしているが、
根は"人間の素晴らしさをこの目で見て、なおかつ世界に知らしめたい"の一言に尽きる。
だがしかし、その方法が「独断的な善を押し付け、人間を悪へと堕とし、その生き足掻くさまを見る」といった物。
要は焼き畑農業の究極形態。自らを人類を管理するべき絶対正義、もしくは人類善へと転じさせようとする"災害"。
何故そこまでするかというと「俺は人、お前も人。ならば対等だろう。対等たる俺に支配され、お前たちが折れるはずがなァい!」と、
大真面目に、愚直に、疑いなく、邪気も悪意もなく彼は人間を信じているからだ。ムカつくレベルのポジティブシンキング。