バトラズ

Last-modified: 2018-11-18 (日) 20:45:45

【クラス】セイバー
【真名】バトラズ
【容姿】雷を帯びた大剣を持つ巨躯の男。
【英雄点】40:令呪1画消費
【HP】65 / 65 
【筋力】EX:8
【耐久】EX:8
【敏捷】D:2
【魔力】B:4
【幸運】C:3
【スキル1】対魔力:キャラシート作成時、英雄点5を得る。魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】嵐身:最大HPを25増やす。物理攻撃と物理防御時、補正値2を得る。
【スキル3】万象殺し:物理攻撃時、補正値2を得るとともに、ダイスの面数を2増やす。
【宝具】不滅の雷光(アルヴルットゥヴド) 1/1
【ランク・種別】A・対人宝具
【効果】物理攻撃時、補正値10を得る。
    宝具使用後にHPが0になった時、補正値5を得て相手の前衛全てに物理攻撃を行う。
    宝具回数が回復した時、この効果は解除される。宝具回数を回復しないことを選んでもよい。
【その他】宝具RPで真名を言います。

 
 

以下泥

 
 

【クラス】セイバー 【真名】バトラズ
【性別】男性 【出典】ナルト叙事詩 【地域】北コーカサス地方
【属性】混沌・中庸 【身長】250cm 【体重】1500kg
【筋力】A+【耐久】A++【敏捷】D【魔力】B+【幸運】C【宝具】A

 

【クラススキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

 

騎乗:B-
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
遊牧系の騎馬民族であるナルトの中でも随一の乗り手だが、
並の馬はバトラズの力と重さに耐えられない。

 

神性:─
その存在は雷神や剣神に極めて近いが、
バトラズは新しい教えとの争いに敗れた古き神が神格を失った姿であり、
このスキルは失われている。

 

【保有スキル】
(つるぎ)の英雄:EX
一説には、アーサー王伝説の原型はナルト叙事詩へと変化していったスキタイの神話とも言われる。
そして、中でもバトラズは円卓の騎士で最強と名高いランスロット、
星の聖剣の担い手であるアーサー王(アルトリア・ペンドラゴン)の元となった存在とされる。
すなわち、彼は「剣を持った英雄」という概念の頂点に近い存在である。
剣による攻撃に大幅な補正がかかり、武器破壊などの剣に影響を与える効果を無効にする。
また、剣を手放さない限り高ランクの不死属性が常時付与される。

 

嵐身:A++
天上から地上へ降りる姿は雷であり、炎で鍛えた鋼鉄の身体は戦うことで赤熱し、
暴風に姿を変えることができるバトラズの在り方がスキルになったもの。
雷・炎・風に関係する攻撃に対して極めて強い耐性を得る。
また、Aランク相当の雷・炎・風の三属性の魔力放出が可能。

 

万象殺し:A+
英雄・獣・竜・巨人・巨鳥・悪魔・精霊・天使などを殺した証。
その攻撃はあらゆる存在に対して特攻となる。
ただし、「神を除けば世界で自分を凌駕する敵と出会うことは決して無い」とされ、
神を見に行こうとした時、神が出現させた
「大地と同じ重さの小袋」と「地上すべての植物の根と同じ長さと強さがある金の糸玉」に対し、
小袋はわずかしか持ち上げられず、糸玉は微動だにしなかったため、
神の力が自分を上回っていることを認めて引き返したという逸話から、
相手の持つ神性のランクに応じて効果が弱まる。

 

血の復讐:─(EX)
コーカサス地方を含む地域に伝わる「血の復讐」という伝統がスキルとなったもの。
血の復讐とは、家族を殺された者とその一族が、殺人者やその一族に対して行う死の報復である。
(実際には、殺害という報復が実行されないように何重にも慣習法による抑止が用意されている)
父ヘミュツの死に対する報復としてナルト全体に凄絶な復讐を行ったバトラズは、
この伝統を象徴的に体現している。
バーサーカークラスなどで召喚された場合に開放されるスキルであり、
セイバークラスとして召喚された現状では、意識的に封じている。

 
 

【宝具】
不滅の雷光(アルヴルットゥヴド)
[ランク]A [種別]対人宝具 [レンジ]1~10 [最大捕捉]100人
アルヴルットゥヴド。
通常時は雷を帯びた大剣であり、たとえ防ごうとも
接触することによって低確率でスタン判定が発生する。
また、バトラズが受けたダメージを一定の割合で肩代わりして魔力へ変換し、
剣内部に溜め込む機能を持つ。
真名解放すると、バトラズの身体は雷となって上空に移動し、
全身に電撃を纏って雷光の如き速度で降下して相手を叩き潰す。
その際に身体は赤熱し、触れた相手に火傷状態が付与される。
さらに、周囲には電撃と炎が混ざった暴風が吹き荒れ、範囲内にいる対象に継続ダメージを与える。
種別は対人宝具だが、威力と発生するエネルギーは対軍宝具にも匹敵し、燃費は非常に悪い。
加えてバトラズが消滅した後、内部に溜め込まれた魔力によって剣が飛び回り、
魔力が尽きるまで相手を攻撃し続ける。
剣自体は聖剣のように特別な品ではなく、雷という自然現象を剣の形にしたようなものである。

 

天鍛の雷鋼(アファヤナグ・ブアル)
[ランク]A+ [種別]対人(自)宝具 [レンジ]0 [最大捕捉]1人
アファヤナグ・ブアル。
常時発動型宝具。
鋼鉄の身体を持って生まれ、それを天上の鍛冶師クルダレゴンに鍛えられた
バトラズの無敵の肉体そのもの。
Aランク以下の攻撃を無効にし、それよりランクが高い攻撃のダメージを軽減する。
無効にした攻撃に付随する効果の影響を受けない。
また、どのような攻撃を受けても肉体的損傷が発生しない(霊核へはダメージは発生する)。

 
 

【人物】
[一人称]俺
[二人称]お前、あんた、などフランクな感じ。
    マスターは基本マスターだが、若い女性だったら嬢ちゃん、
    若い男性だったら兄ちゃんなどの呼び方もするかもしれない。
[三人称]あいつ、あいつら、など。

 

◯性格
細かいことにはこだわらない、さっぱりとした性格。
戦うこと自体は嫌いではないし、己の力への自負もあるが、戦闘狂というわけではない。
ただし、情に厚く家族想いな上に熱くなりやすいので、身内と認めた者に危害が加えられるとなれば、
相手を一切の躊躇なく鏖殺し、女性相手であろうが容赦なく痛めつけて報復する。
そういった事情がない戦いであれば、勝っても負けてもノーサイド。
自分が負ける可能性など微塵も考えていないだろうが。

 

思考はBANZOKU寄りだが、実は紳士的な面もある。
もっとも優れたナルトの条件として
「勇敢であり」「食事においては自制を忘れず」「女性には寛容で思いやり深い」
というものがあり、バトラズがそれらを完全に満たすことは全てのナルトの認めるところであった。

 

嫌いなものは退屈。
ナルトたちは「陽気に生きるために神が生み出した」と言われるほど愉快に暮らしていた。
宴会で大騒ぎするのが大好きで、エールやミードを愛してやまない。
事あるごとに集まっては宴会を開いて、大いに飲み食いをする。
踊りも彼らの楽しみであり、輪になって踊る「Shimd(スィムト)」というダンスは
現在でもコーカサス地方に残っている。
中でも踊りに達者な者は、料理や酒が乗せられたテーブルの上で、
それらをわずかもこぼさずに踊るという妙技を披露して賞賛されている。
弓の腕前を競ったり、組み合って力を競ったり、
馬でレースをするといった競技会も盛んに行っていた。

 

そんなナルトのひとりであるバトラズは、現代の多様な娯楽にも興味津々。
特に小説、映画、漫画、アニメのような話として聞く以外の物語の楽しみ方を気に入ったようで、
暇があれば本を読んだり映画を見たりと文化的な生活を送っている。

 

◯動機・マスターへの態度
人間の死体で楽器を作るような外道でなければ特にこだわらない。
小細工を弄するタイプでも文句は言わないが、
心の中では「俺が突っ込めばそれで済むんじゃ?」とか思ってる。
最初からフランクに接してくるが、マスターの人間性や力量を認めれば
身内として扱ってくれるようになる。
そうなればバトラズにとっては守るべき相手になるので、裏切ることは絶対にない。
信じた分だけ応じてくれる。

 

◯史上の実像・人物像
北コーカサス地方の少数民族オセット人に伝えられている
「ナルト叙事詩」という英雄叙事詩における最強の英雄(ナルト)
ナルトとはその英雄叙事詩において中心的な活躍をする、超人的な力を持つ人々である。

 

エフセルテッカテ(エフセルテグの子孫の意味)家のヘミュツと小人の妻ビツェノンの
間にできた子だが、両親の関係はシュルドンという悪戯者に壊されてしまい、
別れ際にビツェノンがヘミュツの背に息(あるいは唾)を吹きかけ、そこにできた瘤から生まれた。
ナルト全体の主婦的存在であるサタナに取り出されたバトラズは、
その鋼鉄の身体から火を発して飛び出し、海に飛び込んで海を蒸発させたとも、
八階建ての塔の上から床を次々とぶち抜いて最下層の七つの釜に飛びこんだとも言われている。

 

幼い頃から並外れた力や卓越した弓の腕前を示す。
その異常な力で他人を害することを恐れたためか、育ての母のサタナは窓のない部屋に住まわせた。
竈の灰に足先を入れて温めるのを好んでいたため、灰まみれで汚れた姿をしていた。

 

その後、自分より強い相手と出会うことを考えたバトラズは、天上の鍛冶師クルダレゴンを訪ね、
鋼鉄の身体にさらに焼きを入れて鍛えてもらうことにした。
竜蛇の炭によって熱された身体を冷ますために海に飛び込んだが、
海水が乾上がるのが早すぎたために腸の一部だけは焼きが入らず、
そこが無敵の肉体の唯一の弱点となった。

 

基本的には天上や海底などのナルトの村から離れたところに住み、
ナルトに危機が迫ったり、ナルトの間でけしからぬことが行われたりすると現れて
無敵の蛮勇を振るった。
普段は天上の雲の中、あるいは海底に住んでいるような描写があるが、
ナルトの集会や宴会、狩りなどには参加している。

 

戦いにおいては常に勝利し、それどころか傷をつけられた描写すらない。
ナルトですら力ではまったく敵わない巨人を殴り殺したり、ナルトの村に迫った悪魔を殺すなど、
他のナルトとは明らかに格の違った強さを発揮する。

 

一神教と多神教が混ざったような神々が登場するナルト叙事詩において、
全能と表現される「神」の娘を妻としている。
(「神」の存在については、キリスト教の影響だと思われる)

 

ある時、ボラテ家という豊かで物持ちの一族の者が、積年の恨みからヘミュツを殺すことを画策する。
力では敵わないことは分かっていたので、知り合いの
サイナグ・エルダルに手伝ってくれるように頼み込む。
さらにシュルドンが、エフセルテッカテ家の中でも
ヘミュツやバトラズの立場や力量を妬んでいた連中を扇動した。
狩りの最中に、隠れ潜んでいたサイナグに襲われたヘミュツは、応戦するも最終的に殺されてしまう。

 

それを知ったバトラズは憤怒にとらわれ、
母ビツェノンが村から追い出されたという過去の出来事も持ち出し、
ボラテ家のみならずナルト全体が共犯だとして復讐を始めようとする。
「天上の智慧」と形容される超常的な智慧を持ち、未来を見とおす力を持つ義母サタナは、
その復讐がバトラズの破滅につながることを知っていたために押しとどめようとするも、
愛する義母の言葉もバトラズの怒りを収めることはできなかった。

 

母への侮辱と父の血の償いだとして無理難題をふっかけてナルトたちを苦しませたバトラズは、
「お前たちといるのはつくづく嫌になった」と言って茨をあるだけ集めさせ、
その上に座ると火をつけさせた。
これでバトラズも死ぬだろうと安心したナルトたちだったが、
バトラズは身体が十分に熱せられると飲み水に使う泉に飛びこんで干上がらせ、
ナルトたちに乾きの苦しみを与えた。
子供と老人たちの説得により水は戻したが、ナルトたちは全ての希望を失い絶望した。
ナルトたちの窮状を見たシュルドンは莫大な報酬を約束させたうえで、
ヘミュツが殺された裏で糸を引いていたのは精霊と天使たちだとバトラズをそそのかした。
それを聞いたバトラズは己を矢に縛り付けると、精霊と天使たちがヘミュツの魂を裁いている
ワルプの砦に向かって射るよう命令した。矢とともに飛んでいったバトラズは砦を粉砕すると、
剣を抜いてほとんどの精霊と天使たちの手と翼を切り落とした。
さらに、この日から精霊と天使たちを目の敵にして、迫害するようになった。

 

精霊や天使たちは
「このままでは我々は殺され尽くしてしまう。バトラズに死をもたらしてくれ」
と「神」に訴えたが、
「神」は
「バトラズは私の意思に反して地上に生まれた。その者の死は私の力を超えている」と答える
ばかりであったが、ついて「神」はバトラズに対してありとあらゆる種類の患苦を与え、
自ら死を願うように仕向けた。
それにより死を決意したバトラズは、かろうじて生き残っていたナルトたちに対し、
「自分は死ぬことに決めたが、自分の剣が海に投げ込まれないうちは死ねない運命だ」と伝えた。
バトラズに一日も早く死んでもらいたいと思っていたナルトたちだったが、
バトラズの剣はあまりにも重かったためにどうしていいのか分からず、
何もしないまま「剣を海に投げ込んだ」と嘘をついた。それに対してバトラズは、
「どんな不思議なことが起こったか」と尋ね、ナルトたちが「何も起きなかった」と答えると、
「それならまだ剣は海に投げ込まれていない。投げ込まれれば必ず不思議が見られるはずだ」
と言った。
ナルトたちはバトラズを死なせるためには、
どうしても剣を海に投げ込まなければならないことを悟り、
何千頭もの獣にそれを引かせたうえで、自分たちも全力を振り絞って、
ようやく剣を海まで引いて投げ込んだ。するとたちまち海が波立って暴風が起こり、
海水がいったん蒸発したあと、血のような真赤になったので、
この不思議を見て驚いたナルトたちは大喜びして帰り、バトラズに見たままを告げた。
これを聞いたバトラズは、今度は剣が本当に海に投げ込まれたのを知り、満足して絶命した。

 

◯聖杯戦争TRPGにおける設定
復讐に走ってからの行動を見るとかなり非道な行いをしているが、
あくまでも父の死に対する報復なので、悪人というわけではない。
むしろ、すでに「血の復讐」の部分で述べたように、身内が殺された場合の報復は
彼らにとって神聖なる義務ですらあった。

 

バトラズの生涯についてはいくつか異伝があり、中でも無敵の肉体については、
クルダレゴンに焼きを入れられて海に飛び込むが海が乾上がるのが早すぎたために
腸の一部だけが弱点として残るとするものと、
弱点のない完全に無敵の肉体になったとするものがある。
ここでは腸の一部だけが弱点として残ったとする伝を取った。

 

死ぬ際の流れについても、バトラズの乱暴に怒った神が精霊や天使に殺し方を教え、
太陽に一年に出す熱を一日に出させたうえで精霊や天使たちにバトラズを攻撃させ、
海や泉を乾上がらせてバトラズが戦いで赤熱した身体を冷やせないようにしたため、
ついに弱点の腸が燃えて死んだとするものと、上記のように自ら死を願うように仕向け、
剣が海に投げ込まれたために死んだとするものがある。

 

それらを混ぜて「腸の一部が弱点として残った+剣を自ら海に投げ入れさせて死を選ぶ」
という形でまとめた。

 

フレーバー的には最上級のサーヴァントの一人。
A級サーヴァント相手でも真っ向から戦えばまず負けない。
ただし、セイバーありながらバーサーカーを運用するくらい燃費が悪い。

 

◯因縁キャラ
エフセルテグ……尊敬すべき先祖。
・ヘミュツ……父親。その死を知った時には大粒の涙をこぼして泣いた。
・ビツェノン……生みの母。
サタナ……育ての母。力がどうこうではなく、まったく頭が上がらない。
      怒った時の笑顔の迫力が尋常ではないらしい。
・ソスラン……自分と同じく、血は繋がらないがサタナによって育てられた義理の兄弟。
       いいライバル。復讐の段で戦った際には勝ったが、
       バトラズとまともにやり合えた数少ない存在。
シュルドン……実は父親の死にも関わっているし、その悪賢さにいいように動かされた。
        でもなぜか憎めないところがある。