FF4まではダイヤ、FF5以降はダイア、FF9では再びダイヤとなっている。
シリーズ初期から割と高位の防具として頻繁に登場しており、雷属性への耐性を持っていることが多い。
物語の中盤から終盤ぐらいに出てくるのがダイヤシリーズだが、耐性面はともかく防御の数値ではクリスタルシリーズに対して劣るポジションである。
- DDFFでは装備レベル・性能がクリスタルシリーズより上になった。
ダイヤモンドの結晶の原子には不対電子が存在しないため、電気を一切通さない。偶然かもしれないが「雷耐性」というのは決して嘘ではない。
一方で、現実のダイヤモンドは硬度(=摩擦や引っ掻きに対する強さ)こそ自然に存在する物質では最高であるが、靱性(=衝撃に対する強さ)はそれほど優れておらず、また日光や酸に対する耐性は強いが、高熱に弱く火にくべると灰になってしまう。
- 容易に粉々になるほど脆くないし、ちょっと炎に当てて燃えるようなもんでもない(酸素を当てながらバーナーで加熱とかしないと目に見えるほど燃えない)。
- 現実世界では、雷に対しては金属製品を身につけていたほうが生存率が高いという統計がある。
これは、身につけた金属製品に優先的に電流が流れ、その分体内を通る電流量が減るためと言われる。 - 伝熱特性は異常にいいので、実際存在したら炎とか冷気の攻撃が弱点になりそう。
- ダイヤモンドには「劈開」という、衝撃を受けると正八面体の面に対して平行な向きに容易に割れる性質がある。現実ではダイヤモンドの加工の難易度を下げる有難い性質ではあるが、下記にあるような装飾素材と見るべきか?
上記の現実のダイヤモンドの特性を考えると、一部に取り入れるならともかく装備全体をダイヤで作るのは無理があるように思えるが、そこはファンタジーということで深く考えるべきではないのだろう。
- 夢のない解釈をするとダイヤの装飾を施した防具といったところか。
ダイアの武装をフル装備した騎士といえば、古典RPG、Wizardry#2「ダイヤモンドの騎士」。
魔法の剣・盾・鎧・兜・小手の5つの伝説の装備を収集する。小手の魔力が一番強いことでも有名。
FF1
全ジョブ装備可能なダイヤの腕輪を除き、全てナイト専用品。
ナイトがいないパーティではダイヤの腕輪以外そもそも出番すらないのはもちろんだが、ナイトが1人のみしかいない場合もイージスの盾・ドラゴンメイル・守りの指輪の存在により腕輪と兜以外は出番がない。
雷耐性があるのはダイヤアーマーとダイヤシールドの2種類のみ。
- もし兜か小手にも耐性があれば、炎の盾やアイスアーマーと組み合わせて3属性耐性を持つことができ、リボンやドラゴンアーマーが揃うまでの繋ぎにはできたのだが…。
- GBA版以降でもリボンなしで3属性耐性を得たり、毒・石化耐性付の源氏の兜or源氏の小手と組み合わせて4属性耐性を得たりすることができる貴重な防具として大活躍できた可能性があるので、実は地味ながら結構痛い。
全て非売品のため、持ち物制限のなくなったGBA版以降は完全に不要でも持ち物欄に大事に残しているプレイヤーがほとんど。
- 無論持ち物制限のあるGBA版以前では貴重品だろうと不要な場合には容赦なく売り払われるか捨てられる運命にある。
どうしてももったいないと思うプレイヤーは入手せずに宝箱に封印したままずっと放置しておこう。
ダイヤの腕輪
ダイヤアーマー
ダイヤシールド
ダイヤの兜
ダイヤの小手
FF2
ダイヤの胸当てには雷耐性がない。
言わずもがな武器であるダイヤメイスにも雷耐性はない。
回避率が重要なFF2では、軽くて頑丈なうえに魔法干渉も低い優秀な防具であるダイヤの胸当てや、重さが設定されていないダイヤメイス・ダイヤシールド以外のものはほぼ装備されることは無い。
前作同様全て非売品のため、これまた前作同様に持ち物制限のなくなったGBA版以降は完全に不要でも持ち物欄に残されているプレイヤーがほとんど。
加えてダイヤメイスは1個限定・ダイヤアーマーは個数限定品(他4つは敵のドロップ品として複数入手可能)。
- ちなみにこの2つはPSP版以降の秘紋の迷宮でも入手不可能と非常に貴重。
当然ながら持ち物制限のあるGBA版以前では貴重品だろうと不要な場合には容赦なく売り払われるか捨てられる運命にあるのも同様なので、GBA版以前で完全に不要だがどうしてももったいないと思うプレイヤーはこの2つのみは入手せずに宝箱に封印したまま放置しておく必要あり。
ダイヤメイス
ダイヤシールド
ダイヤの兜
ダイヤアーマー
ダイヤの胸当て
ダイヤの小手
FF3
実は、FF3ではこれだけが雷属性の耐性があり、それ以外の防具には無いので注意。
- 肝心のガルーダ戦前には入手できない。
ケルベロス相手に使うとちょっといい感じ。 - 海底洞窟や時の神殿で2セット無料入手できる。
- 超耐性を誇るリボンでさえも例外では無く雷耐性が欠如している。
威力の高いサンダガを使うクムクムや集団でかみなりを連発するハオカー相手にも有効なので、古代の民の迷宮以降に挑む際は上位防具との差が小さい腕輪か小手を常備しておくと良い。
ダイヤシリーズを装備できないジョブを使う場合は…気合と根性で乗り切ろう。 - ダイヤの腕輪は魔法職(白黒赤魔道士・学者・風水士・幻術師・魔人・導師・魔界幻士・賢者)と忍者が装備できる。
ダイヤの腕輪以外はナイト・竜騎士・バイキング・忍者の4ジョブしか装備できない。- ラストまで魔剣士を使い続けたいプレイヤーの場合には地味ながらもこの欠点が結構痛かったりする。
とはいえ、ジョブが同じでは面白みがないから使いたくないというプレイヤー以外、FC版でラストに使うのは物理職:忍者・魔法職:賢者となるためほぼ問題はないだろう。
- ラストまで魔剣士を使い続けたいプレイヤーの場合には地味ながらもこの欠点が結構痛かったりする。
本作から全て普通の店売り品になり、完全に不要でもわざわざ残しておく必要がなくなった。
ダイヤシールド
ダイヤの兜
ダイヤメイル
ダイヤの腕輪
ダイヤの小手
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
DS版では雷属性への耐性が無くなった。
「守りの指輪」などでないと雷属性を軽減できない。
そしてメイジキマイラの雷は強化された。
- FC版では一応カエル耐性も備えていたが生憎死に耐性だった為機能せず
DS版ではカエル耐性自体は意味のある物になったが、残念ながらダイヤシリーズの防具からは丸ごと取り払われた。 - DS版では雷耐性がある防具が特定ジョブ専用品のオニオレット・精霊の腕輪と全ジョブ装備可能な守りの指輪の僅か3つのみしかないので、この装備群から雷耐性が無くなったことは実はかなり痛かったりする。
DS版では盾にのみ石化・暗闇・沈黙があるだけの単なる硬いだけの防具になってしまったが、店売り品ではクリスタルシリーズに次ぐ2番目に硬い防具なのはこれまで通りなので、上位互換性能の防具が手に入るまでの繋ぎとして地味ながらも堅実な働きはしてくれることだろう。
それにしても何故雷耐性が削除されたのだろうか?
FF6以降に倣ったのか、それとも実際は雷や電撃を防ぐにはそれほど向かない素材だと認識されたからか?
FF3(ピクセルリマスター版)
再び雷耐性がついた。
その一方でアイテムの種類・装備制限がほぼFC版準拠のためダイヤシリーズの雷耐性の恩恵にあやかれないジョブも多い。
とはいえFC版よりは雷耐性を得られるジョブは増えている。
具体的には
一方でガルーダより早期に戦うボスとしてゴールドルがサンダガを使うようになったため、肝心の欲しい時に限って手元に無い、という印象もまた強くなってしまった。
FF4
どれもトメラの村で売られており、雷耐性を持っている。
ちなみに同じ店に売っている金の髪飾りも雷耐性を持っている。
雷耐性は重複しないので各キャラ1個装備すれば十分。
- 宝箱から無料入手可能なフレイムメイル&アイスシールド、アイスアーマー&フレイムシールドとの組み合わせで3属性を防げるので、鎧・盾の有用性は薄い。
幻獣神の洞窟で源氏シリーズを入手した上で上記耐性を維持するなら、源氏の兜&ダイヤの小手の方がダイヤの兜&源氏の小手よりも強い。 - 割合ダメージの稲妻(最大HPの50%ダメージ)は、これで10%まで減らせる。
- 3属性全耐性を選ぶなら買うのはダイヤの兜と金の髪飾りだけで十分。
↓の覧を見て分かるとおり盾・頭・胴・腕、全てが揃っており、どの部位でも雷属性の耐性が得られる。
頭と腕が欠けているフレイム系やアイス系防具と比べて、柔軟性が優れているといえる。
ダイヤシールド
ダイヤの兜
ダイヤアーマー
ダイヤの腕輪
ダイヤの小手
FF5
腕輪以外には、雷属性の被ダメージを半減する効果がある。
雷属性を吸収できる防具が無いFF5の中では、なかなか稀有な効果。
- 調合を使えば雷吸収バリアも作れる。
FF5では半減耐性自体が激レア。
ボーンメイルの冷気半減、GBA版追加装備のヴィシュヌベスト(炎、冷気、雷の三属性)、ソーサリーマント(全属性)以外ではダイヤ装備だけしか持たない。
- その上敵に半減耐性を持つものはいない。
半減効果は倍率ではなく攻撃力自体にかかるため、魔法防御力との相乗効果が期待できるが、ダイヤシリーズは魔法防御力が低いので組み合わせを考えよう。
割合ダメージ攻撃の場合は通常時より被ダメージ半減となるため、稲妻(最大HPの1/4ダメージ)の場合は1/8ダメージとなる。
「腕輪」だけ無耐性なのは設定ミスなのだろうか。
細かな変更点が多い旧スマホ版でも、ダイアの腕輪に雷半減属性は追加されていない。
- アイテムの説明も他のダイアシリーズは「『いかずち』に強い○○」に対して
単なる「ダイアモンドせいの うでわ」。- 説明に「いかずちにつよい」と書いていない&この中で唯一アクセサリだから、ミスではなく意図的に雷耐性を外した可能性もありそう。
「いかずちにつよい うでわ」という説明なのに雷耐性が付いていなかったなら単なる設定ミスで確定だろうけども。
- 説明に「いかずちにつよい」と書いていない&この中で唯一アクセサリだから、ミスではなく意図的に雷耐性を外した可能性もありそう。
ダイア系装備のすべてがムーアの村限定商品である。かの地にはダイアモンド鉱山でもあるのだろうか。
ガラフが最後に装備してた防具もこのシリーズになったのが多い。
ダメージ半減枠で装備ジョブが一番多いのが胸当て、第3世界で雷多用の敵がいれば戦術に組み込むことができたかもしれない。
ダイアの盾
ダイアの兜
ダイアの胸当て
ダイアの鎧
ダイアの腕輪(アクセサリ)
FF6
何の特徴もないただの中堅の防具類。
アイテムコレクションと、エドガーに装備させてゴージャスさを脳内演出するくらいしかない。
クリスタルシリーズ同様、前作5と比べて有用性が大幅ダウン。
- 従来とは異なり、雷属性を半減する効果はない。しかし、半減効果よりも優秀な吸収効果を持った盾があるので、あまり気にならないのだが。
コロシアムで賭けてもしょーもないアイテム扱い。 - ダイアの胸当ては、ストラゴス、リルム、ウーマロ以外全員装備可能。
モグにとっては2番目・店売り最強の装備として、中継ぎながらも有用。
FF7
- 今回も中堅どころの普通の武具だが、武器の方はジャンル違いながらFF2以来の登場となり、しかも店売り品としてはシリーズ初。
ダイヤのティアラはイベントアイテムなので、武具類の囲いには当て嵌まらない。
BCFF7
CCFF7
FF9
小手には水属性無効の効果がある。
ダイヤソード
ダイヤヘルム
ダイヤアーマー
ダイヤの小手
ダイヤモンド(アクセサリ)
FF10
『物理防御+○%』のアビリティが4つ付いた防具に「ダイヤ」もしくは「金剛」の名がつく。
ダイヤシールド
金剛の指輪
ダイヤリング
金剛の小手
金剛の腕輪
ダイヤアーマー
FF12
ダイヤソード
ダイヤシールド
ダイヤアーマー
ダイヤヘルム
ダイヤの腕輪(アクセサリ)
FF14
次元の狭間オメガ零式:シグマ編の報酬装備として大抜擢。
まさかの源氏シリーズよりも格上という破格の待遇であり
モチーフとなったFF6から比べても遥かに地位が向上することとなった。
- ノーマルで手に入る下位装備はダイヤの弟分「カーボランダム」装備。
FFT
店頭に並ぶ時期が早く、中盤の汎用装備としてそこそこ有用なダイアの腕輪以外は
特に効果の無い繋ぎ装備といった扱い。
- 物によってダイアは素材だったり、部分的に用いられたり、装飾されているだけだったりする。
- 旧ナンバリング作品の様に雷属性半減の効果が有ったら少しは違ったか…?
ダイアソード
ダイアシールド
ダイアアーマー
ダイアヘルム
ダイアの腕輪(アクセサリ)
さりげに最終決戦時のウィーグラフはダイヤ装備で揃えている。おかげで人間の間は地味にスロウ無効だったりする。それゆえ、変身後はスロウ耐性が無くなる。
FFTA
ダイアの剣(大剣)・ダイアヘルム(兜)・ダイアアーマー(鎧)の計3つが存在。
本作のダイアアーマーは非売品にもかかわらずなぜか市販品のゴールドアーマーよりも弱い。
- ダイヤの剣・ダイヤヘルムも同様に非売品。
兜の性能の方はプラチナ<ダイアなのに、鎧の性能の方はプラチナ>ダイアという少し不思議な関係性になっている。
FFTA2
前作と同様、ダイアの剣(大剣)・ダイアヘルム(兜)・ダイアアーマー(鎧)の計3つが存在。
前作と異なり本作ではダイアアーマーはゴールドアーマーよりも物理防御力が2勝るように。
もっとも、魔防の方では前作と同様ゴールドアーマーに3劣っているままなのだが。
- 本作ではどちらともほりだしものになり一度材料さえ揃えれば普通の市販品として何個でも買えるようになった。
ダイヤの剣・ダイヤヘルムも同様にほりだしものになり一度材料さえ揃えれば普通の市販品として何個でも買える。
前作と同様、兜の性能の方はプラチナ<ダイアなのに、鎧の性能の方はプラチナ>ダイアという不思議な仕様。
その他、カード系統の武器としてダイヤのJ・ダイヤの6というものも存在するが、当然ながらこれらは単に名前にダイヤと付いているだけで別にダイヤ(ダイア)製の武器というわけではない。
FFCC
耐性などは特に無いが、クラヴァット以外の種族にとっては最高の防御力を持った装備になる。
マール峠とティパの村の鍛冶屋で作れる。
意外な事にアルフィタリアでは作れない。
ダイヤアーマー
ダイヤシールド
ダイヤプロテクト
ダイヤバイザー
ダイヤベルト
聖剣伝説
いずれの品も奇岩山内の店でしか売られていない。
ダイヤのかぶとは中盤で入手できるのに兜の中で2番目に防御力が高い。
最強の兜がラストダンジョンのレアドロップなので、歴代でもかなり長く使われるダイヤシリーズである。
ダイヤのサイコロは関係ない。
DFF
DFFでは「ダイヤ○○+」という装備も存在する。もっとも性能は変わらず、ただ単に装備可能レベルが低いだけである。
三か所以上に装備するとコンビネーション効果『ダイヤの神秘』が得られ、戦闘後のAP入手量に+100%のボーナスがつく。
エクスデス道場を使えば速効であがるEXPと違ってAPはとにかく場数を踏まなければ貯まらないため、このボーナスは非常にありがたい。
カレンダー効果でAPボーナスのついている日にダイヤ装備+マネキネコをセットし、レベル1のカオスを狩り続けるのが最も効率の良いAP稼ぎである。
戦闘前に提示されるボーナス条件を満たせば一回のバトルで18ポイント、カオスの三回戦全てで条件を満たせば一気に54ポイントも手に入る。
ダイヤソード
ダイヤメイス※
ダイヤシールド
ダイヤバングル
ダイヤアーマー
ダイヤヘルム
※ダイヤメイスのみ皇帝の専用武器なのでコンビネーション効果は発動しない。
DFFUT
DDFF
上記の通りクリスタルシリーズが装備レベル30以上に対し、こちらは装備レベルが60以上となっている。相変わらず『ダイヤの神秘』は健在。
装備レベルだけでなく装備品自体の性能も前作より上がった。
従来ではクリスタルシリーズの一つ下の位置づけにいる事が多かったが、
今作では何故かクリスタルシリーズの上に移動した。
- 上記のピアスとネックレス、加えてダイヤの指輪は防具のダイヤシリーズではなく
独立アクセサリとして登場する。
FFL
ダイヤシールド
ダイヤヘルム
ダイヤアーマー
ダイヤの小手
ダイヤの腕輪
FFRK
ダイアモンドハート【VIII】?
ダイヤソード【XII】
ダイアナックル【VII】
ダイヤメイス【II】
ダイヤシールド【I】
ダイヤシールド【II】
ダイヤシールド【XII】
ダイアシールド【FFT】
ダイアの盾【V】]
ダイヤアーマー【II】
ダイヤアーマー【IV】
ダイアの鎧【V】
ダイアの鎧【VI】
ダイアの胸当て【VI】
ダイヤのかぶと【II】
ダイヤの兜【III】
ダイアの兜【VI】
ダイヤの小手
ダイアバングル【VII】
ダイヤの腕輪【IV】
ダイヤの腕輪【XII】
チョコボの不思議なダンジョン
ダイヤの首輪のみが登場。
クリティカル率が気休め程度に上昇する。
他の首輪で代用が利かない効果ではあるがもっと有用な首輪が多いため装備品として利用されることは少ないと思われる。