ジョブ/【白魔道士】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 00:55:50

全般

FF1から登場するジョブ。「白魔道士」「白魔導士」「白魔道師」等の表記ゆれがあるが、全てこの項で扱うこととする。
回復魔法、防御魔法主体の「白魔法」を使いこなし、パーティの癒し手となる役どころ。
ネタ元が海外RPGのプリーストクレリックであることは明白だが、宗教的な配慮からか英語版では“WhiteMage”と直訳される。

  • 一部の攻略本では『Priest』と併記されていることもある(その場合もゲーム本編では使われていないが)。
    Priestとはカトリックの司祭、Bishop司教の下の位を指す。

装備面や魔法系統、見た目などで聖職者を意識している部分こそあるものの、シリーズによっては鈍器以外の武器を(刃物である刀ですら)使用できる場合や、神聖な魔法以外にも自然や精霊を操る魔法(地、水、風属性など)を使用できる場合もあるため、あくまでも魔道士の一種であって、聖職者とは異なるのであろう。
(聖職者は刃物を使わない)

  • そもそもFFシリーズでは宗教の描写が少なく、聖職者と呼べる人はあまり登場していない。
    作品によってはエボン教キルティア教などの宗教があるが、これらも基本的に白魔法とは関係がない。

刃物が使用できないことが多く、主にハンマーなどの鈍器を得物とする。
例外として、FF4のローザとポロムは弓矢を扱える。
金属鎧など、重量のある装備品もあまり装備できない傾向にある。


袖などに赤いギザギザ模様が入った白いローブを羽織っていることが多い。
その場合、女性はフードを被っていて、男性は被らない。

  • 石井浩一氏によると、この模様は魔力で織り込んでいるらしい。
  • カラーリングのモチーフはやはり赤十字だろう。回復はもとよりパーティの治療、蘇生も担う白魔道士にうってつけである。

ジョブ/【白魔法使い】

FF1

(白魔道士・白魔導師等、機種によって表記が異なる)
白魔術士クラスチェンジした後の状態。
全ての白魔法を扱える、白魔法のエキスパート。
白魔術士と違い、頭にフードをかぶっていない。


FC版ではいかつい外見に成長してしまう。
そのため、女の子のつもりで命名していたプレイヤーを驚愕させた。

  • 当時かなり着込んだ女神様だって思ってたんだけどな。
  • 下級職の頃からHP成長率が高い(はもちろん、場合によってはシーフよりも高くなる)し、刃物を持たないだけで見るからに重そうなハンマーは装備できるし、実は肉体派の可能性が…。

PS版イージーモードではMP(魔法使用回数)が凄まじい勢いで伸びていく。同レベルの赤魔の2倍以上。
クリアレベル前後であろうLv35ではLv7魔法(ケアルガラヒーラなど)のMPは24、Lv1に至っては70もある。
Lv8のMPも15あるため、することがないときはホーリーで攻撃に参加することも十分可能。
白魔がひとりいるだけでラスダンのポーションの必要数が激変する。
ノーマルモードでは赤魔に使い勝手で劣ると言われるが、イージーモードでは大活躍できる。

FF1(GBA版以降)

基本的な性能はFC版と変わらないが、使用可能アイテムがかなり増えたため、FC版よりも強化された。
賢者の杖を持てば、黒魔並みの魔法アタッカーになれる可能性も。
ただしダイヤの腕輪・PSP版のローブオブロードを除くと強力な鎧は手に入りにくい。
GBA版では最後尾以外に置くなら最終的には光のローブがほしいが、入手は容易ではないだろう。

  • ただし、GBA版ではの最硬鎧がダイヤの腕輪(防御力34)止まりのため、光のローブ(防御力35)を入手さえすれば赤魔と同等の防御力を得ることが可能。
    苦労してでも粘る価値は十分ある。
    • 加えて1個限定のダイヤの腕輪と違いこちらは頑張れば複数入手可能なので、白魔が複数いるパーティでも全員に行き渡る。

PSP版ではローブオブロードのお陰でアルテマウェポンが一番似合うジョブになった。
イメージに合うかどうかは別として。
他にはマサムネも余り易いので候補になるが、白魔に刃物がイヤなら
賢者の杖装備でホーリーを使わせるのが一番良いだろう。

  • GBA版の時点からナイト忍者にはルーンアクスがあるため魔道士達に回し易かったが、PSP版ではさらに赤魔(+ナイト)が装備可能なバーバリアンソードが追加されたためより白魔に回しやすくなった。
  • ただし、黒魔(及びスーパーモンク)には「武器装備時に攻撃力が+1される」という謎の能力があるので、実は攻撃力1の差にこだわるなら黒魔に回した方が良かったりする。
    もっとも、僅か1のみの差なので、そこまでこだわるプレイヤー以外は大して気にする必要はないが。

魔法防御が高く回復魔法も充実。ブリンクで物理攻撃さえ凌いでしまえば非常に打たれ強い。
他のジョブでは困難な極限低レベルクリアを比較的容易に達成可能。
そこまで極端なケースでなくとも、強ボス戦では白魔のみ生存させると途端に楽になる場合がある。

  • 原作と同様、HP成長率が魔道士系で一番高い(運が良ければ忍者よりもHPが高く育っている場合もある)のも魅力。

ノ―コストで魔法を発動できる装備品が増えたが、ケアルガラヒーラアレイズといった最上級回復魔法は相変わらず白魔導士の特権な上、上記のPSP版での追加装備などにより、黒魔に比べれば最終的なアイデンティティはそれ程失っていない。
見た目唯一の女性キャラなので、紅一点を重視して一人入れるプレイヤーもいるとかいないとか。
FC版とは違い、クラスチェンジしても見た目に大差がなく、デフォルトでランダムに選ばれる名前は確かに女性っぽいのだが、実際の性別は不明。プレイヤー自身が、どう認識するか次第である。

  • デフォルトネームの中には男性名のシェルコもいるので全てが女性ではない。

FF2

ミンウの肩書き。他の作品と違って頭にはターバンをつけている。
仲間になった時点での主人公達に比べてHP・MPが高く覚えている白魔法も多い、序盤の頼れるキャラクター。
アンチでのMP上げや、チェンジを利用したキャプテン瞬殺に使われる。

  • GBA版以降追加された「Soul of Re-birth」では、ミンウが習得している白魔法(特にケアル・レイズ・エスナ・ブリンク・テレポ)が攻略の鍵を握る。
    縛りプレイでもしていない限り彼の習得している魔法を忘れさせ別れる…なんて事のないように。
  • 本編でも「序盤の頼れるキャラ」だが、ましてSORでは「いなくては困るキャラ」。
    それくらいラキアの難易度は高い。

うっすら覚えだが確かミンウがパーティを抜けるときに「白魔導師」といってた。

  • 仲間に加わる時にヒルダが「徳の高い白魔導師」と明確に紹介しているが。

FF3

表記は『白魔道師』
風のクリスタルの称号の一つ。クラス7までの白魔法を使える。
導師入手までの長い間、お世話になるジョブ。


白魔は冒険中ほぼずっと仕事があるため、
最初にジョブチェンジしたキャラが最後まで固定回復役をやることになりがち。
これはFC版もDS版も変わらない。

  • 熟練度の関係もあり、同じキャラが白魔を担当するのは合理的ではある。
  • 赤魔道師にしたキャラが浮遊大陸脱出後に火力不足で黒魔道師にチェンジしたり(逆に回復力不足で白魔道師にチェンジという話はあまり聞かない)、戦士系が場所に合わせてジョブチェンジしていく中でも唯一変更なく過ごせる事は大きく、土のクリスタルまでには充分に熟練度を稼いでいる事も。
  • 光の戦士たちの名前は自由に決められるが、女の子っぽい名前にしたキャラほど白魔道師になるのもまたお約束である。
    • 光の戦士たちの名前に当時の友達や片思いしていた女の子の名前を入力するプレイヤーは多かったが、大抵のプレイヤーは片思いしていた女の子の名前を入力したキャラを白魔導師にしていたかと。
      例えその子が白魔導師に合わない活発な女の子だとしても白魔導師にしていたが、女の子に似合うような外見のジョブが少なかった事と、ゲームの中くらい片想い中の女の子を守りたい、という意識が合わさってこその傾向と言える。

序盤の対アンデッド戦、攻撃魔法の「エアロ」や「もえるつえ」等の武器アイテムを用いることで、
回復役に留まらず攻撃役もこなせる。

  • エアロの威力は同じクラス2の黒魔法サンダーを上回る。おおネズミやサラマンダーなど浮遊大陸のボス戦で余裕があれば前衛ジョブや黒魔の火力支援におススメ。
    • 参考までに、解析によると攻撃力はサンダーが35、エアロが45、三色ラ系が55とのこと。
      無駄撃ちはできないが序盤の攻撃手段としては地味に優秀。
      白魔以外にも赤魔を攻撃役に回したいなら手数を増やす意味でも覚えさせてもいいかも。

「しろまどうし」を自称しているが、その外見は「しろまじゅつし」そのものである。
けれどこれ以降はこちらが白魔道師のデフォルトとなり、初代や白魔術士の存在は黒歴史へと葬られた。


フェニックスの尾が非売品なため、レイズを使えるこのジョブが1人いると安心感がある。


ジョブチェンジに必要なキャパシティは、以下の値からチェンジ先のジョブの熟練度-1の値を引いたものになる。ただし、計算結果がマイナスの場合は0になる。
たまねぎ剣士:8
戦士:8
モンク:16
黒魔道師:8
赤魔道師:8
狩人:16
ナイト:16
シーフ:24
学者:8
風水師:24
竜騎士:24
バイキング:32
空手家:32
魔剣士:32
幻術師:20
吟遊詩人:16
魔人:32
導師:24
魔界幻士:60
賢者:48
忍者:72
風のクリスタルのジョブの中ではモンクが高くなり、それ以外のジョブの中では学者が安くなっている。

FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)

DS版では杖の威力が上がり、また1回の戦闘で出現する敵の数が減ったため、
黒魔道師よりも使い勝手は上になった。黒魔道師の立場がない…。

  • 立場を奪ってる、とはよく言われるのだが、知性の差によりダメージが1.5倍くらい違う上に、杖効果は全体化も出来ないため、実はそこまで黒魔の上位互換というわけでもない。
    • でもよぉ、全体化できなくても敵の出現数少ないし、戦士系が殴った方が強いのも相まってry
      • さすがにボス戦では本職の黒魔法の方が役立つ。
        HPが減ると行動パターンが変わる奴もいるのでラ系・ガ系で一気に押せる。
    • むしろ黒魔と競合するのは赤魔の方かと。まぁそちらともMP量でちゃんと差別化されているが。

最初に白魔道師にジョブチェンジしたキャラが最後まで固定回復役をやることになりがちなのはFC版と同じ。
ただし、最終的に導師になる可能性があるうえ、キャラによるグラフィックの差が存在するので、最初からそれを意識して人選すること。


FC版で体力が低かったことや防具の性能と魔法使いということから貧弱なイメージを持ちがちだが、DS版では体力は普通(戦士・シーフ・赤魔道師・黒魔道師・狩人・吟遊詩人・導師・賢者と同等)。
HPカンストを狙うならどのみち絶対に空手家(いない時期はナイト)にクラスチェンジしてからレベルを上げるようにする必要はあるものの、標準クリアレベル(50前後)の間ずっとこのジョブ(&導師)のみで過ごしてしまっても他のキャラより大幅にHPが劣ってしまうということは特になかったりする。

  • 上記の通り、これを含むモンク以外の風の5ジョブ(白魔・黒魔・赤魔・戦士・シーフ)は体力が全く同じ。
    加えて、レベル16まではモンクと他の風の5ジョブは体力が同じ(どころかレベル7,9等はモンクの方が負けている)・レベル17~29までも他の風5ジョブよりモンクの方が僅か1高いだけの違いしかない。
    そのため、実はHPカンストを狙う場合でも、ナイトにクラスチェンジ可能になるまでの間はレベルアップ直前にいちいちモンクにジョブチェンジする必要性はほぼなかったりする。

イングズの白魔は結構人気が高いが、どこが良いのか…

  • 格好良さとか、清潔さとか?

レフィアのみフードを被る。修道女っぽい。

  • レフィアはローブの前の下部分が割れている。
    これがレベルアップ時のジャンプの時、見えそうで見えないのが良い。
    一応イングズも同じ構造だが、こっちはどうでもいいと思われる。
    • イヤイヤ、2人とも中は普通にズボンを履いている。
    • 見たのかよ!

導師と比べてレベル1~4のMPが圧倒的に多く、
白魔道師が1人いればポーションハイポーションを買う必要はほとんど無い。
精神には結構な差があるものの、FC版と比べて最後まで使えるジョブになった。
アレイズが無いので立て直しにくいのが不安要素。

  • FC版に比べて全体的なMPの伸びは緩やかになっているが、クラス1の伸びだけは急角度になった。
    わりと序盤から移動中にケアルを気兼ねなく連発できるぐらいの量になる。
  • 源氏の鎧の物理防御力とローブの魔法防御力を併せ持つ優秀なジョブマスターアイテムである天使のローブがあるのも導師にはない利点。

FF3(ピクセルリマスター版)

装備品はFC版準拠だが、能力値はDS版準拠になっている。
DS版同様低レベルのMPに優れており、特にレベル1魔法のMPはレベル50時点で50を超す。
力・知性は低いが精神がやや高い。素早さ・体力は平均的で、中盤以降のジョブと比べてもそれほど見劣りしない。


リマスター版でも最後まで使えるジョブではあるが、以下のような理由からDS版と比べると終盤はやや逆風が強いか。

  • 最大の競合相手である導師の強化。
    • 能力値が全体的に上がっており、特に精神はレベル50の時点でFC版とほぼ同等の差がついてしまっている。
      DS版では白魔の方が高かった素早さでも並ばれ、同値だった体力は導師がわずかに上回る数値に。
    • MPも増えている。高レベル魔法だけでなくレベル1魔法のMPも倍増しているため、「移動中の回復が得意」というDS版白魔の優位性がやや薄れている。
  • 熟練度の成長速度の上昇。
    FC版・DS版と比べて上がりやすくなっており、1からでも比較的短時間で高い熟練度に到達できる。
    そのため、導師賢者に対するアドバンテージとなる、積み重ねてきた熟練度の差を埋められやすくなっている。
    • 単に成長が早くなるだけなら影響はなかったのだが、特に稼がずともカンストできるほど早くなったのが白魔にとっては痛い。
      序盤からずっと使い続けていた場合、土のクリスタル前後でもうカンストが見えてくる。
      熟練度がカンストするということは、すなわちその時点で熟練度による伸びしろがなくなるということである。
  • 回復魔法の全体化による減衰の増加。
    FC版ほどではないが、回復魔法を全体化するとDS版と比べ回復量の減少が激しい。
    その分敵の全体攻撃の威力も抑えられているとはいえ、白魔のメイン回復手段であるケアルラケアルダでは、終盤の敵の攻撃に対しては少々力不足に感じる場面もある。
    • クリアレベル帯であるレベル50前後ではこちらのHPは2500~3000程度であり、ボスの全体攻撃のダメージはものにもよるが1000~1500程度。
      これに対し、ケアルラは連発できるMPはあるが、全体化時の回復量は400程度と明らかに力不足。
      ケアルダなら全体化しても1000強回復できるが、毎ターン連発できるほどのMPはない。
  • 装備はFC版準拠のため、精神に強力な補正のつく長老の杖を装備できない。DS版白魔の強さを支えていた天使のローブももちろん存在しない。

一方で、導師入手までの存在感はDS版よりむしろ増しているといえる。

  • 序盤の精神の伸びがよくなり、レベル10以下でも赤魔とは大きな差がつく。
    低レベルのうちから赤魔を大きく上回る回復力を得られるようになった。
  • 武器の使用効果で発動する魔法はDS版同様使用者の能力を参照し、さらに全体化もできるようになった。MP無消費の攻撃手段が大きく拡大している。
    • 序盤はでそれなりの威力の単体攻撃・全体攻撃の撃ち分けができる。
    • サロニア以降はルーンの杖の無限ブリザガが光る。
  • 状態異常魔法の命中率が改善し、ミニマムサイレスなどがある程度使っていける性能に戻った。
    熟練度次第ではあるが、雑魚戦では杖による魔法攻撃だけでなく、状態異常でも活躍が期待できる。
    • レベル2・レベル4のMPは導師より多いため、導師に対する優位点としても挙げられるポイント。

終盤のボスは全体攻撃のタイミングが一定ターン毎で固定されているタイプが多いため、アレイズが使えないことによる立て直し面での不安はDS版よりもいくらか軽減されている。
もっとも、肝心のラスボスはランダムで連発してくるタイプなのだが……。

  • 単純な上位互換・下位互換の関係ではないとはいえ、特にこだわりがなければやはり導師にジョブチェンジした方がボス戦は安定しやすい。
    逆に、こだわりがあるのなら白魔道師のままでも問題なくクリアは可能。

同じく白魔法要員を担うことの多い導師・賢者とスペックを比較すると、各バージョンでのジョブの調整方針が見えてくる。
(以下はレベル50時の比較)

FC版

ジョブMP12345678
白魔2828271543231514131211100
導師33434528623230282522191512
賢者33484562625346383025211712
  • 基本的には後半のジョブほど強く、強力な上位ジョブにどんどん乗り換えていくシステム。
    そのため、白魔<導師<賢者という序列が綺麗に成立している。
  • MP・能力値の両方で導師や賢者に大きく劣るため、白魔道師を最後まで使い続けるのは難しい。

DS・PSP・3D REMAKE版

ジョブMP12345678
白魔2934342638532215147630
導師2629342950161513101816115
賢者22223445452522191512963
  • ジョブ間の序列が原則廃されており、白魔は導師の下位互換ではなくなっている。同様に導師も賢者の下位互換ではなくなっている。
    • MPで個性がつけられただけでなく、能力値面でも白魔は導師・賢者よりも素早さが高いなど、一応の差別化が図られていることがわかる。
    • 計算式も違うため単純な比較はできないものの、FC版と比べると白魔は精神以外のすべての能力値が上昇している一方、導師は知性以外、賢者に至ってはすべての能力値が低下している。
      このため能力値の差そのものも小さくなっており、熟練度の差で容易に覆せるように。
      • ただし、仕様変更で素早さが行動順に関係されるようになったDS版(とPSP版)では、逆に素早さが高いことがネックになる場合も。
        先攻のボスの全体攻撃の後に後攻で全体回復魔法を使って凌ぎたい場合には素早さがより低い方が安定する(無論賢者でも先攻してしまうことはあるが)。
  • その他、全体としてMPがFC版よりも低水準になっていることもわかる。
  • 白魔はレベル1~4のMPに優れ、導師はレベル5~8のMPに優れる……ように見せかけて、実はレベル3,4のMPは賢者の方が多い。
    レベル2~4のMPに関しては、「白魔が高い」というより「導師が低い」と表現したほうが実態に即しているのかもしれない。

ピクセルリマスター版

ジョブMP12345678
白魔2934342640532215147630
導師26343729623215131018161110
賢者22343748482522191512976
  • 「基本的には後半のジョブほど強い」が、「序盤のジョブも最後まで使っていける」という、FC版とDS版のハイブリッドのような調整。
    • 白魔は「低レベルのMPが多い」という個性は健在だが、スペックはDS版からほぼ据え置き。
    • 対して導師は精神やMPの増加が顕著。賢者も素早さや高レベルのMPを中心に強化されている。
  • 総合力ではやはり、白魔よりも導師や賢者に分がある感は否めない。とはいえFC版ほどの絶望的な差はなく、十分実用圏内。

FF4

ローザポロムの肩書き。どちらも全ての白魔法を習得可能。
2人ともそれまでの白魔道士のようなローブは羽織っていない。
ローザはそれまでの白魔道士のひ弱なイメージを払拭するかのごとく、そこそこ高いHPやコマンドアビリティ『ねらう』で弓攻撃と、意外なタフさを売りとする。
ポロムのほうはまあ普通の白魔道士。

  • FF1の頃から敵をハンマーで殴り倒しているので意外なタフさは伝統かもしれない。
  • DQシリーズの僧侶も、回復だけではなく白兵戦もそこそこいける性質なので、個人的にはローザの扱いに違和感はなかった。
  • そもそもウィザードリィの時代から僧侶は「回復メインで肉弾戦もそこそこOK」という中衛的なポジションなわけで…
    • そもそも、D&Dの時代から。あっちはプレートアーマーも着られるし。
  • ポロムはポロムでGBA版以降の強化が大きく、GBA版のアサシンダガーは育成と装備次第で前衛になれてしまうほど。
    PSP版ではアサシンダガー装備可能者が(本来の仕様だった)パロムに変更されたが、ニルヴァーナでも育成度合いによってはどうにか前線で殴れる程度にはなる。

従来の白ローブと白フードの格好の白魔道士は町の人としてしか出てこない。

  • パッケージイラストにはわざわざ出てるのに…。

DS版では、町の人として出る白ローブと白フードの格好の白魔道士は
チョコボシリーズのシロマの影響なのか髪の色がピンク色になっている。

  • ピンクではないがFC版の1と3も髪が赤かった。
  • ポロムもTAでは染髪という設定で衣装もローブではないが、髪の色がピンク、衣服も白基調で割と白魔導士のイメージに近い。
  • チョコボシリーズというより5のレナの白魔導士姿だと思う。シロマ自体、白魔導士レナがモチーフだし。
    まあ、一番メジャーという意味ではシロマの存在が大きいだろうか。

ローザは白魔道士ローブを着なくていいのかなぁと密かに気になったり。
だって軍隊に所属してるんだから…。

  • ゲームのストーリー上で彼女が「バロン軍の白魔道士」として行動することはない。
    セシルが行方不明→助けに行かなきゃ! と私情で跳び出してそれっきりなので。
  • リディアの露出がかなり高いのだからローザが肌を被い隠す白魔道士のローブなんか着てたらますますリディアに人気が集まっちゃうだろ?

FF4に出てくる魔道士たちの口調からして、FF4の白魔道士ローブを着ている人たちは殆ど女性で、黒魔道士ローブを着ている人たちは殆ど男性なのだろうか。

  • ポロパロがそれぞれ白と黒を分担してるように、癒しの力である白魔法の使い手=女性、攻撃の力である黒魔法の使い手=男性というイメージ分けなのかもしれない。
    もちろん性別にこだわらずに逆の人もいるのだろうけど。

パーティメンバーに複数の該当者が存在する唯一の肩書き。黒魔道士ポジのリディアは召喚士であり、賢者型のフースーヤは月の民である。


SFC版やPS版ではローザが「白魔法を使える弓使い」で、ポロムが「弓矢を使える白魔法使い」だろうか。

  • 実はPS版までのこの二人は装備できる武器防具が全く同じ。
  • 初期装備はローザが弓矢、ポロムが杖。

FF4TA

ローザとポロム以外に、汎用キャラの「白魔道士」がセオドア編とポロム編で登場。
顔グラは後ろを向いているため詳細は確認不能。

  • 攻略本によれば長老もこのジョブらしい。

ポロムもやっぱり、白魔道士ローブを着ていない。
実力者だと着なくてよかったりするのだろうか?

  • 町の人や汎用キャラのグラフィックは白魔(っぽい風体の人)を示す記号であって、必ずしも実際にあの格好をしてはいないんじゃなかろうか。
    • ローブって知性や精神補正が多いので、見習い中だと必須なのかもですね。
      ポロムもローザも、高位の白魔導士扱いされてるので、ローブを着なくても、十分な魔力が出せるんじゃないですか?
    • ポロムは見習いだった前作の時点で独自のコスだったけどね。

FF5

風のクリスタルから得られるジョブの1つ。
白魔法を扱い、武器は槌矛で強力なものは装備できない。
アビリティ「しろまほう」は最後までお世話になる。
マスターに必要な累計ABP:580。



白魔道士のアビリティ一覧→白魔道士


典型的な魔法使いタイプのステータスだが、実はHP(=体力)はすっぴんと変わらない。
マインゴーシュなどは装備しているだけで役に立つのだが、短剣すら装備できないのは痛い。


杖に攻撃能力は(賢者の杖など一部を除き)期待できず、固定コマンドの白魔法も雑魚戦では敢えて使う必要が無いことも多いため、攻撃に役立つアビリティをセットしないと暇を持て余しがちになる。
戦闘中特にすることがないときは、癒しの杖を装備して味方を殴るのもありかもしれないが、通常攻撃なので対象が単体のみなのが欠点か。


海賊のアジトへの洞窟のモンスターはモンクけり一発で全滅となるものしかいない。
なのでジョブ入手後アジトの宝箱など目当てに往復する際に1人モンク、残り3人を白魔道士で10ABPを稼いで白魔法Lv1を習得すれば、3人に当面の回復魔法とMPが備わり序盤を安定して進められるだろう。


マギサガルラにはサイレスが、リクイドフレイムにはコンフュが有効。
更に船の墓場火力船ではケアル系でアンデッドにダメージと、序盤から三拍子揃った活躍が見込める。
強力な味方である癒しの杖のあとはケアルラレイズエスナといった利用価値の高い魔法が早めに登場するし、何よりこれらの魔法を移動中でも行使できるのは大きな長所。
第一世界中盤までは間違いなく、魔道士系のなかでも最もパーティに欠かせぬ大黒柱になれる。

白魔道士にとって最大の鬼門となるのは、ロンカ遺跡あたりからバリアの塔まで。
この時期は波動砲ポイズンブレスミールストームなど、全体攻撃が一気に危険なものになり、当然これらの攻撃は隊列も無視される。
対する白魔法は、倍率以外上積みの無いケアルラを単体にかけて、ようやく一人当たりのダメージと渡りあえるくらい。
おかげで暇を持て余しがちどころか、必死に自分の命を繋ぐのが精一杯となる。
それでも白魔法とアイテム以外に移動中の回復は任せられないので、バリアの塔をクリアしてケアルガを覚えるまではひたすら我慢の時期。

ケアルガは白魔法でほぼ唯一の全体化使用に堪える魔法であり、以降のザコ敵は勿論、ラスボスのアルマゲストのダメージでさえもシェルを併用すれば充分に引き戻せる。
ラストフロアともなると白魔道士自体はパーティにいない可能性も高いが、道中育てた白魔法のアビリティは最後までパーティの回復面を助けることになるだろう。
賢者の杖やホーリーはあくまで単体攻撃だしそれなりに代替手段もあるので、あまりこだわらずに。


ダンジョン攻略の際、MPを使わないジョブのキャラクターを移動中だけ白魔道士にチェンジさせて、味方を回復させたらすぐ戻すことで本職の白魔道士のMPを節約する、というテクニックが存在する。

  • 重戦士系ジョブにこれをやらせると一旦HPがガクッと下がってしまうので、体力が白魔道士並かそれより低く、且つ普段MPを使っていないジョブ・アビリティ、例えばシーフ・忍者・狩人・吟遊詩人・踊り子あたりに担当させると便利。

魔道士系のジョブの中ではHPが高めで、魔力が案外低め。
「杖」と「槌矛」しか装備できないのでロッド装備での属性強化ができず、攻撃役には向かない。
序盤は「格闘」をセットしてみるのも悪くない。
少なくとも普通に殴るよりは戦力になるだろう。

HPが高めとはいえ、前衛に出すと敵の攻撃であっさり瀕死になったりするのでその点は注意が必要。
中盤以降は、前述の地形・動物のほか、竜剣など後衛から安全に攻撃できる手段が増えてくるので、そちらに切り替えていくのがいいだろう。


変わったところでは、鞭装備なども相性がよい。

  • 斧装備にも書いてあるが、大地のハンマールーンアクスなどの効果を活かしやすいため、斧装備を取得した前提ならこれらを装備させるのもひとつの手ではある。
  • FF4のローザよろしく弓矢装備を付けるのも相性がいい。素早さが上がるのが嬉しいポイント。
  • 第2世界終盤で手に入る裁きの杖があればぶんどるをつけて、盗み兼物理アタッカーをやらせても良い。

魔法攻撃役としての最適解は、召喚L3で使えるタイタン
事実上中盤における最強の魔法なので、聖属性以外の唯一の強化装備である大地の衣+これ一本槍でひとまず問題ない。
プロテス・ブリンク・ゴーレムで徹底的に物理攻撃対策ができるのも面白い。
召喚L3だと魔力は白魔道士と同値だが、より鍛えればダメージ量はもちろん、ケアル系の回復量や最大MPも増加する。


マスターして覚えるアビリティはMP10%アップ
これを覚えるまで頑張るくらいなら、他のジョブにチェンジして「しろまほうL6」をつけるほうが役に立つ。


後のチョコボシリーズの常連さんであるシロマのモデルはこのジョブの時のレナだろう。
膝丈のローブといいピンクの髪といい、共通点が多い。


バッツガラフはフードを被らない(ガラフの衣装はFF1の白魔モデル)。ファリスは被る。 
クルルのフードにはネコ耳が付いているが、これが白魔と導師の混同の遠因になってしまっている。


旧スマホ版の4人ジョブマスター時アチーブメントコメントは「白を極めし者」。


海外版での表記は共通してWhite Mage。海外版PS版ではW. Mageと省略表記されている。
NTT出版戦闘解析編34PではPRIEST表記。

FF10-2

表記は『白魔導士』。ゲーム前半で手に入るドレスフィア
コマンドアビリティは「白魔法」「祈る」「元気」。
コマンドに「戦う」が存在せず攻撃能力は皆無のため、戦闘時は補助に徹することになる。
移動中に白魔法を使うときは臨時で自動的に白魔導士にドレスアップしており、回復魔法を使うときのHP・MPも白魔導士のものになっている。


「戦う」の代わりにある「祈る」の存在のおかげで、全ドレス中でもAPの溜めやすさはトップクラス。
割と簡単にアビリティマスターできるドレスであるため、序盤から終盤まで役に立つ。

  • だが、全員のHPが満タンだと、「祈る」を使っても、APは溜まらない。
  • 毒と相性が良い。

黒魔道士とは違い白魔道士は従来の姿を継承したようだ。
共通デザインはグローブ、ブーツ、スカートのサイド、フードの縁、袖口や胸元、襟からへそ下の模様や肩口のライン。露出の少なさは調教士といい勝負。

  • 意外にもリュックはミニスカ衣装ではなく、ローブの丈がユウナのものよりも長い。
    パインの衣装は独特な形状で、ボーイッシュな雰囲気ゆえか5の男性陣のごとくフードをかぶっていない。

地味にプロテス、シェル、リフレクが無条件で全体化だったりする。


武器のロッドは、前作のロッドのデザインがそのまま使用されている。
ユウナの持つロッドは、前作の彼女の初期装備であり、ムービーなどでも登場したあれである。


白魔導士にドレスアップする際の台詞は以下の通り。
「癒しの光よ!」
「誰も死なせない!」
「守りは任せて!」
「みなぎる魔力でお助けします!」

「あたしがいれば大丈夫!」
「じゃあ、回復担当ってことで」
「何でも治しちゃうからねー!」
「任せて安心、リュック印の白魔法~!」

「援護にまわる!決めてくれ」
「攻撃は任せるよ」
「支えてやるけど…油断はするなよ?」
「倒れる前に治してやるって」


クリーチャークリエイトではクリーチャーに装備させると元気、高速白魔法を覚える。
元気は有用な回復手段なので、コマンドアビリティ枠を節約したいならこのドレス装備で覚えさせるのも良い。
アレイズやリレイズも覚えているなら発動もちょっと速くなってお得。
ただし、最大HPや物理防御に若干マイナス補正が掛かるので注意。
ドーピングで補おう。

FF11

詳細はこちら→白魔道士


名の通り白魔法のエキスパートであり、特に回復魔法と神聖魔法の扱いに長けた魔道士。
消耗品の出費が嵩むMMOの戦闘では欠かせないヒーラーとして需要の高いジョブでもある。
回復と支援以外の技能に乏しいのが難点だが、その2つに特化してパーティに安定感をもたらしてくれる。
また、本職の前衛ほどではないがハンマーによる攻撃もできたりする。

FF12IZJS

FF12インターナショナルに登場する12のジョブのひとつ。
白羊宮を冠する魔装備ジョブ。
精霊の力を借りて回復魔法・補助魔法で仲間をサポートする。
全ての白魔法緑魔法が使用でき、武器はロッド
攻撃力が低く打たれ弱いので後衛で仲間たちの援護をするという戦い方が基本。
魔法ばかりを使うことになるのでMP切れや精霊モンスターなどには注意が必要。
ホーリーも使用でき、聖属性弱点の敵にかなりのダメージが期待できるのだが、発動が遅い上に一発で順番待ちを起こすという困った魔法なのでまず使えない。


例に漏れず回復・補助のエキスパート。
主要な回復魔法はモンクナイトも使用できるが、白魔道士はHP満タン魔力UPのオプションがあるため回復量がより高い。
また消費MPカットを3つ持つ為、防戦時の魔法連続使用でもMPが切れにくい。
武器のロッドの攻撃力はダメダメだが、ステータスの力自体はそこまで低くないので、上級召喚獣を使って騎士剣を装備すればそこそこ攻撃にも参加できる。
威力はナイトより当然劣るが聖騎士っぽくて雰囲気あるかも。

  • プレイスタイルにも依るが、後半になるにつれガンビットは回復&補助魔法で埋まっていく。
    ダメージ限界突破もあって通常プレイでは黒魔がいるか、もしくは物理職の武器を適切に入手していれば火力は十分なので無理に攻撃に参加させなくてもいい。
    盾役、アタッカー、支援という王道の編成でプレイしている場合、役割に専念させたほうが数値上の効率が良いためなおさらである。
    同じ支援の性質を持つ赤や時を入れている場合、後半は時魔法を除いた支援が揃う白魔の有能さが勝り、そのジョブについたキャラのレベルが上がっていないこともあるだろう。

トロの剣を最も無理なく有効活用できるジョブ。
常時フェイスで白魔法の威力が上がり、ガード率も上がる。
攻撃速度は遅いが、白のローブと組み合わせるとかなりのダメージを与えられる。


白魔道士自体は魔力やMPの高い女性キャラが向くが、両手剣や透明武器の武器攻撃力に期待するなら、あえて力の一番高いバッシュを白魔道士にするという選択もある。
魔力に関してはレベル99なら装備補正込みで誰でも99に到達できるので問題ない。
それより、女性キャラより200ほど低くなるMPに注意。

FF12TZA

回避率が高い武器や盾を所持、さらにHP強化の多いジョブと組み合わせる事でヘイトを稼ぎやすい白魔法を気軽に詠唱出来るようになった。
また順番待ちの改善によりホーリーの魔法渋滞が無くなり、状況次第ではホーリーを戦闘中に放つ事も可能にはなった。

  • 同じような特性のジョブが被るという状態にもなりやすいので、装備できなくなる武器があっても問題なく、かつゲームの難易度を下げたければ白魔道士のキャラ×2~3もおすすめ。

攻撃性が低いというのが白魔の唯一ともいえる欠点であったが、これも2ジョブ制になったことで解決。
白魔以外に攻撃性の低いジョブというのは少ないため、むしろ相方の欲しいものを与えるという組み合わせ方が主となるだろう。

  • 攻撃力&耐久底上げ狙いならモンクやブレイカー、黒のローブ+柳生の漆黒でいきたいならシカリ、力がなくても物理で安定したダメージを与えたいなら機工士がいいだろう。

FF12RW

敵リーダーとしてヒュムの白魔道士が出てくる。容姿はFFTA。
主にケアルなどで召喚獣たちをサポートする。着やせするらしい。
タイプは間接。

LRFF13

箱舟で黒魔道士と同時に入手できるウェア。セットアビリティはデスペルとラピッドルインLv2。
ルインはいいとして、今作では相手の強化効果は奪った方が良く、使える枠に限りがある所にデスペルを入れるなら弱体を入れた方が良い等、積極的に使う場面がないので使いにくい。


あと関係ないが、全く合っていない

  • その似合わなさは、おそらく全ウェアの中でもトップといっていいと思う。やっぱり常に厳しい表情をしていてガタイのいいライトニングと、白魔道士の柔らかいイメージは水と油なのだろうか。

白魔道士を名乗りながらHPを回復する能力を一切持たないという、ある意味シリーズの常識を覆す存在。
LRFF13ではHPの回復手段が限られているだけに、使ってみてがっかりした人も多いのでは。


ウェアカラーをピンクとかにすると魔法少女みたいになる。


分厚いローブを着ていて露出の低いキャラクターが多い白魔道士というジョブのわりに、生足ミニスカートに腕も丸出しとかなり露出度が高い。

FF14

白魔道士/WHM
メイン武器幻具リミットブレイクLv3生命の鼓動
ロールヒーラーベースクラス幻術士

詳細はこちら→白魔道士


ゲームスタート時から選べるクラス「幻術士」の派生で登場。
黒魔道士の対となる属性の力を、高レベルでは定番のホーリーのような属性を扱う。
ウォータは使えない)
また、自然の力を司るためかシークレットリリーをはじめ花を思わせる要素も多い。
回復面ではピュアヒーラーと呼ばれるタイプで、回復量に優れHPを戻す能力はトップクラス。
ケアルリジェネなどの定番魔法のほか、ほかにも素直で扱いやすい魔法を取り揃えている。


禁呪「白魔法」の使い手で、現代では幾人かが戒めと共に継承する門外不出の存在となっている。
だがその技術と意志が刻まれたソウルクリスタルに選ばれたことでプレイヤーもまた白魔道士となる。

FFT

アイテム士のジョブLv2以上で転職可能。
魔法系ジョブの中では、比較的高いHPとSpeedを持つため使いやすい。
その反面、魔法攻撃力は低いため黒魔法などをセットしても威力はイマイチ。
むしろ白魔法自体も黒魔道士で使用したほうが回復量が大きい。

アビリティ「白魔法」には基本的な回復・防御・蘇生などが揃っており、アイテム使いともども序盤に一人は欲しい存在。
終盤では算術で利用されることが多い。
ジャ系魔法もいくらかあるが、やはりチャージが遅く使いにくい。
また、攻撃魔法としてホーリーを習得可能。
ホーリーは他の単体攻撃魔法と違いガードされず、エクスカリバーカメレオンローブ(聖属性吸収)を装備した味方の回復にも使える。
終盤でも使える大変優秀な魔法である(算術的な意味で)。

  • 実はステータスの成長値が結構バランスが取れているジョブだったりするので、レベルアップする時にこのジョブについているとバランス良くステータスを伸ばす事ができたりする。
    スピード、魔法ATだけは専門外なので忍者、ものまね士に任せるしかないが。
    • HP:ものまねし、モンクに次いで第3位、ナイトや竜騎士と同値。もちろん魔道士系の中ではトップ。
      MP:召喚士、黒魔道士に次いで第3位、時魔道士や陰陽師と同値。魔道士系の中では平均的。
      Speed:忍者、シーフ以外はすべてのジョブで同値。
      物理AT:戦士系ジョブに次いで高い10位で、魔道士系の中ではトップ。なんと見習い戦士よりも高い。
      魔法AT:ものまね士以外はすべてのジョブで同値。

      このように、魔道士系の中では非常に安定かつ優秀な成長率を誇る。
      場合によっては戦士系のキャラも一時的にこのジョブで育てていいレベル。
  • 補正値もバランスがとれており、特にSpeedの補正値が忍者・ものまねしに次いで第2位、シーフやモンクと同値と非常に優秀。
    豊富な回復魔法、ホーリーによる攻撃、高いSpeedとそのポテンシャルは非常に高い。
  • 魔法攻撃力とSpeedを両立している汎用ジョブは白魔道士だけ。
    (運用が特殊なものまね士とPSP版追加ジョブかつ魔法が使えないたまねぎ剣士は除く)
    魔法攻撃力では黒魔道士に劣るものの、先手の打ち易さ故に算術使いの候補としても充分な性能。
    回復や蘇生をする時、算術で敵を巻き込みたくない場合にピンポイントで味方に白魔法が使えるのも役立つ状況が多々ある。

杖がダメージ算出の際にMAを参照するため、意外と打撃が強い。
素早いのも手伝って、援護攻撃に参加させてもなかなか便利。打たれ弱いのが玉にキズだが。

  • 銃装備可能をつけて銃を持たせるのもおすすめ。
  • メイスオブゼウスねじり鉢巻ローブオブロードを装備させた上で拳術セットして、(僧兵的な意味での)モンクプレイをしてたなぁ。
    能力値のバランスがいいんで、終盤強力な装備が揃うと色んな方向にカスタマイズできる、面白いジョブだと思う。

序盤は「フェニックスの尾」が1つ300ギルと高額なため、白魔道士のレイズが懐に優しかったりする。
ケアル共々最優先で覚えたいところ。

  • ちゃんと効果を発揮すればフェニ尾と違ってHPがそこそこ回復するのもありがたい。
  • その「ちゃんと効果を発揮すれば」と言うのがミソだが(必中ではないため)、ちゃんと決まりさえすればその効果はFF系ゲームの中でも高い方だと思う。
  • 成功率に大きく影響するため回復・補助系にするユニットは星座相性も考慮に入れて選択したい。
    相性は全面的に影響してくるがCTの関係上終盤でもケアルラなどを多用することになるため。
    白魔道士を軸に星座を決め補助系を習得させていくといい。
  • 本作でのモンクのジョブコマンド拳術は非常に便利で、その中のチャクラ蘇生気孔術が白の役割を喰ったりする。

余談であるがPSP版のパッケージでは女性白魔道士のローブのデザインが変わっている。
(本来は長い袖と踝まであるスカートだがパッケージでは袖は短くスカートは膝当たりの長さ)
公式コンプリートガイドのイラストギャラリーでキャラクターデザイン担当の吉田氏によるとシルエットとポーズのために変えたとのこと。このとき左手にロッドを持たせるつもりが忘れたらしい。


なぜかストーリー上戦うバトルで、白魔が出てくることは非常に少ない。
1章でミルウーダの部下に出てきた次は、なんと終盤、ミュロンド寺院まで出てこない。
下級ジョブ仲間のナイト、弓使い、黒魔は回数が非常に多いのになぜ白魔だけ…。
まあその分、同系統のザルモゥ先生が抜群の存在感を放っているが。

FFTA

初期ジョブだが、バンガ族モーグリ族はジョブチェンジ出来ない。


成長率はあまり良いとはいえず、レベル上げ用ジョブには向かない。
しかし何故かスピードの初期値は高めなので、ン・モゥ族ならこのジョブの志願者を選ぶのも手。
人間族ヴィエラ族の場合は忍者アサシンがあるため出番は無い。

  • 実はン・モゥの場合はスピード成長率もそこそこあるのだがその数値は1.2とさして高くなく、実際にはスピード成長率が少し劣ってももっと魔攻が良く育つ他のジョブで育てた方が良いので、結局のところン・モゥ族でもレベル上げにあえてこのジョブを選ぶ意味はほぼなかったりする。

アビリティは「白魔法」だが、伝統のホーリーがよりによってバンガ族に持っていかれたため、完全に回復補助しかできない。
Aアビリティ2に他の職のアビリティをセットすればよいが、回復補助は青魔法精霊魔法
召喚魔法賢術でだいたいこと足りるため、わざわざ白魔道士であり続ける必要はない。
ただし上級魔法職になるためには必ず通らなければならない道。

FFTA2

初期ジョブ。ヒュム族ン・モゥ族ヴィエラ族のみジョブチェンジ可能。
職業柄か攻撃・防御が低いのはもちろんの事、魔法攻撃力も弱めなので
汎用キャラをこのジョブで入れるのはよした方がいい。


プロテスシェル緑魔道士に奪われてしまったため、前作よりさらに価値が下がってしまった。
それでも序盤に一人はいると安心。


前作同様、上級魔法職になるにはこのジョブのアビリティ習得が必須のため、嫌でもこのジョブで修練を積む必要があるのも同様。

  • 加えて今作ではヒュムに限り黒魔道士になるにもこのジョブを通る必要がある。

FFCC 小さな王様と約束の国

白魔法学院を建てると転職可能になる。クラヴァットユークが転職可能。
2軒目を建てると強化魔法研究が、聖なるほこらを建てると防御魔法研究が可能になり、
宿屋を建てると聖属性魔法研究が可能になる。

DFF

デュエルコロシアムジョブカードとして登場。白フードの絵。
戦闘後にHPを全回復してくれる。が、これが無くても戦闘後の自動回復量が十分あるので有難味は薄い。

  • 自動回復まで追いつけない分までカバーしてくれるので、魔導船の高レベルCPUなどで辛勝して瀕死状態になる場合に重宝する。
    自動回復は最大HPの1/3程度。

「連戦」記録ではなく「連勝」記録を伸ばしたいなら一枚あるといい。

DDFF

前作に引き続き、ラビリンスでもジョブカードとして登場。
効果は先頭キャラのHPを全回復する消費カードに変更された。

パーティ制の導入により先頭キャラ以外でもバトル後に自動回復するため、システム的には弱体化。
ただし、敗北ペナルティが前作以上に厳しいため、負けられない勝負の重さを考えれば依然として存在感を残していると言える。
また、HPの自動回復量自体は前作比で減っており、序盤の1人旅では事故防止に一役買う場面もあったりする。

FFL

共通の基本ジョブ。表記は「白魔道士」。
白魔法はパーティの生命線なので、一人は育てておきたい。


ジョブ特性の白魔法Lv7の説明には「レベル7までの白魔法が使える。」となっている。
その上魔法枠がLv8まであるようにも見受けられる事もあり、
今作の白魔道士では全ての白魔法が扱えるわけではないのではという可能性が指摘されている。
が、黄昏の章で『ホーリー』の封印を解いたと同時に導師だけでなく
白魔道士もレベル8の白魔法が使えるようになった。
魔法使い系の中でも力は高い方で弓を装備させると少しはアタッカーにもなれる。
後列の飛んでる敵に対しては戦士系と同等かそれ以上の威力を出すこともあったり、
弱った敵にトドメをさすこともあるため侮れない。


黒魔道士召喚士にも言えることだが、ジョブチェンジ後のキャラグラが男女で共通のものになっている。

  • スマホ版では個別グラフィックが用意された。男性はフードを被らず、女性のみが被る。

最終的にレベル8の白魔法(デスペル、ホーリー、アレイズ)は光の戦士しか使えない。


精神とMPは導師の方が高いが、それ以外の能力は基本こちらの方が高い。
ボス戦などでは総合力を考えるとこちらの方がいい。

FFEX

チュートリアルの「アビリティブースト動作試験」をクリアすると解放される初期ジョブの一つ。
杖と本が装備可能。得意アビリティは白魔法。固有アビリティは祈り慈愛
マスターすれば二刀流が可能になり、ロッドと短剣も装備可能になる。
主な役割はやはりヒーラー


全ジョブ中最高の精神を打つ回復役。高めのAPと祈るのおかげで高い安定性がある。
実は魔力も高くウォータトルネドホーリーをセットすれば攻撃も可能。
防御は賢者黒魔に次ぐ低さのため敵の攻撃は受けないようにしたいがヒーラーの都合上どうしてもヘイトがたまってしまう。他の後衛型ジョブと同じく、敵との距離をとり、ヘイトを高めすぎない立ち回りが必要となる。


ヒーラーのためソロでは遠慮されがちだが使ってみると意外とソロでもやっていける。
攻撃はもちろんデスペルプロテスコンフュなどがあるためバッファーとしても運用可能。
アタッカー系のジョブだけでなくこういったジョブも使ってみると一味違う面白さに気付く…と思う。

SOPFFO

上位ジョブの1つ。

FFB

初期からジョブチェンジ可能。
魔タイプのアビリティと、タイプの武器が得意。
白地に赤いギザギザ模様のローブで、女キャラはフードを被るというお馴染みの見た目。
女キャラのフードの先端部分がツノのようで可愛い。

行動が非常に遅いため、幻獣戦で弱点に指定されていても白魔道士が攻撃行動前に撤退してしまい、
他のジョブの方がダメージを与えられる事が多い悲しいジョブ。

PFF

デザインはFF3。
ベースジョブなのでイベントやガチャでしか手に入らない。
武器は。初期装備も杖。
グレードIIIでジョブアビリティ「女神の祝福」を覚える。
白魔法が得意で、知性も高いがステータスが低すぎる難がある。


白魔道士Iから以下のジョブに派生する。
導師薬師話術士

FFRK

ローザポロム、ジョブキャラの白魔道士のジョブ(肩書き)。
また、ミンウのジョブ(肩書き)が「宮廷白魔道士」となっている。


ジョブキャラの白魔道士の初期必殺技は「いのり」。
ひかりのつえ【III】を装備することで専用必殺技「女神の印?
ルーンの杖を装備することで専用必殺技「祈りの光
を使用できる。

チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮

チョコボシリーズ/【白魔道士】

その他

  • チョコボシリーズなどにシロマという名で登場している。
  • 同じスクウェア作品の「半熟英雄」に"しろまどうし"と言う名前のエッグモンスターがいる。ただし、"しろ"は"白"ではなく"城"だが。一応ケアルを使った自分の回復も行う。
    • 作品によってはレイズ・アレイズ・ホーリーも使える。