概要
リーナの祖父。
空使いにしてクロウサーの当主(リーナの先代)。
高位言語魔術師。第七階梯に至る高位邪視者。質量操作を極めた武術家。
誰もが認める正しさと道徳でもって人を殺すことが得意。
詳細
外見
純白の長大な翼耳。白い長髪。胸元まで伸びた顎鬚。
爛々と光る眼差し。すっと伸びた背筋。長身。
鍛えあげられた肉体には、歴戦を示す無数の傷跡。
歌姫Spearのファン
年甲斐もなくサイリウムを振りながら、歌姫Spearの舞台に熱中する。
その舞台を傷つけられたことに怒り、ガルズを手ずから殺したことが彼の命取りとなった。
空使い
翼持つものクロウサーを歴代でもっとも内面化した優秀な器。
呪術
飛翔術
若いころは極超音速の九十倍まで加速できた。
当時歴代最速と謳われていたミブリナに迫るものである。
武術
空の民は元来杖的な武術は苦手であるが、
サイリウスは鍛え上げた肉体と質量操作でもって、鉄願の民すら遥かに超える物理的力を誇る。
軽く早い拳打を、インパクトの瞬間だけ呪文的に重くする。
質量操作の呪文に邪視を重ねて、巨大化した拳を放つ。
巨人化
神にまで至った第七階梯邪視者。
青白く発光する半透明の大気の身体。
転移門のと同じだけの巨躯(ミルーニャの石像の倍、人間十数人分の高さか)。
また憚りなく異獣的姿を晒せる、強大な使い魔の力も特筆すべき。
演説
翼耳によって拡声して演説する。その声は魔性。
人として自然で正しい論理と感情表現でもって、民衆を操作する。
地上という使い魔の担い手である、クロウサーたる力。