スキル/○○・極意

Last-modified: 2024-03-09 (土) 02:33:32

MHW:Iから登場する既存のスキルのレベルを上限解放するスキル。
装飾品やお守りは存在せず、シリーズスキルでのみ発動が可能。

目次

概要

  • MHW:Iで初登場。既存のスキルのレベル上限を解放するという新しい傾向のスキルである。
    ○○にはそのまま上限解放されるスキルの名前が入る。
    このスキルが無ければ付けられない分、上限解放されたスキルはかなり強力になっている。
    細かくは純粋に倍率が上がったり発動条件の緩和、性質の変化などがある。
    なお、上限を解放するだけのスキルであり、対象のスキルが発動するわけではないので、
    解放されたスキルは発動したいレベルまで付けなければ意味がない点には注意。
  • 極意発動に必要なのは、他のシリーズスキル同様特定のシリーズを特定の部位数以上装備することである。
    ただし、2部位で発動する極意は2種とごくわずか*1で、大半は3部位必要なものばかりである。
    そのためほとんどの極意は、他のシリーズスキルと同時発動することが出来ないものばかりである。
    • Ver12.00で実装されたムフェト・ジーヴァの武器は強化によってシリーズスキルが1部位分付与できる。
      本スキル群もご多分に漏れず付与できるので、3部位&3部位や2部位&4部位の同時発動が可能となった。
    • Ver15.01で追加されたミラボレアスの防具EXドラゴンシリーズは、
      2部位で全ての極意が発動するシリーズスキルを有する。
      また本装備のβシリーズは全部位のスロットがLv4×3であるため、
      MHWシリーズ史上かつてないほどのスキル自由度を誇ることとなった。

一覧

  • 発動に必要な部位数は【N】と記載する。

KO術・極意

  • 発動防具:EXディアブロシリーズEXディアネロシリーズEXオルムングシリーズ【3】
    • KO術のLv4、Lv5が解放される。
      純粋に数値が強化され、1.5倍、1.6倍まで上げることができる。
      マルチプレイでも目に見えてスタンを取ることが出来るので非常に便利。
      ディア装備にKO術が豊富に内蔵されている他、装飾品のレア度も高くないのでスキルを付けやすいのもメリット。
  • Ver14.00で追加された氷刃佩くベリオロスの防具が追加。
    α腕と脚だけでLv5にできるためこちらもスキルを付けやすい。

渾身・極意

  • 発動防具:EXディノシリーズEXディノイエロシリーズ【3】、EX斉天シリーズ【2】
    • 渾身のLv4、Lv5が解放される。
      Lv4は純粋な強化でスタミナゲージを5秒間満タンに維持することで会心率が40%上がる。効果時間は4秒。
      Lv5は性質そのものが変化し、MHWorldと同じ仕様に戻り、会心率が40%上がる。
      • ちなみに、MHWorldでは渾身といえばネルギガンテのオーグ装備のイメージだが、
        あちらのマスターランク装備EXゾークシリーズは加速再生のシリーズスキルが続投しているため
        渾身の極意は同じく渾身のスキルポイントが多いディノバルド装備が受け持つこととなったのだろう。
  • MHWorldの仕様で渾身を使えるのは魅力的だが、
    EXディノシリーズ、EXディノイエロシリーズを3部位以上装備しないといけない制約が厳しい。
    同じく会心率を上げる見切りは、強い制限もなくLv7に出来、更に弱点特効を加えるのが容易であるのに対し、
    こちらは達人芸と両立できないことなど逆風が多く、使用者は少ないのが現状である。
  • アップデートで追加された激昂ラージャンの防具「EX斉天シリーズ」はこの効果を2部位で発動できるうえ、
    胴と腰だけで上限のレベル5に達し、さらにスロットも優秀と良好な性能。
    達人芸との両立が容易になった点もあり、アイスボーン以降下火だった渾身スキルの人気が復活する可能性はある。

スタミナ奪取・極意

  • 発動防具:EXグリードシリーズ【3】
    • スタミナ奪取のLv4、Lv5が解放される。
      純粋に数値が強化され、1.5倍、1.6倍まで上げることができる。
  • 確かにここまで数値が上がれば疲労しやすくはなるものの
    グリードシリーズは他スキルがかなり微妙であり、
    そもそもこのスキルで疲労させやすくするのであればKOで動きを止めた方が早い。

スリンガー装填・極意

  • 発動防具:EXシルバーソルシリーズ【2】
    • スリンガー装填数UPのLv4、Lv5が解放される。
      純粋に増やせるスリンガー弾の数が増え、
      Lv4ではモンスターが落とす弾以外、Lv5では全ての弾の装填数が更に増える。
    • MHW:Iではスリンガー全弾発射によるぶっ飛ばしや強化撃ち等、スリンガー弾を用いたアクションが増えた他、
      特に弓やガンランスではスリンガー弾の数によって技の性能が変わるため、
      MHWorldの頃に比べ採用に一考の価値はあるだろう。
      • 弓の場合、竜の千々矢はスリンガー弾が多いほどダメージが増加するため、威力を跳ね上げることができる。
      • ガンランスでは、起爆竜杭が装填したスリンガー弾の数に応じて刺さる時間が延長される性質を持つ。
      • 上記以外でも連携に強化撃ちを含められる武器種は、
        貫通弾や爆発弾、滅龍弾等を強化撃ちで馬鹿にできないダメージを出せる。
        粘着弾はLv5になれば倍の4つになるのでスタンを相当狙いやすくなる。
        石ころに至ってはLv5で怒涛の45という数に到達する。
        2回ぶっ飛ばしてもお釣りが来る他、
        双剣であれば強化回避撃ちのようなアクションを通常行動として運用することができる。

整備・極意

  • 発動防具:EXエンプレスシリーズ【3】
    • 整備のLv4、Lv5が解放される。
      純粋に数値が強化され、40%、50%と特殊装具のクールタイムを短縮できる。
      • 50%はかなり大きく、クールタイムを半分にすることができる。
        そもそもMHWorldではLv3でも20%しか短縮できず、元のクールタイムが
        360秒(6分)なら360秒-(360×20%)=288秒(4分48秒)
        300秒(5分)なら300秒-(300×20%)=240秒(4分)
        以上のように長くとも約1分程度の短縮に留まっていた。
        今回は整備自体が少し強化されたうえ、Lv5まで発動させると、
        360秒(6分)なら360秒-(360×50%)=180秒(3分)
        300秒(5分)なら300秒-(300×50%)=150秒(2分30秒)
        以上のようにはっきり実感できるほどに短縮できる。
        これほど短縮できれば、特殊装具2つを交互に使っても空白の時間はかなり少なくなる。

精霊の加護・極意

  • 発動防具:EXゴールドルナシリーズ【2】
    • 精霊の加護のLv4、Lv5が解放される。
      純粋に数値が強化されるだけでなく、発動確率も緩和される。
      Lv4では純粋に数値のみ強化され、25%の確率で60%ダメージを軽減する。
      Lv5では軽減率は60%のままだが発動確率が上昇する。有志の検証によると40%。
  • ダメージ軽減量が大きく、防御上昇スキルの中では最高峰のスキル。
    ゴールドルナシリーズには体力増強など他の生存スキルも豊富に搭載されているため、使いやすいだろう。

力の解放・極意

  • 発動防具:EXジンオウシリーズEXゴクオウシリーズ【3】
    • 力の解放のLv6、Lv7が解放される。
      純粋に数値が強化されるだけでなく、発動条件も緩和される。
      Lv6ではLv5と効果は同じだが効果が発動しやすくなり、Lv7で会心率が60%上昇するようになる。
      • しかしこの発動条件、被ダメージの量が少し緩くなっただけで時間の方は一切緩和されていない。
        被弾が多めならともかく、被弾を問題なく避けられる相手では
        発動のしやすさは据え置きであまり実感がない。

挑戦者・極意

  • 発動防具:EXブラキシリーズ【3】、EXブラキウムシリーズ【2】、
    EXレオンシリーズ【4】、EXクレアシリーズ【4】*2
    • 挑戦者のLv6、Lv7が解放される。
      純粋に数値が強化され、Lv6では基礎攻撃力が24、会心率が15%上昇し、
      Lv7で基礎攻撃力が28、会心率が20%上昇する。
      • このスキルによって大きく恩恵を受けるのは会心率である。
        攻撃力は解放前同様4ずつ上がるのに対し、会心率は一気に5%ずつ上がる。
        ぶっ飛ばしによりモンスターの怒りを誘発できる一方(こともあってか)、
        挑戦者スキルはMHW:Iから弱体化されたが、上限突破すればかなり強力である。
        ブラキウムシリーズを利用すれば2部位で発動出来るので
        大抵ブラキシリーズよりこちらを利用することになるだろう。
        装備自体の優秀さもあり、胴と脚をブラキウム、他をカイザーとした構成が早速テンプレとなっている。

砲術・極意

  • 発動防具:EXゾラマグナシリーズ【3】、ブラキウムシリーズ【4】
    • 砲術のLv4、Lv5が解放される。
      純粋に数値が強化され、Lv4で砲撃系の攻撃力が1.4倍、竜撃砲の冷却時間が60%短縮、
      Lv5で1.5倍、冷却時間を70%短縮することができる。
      • 見てわかる通りガンランスには必須のスキルとなるだろう。
        勿論、榴弾ビンのチャージアックスも中々に良好。
        かつて砲術珠はレア度が高過ぎて攻撃珠並みに出ないうえ、砲術を持つ防具が極端に少なかった。
        しかし、EXゾラマグナシリーズやブラキウムシリーズ自体に砲術が豊富に内包されており、
        スキル自由度が下がるどころか砲術のスキルポイントと共にスロットを得ることが可能である。
        その為、MHWorldの頃と比べてスキル周りの環境はかなり改善されたと言っていいだろう。
      • しかしながらEXゾラマグナシリーズ自体の入手時期はストーリーを終えた後に解禁される、
        新たなフィールド「導きの地」で採取出来る素材を主体として生産となり、
        ブラキウムシリーズは更に後のムフェト・ジーヴァ偵察任務まで完了させなければならないため、
        本領発揮には大分時間が掛かってしまうのが難点である。
      • なお、ブラキウムシリーズはアップデート前、
        開発陣に「ガンランスを使っている人に使いやすいスキルがある」とお墨付きを貰っていた。
        実装されてみるとガンランスのみならず、
        榴弾チャアクや徹甲榴弾ボウガンも恩恵を受けやすい性能になっていた。
        ガンランスはスリンガー装填数・極意を諦めるしかない*3が、
        それでも拡散型と通常型では火力最適解とまで言われるほどの優秀さで、
        チャアクとボウガンでは理論値としての最大ダメージを手軽に実現可能になった。
        他近接には二部位のみ利用され達人芸との新たなテンプレとされる等、
        砲術・極意を抜きにしてもまだ魅力がある。

ボマー・極意

  • 発動防具:EXアークロックシリーズ【3】
    • ボマーのLv4、Lv5が解放される。
      純粋に数値が強化され、1.4倍、1.5倍まで上げることができる。
      雷耐性もわずかながら備えており、部位によっては挑戦者スキルも持っているため、
      睡眠爆破後はほぼ怒り状態になるキリン等を相手にする時はなかなか相性がいい。

満足感・極意

  • 発動防具:EXレックスシリーズEXレックスロアシリーズ【3】、EXマムガイラシリーズ【4】
    • 満足感のLv2、Lv3が解放される。
      純粋に確率が強化され、50%、75%まで上げることができる。
    • EXレックスロアシリーズは火力スキルが多く、MR解放済みのハンターからは人気の高い装備。
      加えて、満足感+攻撃や達人のスキルポイントを持つ装飾品があるのも追い風。
    • EXマムガイラにも4部位で発動できるようになった。
      EXレックス系よりも部位が増えているが、防具自体に優秀なスキルポイントやスロットが多くある。
      また、ガイラシリーズの武器を強化することで、ガイラシリーズの武器が爛輝龍の真髄の1部位として数えられる。
      満足感による広域サポートに必要なスキルに加え、豊富なスロットで火力も載せられる。
      しかし、やはり部位数が多いのがネック。ガイラ武器もあまり強力と言えないのも向かい風となっている。

火事場力・極意

  • 発動防具:EX斉天シリーズ【4】
    • タイトルアップデートVer.13.00で追加。
      火事場力スキルの上限を引き上げ、Lv6と7を開放する。
      詳しくは個別記事を参照願いたいが、
      Lv6とLv7はMHW以前の火事場力スキルの立場に戻ったような性能を有しており、
      TA勢を始めとした「ハイリスク・ハイリターン」の狩猟を体感することが出来るモノとなっている。
      唯一の相違点として挙げられるモノがあるとすれば、
      「EX斉天シリーズ4部位に縛られる関係上、従来の火事場環境と比較してスキル自由度の制約が大きい」
      ぐらいである。

継承

  • 発動防具:EXドラゴンシリーズ【2】
    • ドラゴンシリーズ実装に伴って追加された、全極意のLv上限が解放されるというとんでもない複合スキル。
    • シリーズスキルを発動させようとすると、装備が縛られてスキル自由度が下がることもあるが、
      ドラゴンシリーズの圧倒的なスロットの多さのおかげで、スキルの自由度はかなり高い。
      4部位で超越を発動させる場合は、必須スキルとされることの多い体力増強が必要なくなるので、
      更にスキル自由度が上がる。
      • 砲術スリンガー装填数などのシリーズスキルへの依存度が高く、
        それまで呪いに悩まされていたガンランサーにとっては新たな呪い垂涎もののスキルである。
        それ以外では、同時に追加された黒龍武器の会心率を補える渾身や、
        Lv4装飾品を使って発動させやすい整備加護などが特に注目を浴びた。
      • ただし、防具本体には極意関係に関わるスキルは備わっておらず、
        特に超越まで発動させている場合は基本的に護石と装飾品に頼ることになる。
        とりわけ装飾品への依存度が高く、手持ちの装飾品次第ではこの性能をフルに発揮できない可能性もある。

まとめ

  • ここではスペースの問題から最低限の効果しか記述しない。
    赤色の部分が上限解放によって発動できるレベルである。
     
  • Lv4、Lv5が解放
    名前
    (・極意)
    Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5
    KO術1.2倍1.3倍1.4倍1.5倍1.6倍
    渾身会心率+10%
    2秒間持続
    +20%
    3秒間持続
    +30%
    3秒間持続
    +40%
    4秒間持続
    +40%
    スタミナ満タン時発動
    スタミナ奪取1.2倍1.3倍1.4倍1.5倍1.6倍
    スリンガー装填地面や植物などから
    取得する弾の装填数が
    少し増える
    モンスターが落とす
    一部の弾の装填数が
    少し増える
    モンスターが落とす
    全ての弾の装填数が
    少し増える
    地面や植物などから
    取得する弾の装填数が
    更に増える
    全ての弾の装填数が
    更に増える
    整備10%短縮20%短縮30%短縮40%短縮50%短縮
    精霊の加護25%の確率で
    ダメージを15%軽減
    30%軽減50%軽減60%軽減60%軽減
    効果が発動
    しやすくなる
    砲術砲撃系の
    攻撃力1.1倍
    竜撃砲の
    冷却時間
    15%減少
    攻撃力1.2倍
    冷却時間
    30%減少
    攻撃力1.3倍
    冷却時間
    50%減少
    攻撃力1.4倍
    冷却時間
    60%減少
    攻撃力1.5倍
    冷却時間
    70%減少
    ボマー1.1倍1.2倍1.3倍1.4倍1.5倍
     
  • Lv6,Lv7が解放
    名前(・極意)Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6Lv7
    力の解放会心率+10%
    スタミナ消費
    10%軽減
    +20%
    10%軽減
    +30%
    30%軽減
    +40%
    30%軽減
    +50%
    50%軽減
    +50%
    50%軽減
    効果が発動
    しやすくなる
    +60%
    50%軽減
    効果が発動
    しやすくなる
    挑戦者基礎
    攻撃力+4
    会心率+5%
    +8
    +5%
    +12
    +5%
    +16
    +5%
    +20
    +10%
    +24
    +15%
    +28
    +20%
    火事場力基礎攻撃力
    1.00倍
    防御力+50
    1.05倍
    +50
    1.05倍
    +100
    1.10倍
    +100
    1.15倍
    +100
    1.25倍
    +150
    1.40倍
    +150
     
  • Lv2,Lv3が解放
    名前(・極意)Lv1Lv2Lv3
    満足感25%50%75%

関連項目

システム/シリーズスキル
システム/辿異スキル - MHFに存在した、既存のスキルを強化するシステム。


*1 バージョンアップで2シリーズ追加された。
*2 EXレオン、EXクレアシリーズはワンセットであり、部位を変更できない。
*3 通常型で覚醒武器に銀火竜の真髄を付与する場合は別