MHXの四天王の一角、巨獣ガムートの素材から作られる太刀。
力自慢のガムートらしく、刀というよりは豪壮な大鉾といった武器。
本項では二つ名持ちモンスターである銀嶺ガムートの武器も扱う。
目次
概要
- 今は昔、山神の巫者が用いたとされる氷属性を持った巨大な鉾。
他の四天王の太刀はどれも太刀然とした形状をしているだけに、一際インパクトのある一振りである。
もっともこの程度のインパクトは序の口だったわけだが…
- 実際に生産して背に帯びたハンターは間違いなくこう思ったはずである。「デッカい!」
分厚く非常に身幅の広い刀身に剥きだしの刃、斜めに帯びても刃先が地面をこすりかねないほどの長さ…
どれをとっても見た目は大剣なのだが、この武器はあくまで太刀である。
流石は巨獣、武器となっても常識破りの巨体ということだろうか。
もっともこの程度のインパクトは(ry- その一方で、巨大な刀身は丁寧な透かし彫りによって鋭利かつ軽量になっている。
太刀として利便性を追求する一環であろうが、これを振るう巫者達への配慮も無視できないだろう。
- その一方で、巨大な刀身は丁寧な透かし彫りによって鋭利かつ軽量になっている。
性能
MHX
- 見た目も一癖あるが、性能も他の四天王武器に比べて少々癖がある。
- 四天王武器の中では一番高い攻撃力140
- やや痛い会心率-20%
- 平均的な氷属性18
- 斬れ味は若干短めの緑ゲージ
- スロットは1つ
手数武器である太刀としては緑ゲージの短さがやや心もとない。
もちろん決して使えないほどではないが、この武器で桜花気刃斬を使うと一瞬で黄色ゲージになることも。
- 下位段階ではLV2まで強化できる。攻撃力と属性値、斬れ味が若干伸びるのである程度は使いやすくなるが、
安心して振り回せる斬れ味を得るにはやはりLV3まで強化したいところ。
- さて、本題である。LV6の最終強化まで強化すると、他武器の例にもれずこの武器も新たな銘に生まれ変わる。
今までは「巨獣刀」というシンプルな名前に収まっていたのだが、ここに来てガムートはやらかす。
それはもう盛大にハジケてしまう。
満を持して加工リストに堂々と記される
「巨刃・肢ュ刃ッッッ」の文字。
他の武器が形状・銘・性能ともに無難に進化していく中、
ガムートの「私は我が道を往く。」という意思表示だろうか。
よりによって最終段階でその図体に見合った最大級のインパクトをぶちかましてしまった。
シュバッッッ!!!!
- もちろん、メインモンスターの一角を担うガムート武器の最終強化。性能そのものは優秀で、
- 属性武器のくせに圧巻の攻撃力230
- 譲る気は無い会心率-20%
- そこそこの氷属性26
- 他の四天王に比べれば短いものの、きちんと青ゲージ、斬れ味レベル+2で白20
- 気遣いのスロット1
若干短めとはいえ十分実用を考えられる範囲内。
氷属性値も決して低くはないので、威力を十二分に活かすなら是非とも匠により青ゲージを伸ばしたいところ。
総評して、少々癖があるものの高性能な氷属性太刀であるといえる。
- 前述のライバルと差別化を図るなら、やはりマイナス会心を見切りや弱点特効や連撃の心得など、
スキルで打ち消すことでその高い攻撃力を活かしたいところ。
攻撃力の高さを活かし、一撃の重さに身を置いた狩技である鏡花の構えと相性が良い。
逆に複数ヒットし斬れ味が劣化しやすい桜花気刃斬は、
剛刃研磨でもない限りは運用が難しくなるだろう。
MHXX
- 巨刃・肢ュ刃ッッッを究極強化すると、肢ュ刃ッッッMAXと銘を変える。
シュバッッッマックス!!!!
大変読みにくい
- 気になる性能は、
- 流石の攻撃力340
- 氷属性30と属性値も十分
- 譲らなかった会心率-20%
- 素では白30、斬れ味+2で紫20が出現
- スロット1は据え置き
- 素で白斬れ味を持ち、スロットが1つあるため汎用性は十分。
ただし、本作では白兎棘刃イナバと白猿薙【ドドドド】という強力なライバルが存在する。
どちらもスロットは無いが、期待値、属性値、斬れ味がこちらを上回っている。
作成難易度の点でもラスボス素材を使うこちらに対してどちらもG4で最終強化が可能。
残念ながら攻撃性能だけで比較された場合、氷属性武器としての立場は厳しいだろう。
銀嶺刀
MHXX
- MHXXで追加された二つ名持ちモンスター、銀嶺ガムートの素材から作られる太刀。
G級からの登場となり、銀嶺刀から4回の強化で肢ュ刃王の大上段に究極強化できる。
通常種と比べるとやや名前は落ち着いている
- その性能は
- 最早規格外の攻撃力370
- プラスに転じた会心率5%
- オマケ程度の氷属性16
- 素では超長い緑ゲージだが、斬れ味+2で白20を得る
- 地味に防御力+10
- 二つ名武器共通のスロ無し&狩技ゲージブースト
なんとオマケ程度の氷属性とはいえ属性武器にも拘わらず期待値はトップクラス。
課題の斬れ味も業物と絶対回避【臨戦】を併用すれば維持は可能であり、
その攻撃力を存分に発揮できる。
- とはいえ無属性太刀にも目を向けると真名メルセゲルや鎧裂鎌ドヒキサキといった大業物が犇めいており、
そちらとの差別化は意識しなければならない。
業物臨戦を使って白ゲージを維持できるのであればこちらを、
紫ゲージが欲しい場合やスキルを多く積みたい場合は他の太刀を…と使い分けをしていくのが望ましいだろう。- 斬れ味維持が面倒ならば長大な緑ゲージに着目し、逆路線で鈍器運用するのも手。
氷属性が弱点のモンスターは物理に弱いことが多いため、運用していきやすい。
ただしその場合は宝纏武器のフォークデアマンテがライバルとなる。
属性値以外はこちらの上位互換となる性能なので、氷属性を活用して差別化するべきだろう。
- 斬れ味維持が面倒ならば長大な緑ゲージに着目し、逆路線で鈍器運用するのも手。
- 物理特化の氷属性太刀には崩界刀ウコトカムノミが存在するが、
青ゲージの長さと防御力以外はこちらが上回っている。
作成難易度の差はあるが、ほぼ上位互換と言っても良いだろう。
- 今作でのテンプレ装備、グギグギグとの噛合は素晴らしい。
もともとある5%の会心率に、見切り+1と斬れ味レベル+2、業物が発動して
更に2つくらいはグギグギグには搭載できるため、
ここに弱点特効と会心強化が発動すれば補正は1.26倍となり鬼に金棒の火力が手に入る。
- 他に斬れ味レベル+2で真価を発揮する、二つ名太刀として紅熊長筆【百蜜夜行】がある。
物理期待値としてはあちらの方が高いものの、紫ゲージが10しか存在しないため、安定感ではこちらに劣る。
こちらもわずかについている氷属性を活かしていきたいところ。
- 惜しい点はやはり鏡花採用型にすると斬れ味維持が難しい点。
白運用する前提では二つ名補正を他に回したくても他に回せないのがもどかしい。
しかし鏡花なしで臨戦斬れ味キープを取ったとしてもなお強力な一本であることは間違いない。
余談
- LV3への強化を行う場合、他の四天王武器と違い採集ツアーで素材を賄えることは先に述べた通り。
そして、ディノバルドの太刀はLV3への強化に尖竜骨が必要になり、タマミツネの太刀は大水袋が必要である。- 上位に到達したらまず巨獣刀を強化
- これを使って先生あたりから尖竜骨を調達し、灼炎のルーガーを強化
- ロアルドロスやアルセルタスを倒して大水袋を入手、狐刀を強化
あれ? 誰か足りないような…
- 前述したように、この武器の難点は少々短めの斬れ味、マイナス会心に集約される。
…お気付きだろうか?
この武器が太刀ではなく見た目通り大剣だったなら、これらの問題点は全て解決されることに…
デザインからしてカプコンが狙ってやったとしか思えない
- この武器名の「肢ュ刃ッッッ」というのは、説明文によれば「巫者たちが踊った剣舞の響きを冠した」もので、
「その舞は山神を大層喜ばせた」らしい。
一見しただけでは笑いを取りに行ってるようにしか見えないネーミングだが、実は深い意味を秘めていたようだ。
- 二つ名版の武器銘に使われている大上段とは、剣道の構え方の一種である。
竹刀を頭上に掲げた状態であり、振りかぶりの動作が無くなるため素早く相手を打突することができる。
ちなみに「大上段」というのは上段であることを強調するための表現であり、
基本的には「上段」と呼ばれることが多い。