登場人物/ヨモギ

Last-modified: 2024-03-29 (金) 13:10:48

うさ団子、美味しいよ♪

MHR(:S)に登場する、カムラの里の茶屋を営む元気いっぱいの看板娘で、
里の名物グルメ「うさ団子」を振る舞ってくれる。
ゲーム中での主な表記は「茶屋のヨモギ」となっている。
日本語・モンハン語のCVは阿澄佳奈氏、英語版はErika Harlacher氏が担当している。

目次

概要

  • 天真爛漫で好奇心溢れる、10代前半ぐらいの小柄な少女。
    カムラの里で雑貨屋のカゲロウとともに茶屋を興し今に至る。
    実はカムラの里の出身ではなく、とある理由で里にやってきたのだが、自他ともに「里の衆」として馴染んでいる。
  • 新しいうさ団子の開発に日々精を出しており、失敗も多いものの、
    ゴコクの「一発で成功したらそれは成功ではなくまぐれ」という言葉を胸に頑張っている。
    新しいうさ団子開発に活かせる「ヤッコウ」を見るために、
    アブナイ素材の調達を主人公へノリノリで依頼してくることも。
  • ヒノエの発言によれば元々カムラの里の人間は団子が好物だったが、
    味や作り方に革命をもたらしたのはヨモギらしい。おそらくは食べた時の効果も。
    里の外に売り出しても人気を見込めるのだが、ヨモギは里の中だけで充分と考えているそうだ。
    • かと言って門外不出にしたがっている訳ではないようで、
      うさ団子の輸出自体は既に行っており、売れ行きも好調。
      続編に相当するMHR:Sでは、百竜夜行の発生以前から出店していた出張店舗にも赴けるようになる。
      里・集会所・観測拠点の各店舗のさらなる繁盛と新製品の開発が期待される。
  • 超人揃いのカムラの民の中でも彼女は頭ひとつ抜けており、
    まさに海外において想像される「NINJA」を体現したような仕草を頻発する。
    • ただ話しかけただけでも、「どーもだよ♪」などと明るく返事をしつつ、
      くるっと回って虚空から中身入りの湯飲みを召喚、
      話を終えるとこれまた中身が入ったままの湯飲みを虚空へと消し去る
      更にはこの「中身」はホッカホカであり湯気が立っている
      モーションの都合で突如現れるといった動きではなく、回転を入れて出し入れの瞬間を隠しているのである。
    • 彼女の超人っぷりが如実に表れるのは、うさ団子製作ムービーにおける団子の串打ち。
      茶屋アイルーのシラタマとキナコが団子でお手玉しているところを、
      ヨモギがこれまた虚空から6本の串を取り出し、一度にすべて投擲する。
      串は団子を正確に貫き、6本すべてがその先に構えられたお盆にまっすぐ突き刺さる
      しかもこの串、尖っていない持ち手側から当たっている。
      この刺し方だと持ち手に団子が付着してべとつくのでは…。
      一応持ち手も角型にはなっているのだが、流石にこれは想定外らしく先端は点ではなく線。
      ハンターの投擲技術も常軌を逸してはいるが、これほどの芸当には特殊な技術が必要だろう。
      団子という緩衝材*1を3つ貫いたうえでお盆に突き刺さる威力もまた凄まじい。
      これだけの技術と威力があれば、モンスターの目くらいは簡単に潰せそうである。
      • 一応、集会所の中の団子屋の方で働いているアイルーも流石に串の持ち手側からではないが
        団子を3つ空中に放り投げてひと突きで3つとも串を通す程度は平然とやってのけているので、
        これほどの芸当もカムラの里ではそれほど珍しくないことなのかもしれない。
    • さらに、里ストーリーのひとつの区切りとなるクエストクリア後ムービーでは、新作団子製作の一コマが見られるのだが、
      なんとこの時、彼女はいつもの一回転の動作で正面に向き直るまでに
      両手に載せた白い餅を適切なサイズの3つの団子に成形し、
      それぞれ別の色付けをして串に通し終える忍者だからで済む芸当ではない。
  • ハンターではないがボウガンなどの射撃武器の扱いに長けており、
    ほかの里の民たちと同様に里のツワモノとして百竜夜行で呼び出すことが可能で、
    ヨモギ自身は速射砲で攻撃する。詳細はこちら
    • まだ幼く年長陣から危険と判断されているのか、盟勇として参戦できなかった。
      そんな彼女の得意武器はヘビィボウガン。
      若干トリガーハッピーのきらいがあるのか、ゲス顔で銃弾をぶっ放すアートワークがそれを物語っている。
      百竜夜行のツワモノボイスを英語にすると分かりやすくテンションがヤバい。
      • なお、流石に得物として例の団子は使わないらしい。

出自

  • 冒頭でも述べたが彼女はこの里の生まれの人間ではない
    幼少期にとある竜人のハンターに連れ出されて以来ここに住んでいる。
    彼女の本来の出自はゴコクやフゲンなどのごく少数の者しか知らないようだが、
    ゴコクは「あの子は色々あった」と語っていることから、恵まれた境遇ではなかった模様。
    フカシギからは「実はやんごとなき立場なのでは」と疑われている。
    それも貴族どころの話ではないらしい。
    貴族以上となるとこのへんの人々と同格ということになるが、
    そんな彼女の隠された素性はMHRise時点では明らかにされていなかった。
    • なお、公式ツイッターにてフカシギが明かしたところによると、
      茶屋に使われているウサギと桃のようなマークは、
      ヨモギが保護された際、彼女を包んでいた布に描かれていた模様だったとのこと。
      仮に王族の出自であるならば、王家の紋章だろうか?
    • 続編アップデートとなるMHR:Sでは、雑貨屋のカゲロウが、同郷の薬師タドリへの伝言として
      「十数年前に滅びた故郷」や「姫みこ様はカムラの里で笑顔で過ごしている」、
      姫みこ様のうさ団子をご賞味あれ」など、断片的ながら中々とんでもない情報を口にしている。
      敢えて平仮名表記になっているのか、姫巫女、姫御子、姫皇子、姫神子などいろいろと当てはまるが、
      どれを採っても、王室や法皇のような血筋に連なる出自ということになるだろう。
  • そして公式短編小説『アナザーストーリーvol.4において、
    「ツキトの都」の為政者「ミカドの遺児であることが明かされた。
    ツキトの都が「大いなる災い」と称される龍の襲来によって滅亡した後、
    ミカドからカゲロウに託され、カムラの里に流れ着いたとのことである。
    小説内では「嵐をもたらし、その中を悠然と舞う」という断片的な情報が記されており、
    この時点で嵐に関連したとあるモンスターとの関連性が浮上した。
    • 茶屋に使われているマークはやはり王家の紋章であったが、
      フゲン達がヨモギを里の家族として護り通す決意として里中に咲き誇る桜を加えているとのこと。
    • ミカドは女性(つまりヨモギの母)であり、ヨモギの父はミカドと恋に落ちて結婚した隣国の心優しい貴族だが、
      「大いなる災い」の際に亡くなった模様。
      なお、この隣国については詳細は明かされていないが、
      カゲロウがヨモギを連れ出した際にヨモギの父の実家の庇護を求めなかったことから
      隣国も「大いなる災い」の被害を受けて壊滅してしまった可能性もある。
    Ver.13では王国の特命騎士がこの古龍を追っている事が明かされており、
    主人公がこの古龍と対峙するフラグが立ち始めていた。
    そしてVer.15より、いよいよ大いなる災いの龍と対峙することとなった。
    緊急クエストのムービー『忠義の士』では、悲壮な覚悟を固め、これを討たんとしていたカゲロウを呼び止め、
    今まで面倒を見てくれたことへの感謝の言葉を述べる。
    カゲロウはこの時、ミカドの「この子(ヨモギ)を護って」という言葉を思い出し、
    ヨモギをこれからも護り抜くと誓うのだった。
    • このムービーにおいて、出産間もない姿のヨモギと、顔こそ見えないがヨモギの母親・ミカドが登場する。
  • 古龍との死闘を制すると、あの時なぜヨモギがカゲロウを呼び止めたのかを猛き炎や里長たちに語り出す。
    彼女曰く、赤子の頃のことをぼんやりと覚えていたので最初から事情を理解していたのに加え、
    のちに郵便屋のセンリが偶然落とした手紙から自分の過去を知ったようである。

余談

  • 誰でもヨモギの声になれるハンターボイスDLCが発売されている。
    お団子パワー全開の快活なボイスであり、ヨモギがハンターとして出陣するとどうなるかを窺い知れる。
    因みに、ジェスチャー『挑発』を使うと「うさ団子にしてやろうか~!」などと言い始める。
    この子やっぱり怖い…
  • モンハンライズ開発現場リポート第二十七回によれば、Riseのキャラクター設定を固めている段階では
    ヨモギの設定は「茶屋の元気な看板娘」のみだったという。
    そこに「何かもうひとつ欲しい」ということで「カムラの里の出身ではない」との設定が加わり、
    「カムラの里と同じ文化圏だがすでに滅亡している『都』があって、ヨモギはその都の姫だった」となった。
    カゲロウの「過去は謎に包まれている」という設定も、当時は本当に「謎」のみだったが、
    ヨモギの設定と同時に「彼女を都から救い出して里まで連れてきた家臣」としたとのこと。
    • この段階では、ゲーム内で二人の物語を描くか否かも「大いなる災い」の正体も未定だったが、
      そこで深掘りをやめてしまうと、世間話などで過去を匂わせる発言をした際に齟齬が生じる恐れがあるため、
      あらかじめ細部まで掘り下げておき、両名の過去を詳細に作り込んでおいた。
      結果、続編であるMHR:SのVer.15でヨモギとカゲロウのエピソードが展開されるに至った、という経緯となっている。
  • ヨモギは、2022年1月にBS日テレで放映されたテレビ番組『MONSTER HUNTER CAMP』に出演している。
    この番組はモンハンと関連コラボ商品を紹介するためのもので
    いわばモンハンぷらすのナレーター喜多村英梨と同じくナレーターとしての出演なのだが、
    公式の出演者リストに「サンシャイン池崎、えなこ、(中略)、ヨモギ」と
    「阿澄佳奈」ではなく「ヨモギ」の名義で出演、実際にヨモギとして商品の紹介をしている。

関連項目

世界観/カムラの里
登場人物/カムラの里の住人
システム/うさ団子
システム/百竜夜行 - 里のツワモノにおける当人について記載
BGM/うまうまおだんごのつくり歌 - 歌唱担当


*1 団子のような粘度の高い物体を貫通させようとすると、投擲物、飛来物の速度や威力は著しく下がる。