システム/辿異種

Last-modified: 2023-11-01 (水) 19:43:07

MHFにおけるモンスターの区分の一種。「てんいしゅ」と読む。
2016年11月9日のMHF-Zアップデートより実装された。

目次

概要

  • MHF史上最強の脅威」と謳われているモンスター群。
    プレビューサイトではこの謳い文句と併せて「モンスターが極まる!」ともされ、
    運営いわく「強さを追求したモンスター」として実装したとのこと。
    • MHF-Zでは新たなハンターランク帯(Z級など)は実装されないため、
      辿異種はG級コンテンツの1つとなっている。
    設定では、強靭な個体が長い年月を経て独自の進化を辿ったものとされる。
    何らかの要因で特定の部位が異常発達しており、
    長い年月を掛けて研ぎ澄ました、独自の攻撃で獲物を捕食するのだという。
    • 異常発達の要因も様々で、
      ダイミョウザザミのように過酷な生存競争を生き残るための武器として発達した
      フルフルのように本当の意味で異常発達した属性の力に適応するように変異した
      リオレウスのようにとある事に更に特化するために発達したなどがある。
  • 辿異種のモンスターは何れも外見の変化を遂げているのが特徴である。
    そして、特に外見的に著しい変化を遂げている部位を「発達部位」と呼ぶ。
    エスピナスなら角、リオレウスなら翼といったように、
    各モンスターの特徴的な部位が発達部位に設定されており、
    この発達部位を破壊することで希少な素材が得られると、辿異種の最大の特徴とも言える役割を担っている。
    • なお、当初は発達部位以外は大きくは変わっていないという見解も見られたが、
      それは発達部位が極端すぎるが故にそちらに目が言ってしまいがちなだけであって、
      いずれも通常個体、そして特異個体とも違う変化を遂げている。
      リオレウスで言えば発達部位の翼、そして発達部位ではない尻尾に溶岩のような筋が現れており、
      エスピナスで言えば全身の棘がより毒々しい色に変化、脚が少し白っぽくなっており、
      そして全身にイバラが巻き付いていると言った変化を遂げている。
      これらはクエストで実際に対峙すると、より強く実感できるだろう。
    • グラビモスは異常発達した「噴出口」と呼ばれる部位が胸と背中に出現しており、
      翼や腕などシンメトリーの部位を除くと、異常発達した部位を複数持つ初の例である。
      ただしシステム面では「胴」として一括に扱われており、
      グラビモスの胴の部位破壊が「段階によって変化が現れる」のをうまく用いたような形であるようだ。
  • 勿論ハンターとの戦闘においても、
    辿異種は発達部位、もとい異常発達した要素を用いた戦いを行う。
    ざっくりと例示すると下記の通りとなる。
純粋に攻撃に用いる
フルフルの電撃、ギアオルグの尻尾攻撃、ヒュジキキの針、アノルパティスの角など。
いずれも、一撃の威力が高い傾向に見られる。
また、もともと発達した部位を中心に獲物を採るようになったケースが多く、
その部位を破壊しても構わず使用し続ける事が多いものの、何かしら悪影響が出たり、
上手く扱えなくなったりする場合がある。
副次要素をメインに用いる
エスピナスの角から生成された猛毒や、爪で空を切って真空波を起こすティガレックスなど、
発達部位そのものではなくそこから副次的に発生するものを主体としている。
これらは発達部位破壊による影響が小さいが、やはり何かしらの悪影響が出ることがある。
自身の恩恵に活用する
直接攻撃には使用しないが、発達したことでタフネスが増し長時間の爆速を可能としたミドガロンや、
翼を炎上させることが出来るようになったリオレウス、
自らを焼くほどの冥雷の制御が可能となったドラギュロス、
より強烈な磁力を制御できるようになったルコディオラなどが挙げられる。
このタイプの辿異種については、発達部位がその力の源になっていることが多く、
破壊するとその恩恵を受けられなくなり、場合によっては制御しきれなかった力が暴走する者もいる。
  • 異常発達を遂げた部位がある一方で「長い年月を経た個体」という設定からか、
    多くのモンスターは甲殻などが色褪せているほか、
    鋏や脚の先端部が剥げているアクラ・ヴァシムや、かかと部分がガサついているドドブランゴなど、
    身体のどこかしらに損傷や劣化が見られるモンスターもいる。
    また、全身の針が発達した代わりに猛威であったはずの毒袋が退化してしまったヒュジキキのように、
    どこかが発達した一方で何かしら弱体化している部分を抱えているモンスターもいる。

辿異クエスト

  • 辿異種モンスターの登場する「辿異クエスト」は、
    G級クエスト受付より受注することができるようになっている
    (従って、HR帯では辿異種には挑めない)。
  • G級モンスターは基本的にほぼ全てのモンスターがG級昇級直後に(勝ち目のほどはともかく)挑めるが、
    辿異種は非常に危険な存在であるため、GR200になるまで受注・参加が許可されない。
    GR200を超えてG級受付嬢に話すと、
    「貴方ならもしかしたらあのクエストも…」と言い、辿異クエストが解禁される。
    • ちなみに2017年4月アップデートよりG級遷悠種の狩猟可能ランクがGR100になったため、
      辿異種はMHF-Z現在、最後に受注可能なG級クエストという図式になる。
  • 辿異クエストは定期開催クエストの枠外に存在しており、常時受注することが可能である。
    従来のMHFのクエスト配信形式とは異なり、
    辿異クエストを選ぶとまずはどの辿異種モンスターに挑むかを選ぶことになり、
    そこで選択したモンスターのクエストの中から、
    受注GRによって異なる4つの難易度の内どれか1つのクエストを選択する、という流れである。
    • なお辿異クエストはG級の常時配信クエスト枠に新たに設けられる。
      各モンスターごとに辿異種★1~辿異種★4まであり、それぞれGR200、400、600、800となっている。
      通常個体のG級クエストは難易度にバラつきがある(ヒプノックは★1、エスピナスは★6など)が、
      辿異種は全て統一されている。
    • 難易度が上がると強さが増し、★1はG級クエストの延長線上ほどの強さだが、
      ★4になると至天征伐戦、無双襲撃戦と遜色ない難易度となる。
      また、難易度が上がるとモーションの追加や変更が存在するのも特徴である。
      これについてはモンスターによっても異なり、★2、★3、★4のそれぞれで技が追加されるものと、
      ★2、★4でのみ追加されるもの、それに加え★3では仕様が変わるものなど様々。
      ミドガロンの怒り状態偏移など根本的な仕様が難易度で変化するケースもある他、
      特殊な状態異常である「猛毒(超毒)」「火属性やられ【特大】」については、
      難易度が上がるごとに受けるダメージの量が加速度的に増加するという特性を持っている。
    • 難易度に関するものなど、基本システムはG級クエストに準拠はしているが、
      防御力減算はG級★1~★4の数値ではなく、★1からGR8相当、つまり防御力-1050となる。
      ★4でも防御力の減算値に変化はない。
      また、難易度変更そのものが不可能になっている。
    • 余談だが、期間限定配信のイベントクエストであっても、
      それが辿異種の狩猟であるならば全て常設の辿異クエストの枠で配信されている。
      狩猟対象となっているモンスターの名前で判断しよう。
      このため現状では、メインターゲットが「不明」になっている辿異クエストは登場していない。
  • ちなみに受注には従来のG級クエスト同様、契約金としてGzが必要であるが、
    GR以外の条件(チケットなど)は一切ない。
    またG級遷悠種同様、G級秘伝書の有無は一切問わない。
    GR500以上のハンターがクリアした際には武器勲・極を得られるが、
    覇種同様、ギルド優先依頼のターゲット対象外である。
  • クエスト制限時間は現時点では全てのクエストで50分となっている他、
    元気のみなもとも無条件で利用可能になっている(ただ、みなもと効果に頼れない技も多い)。
    高難易度のものは凄まじく高い狩猟難度であることは言うまでもないが、
    攻撃技が全て一撃必殺、というような性質でもなく、防御力によるダメージ軽減は★4(GR800)でも機能する
    (モンスターによってもムラはある)他、一部のモンスターは属性耐性のダメージ軽減も恩恵が大きい。
    覇種無双襲撃戦のように、クエスト側の強い制約で難度を高めるというよりは、
    モンスター本体の強さで難度が調整されていると考えればよいだろう。
    • また、後述するモンスター毎の特殊な状態異常に関しては、
      PTで挑むことで他のプレイヤーを救助できるギミックが存在するものがある。
      当然慣れればそれらを回避して立ち回れるような作りになっており、
      その点でソロ・シングルに徹底的に不利な仕様となっているわけではないが、
      慣れない内はPTで挑んだ方が成功率を高められるだろう。
  • 辿異クエストでは、小型モンスターは出現しない。
    そのため横槍を入れられることなく辿異種との戦闘に集中できる。
    ただしドドブランゴの辿異クエストのみ元の設定からかブランゴが出現し、
    いつも通り咆哮でブランゴを呼び出すこともある。
  • 報酬については、難易度ごとに変化する。
    ただし辿異種モンスターはモンスターごとに独立した素材体系を有しており(後述)、
    難易度毎に根本的な入手素材が変わるという訳ではない。
    例えばフルフルから入手できる「アルビノの蒼血」は高難度のクエスト報酬や、
    高難度個体の剥ぎ取りで高確率で出るが、GR200でもクエスト報酬等で出るようになっている。
    剥ぎ取り等も含めて、高難度のクエストほど、レアな素材が出現しやすい設計となっているようだ。
    なお、各難易度専用の素材は発達部位限定であり、
    それ以外の素材は確率はともかく低難度からでも出るようになっている。
    • 発達部位を破壊すると、部位破壊報酬で発達部位となっている素材を確定で入手できる。
      例えばフルフルの場合は「アルビノの極」、ヒプノックの場合は「眠鳥の極」といった具合である。
      この素材は上述したように各難度で入手できるものが異なっており、
      上記辿異種フルフル素材はGR200のクエストで入手できるものだが、GR400ではこれが「極上頭」、
      GR600では「極剛頭」、GR800では「極絶頭」となる。
  • クエスト名のうち★1は「極○を備えし□」、★4は「△の○」で共通し
    (○は発達部位、□はモンスターの別名、△は発達部位の特徴を表す語句)、
    ★4のそれは、その辿異種自体を現す異名、と言える物になっている。
    ★2、★3のクエスト名は特徴的な攻撃を表す言葉、
    あるいはその辿異種モンスターの特性を現した言葉の何方かであることが多い。

該当するモンスター

  • 辿異種モンスターは23種類が存在する。
    なお「辿異種」と認定されているモンスターは、
    ボガバドルムを除き、既知の、尚且つ普通のクエストでも狩猟できるモンスターで、
    烈種・始種・遷悠種、征伐クエストで出現するモンスターは対応していない。
  • MHF-ZZの新モンスター「ボガバドルム」は、
    「狩猟中に腕が異常発達して辿異種化する」という特殊なモンスターであり、
    狩猟解禁も「辿異クエスト」となっており、実際に公式側も「辿異種」と表現している。
    本種の「辿異種」としての実装経緯については当該モンスターの記事を参照いただきたいが、
    ボガバドルムはクエスト開始直後は発達部位が存在せず、罠も有効であるという特殊な設定である。
    ただし「極み襲うボガバドルム」は通常のG級クエストである無双襲撃戦のモンスターであるためか、
    例外的に辿異種としては扱われていない(受注条件は★4辿異クエストと同じGR800以上である)。
  モンスター名  発達部位解禁日時
棘竜エスピナス2016年11月9日
盾蟹ダイミョウザザミ
眠鳥ヒプノック
フルフル
雪獅子ドドブランゴ2017年1月11日
火竜リオレウス2017年1月18日
尾晶蠍アクラ・ヴァシム尻尾2017年2月22日
轟竜ティガレックス2017年3月22日
針纏竜ヒュジキキ針(背棘)2017年4月26日
氷獰竜ギアオルグ2017年5月31日
爆狼ミドガロン2017年8月2日
極龍ルコディオラ2017年8月30日
水竜ガノトトス2017年9月27日*1
雅翁龍イナガミ尻尾2017年11月22日
照雷鳥トリドクレス2018年2月7日
冥雷竜ドラギュロス2018年2月28日
怒貌竜ガスラバズラ2018年5月30日
暴鋸竜アノルパティス鋸角2018年7月4日
爆霧竜ボガバドルム2018年9月26日
鎧竜グラビモス躰(胴)2018年10月31日
喰血竜バルラガル2018年11月28日
多殻蟹タイクンザムザ両爪2019年1月30日
司銀龍ハルドメルグ2019年2月27日
  • 最大の特徴にして、攻略の鍵ともなり得る発達部位の耐久力
    (上述した「部位破壊達成」と見なされる状況までに必要なダメージ)は、
    何れもそのモンスターの総体力の半分程度が平均となっている。
    ただしモンスターによってもムラがあり、実際にはそれ以上であったりそれ以下であったりする。
    なお2018年夏時点で最も耐久力の高い「発達部位」は、辿異種ルコディオラの翼である。
    なんと総体力の60%近くに相当する18000ダメージが必要となっている。
    破壊条件が特殊なアクラ・ヴァシムと、
    アイスブレードで発達部位を頻繁に護るが故に素の耐久値が低くなっているギアオルグを除くと、
    一番低いのは辿異種ガノトトスの頭で、約12000ダメージ(総体力の40%程度)となっている。
    それぞれの部位で、という条件であればドドブランゴ(6500)となるが、
    両方破壊しないと発達部位破壊達成とはみなされない。
    いずれにせよ、アクラ・ヴァシムを除けばどの発達部位も10000を超える耐久値があると考えてよい。
    • 一番高いルコディオラと一番低いガノトトスはどちらも発達部位破壊で「大幅に弱体化」する、
      いうなれば発達部位が生命線となっているモンスターである。
      ただ両者の違いとして、ルコディオラの翼は肉質上本種の大きな弱点となっており、
      逆にガノトトスの頭は特段弱点と呼べる部位ではない。
      初期の辿異種を除くと、その点、及び普段からの狙いやすさなどが総合的に加味され、
      耐久値が設定されていることがうかがえる。
  • アクラ・ヴァシムを除く全ての辿異種に言えるが、発達部位を壊すには、
    苛烈な攻撃を掻い潜って、総体力の半分近くを発達部位に叩き込まなければならない
    このため、基本的には大半の武器で辿異種に発達部位の破壊込で挑む場合、
    発達部位の破壊前に討伐してしまうというリスクが大きくなり、
    発達部位のみを狙う立ち回りを行う等、リスクを減らす工夫が必要となる。
    • 発達部位素材は辿異武具の強化に必ず必要になるため、
      最初から一切破壊を狙わないというケースはまず考えにくい。
      また、先述したルコディオラは「発達部位破壊で大幅に弱体化する」が、
      それは火力だけでなく耐久力面でも弱体化するため、
      そういう場合発達部位破壊が戦略上非常に重要なものとなる。
      これらの事から、かつてのMHFで見られたような「部位破壊一切無視」の狩猟は辿異種に関しては主流とは言えない。
    • アクラ・ヴァシムは従来の個体と違い、
      発達部位である尻尾の切断前が最も手ごわい設定になっており、
      本種のみ体力条件が健在である(通常個体で体力条件があった、エスピナスはそれが撤廃されている)ため、
      実際のところとしては本種も苛烈な攻撃を掻い潜って、総体力の60%を削らないといけない設定である。
  • 更に、従来破壊対象となっていなかった部位が新たに部位破壊可能となったり、
    同一で扱われていた部位破壊が独立し、個別で扱われるようになったことで、
    新たに部位破壊対象となった部位を有するケースがあり、こちらについては多くの辿異種で見受けられる。
    これら部位の耐久値は、元々高い部位耐久値を有するG級特異個体と同等から若干上、という程度であり、
    これら部位を破壊するだけなら、特別気にする要素は存在しない。
    一方、1回の戦闘で発達部位と一緒に狙う場合は話が変わり、
    総体力の半分前後という、空前絶後の耐久力を誇る発達部位を破壊し、
    殆どのケースで半分以下しか残っていない体力の中で、これら部位を狙って破壊する必要があるため、
    その難易度は一気に跳ね上がることになる。
  • これらに対する大きな対抗手段となるのが、本種の素材を用いて作成できる辿異武器である。
    辿異武器は、発達部位を破壊しやすくなる(以後、発達部位特効とする)効果を有しており、
    実際のダメージは通常通りであるが、
    発達部位の耐久値に対してのみ、大きなダメージを与える事ができるのである。
    詳しい事は辿異武器の記事を参照していただきたいが、
    この効果を用いることで大半の武器よりも早く、かつ体力をあまり削らずに発達部位を破壊する事が可能となり、
    発達部位破壊前に討伐してしまう、というリスクを抑えることが可能である。
    更に、この効果を活かしてしっかり発達部位を狙い、破壊が出来れば体力に余裕が生まれるため、
    結果として、もう1つの難点である、
    「1回の戦闘で発達部位とその他部位を一緒に破壊する」事の難易度も落とす事にも繋がるのである。
    • 勿論、上述の通り難易度は高い事を踏まえて言うが、
      しっかり狙えば、辿異武器に頼らずとも発達部位とそれ以外の部位全ての破壊は十分可能である。
      あくまで、辿異武器を用いることでこの難易度を大きく落とし、狙いやすくなると考えると良いだろう。
      ただ、先述した「発達部位の破壊前と後で戦闘力に大きな差がある辿異種」に関しては、
      発達部位特効効果によって、
      発達部位を素早く破壊した結果として「戦いやすい環境を素早く用意できる」事にも繋がるため、
      このタイプの辿異種を相手する際の対抗手段として辿異武器を選択するのは、
      あながち、悪くない選択肢の1つではある。
    • ちなみに、辿異種のトップバッターを務めた4種(通称:最初期組)の内、
      ヒプノック以外の3種については部位数が多いだけでなく、
      その通常部位の耐久値もかなり高めであるため、
      これらのみ、例外として発達部位特効効果を以てしても、発達部位も含めた全破壊が難しい。
      特にこういったケースに遭遇した場合は、無理せず必要な部位にのみ絞るのは賢い選択である。
  • 発達部位を破壊した場合、全てのモンスターではないが、
    従来の該当部位怯みとは異なる怯みモーションが発生する場合が多い。
    例えばエスピナスだと、通常個体では頭部破壊をしても怯むだけだが、
    辿異種の場合頭部破壊で大きくノックバックする怯みに代わり、怯んだ後は必ず咆哮する。
    ルコディオラは本来翼破壊ではダウンしないが、辿異種では必ず大ダウンしてもがく。
    これら特殊な怯みが設定されている場合、
    麻痺やスタンなどを強制解除して当該モーションに移行する場合があるが、
    殆どの場合その後何らかのチャンス行動を行うため、覚えておけば問題ない。
  • 発達部位絡み以外での辿異種の大きな特徴として、妨害要素の強化が挙げられる。
    これらはG級特異個体や遷悠種を更に上回る物となっており、
    MHF-G時点ではグァンゾルムのみが使用していた超咆哮超風圧超震動
    更には既存のものよりも更に強力なや状態異常を用いる。
    これらは特異個体のように既存の風圧・咆哮・振動のランクが一律で上昇している訳ではなく
    グァンゾルム同様、攻撃技の1つとしてこれらの妨害要素や状態異常が存在してはいるが、
    一方で対策も工夫を要する物となっており、これらも駆使して歴戦のハンター達を苦しめる。
    • 基本的にいずれのモンスターも、各種妨害要素はノーマルモードのG級クエストに準拠している。
      例えばヒプノックは特異個体では龍風圧を発生させるが、辿異種では普通の風圧【大】である。
  • 状態異常は効き、閃光玉も有効なモンスターには有効だが、
    通常個体や特異個体との大きな違いとして、罠には一切反応を示さない
    特異個体のように罠にかかっても即抜け出すのではなく、烈種のように何も起こらない。
    従って、罠を用いた狩猟(というかハメ)は不可能である。
    状態異常耐性値はG級特異個体もしくはノーマルモードG級とほぼ同様で、
    モンスターによって効きが悪くなったり(エスピナスに対する麻痺)、
    逆に効きやすくなったり(フルフルに対する毒・麻痺・気絶)と様々である。
    • なお罠が効かないため、辿異種は全て討伐限定になっている。
  • 体力は受注ランクやモンスター問わず30000と非常に高いうえに、防御率もGR200の時点で始種や遷悠種を上回り、
    GR800に至っては至天征伐戦クラスの0.1前後となる。
    そのため制限時間を別にすれば、単騎の戦闘能力・耐久力は
    極み統べるグァンゾルム」の討伐クエストに匹敵するものとなっていると言える。
    • なお、2017年の辿異種モンスターは、
      初期実装の4体と比較するとほんの僅かだが防御率が高く(柔らかく)なっている。
      一方ルコディオラについては、実装当時は★4では極み統べるグァンゾルムどころか、
      極み吼えるジンオウガに匹敵する全体防御率になっていた(後に修正され全体防御率が増加している)。
      ただしこれは本種の怒り状態の仕様に寄るもので、
      発達部位破壊でそれを解除することで他モンスターとの差が小さくなる。
    • 2018年以降は再び全体防御率は低下する傾向となり、
      2019年時点での最低値は辿異種タイクンザムザの非怒り時の0.06と、
      かつての辿異種ルコディオラに近い値となっている。
  • また、素材体系は根本的に一新されており、
    剥ぎ取り・報酬・部位破壊全てにおいて出現素材が通常のG級個体とは異なる。
    発達部位については上述の通りなので、ここではそれ以外の素材について解説する。
    • まず、コモン素材が4種類存在する。
      これらは各難易度毎に1番出やすい、その次に出やすいと言った感じで入手確率が変化する。
      例として辿異種フルフルのコモン素材は、
      「プリプリした皮」「アルビノの蒼血」「アルビノの絶縁膜」「アルビノの触角毛」の4種であるが、
      左から順に★1、★2、★3、★4クエストの個体の剥ぎ取りと報酬で1番出やすい素材となる。
      そして前者2つと後者2つの2グループに大分してそれぞれ★1、★2で出やすいコモン素材、
      ★3、★4で出やすいコモン素材という形になり、もう1グループの方は出にくい素材となる。
      武具作成で大量に要求される、要となる素材であることからこの法則を頭に入れて、
      素材集めの難易度を選定すると短時間で大量に集めて行くことが出来るだろう。
    • 次に、そのモンスター自体のレア素材が2種類存在する。
      片方は準レア素材とも言える、剥ぎ取りと報酬で低確率で入手できる物で、
      もう片方は剥ぎ取りでしか入手できないレア素材である。
      しかしこれらはG級希少素材HC素材と違い、
      難易度が上がる=より強い個体であるほど出やすい*2という性質を持つ。
      それ故武具に大量に要求されるのは決まって後半、つまり出やすくなる高難易度帯に用が生まれる時である。
    • 発達部位以外の部位破壊素材は、現状全てのモンスターに専用の素材が設定されている。
      これらは「通常入手可能」と「レア」の二通りしかなく、
      部位破壊をして剥ぎ取り素材が出るということはない*3
      低難度クエでも「レア」は出るが、高難度よりは出にくい*4
      また、これらの素材は全てGR200からクエスト基本報酬で出るが、
      これも高難度の方が出やすく、部位破壊も併用していった方が集めやすい。
      ただし、発達部位と部位破壊レア素材だけは一部の特殊なイベントクエストを除いて報酬では一切出ない
      なお、部位破壊報酬の部位破壊・クエスト報酬枠出現率は全ての辿異種で共通であるが、
      エスピナス、アクラ・ヴァシム、ヒュジキキ、ギアオルグの4頭については、
      同じ部位破壊素材が出る部位を2つ有しており、両方破壊できれば入手率は高まる(要求数は他種と同じ)。
    • ちなみに部位破壊で剥ぎ取りコモンが出ない、いわゆる「ハズレがない」という性質から、
      パートニャーの「部位破壊素材を100%持ち帰る」効果との相性が極めて良い。
      シングルでも攻略可能になってきたら、パートニャーを連れて素材回収というのも十分選択肢に入る。
  • 現在実装されたモンスターは、ボガバドルムとタイクンザムザを除くといずれも「普通のG級個体」、
    更に踏み込むと何れかのランクに「特異個体」が存在する。
    だが辿異種は上述したように既存モンスターのモード変更ではなく、
    ギルド優先依頼のターゲットからも除外され、何から何まで「従来のG級個体」とは一線を画しているため、
    辿異種は「G級コンテンツにおける、覇種*5のような存在」とも言えるものになっている。
    • なお覇種はどのモンスターも脅威となる方向性が「超絶的な攻撃力の高さ」で一致していたが、
      こちらは攻撃力のベースそのものは通常のG級モンスターから強くは逸脱しておらず、
      何れも各辿異種に適した装備を用いると非常に戦いやすいが、
      一方で汎用的な対策が通じにくく、適していない装備では極めて苦戦を強いられるという共通項がある。
      加えて、最初に挑める難易度についてはステータスだけでなく、
      動き自体も従来のG級の延長線上と言える物で、いきなり高難易度という訳ではないと、
      覇種を始めとした、従来の高難易度クエストで問題視された部分に、
      様々な方面からアプローチが掛けられた設計となっている。
  • 辿異種は「強靭な個体が長い年月を経て独自の進化を辿ったもの」という定義であり、
    「剛種」のような強さのランクを表すものではなく、
    決まった定義によって分類分けされる「始種」や「遷悠種」と同じ区分である。
    ただ、従来は通常の個体が存在しない「辿異種のみ」のモンスターは存在しないと見られていた。
    ボガバドルムは「戦闘中に腕が異常発達して辿異種化する」個体がいる
    (という設定で、実際はこの個体としか戦えない)ため辿異種と認定されているが、
    これについてはプレイヤーの主流が変わってきた状況から、
    新規モンスターを魅力的に見せつつ上記の定義を満たすためのアイデアで、
    公式側も言及しているがやや無理のある設定である。
  • 余談だが、辿異種モンスターはサイズ変動が行われない(記録はされる)。
    その為常に一定の大きさになっている。
    また後述するが、多くの辿異種モンスターは通常個体より大型化する傾向にある。

作製できる武具

  • 辿異種の素材を用いて、「辿異武器」「辿異防具」の作製が可能である。
    なお辿異種へ挑戦可能となるランクの関係上、辿異武具の作製もGR200以上が条件となるが、
    上述の点から、強化については更に上のGRが必要となる。
    装備アイコンには「Z」マークが付いている。
    いずれもデザインは一新されており、「発達部位」を意識したデザインとなっている。
    • 辿異武器は装飾品とシジルの両方を装着・焼き付けが可能と、遷悠武器と同じ仕様を持つ。
      また、辿異種モンスターの発達部位を破壊しやすくなる効果がある。
      辿異武器はGR400・600で更に強化することができ、
      この時点でG級武器Lv50を超える性能が発現する。
      そして、GR800で更なる強化を遂げて最終段階に至る。
    • 辿異防具は、G級防具と同じ効果も持つ。
      こちらはZ→ZF→ZY→ZXシリーズとなっており、
      ZYシリーズの時点で従来のGX防具と同等以上のスキルが発現し、
      防御力だけならZシリーズの時点で従来防具を超える性能になる。
  • 辿異武器・辿異防具共に、装備するだけで自動発動する「辿異スキル」という特殊なスキルを備えている。
    この辿異スキルは烈種・始種武器遷悠防具などのような既存スキルではなく、
    独自のものとなっている。
    辿異スキルは、武器の場合は武器ステータス画面に、
    防具の場合は説明文画面の下部に「≪辿異スキル名≫」というように表示される。
    詳しくは上記リンクの記事を参照のこと。
  • 素材については、辿異武器の生産には発達部位の部位破壊素材は要求されないが、
    辿異防具の生産には必ず1つ要求される。
    辿異武器なしで発達部位を破壊するのは難しいので、まずは発達部位は無視して素材を集めて辿異武器を作り、
    それから辿異防具の作成に取り掛かるとよい。
  • 通常の辿異武具の他にも、一部の課金系統武器を辿異武器へ、
    G級狩護防具を更に「辿異狩護防具」へと強化が可能となることが明かされている。
    辿異狩護防具は、「GP」から更に「ZP」へと名を変える。

実装後の経緯、反響など

  • MHF-Zアップデート直後の辿異種4体(以後、初期の辿異種と記載)はいずれもMHF最古参のモンスターで、
    G級化も比較的早い段階で行われたという事で、HRの個体と大きくは変化していなかった。
    武具も、最初期のバランス調整の問題や、3年という歳月の経過で主力として挙げられる事は現在では
    (最後発のスラッシュアックスFを除き)ほぼなかった。
    それ故に、彼ら古参モンスターが(装備面も含め)どのような強化を施されるのか注目されていたが、
    蓋を開けてみるといずれも「魔改造」された恐るべき戦闘力を発揮し、
    ハンターを震撼させることになった。
    • 各辿異種の記事にもあるが、初期組の辿異種はどのモンスターも賛否が真っ二つに割れていた。
      部位破壊の難しさであったり、対処に失敗すると即死してしまう驚異的な技を用いたりなど理由は様々だが、
      いずれにしてもかつての「覇種」を彷彿とさせるインパクトがあった事は紛れもない。
      そのため、当初は辿異種を「既存モンスターのG級化」のような括り(つまりG級特異個体の次)
      で捉えられていたが、実際の辿異種は「G級の覇種」のような存在であり、
      今後のアップデートでは各アップデートにおけるラスボス格として少しずつ増えていくのではないか、
      もしくは覇種のようにほとんど増えないのでは、と言われるようになった。
      実際には2017年夏時点では特に注力されているコンテンツであるとはいえ、
      一気に8体追加したことによる、後半4体の調整不足の反省より、
      調整にじっくり時間をかけるようになったのか、
      その後は1アップデートに2~3体程度と、概ね既存モンスターのG級進出よりやや少ないペースで追加された。
  • アップデートから2週間後に掲載されたインタビューによると、
    辿異クエストの受注率は全体で45%と極めて高い水準にあったようである。
    また、成功率が高いのはエスピナスとヒプノック、
    逆に低いのはフルフルとダイミョウザザミである事も明かされた。
    これはフルフルとダイミョウザザミが、MHFでは(G級含め)そこまで脅威とみなされておらず、
    その凶悪な戦闘力のギャップに苦しめられたハンターが多かったのではないかと推察されている。
    • また別のインタビューでは「幅広い難度で提供していく」ことと、
      「モンスターを狩って作れる装備*6で新たな装備の革新を図ってもらう」こと、
      「モンスターに挑む上での最適解となる装備をもう一度練り直してほしい」ということが、
      辿異種の実装コンセプトとして挙げられており、
      後者については性能を上げるだけでは限界があるため、新たなアプローチが設けられたようだ。
      実装後の反響としては「モンスターが強すぎる」という声も一部にはあるものの、
      概ね上記の想定通りの反響が得られているとの回答があった。
    • 10周年記念メモリアルブックのインタビューによると、辿異種はMHF内で長年賛否両論となっていた
      「ごり押しでモンスターが瞬殺されてしまう」という事態への対策として高い耐久力を持ち、
      モンスターハンター(メインシリーズやかつてのMHF)らしく、時間をかけて強敵を狩猟する、
      というコンセプトになっているようである。
      また各種妨害要素や制限時間設定等の特性上、人間4名のPTを前提とし、
      尚且つクエスト自体の制約ではなくモンスター自体の性能を基とした難度設計になっていることがうかがえるが、
      元々「ごり押しでモンスターが瞬殺されてしまう」こと自体が「賛否両論」だった*7ことからも分かる通り、
      これについてもかなり明確に賛否が分かれていると言える
      (これは遷悠種や始種、グァンゾルムといった、従前の高耐久モンスターでも言及されていた部分である)。
  • その後、当初予定されていた残り4体の辿異種が登場したものの、
    これらについては難度が初期の辿異種よりも低い、という指摘が多かった。
    後に公開されたインタビュー記事によると
    「開発・調整期間が先の4体に比べ短かったため、やや物足りないバランスになってしまった」との事。
    その為か以後の辿異種は、初期組より部位破壊の難度は大きく抑えられているものの、
    戦闘力及び耐久力は、初期の辿異種とほぼ遜色ないようになっている。
  • ただ、その結果後期4体の物足りなさ(特に攻撃面)が余計に際立つ形になってしまい、
    彼らに何かしらのアッパー調整を期待する声も一部存在する。
    リオレウス、アクラ・ヴァシム、ティガレックス、ドドブランゴと、
    G級個体の実装がその出来の拙さで批判されたG1、G2で行われたモンスターであるため、
    大幅強化・魔改造への期待が大きくなってしまったことも原因の1つだろう。*8
    なお、Pは後期4種の難易度が他より低めになったことは認めているものの、
    同じインタビューで話の焦点となった辿異種ヒュジキキ、ギアオルグの強さについては、
    「かなり強く調整している」「キッチリ開発時間を設けられた」と発言しており、
    「後期組もしっかり開発時間を設けろ」「古参モンスターを強く調整するのはダメなのか」
    と一部のハンターから顰蹙を買った。
    • ただし、これらの辿異種もあくまで挑むための敷居が他に比べて低いだけであり、
      無策で挑めば秒殺される強敵であることには変わりない。
  • 10周年記念アップデートでは、発達部位破壊を行うと大幅に弱体化する辿異種3種が登場したが、
    この三体、及び武具性能をきっかけとして、辿異種とその武具の設定に対し様々な意見が見られるようになった。
    なお当wikiの他記事でもいくつか触れているが、
    MHFではネット上の意見とゲーム内の実情にズレがある事が少なくない。
    特に4段階の難度設定がある辿異種は挑むプレイヤーも様々で、
    ここで出ている「意見」はあくまでネット上で見受けられる(もしくは意図をもって記載されている)
    ものが多い事を予めご承知いただきたい。
  • まず辿異種本体についてだが、辿異種ルコディオラが非常に手ごわいという事で話題になった。
    それまで辿異種に関して、最高難度の★4でも無双襲撃戦の、
    連戦前提の通常クエストより難易度が低いという声すらあり
    「現状のMHFにおいて頂点に君臨する種」に対しての突っ込みは初期の時点から見られたのだが、
    本モンスター実装後はそのような声は霧散することになった。
    • 詳細はルコディオラの記事を参照してほしいが、
      あくまで発達部位を壊さないなら(怒り状態)、という条件付きで、
      ★4の辿異種ルコディオラは体力30000、発達部位破壊前は全体防御率0.056*9という、
      極み吼えるジンオウガ(討伐版)に迫る耐久力になっている。
      流石にここまで高い耐久力を持つ辿異種は1年以上後に登場した、
      全体防御率0.06(怒り時0.066)を誇る★4タイクンザムザを除き登場していないが、
      この2体に限って言えば名実ともに"極み"モンスターに迫る実力を持っているといってよい。
      もちろん、制限時間が50分だったり元気のみなもとが使えたりと言った違いはある。
      何よりこのタフネスの高さは発達部位が健在であることが条件であったり
      極みモンスターは攻撃可能な隙が限られるなど、
      何から何まで"極み"モンスターと同じというわけではないが。
    ルコディオラの強さ、特に耐久力については発達部位を破壊することで大幅に弱体化する
    (怒り状態の解除によって防御率が1.4倍近くまで跳ね上がる計算になる)のだが、
    当時の辿異種でここまで明確に弱体化するものはおらず、しかもこの設定が把握されていなかったため、
    部位破壊無視が基本となるタイムアタック勢の間で耐久力があまりに高すぎることが疑問視されるようになり、
    その原因がルコディオラの肉質にあると見られていた(大きく間違ってはいないが)という事もあり、
    2016年以降強く主張されなくなった、「モンスターの耐久力設定」について、
    疑義を呈する声が再び多く出てくるようになった。
    • ルコディオラは先述の通り非常に硬い肉質を有していることが原因と見られていたため、
      無条件肉質軟化効果のある「不退スキル」前提の設定だという指摘があったが、
      そもそも不退スキルありきでも発達部位を無視すれば同じことである。
      ただ、この件もあって不退スキルの注目度は更に上がる一方、
      発動者からはとある「問題」を指摘する声が上がりやすくなった。詳しくは後述。
    • ちなみにルコディオラの発達部位は18000ダメージという、
      従来の発達部位よりもかなり多いダメージを与える必要がある。
      辿異武器を用いれば13000近くまで緩和される計算になるため、
      基本戦略として辿異武器を用い、発達部位を徹底して攻撃するというのは、
      タフネスを下げる目的で有効な手段になりうる。
      これ以外にもルコディオラは「そのモンスター専用の対抗スキルを持った装備構築」が重要になるのだが、
      いずれも2017年前半期には軽視されていたということもあって、
      タフネスの高さと脅威となる攻撃技の多さだけが悪目立ちしてしまい、
      これが後の辿異種の評に強く影響した事は否めない。
  • 7月アップデートの辿異種の内ガノトトスについても、
    ルコディオラ同様発達部位の破壊で極端に弱体化するという性質がある。
    こちらはタフネスには影響せず純粋に戦闘能力が低くなるという設定となっており、
    本体の耐久力も従前の辿異種と同等で発達部位の耐久力も低くなっているのだが、
    そもそも狙いにくい部位が発達部位になっていたということもあって、
    ルコディオラの件が想起され「発達部位の破壊で極端に弱体化する事を前提としている」のにそれがしづらい、
    という指摘に繋がる事になった。
  • 11月アップデートのイナガミについてはルコディオラほどの耐久力は持たないものの、
    ルコディオラで重要となっていた「そのモンスター専用の対抗スキルを持った装備構築」で、
    狩猟の難度(というか快適性)が大きく変わる設定になっていた*10
    が、先述の通りこの時点ではこの点は軽視されており、故にルコディオラ以上に戦いづらい、
    という声もしばしば聞かれた。
    一方、同年末に登場した"極み"モンスターの「極み灼き凍るエルゼリオン」について、
    公式より「専用の対策を講じていれば他の"極み"モンスターと同等だがそうでなければ最強クラス」
    という発言があり、間もなくそれが事実であることが判明したことで、
    イナガミやルコディオラ、そして以後の辿異種についても、
    「モンスター毎の対策、場合によっては専用装備が重要になる」という認識が強まり、
    2018年以降の辿異種についても、これを意識することで理不尽な特性が軽減される事や、
    先述の通りルコディオラを超える、或いは実質互角の耐久力を持つ辿異種はタイクンザムザを除いて追加されていないことから、
    これらの点については一旦落ちついた状態にはなっている。
  • 他方、2018年以後は新たに「一撃即死の技が多すぎる」という声が強く見られるようになっている。
    この理由としては、2017年4月以降の辿異種の攻撃倍率の高さと、
    先述した「不退」スキルの人気の増加に一因があると言える。
    まず、2017年4月以後の辿異種は何れも難易度上昇毎の攻撃倍率上昇が初期の8体と比較し高くなっており、
    特にミドガロン、ルコディオラ、イナガミ、及びドラギュロス以降の辿異種は、
    ★4の怒り時攻撃倍率がいずれも20.0を超える水準になっている。
    特にミドガロン、ルコディオラ、ボガバドルム、グラビモス、ハルドメルグは通常時でさえ攻撃倍率が20.0を超えており
    グラビモスに至っては''怒り時の攻撃倍率が30.0を超えている
    これは、あの覇種ですら到達しなかった超絶的な水準であり、
    流石に尻尾回転一発で即死するような破滅的なものではないにせよ、
    ある程度の規模の技になると辿異ZX一式でも致命傷を負うようになる。
    ただし、それらの内の一部のモンスターは多くの技で属性やられ【特大】を防ぐ過程でダメージ軽減が強く機能するため、
    実際のところ純粋に技威力が高い一撃を放つのは、
    ガスラバズラ、ボガバドルム、ハルドメルグの3体で、
    防御力だけでどうにかしないといけないこれらのモンスターでは特にこの特性が強くあると言える。
    無論、先述した「無対策」つまり耐性UPなどをせずに挑んだ場合はこの限りではないが。
    • 初期の辿異種8体はフルフル、ダイミョウザザミ、ドドブランゴを除くと、
      攻撃倍率は最大でも13.0程度に収まる場合が多い。
      これはMHF-Z初期の時点では従前の防具で挑まざるを得なかったという事情が大きく影響していると思われ、
      事実、「(対策していれば)辿異種が弱い」という声が浮上するようになったのは、
      辿異防具5部位構成が普及するようになった10周年記念アップデートの前後である。
    • この攻撃倍率はメインシリーズの1つであるMHXXの、
      超特殊許可クエストに登場する二つ名モンスターの怒り状態に匹敵する数値であるが、
      MHFとMHXXのダメージ計算式の都合上、MHFはMHXX水準の1/2が普通となっているため、
      仮にこれら辿異種の攻撃力をMHXX水準に換算すると、なんと40.0以上となる。
      ただし、ハンターの防御力が(防御減算込みでも)標準ラインの2~3倍に到達している前提のため、
      先述の通り何をどう喰らっても確定で即死するというケースはそう簡単には起こらないのだが。
    といっても単なる高威力技であれば「真根性」で耐えることができるため、
    真根性があれば、どちらかと言えば警戒しないといけないのは従来の辿異種にもある、
    強制即死攻撃やスリップダメージ、あるいは連続コンボの類である。
    だがこの真根性が発動できない環境が先述した「不退」スキル発動時であり、
    この場合上記の攻撃に加え、単純な一撃の高威力技ですら即死する危険が容易に表れてくる。
    不退スキルは元々こういうペナルティと引き換えに火力を高めるという位置づけがあるため、
    不退所有者からは「緊張感を持って戦える」事を評価する声もある一方、
    先述したように「不退の(将来的な)必須性」がネット上では2018年夏時点でも喧伝され続けているため、
    それを踏まえて「即死しやすくなった」という不満が強くみられるようになってきていると言える。
    この点は「リスクもある、究極のやりこみ的位置づけの不退スキルをどう捉えているか」によって、
    大きく割れやすい点であるとも言えるが。*11
    • アノルパティスはこの辺りのプレイヤーの価値観の違いが強くみられる辿異種となっている。
      なぜなら、攻撃力こそ辿異種の中では上位に位置する高さであるものの、
      ★3までは上述した強制即死やスリップダメージ、コンボ技を一切有しておらず、
      ★4でもシンプルなものが1個追加されるのみで、真根性スキルがあればまず即死しないからである。
      全体防御率や肉質も柔らかめで属性も良く効く事から、不退発動を必須としないコミュニティにおいては、
      辿異種入門の一体として扱われるほどの挑みやすいモンスターであるとされている。
      一方、一撃の威力は怒り時のガスラバズラほどではないが非常に高いため、
      「非常に手ごわい」とする意見が、(おそらくは)不退発動者を中心に散見される。
    • MHF-ZZアップデートのボガバドルム、辿異種グラビモスについては、
      低難易度は挑みやすいのは勿論であるが、
      高難易度ではガスラバズラのように単純に一撃のダメージが高すぎて即死するケースが見られる。
      一方で辿異種バルラガルは1発のダメージで即死する程の威力を有する単純な攻撃技が見られず
      方向性は辿異種アノルパティスに近いものと言え、
      低難度帯では挑みやすく、高難度帯では緊張感を持って挑まなければならない、
      という大まかな方向性は明確になりつつあるが、
      一方でそれより踏み込んだ領域(単純な一撃で即死する程攻撃の威力が高いか)については、
      モンスターの動きによって差が現れているものとみられる。
    • 真根性スキルについてもモンスターごとに有効性は分かれており、
      連続攻撃やスリップ攻撃、即死攻撃を多用する傾向にあるトリドクレス、ドラギュロス、ガスラバズラ、
      ハンターに対してハメを行ってくるイナガミなど、機能しにくいモンスターも多い。
    • MHF-ZZアップデートで新たに追加される「辿異シジル」の効果の中に、
      一定時間、かつ1度だけダメージを無効化する、絶対防御態勢スキルに近い効果を持つものがある
      (ただし過去に発生した問題を踏まえてか、ダメージリアクション自体は発生する)。
      これについては不退スキル下でも無効化されず、上記の件を意識したものであるのかもしれない。
      使い勝手が悪すぎて使用者はほぼ存在しないが...
  • 武具については、基本的にはG級装備のさらなる革新手段として広く定着しており、
    武器は比較的難度の低い生産時点で既に一線級の戦力である事も概ね理解はされていたのだが、
    10周年記念アップデートの頃になると「赤辿異(GR800強化を指す)」武器指定も目立つようになり、
    特に野良PTでは最終強化の辿異武器が重要視される状況になりつつあった。
    その為(特に)強化難度が高いGR600・GR800強化が避けて通れないという声が見られるようになり、
    この2段階の強化を行うのに、「高難度辿異クエストの連戦が必須
    (低難度で素材が一切集まらない、というわけではない)という主張が噴出し、
    これも「辿異種の体力設定」に不満を持つ声を増長させることになったことは否めない。
    • 特に、辿異種の希少素材
      (各難度共通で低確率入手でき、生産は1個だけだが、武器の最終強化に30個使用する素材)
      については入手性改善要望が多かった事が運営レポートにて示唆されており、
      救済クエストがいくつか登場することになった他、
      詳しくは後述するが、後に要求数も大幅に緩和された。
    • なお防具については非常に強化難度が高いZX Lv7と、
      武器強化に比べればかなり低いZY Lv1で目に見えた性能差が殆どなく、
      それどころかZ、ZFシリーズですら決定的に劣るものではないことから、
      基本的にZY Lv1で完成形を迎え、以後は必要なら強化すればいいという価値観が定着しており、
      より手軽な辿異狩護防具(いわゆる課金装備だが、HLリワードなど基本料金のみでも入手できるものがある)
      の存在もあって、強化難度に関してはあまり問題視されていない。
  • また、武器についてはその意図が不明ではあるものの、
    2017年2月、4月、及び10周年記念アップデートでの実装品は初期実装のものと比較し、
    カタログスペックがやや劣る状態となっていた。
    ちょうどこの3つのアップデートではそれまでの辿異武器と違う辿異スキルが発現しており、
    そのため強力な辿異スキルを有するものについては攻撃力や属性値が落ちるのではないか、
    と言われるようになったのである。
    これについては後から考えると決して正確ではないものであったが、
    この点が強く話題になったのが先のルコディオラやミドガロンの武器であったことで、
    2018年2月アップデートにて「初期実装品と同等のカタログスペックだが辿異スキルが違う」ものが登場し、
    以後の武器も明確にカタログスペックが劣るものがなくなるまで、一部で物議を醸し続けた。
    現在ではこの手の指摘は見られないが、当然「従前の武器より強いものを実装してほしい」という声はある。
    • そもそもの発端としては、初期実装武器に備わる辿異スキル<<属撃強化>>と、
      <<劇物強化>>が、ほとんどの武器種にて有効活用されておらず、
      それが転じて「辿異スキルが微妙だから本体性能が高い」と見られてしまったことにある。
      また、武器によっては会心率で差別化しているものも存在はしていたのだが、
      先述した不退スキル発動下では辿異スキル<<閃転強化>>なしではメリットになりにくく、
      (低い)属性値などが注目された感は否めない。
      なお閃転強化を持つ武器はそれまでにも存在したが、ドラギュロスの武器が登場するまで、
      閃転強化込みで他の武器と同等、という性能付けになっていた。
    • ルコディオラの武器は龍・麻痺の双属性のため龍属性値は控え目なものの攻撃力は低くはない。
      が、先述の通りモンスター本体の難度が非常に高かったことと、
      この時点で「麻痺」は主要な選択肢としては挙がらなくなっていたことと、
      スラッシュアックスFの攻撃力が強撃ビンということで低かったことの3点が合わさり、
      「モンスター本体の難度の割に性能が低い」と言われてしまい、
      その理由を<<耳栓強化>>の辿異スキルに求める声が上がった、という経緯である。
      続くガノトトスの武器もかなり物議を醸したが、そちらは当該モンスターの記事を参照のこと。
  • 防具については、10周年記念アップデートの3頭の辿異防具はいずれも「一閃」をメインとしていた。
    また、同アップデートの目玉の一つとなった祖龍のGX装飾品には「一閃+3」のポイントがあるなど、
    同アップデートで追加された新スキルとの相性や、
    不退ノ構」を用いない装備革新をサポートする意図が強く見受けられるラインナップであった。
    だがこれは「不退ノ構」を用いる層から見れば追加防具が魅力的に映らない
    (一閃が邪魔なため。理由は不退スキルの記事を参照のこと)という意味でもあり、
    「MHF-G時代より自由に装備が組めない(のは問題だ)」という声や、
    「運営も不退がブームになっているのを認めている*12のだからそれに適合した防具を中心に追加すべきだ」
    という声がネット上で多く見られるようになり、
    このことから「辿異防具自体がプレイヤー間で賛否両論(或いは問題視されている)」
    とも捉えられかねない様相を呈することになり、武器の件もあって辿異スキルに関する論議や、
    ★1の辿異種に挑むためのハードルについて疑問視する主張なども見受けられるようになった。
    • ただし、それまで最前線で広く用いられていた始種防具や遷悠防具が「陳腐化した」と称され、
      始種防具についてはガンナー武器種で「縛り」と称されるまでになってしまうほど、
      辿異防具そのものは当該G級ハンターにとって広く受け入れられた選択肢になっているのは間違いない。
    • 「★1の辿異種に挑むためのハードル」については、防御力についてはGX防具で十分拮抗できるため、
      耐性と対防護用辿異スキルが、GR200になった時点のハンターでは用意できない、という主張がある。
      ただし後者については少なくとも意図的な設定であり、
      辿異種ティガレックス、辿異種ヒプノック、辿異種ヒュジキキのように、
      対防護用辿異スキルも耐性も重視されないモンスターや、
      辿異種エスピナスのように対防護用辿異スキルよりも相互支援を重視した募集が多いものもあり、
      辿異種全てに当てはまるものではない。
      耐性については、猟団部屋で使える「猟団料理」が使えるかどうか*13
      GR200の時点でGSR100になっている(秘伝書効果を2個選択できる)か否かで非常に大きく変わるため、
      これまた全てのGR200ハンターに当てはまるものではない他、
      辿異種に初めて挑める段階の時点で致死的な影響を受けるのは雷属性と龍属性やられ【特大】ぐらいで、
      それ以外は無対策でも致命的になることはまず無い。
      各モンスターごとにどのように必要な耐性値を確保するかは各自で検索いただきたい。
    • ちなみに超風圧、超咆哮、超震動は、
      先述の通り「普通のG級モンスター」であるグァンゾルムが先駆者であるため、
      MHF-Z以後の通常G級モンスターや遷悠種と言った、GR200未満で挑めるモンスターも使用してくるようになった。
      これについて、(グァンゾルムも含め)防護スキルで対処できないランクなのにという意見もあるが、
      この意見が挙がる原因として十分に考えられる物として、
      「それまでのMHFの環境に於いて、保護スキルで最初から無効化するのが主流」だった事が挙げられる。
      事実、グァンゾルムはこれら要素に対して回避やガード、
      位置取り回避でこれら妨害要素も含めた攻撃を対処する「原点回帰」を謳ったモンスターであり、
      • 所謂「咆哮の回避、ガード」のテクニックをこれら妨害要素に対して用いて対処する
      • スキルで無効化することで安全に対処、あるいは攻撃チャンスの増加を狙う
      といった、メインシリーズで現在も続いている見方を行うこともできる事から、
      MHF-G時代の(無効化対処が主流の時代を経験した)ハンターと、
      MHF-Z(2017年)以後の(上述2点を経験、理解している)ハンターで異なる見解になる所であろう。
      • ただし、上述のことはあくまでグァンゾルムや一部遷悠種に対して言えることであり、
        辿異種、特に高難易度帯の全てに対して言えることではないことは付け加えておく。
        これは、辿異種の解禁に当たって公式が、
        各々の辿異種に合わせた装備を構築して欲しい」という発言があり、
        実際にその通りであることが、
        上述した「極み灼き凍るエルゼリオン」で証明、再認知されたからである。
        なお、この点が一時軽視された時期に登場した辿異種ルコディオラ、イナガミは、
        その特徴に対して対策装備を積極的に模索するハンターは少なく、大きな反響が起こった。
      • この批判の声が特に強くなったのがシャガルマガラで、
        咆哮→ピンポイント地雷という、予備動作が短すぎるために、
        辿異スキル以外での対処が困難であった攻撃を有していた他、
        (ゴア・マガラもそうであったが)持続時間の長い超咆哮を用いる事が原因であった。
        これについては、GR500から挑めることを想定に調整された事が原因と考えられ、
        実際、その後GR100から挑めるように改訂された後の遷悠種であるアマツマガツチでは、
        (攻撃技も含めて)挑めるGR帯を想定した強さに抑えられており、
        辿異種以外に関しては、概ねグァンゾルムと同じ感覚で超妨害要素に対処することが可能となっている。
      • なお、エルゼリオン、G級祖龍、極み傲る???(ドゥレムディラ)は、
        何れも通常のG級モンスターの枠内に当てはめるのが少々難しいモンスターで、
        基本的には辿異装備をある程度用意しての狩猟が推奨されている(特に極み傲る???)。
        そのため、これについても画一的なものではない。
        ただし、エルゼリオンに関しては実態としては★2辿異種クラスの実力があるが、
        一応GR1から挑める事から、解禁前後で「通常のG級モンスター」と同列に見られていた時期があり、
        超震動に対する批判の声が見られるのも、解禁直後の時期であることが多い。
        ボガバドルムが新モンスターでありながら「辿異種」として設定されているのも、
        この件が無関係でないことがインタビュー記事などよりうかがえる。
        余談にはなるが先述した「猟団料理」の解禁条件はMHF-ZZアップデートで激烈に緩和されている。
  • 2018年4月アップデートでは、★3・★4の辿異種が(無双襲撃戦等と比較し)
    「大連戦必須」と見做される最大の要因となっていたであろう
    「辿異武器の生産・強化難度」が大幅に緩和された。
    特に「希少素材」と言われていた準レア素材は緩和前の1/10近くまで減り、
    ★4で出やすい部位破壊レアも、元の1/5まで数を減らすことになった。
    また、同アップデートよりローテーションであるが、
    4回まで力尽きることができ、ソロでも*14当該の「属性耐性+30」が自動発動する
    (ただし制限時間は通常よりやや短い30分となっている)★3・★4クエストも配信されている。
    辿異種本体については先述したアノルパティスが従来の辿異種とはかなり異なる方向性になっており、
    ボガバドルム、グラビモスもアノルパティスと同様の方向性が強く見られるようになっているが、
    今後この方向性で統一されていくのかは不明である。
    いずれにせよ開発側もプレイヤーの意見をフィードバックしつつ、試行錯誤している事がうかがえる。
  • 2019年4月以降には辿異武器の生産とGR600段階までの強化分の素材とGzが一度のクエストクリアで手に入る
    「★3武器一発生産」クエストが毎週3種前後配信されるようになった。
    これらのクエストは難易度こそ★3相当であるものの、
    対象となるモンスターに対して生存に有効なスキルが自動発動するため、
    初心者でも辿異種の素材を入手しやすくなった。
  • 辿異種コンテンツはMHF-Z以後、基本的にはメインストリームコンテンツとして定着することになったが、
    公式側としては特にこの難易度が本流、という設定はしていない事がうかがえる。
    2018年4月アップデート、つまり辿異武器の強化難度が大きく緩和されてからは、
    それまで公式では伏せられていたGR800段階、ZXシリーズの性能が公開されるようになり、
    イベント武器も多くがGR400~GR800まで強化可能になっている。
    先述の通り、それまでは生産はともかく武器強化についてはかなりの連戦が必要であり、
    公式に「どの段階が本流なのか」という解を示してほしいという声も見られた。
    もし仮にGR200~600までのいずれかが完成段階で、
    以後は純粋にやり込みの領域、となれば、「最終強化(GR800)」を重視する風潮が収まり*15
    それによって間接的に辿異種の体力(連戦)設定などの問題が解消されるのでは、という発想である。
    • ちなみにモンスターのモーションという観点で見ると、
      ★4で最大の脅威と呼べる技が解禁されるのは、
      全ての辿異種が出そろった時点でもガスラバズラ、アノルパティス、グラビモスのみである。
      それ以外はもっと低い難度で(プレイヤーにとっての)最大の脅威となりうる技が解禁されるため、
      この辺りの調整も、どの難度が本流なのかよく分からない一因であった。
  • バランス調整とは無関係な部分であるが、BGMについての不満も昨今では見受けられる。
    これは辿異種のBGMが3段階あるとは言え今のところフルフル以外の全辿異モンスター共通であり、
    流石に聞き飽きたというものである。
  • 様々な意見を挙げたが、前述のインタビューにもあるように、
    (かつてのMHF-G1のように)多くのハンターが辿異種から目を背けてしまうという事態には至っておらず*16
    そういう意味で、実装から一貫して良くも悪くも賛否が分かれ続けているコンテンツであると言えるだろう。
    そして時期を追うごとにそのコンセプトや設計が洗練され、評価も広い範囲で持ち直してはいたのだが、
    2019年6月19日にサービス終了が正式に発表され、同時に
    「アップデートは今後実施しない」事が明らかにされたため、
    ハルドメルグを最後に、辿異種の追加は打ち止めとなる見込みになっている。
    幸いだったのは、この「最後の辿異種」であるハルドメルグは、
    上記で挙げられていた問題点を概ね解消し*17、プレイヤーからの評が概ね悪くはなかった事だろう。

余談

  • MHF-Zのメインビジュアルは迎撃拠点に襲来する辿異種エスピナス、
    PS4版は同じく迎撃拠点に襲来する辿異種リオレウスとなっている。
  • 外見の変化、強化された妨害要素を使用するといった各種特徴からは通常種に対する特異個体を想起させるが、
    実際は上述したように、通常種→特異個体というよりはむしろ特異個体→覇種を彷彿とさせる変化を遂げている。
    クエストの設定自体はMHFフォワード時代最強の覇種や、
    MHF-G時代最強の存在である通称「極み個体」ほど苛烈なものではないが、
    辿異種モンスター本体の戦闘力と脅威度はそれに勝るとも劣らないものになっている。
  • 外見が大きく変わっている、生態系において通常種以上の大きい影響力を及ぼす、
    辿異種という種区分だけで異なるクエストランクが存在するというという点では、
    MHXに登場した二つ名持ちモンスターとの類似点が多い。
    事実、MHF-Zプロモーションムービー(モンスター編)を見ると分かるが、
    辿異種ドドブランゴが雪山の頂上にいるシーンにて、
    彼を取り囲むブランゴの群れに通常のドドブランゴが混ざっているのが確認できる。
    二つ名持ちモンスターでは、通常種に当たる個体が生態系の下位の存在であるにもかかわらず、
    イビルジョーを始めとした古龍級生物すら無視できない存在になっているケースが見られたが、
    こちらもそれと同じであることがこのことよりうかがうことが出来る。
    また、冒頭で辿異種のエスピナスと通常のエスピナスが共に歩く姿が映っており、
    その体格が辿異種側の方が一回り以上大きい事が確認できるが、
    この点も一部二つ名持ちモンスターで見られたものである。
    • また、この点より二つ名持ちモンスター同様、
      高難易度ではただ強くなるだけでなく、通常種と同時や辿異種2頭同時等と言った形になることも予想されたが、
      蓋を開けてみると高難度クエストでも、辿異種単体のクエストのみで構成されていた。
      2頭同時討伐は今の所実装される様子は見られないが、
      複数体の連続討伐であれば、狩煉道歌姫狩護戦・真説で実現する事になる。
      • もっとも、1体の時点で凶悪な戦闘力を持つうえ、
        MHFにおいては単純な2頭クエストはあまり評判が良くないため、
        特に問題にはなっていない。
    • なお二つ名モンスターと違い古龍種にも辿異種が存在する。
      辿異種ルコディオラ・辿異種イナガミ・辿異種ハルドメルグが該当し、
      いずれも固有の能力がさらに強化されている。
  • 辿異種が作中内で齎す影響については、依頼文などで断片的にしか触れられていないが、
    ハンターズギルドではいずれも強い脅威として認識していることがうかがえる。
    11周年記念アニバーサリーイベントクエストでの設定ではあるが、
    生態系に対して大きな影響力を持つ覇種の一角「アルガノス&ゴルガノス」の争いに辿異種リオレウスが乱入、
    そのままアルガノス・ゴルガノスを倒してしまったという事実が存在する。
    これも、辿異種の生態系に於ける影響力を測る、一つの指標になり得るだろう。

辿異種モンスター戦BGM

収録
モンスターハンター フロンティアZ 10thアニバーサリー スペシャルグッズ
  • 辿異クエストはクエスト中に流れる戦闘曲が段階によって異なる仕様が存在する。
    また、発覚BGMも辿異種専用のものが用意されている(こちらは全段階共通)。
    共通して「異ヲ辿リシモノ」の曲名を持ち 、
    ★1と★2が「対峙」★3は「烈戦」★4は「終焉」という、それぞれが独立したBGMとなっている。
    難易度段階に応じて異なる楽曲が流れる仕様となっているようだ。
    • なお、元々専用BGMを持つモンスター(ティガレックスやギアオルグ、ルコディオラなど)が相手でも
      辿異種の汎用BGMが流れる。
      ただし、フルフルのみ辿異種でも発覚BGMを含め「無音」となっている。
      専用BGMが流れないことに不満を感じるユーザーもいる模様
  • 始種や二つ名持ちモンスター同様、こちらもフィールドではなく
    「クエストランク」によって統一されたBGMになっていると言える。

異ヲ辿リシモノ -対峙-

  • 『異ヲ辿リシモノ -対峙-』は、辿異クエスト1段階目(GR200~)と2段階目(GR400~)で流れる曲。
    MHF-Zのモンスター紹介ムービーで流れている楽曲である。
    辿異クエストを象徴する楽曲として作られ、辿異種をイメージした力強い演奏が特徴とのこと。
  • また、crossbeats REV.とMHF-Zのコラボレーションが実施されたのに伴い、
    MHF-Zアップデートに先駆け、crossbeats REV.でこの楽曲をプレイすることができた。

異ヲ辿リシモノ -烈戦-

  • 辿異クエスト3段階目(GR600~)で流れる楽曲。
  • イントロ直後は叩きつけるようなフレーズであり直後に弦楽器パートがある。
    この弦楽器部分が終わると『嵐の前の静けさ』を感じさせるように急にテンポが遅くなり、
    そこが過ぎるとまたテンポが早くなるといった感じである。
    • 曲が序盤、中盤、終盤がかなり違う印象を与えるという所は
      攻防激しい戦いが続いている文字通りの『烈戦』を彷彿とさせる。

異ヲ辿リシモノ -終焉-

  • 辿異クエスト4段階目(GR800~)で流れる楽曲。
    「対峙」「烈戦」と比較してややスローテンポになり、威圧感が強調された演奏となっている。
  • イントロとループ繋ぎ部を除き曲を通して中低音が威圧的に伴奏を刻み、
    度々挿入されるストリングスによるグリッサンドが緊迫感を演出する。

関連項目

武器/辿異武器
防具/辿異防具
システム/辿異スキル
システム/歌姫狩衛戦 - 第10回開催の「猟団迎撃戦」より辿異種の連続迎撃クエストが登場する。
システム/覇種 - 外見、動き、位置づけ等、広義的に当てはめて辿異種は「G級の覇種」と言える。


*1 正式解禁日。★4個体のみ、同年TGSイベントの一環として9/23~9/24の期間限定で先行解禁された。
*2 ★1では準レア素材が3%、レア素材が1%。以降難易度が1段階上がるごとにそれぞれ+2%
*3 辿異種アクラ・ヴァシムの尻尾は切断によって報酬で発達部位素材が貰える他、2ヵ所で1度ずつ剥ぎ取りを行えコモン素材を入手できる。
*4 ★4ではレアは50%だが、★1では10%
*5 同一のランク帯における、他のモンスターと一線を画した存在、優先依頼のターゲット外という共通点がある
*6 辿異武器と辿異防具は、該当モンスター以外の素材は必要ない
*7 本作に限らず、ごり押しでモンスターが瞬殺できる事について、大型モンスターの狩猟を「楽しむ」ことであれば欠点になりやすく、一方で「素材を得るため」の連戦、と捉えると利点となりやすい。これは前者はモンスターがあまり行動できずに作業感が強くなりやすく、後者は短時間で素材を集めることが出来るからである。
*8 リオレウスに関しては、2017年の10周年記念のアップデートで火属性やられ【特大】のスリップダメージが劇的に上昇したことで、相対的に強化されていると言える。
*9 後に調整によって0.068に緩和
*10 ただし、肝心の超睡眠に関しては対策があまり役に立たない
*11 言ってしまえば、「リスクを許容してでも更なる火力強化、というやりこみを求める」ために不退スキルを手にした人と、「強いスキルだから」等の理由で不退スキルを手にした人の価値観の違いである。かつての覇種でも見られた事ではあるが、モンスターハンターシリーズはプレイヤー各々の実力、努力具合が大きく現れやすいため、極端なもの程意見が大きく割れやすい傾向にある。
*12 10周年記念メモリアルブックの座談会などで言及されており、それを見ての発言と見られる。しかし実際には「主に片手剣では不退が人気」というものであり、全武器種がそうではないという事がわかる事からこの考えは間違いである。
*13 ちなみに「猟団闇鍋」を"成功"させ、作り置きをひたすら選択することでレア素材が必要な雷耐性UPや全耐性UPを発動させることもできる
*14 それまでも解禁初週イベントとして耐性UPが発動するものはあったが、人間4人PT時限定という条件がついていた
*15 そもそもGR800段階は防具補正込み始種武器と同等に近い性能しかないので、従来の「G50相当」価値観とそこまで火力環境が変わっているわけではない
*16 無論、同時開催される解禁記念イベントで作成できる魅力的な装備や報酬故「やらされている(狩猟、武具作成を強制されている)」だけと主張する声もある。これはMHFでは昔から見られる主張であるが、勿論、「やることがあるとやりやすい」と解禁記念イベントを歓迎する声もある。
*17 攻撃力は高いが通常技で即死するケースは少なく、凶悪な即死攻撃はあるがタイミングが確定しており、厄介な妨害要素が薄くストレートな強さで迫る。また、タフネスも並み程度に留まっている、などが挙げられる