モンスター/バルノス

Last-modified: 2024-04-13 (土) 13:52:53
種族
翼竜種 (翼竜目 翼竜科 バルノス属)
別名
なし*1
英語表記
Barnos
登場作品
MHWorld, MHW:I
狩猟地
大峡谷, 地脈回廊, 龍結晶の地, 導きの地, 他

目次

生態・特徴

新大陸にて確認された翼竜種の小型モンスター。
体色は茶色を基調とし、翼の背面側はやや赤みを帯びている一方、腹面側は色が薄い。
荒地に棲む翼竜ノイオスとは色がやや似ているが、バルノスの翼には特徴的な模様は見られない。
翼を支える骨格も指骨が一点から広がるように伸びるノイオスとは異なっており、
胴体に対して翼を支える骨が平行に伸びているラフィノスに近い構造となっている。
翼竜種の中では尻尾が短い部類に入り、途中が膨らんだ菱形のような形状となっている。
頭部は鋭角的な形状となっており、口内には小さいながらも鋭い牙が多数並んでいる。
脚には大きな爪が生え、強力な個体の場合は「バルノスの尖爪」として個別に扱われる。
口からは触れると「熱い」と感じるほどの痛みを覚える液体を吐き出し、狩人の防御に支障をきたす。
地上に居る姿はあまり見られず、上空を群れを成して飛んでいる姿が目撃されている。
性格は新大陸で発見された小型翼竜種の中でも攻撃的な部類に入り、
目についた調査団所属ハンターや編纂者などに空中から襲い掛かることが報告されている。
主な生息地は新大陸の奥地にある灼熱地帯「龍結晶の地」と考えられるが、
新大陸に姿を見せた火の山の如き巨龍ゾラ・マグダラオスの上空を群れで飛んでいる姿も確認されている。
この巨龍の動向に合わせて「大峡谷」や「地脈回廊」といった場所にも姿を見せている。
その体からは他の翼竜とは異なりハンターの食用となる肉の類は得られないが、
強力な個体の素材には特殊な用途があり、他の翼竜種とは使い回しが効かないため区別される。

概要

  • MHWorldでは4種の翼竜(メルノスノイオスラフィノス・バルノス)が登場しているが、
    その中でもバルノスは特に我々が想像する「翼竜」の姿と類似している。
    また、茶色の体色と直線的で三角形を思わせるフォルムの頭部といった特徴は、
    日本の怪獣映画に登場するギャオスなども連想させる。
  • MHWorldに登場する小型翼竜種4種の中でも特に好戦的な部類に入るモンスター。
    その攻撃性はMHWorldにおける小型モンスターの中でも特筆すべき高さであり、
    ハンターなどを視認すると即座に反応、攻撃時間の長い体当たりなどで攻撃してくる。
    また、口から防御力DOWN効果がある謎の液体を放つ。
    命知らずの編纂者いわく「すごく熱い!というか痛い!」とのことで、消化液だと思われる。
    • 他の翼竜種のうち、積極的に攻撃してくるのは瘴気に侵されたラフィノス位であり、
      空から一方的、執拗に攻撃してくる点では旧作のガブラスが一番近い。
      ハンターの剥ぎ取り動作なども死角から滑空してきて邪魔することが多く、
      旧作組が自重気味なのもあって、悪い意味で印象に残りやすい類の翼竜種となっている。
    • また無茶苦茶しつこいのもバルノスの特徴で、
      いったん目を付けられると隣のエリアくらいまでは普通に追いかけてくる
      龍結晶の地ではベースキャンプを出てすぐにたむろしているが、
      時には2エリアまたいでまでちょっかいを出し続けようとすることすらある。
      旧作のガブラスに比べると敵対状態になるまでの時間はあるが、
      いったん敵対するとひたすらに面倒な存在と化す。
  • 肉質は他の翼竜種より堅めで、その分だけタフさが感じられる。
    耐性面では龍属性の通りが最もよく、次点は意外にも火属性となっている。
    氷属性・雷属性の通りは悪く、水属性に至っては無効化されてしまう。
    本作小型モンスターの中でも極めてタフな部類なので、相手をするだけ徒労になりがち。
  • ガブラスのように音爆弾は効かず、また仲間の死体があっても降りてこない。
    幸い、スリンガー閃光弾で落ちてくるので、目を回しているうちに一網打尽にしておきたい。

MHWorld

  • MHWorldではキャラクターメイクを終えて早々に出会うことになる翼竜種。
    主人公を乗せた船はゾラ・マグダラオスの外殻に座礁してしまい、主人公らは投げ出される。
    目を覚ますと上空を多数の翼竜が飛んでいるが、これこそがバルノスである
    調査団が飼育している翼竜種(メルノス)よりも先に登場し、いわば初めて目にする翼竜になる。
    この場面でも積極的に襲い掛かってくるが、チュートリアルであるためダメージはない。
    • 主人公は同じく落下してしまった編纂者のアドバイスに従ってマグダラオスの外殻を登頂、
      上空を飛んでいたバルノスの一体にスリンガーのロープを撃ち込み、脱出を果たす。
      しかし、バルノスはロープを振り払ってしまい、二人とも古代樹の森へと落とされてしまう。
      以後も様々なトラブルに見舞われつつ、何とか調査拠点アステラまで到達することになる。
      この経緯もあって、主人公たちは一部の人から「空から来た5期団」と呼ばれるようになった。
    • このように顔見せ自体は非常に早いのだが、イベント中に翼竜の解説などは行われない。
      プレイヤー側がバルノスの存在を認識するのは大分後のことになり、
      体色がよく似ている荒地のノイオスと勘違いされてしまう場面もまま見られた。
  • 任務クエスト★4ゾラ・マグダラオス捕獲作戦」にてその姿を見せる。
    このクエストにはバルノスの下位個体が姿を見せ、マグダラオスと帯同するように行動する。
    第一障壁破壊前などに飛来し、大砲の運搬やバリスタ発射などを阻害してくる厄介な存在となる。
    あまりにも邪魔であればバリスタを撃ち込んでしまえば良いだろう。
    • なお、この下位個体からは翼竜種の汎用的な素材「翼竜の皮」のみが剥ぎ取れる。
      この素材は他の翼竜種からも剥ぎ取れるため、特別意識して回収する必要性はない。
    • また、任務★6「ゾラ・マグダラオス誘導作戦」などにも当然のように姿を見せる。
      こちらでも邪魔をしてくるが、そこまで頻繁に飛来してくる訳ではない。
      また、ゾラ・マグダラオスの攻撃に巻き込まれて墜落する事もよく見られる。
    • このように下位ではゾラ・マグダラオスの動向に合わせて登場し、他では登場しない。
      中盤までが記載された電撃攻略本では主な生息地が「ゾラ・マグダラオスのクエストに出現」と、
      フィールド名ではなくゾラ・マグダラオス側の説明に終始してしまっている。
  • ゾラ・マグダラオス誘導作戦後、さらにストーリーを進めていくことで新天地が開ける。
    その「龍結晶の地」こそがバルノス本来の生息地であるらしく、多数登場する。
    本格的に群れで襲い掛かってくるようになるため、居ると邪魔になりやすい。
    • なお、龍結晶の地は上位限定のフィールドであるため、バルノスも上位個体となる。
      MHWorldでは何故か上位バルノスにのみ固有素材(バルノスの上皮、バルノスの尖爪)が存在し、
      他の翼竜種とは全く異なる素材ばかり得られるようになる。
      上位以降の素材集めはメルノス・ノイオス・ラフィノスとは全くの別枠となるため留意されたし。

武具

  • 上記のバルノス固有素材を用いて、胴部位のみだが「バルノスマントα」及び「バルノスマントβ」を作成可能。
    スキルはαが熱ダメージ無効防御力DOWN耐性Lv1が発動し、スロットは無し。
    βは防御力DOWN耐性が無くなる代わりにLv1スロットが1つ追加される。
    熱ダメージ無効はこれの他には同じく胴部位のラヴァメイルαか護石しか発動手段がない希少なスキルであり、
    火山地形ダメージのほかテオやナナ、ゼノが撒き散らす高熱地形ダメージも無効化するため、
    小型モンスター素材の防具でありながら終盤でも利用価値のあるものとなっている。
  • マスターランクでも固有素材などを用いて「EXバルノスマントα・β」が作成可能。
    熱ダメージ無効は変わらず持ち合わせ、防御力DOWN耐性もαがLv2、βもLv1が発動する。
    スロットはαがLv2二つ、βがLv4とLv2、となかなか優秀になっている。
    熱ダメージ無効は上位と比べ発動手段が少し増え、特に達人芸テンプレに使われる
    EXカイザーアームβにも含まれているため、終盤では出番が無くなるだろう。
    とは言えこちらも性能が悪い訳ではなく、部位も違うので探索用に着て行くのも悪くない選択肢である。
    Lv2のスロットにストーリー進行で貰える耐寒珠を付ければ、
    熱によるダメージと寒さによるスタミナ低下の両方を一部位で防ぐ防具になる。

余談

  • 日本語版MHWorldのパッケージイラストにはネルギガンテが描かれているが、
    これはゾラ・マグダラオス捕獲作戦の一幕であり、大峡谷の上にバルノスが描かれている
    殆ど霞んでいるが、翼の構造がバルノスかラフィノスのものであり、
    状況と照らし合わせればまずバルノスとみて間違いないだろう。
  • 英語名の「Barnos」の由来は、“bar”もしくは“barrier”だろうか。
    両者とも「進行を妨げる物、障害物」といった意味合いを持つ。
    MHWorld随一のお邪魔モンスターの名前にはピッタリである。
    また、酸を吐き掛けてくるという生態から、英語で「吐く」を意味する“barf”が元になっている可能性もある。
  • 現段階でMHNowにてMHW初出の翼竜種で唯一登場できていないモンスターである*2
    森林はメルノス、砂漠はノイオス、沼地はラフィノスと空き場がないからだろう。
    いずれ龍結晶の地のような火山フィールドが出ればお呼びがかかるかもしれないが…?

素材

翼竜の皮
下位クエストに登場する翼竜種から共通して剥ぎ取れる素材。
バルノスの場合はゾラ・マグダラオス関連クエストで登場する下位個体から排出される。
  • なお、下位個体からは「翼竜の皮」以外の素材は一切剥ぎ取れない
    他の翼竜種3種は皮の他に生肉か鳴き袋が剥ぎ取り可能に設定されており、バルノスのみ特殊。
バルノスの上皮
バルノスからの剥ぎ取りで入手可能な皮。柔軟な素材で防具によく使われる。
上位個体になると「翼竜の上皮」とは区別されて個別の素材扱いされる*3
マスターランクでは「翼竜の特上皮」に統一されている。
バルノスの尖爪
バルノスの上位素材。剥ぎ取りで入手できる。
特殊な材質で、限られた装備に使われる。

関連項目

モンスター/翼竜種
モンスター/ゾラ・マグダラオス


*1 ゲーム本編中にて確認出来ないため便宜的に「なし」と表記しているものの、チャットの予測変換にて別名らしきものは確認されており、別名自体は存在している可能性もある。これは他の翼竜種も同様。
*2 コルトスはMHW:I初出のため除く
*3 このように専用素材を持つ翼竜種はMHWorld上位ではバルノスのみである。