MHPで初登場したガノトトス亜種の素材から作られたランス。
通常種の武器であるアクアンスピアから強化して作られる。
目次
概要
- エメラルドの名の通り、ガノトトス亜種の翠色のヒレを使って作られたランス。
先端が三叉になっており、ランス(突撃槍)というよりはトライデントに近いデザインとしている。
翠を基調とした色合いはとても美しい。
- 無印では「伝説に登場する海王の持つ槍」と説明されており、
尖端から放たれた渦巻く水流は鋼鉄すらも易々と穿つという。- トライデントはギリシア神話などで神の扱う武器としても登場しており、海神ポセイドンの武器としても有名。
前述の「伝説に登場する海王」から、それを元にしたのだろう。
- トライデントはギリシア神話などで神の扱う武器としても登場しており、海神ポセイドンの武器としても有名。
性能
MHP
- エメラルドスピアが初登場したのがこの作品。
最終強化のエメラルドスピア改で攻撃力437、水属性260とハード級としては高いスペックを持ち、
同じく水属性のグラシアルブロスの完全上位互換。しかしこれ以上の派生ツリーが存在せず、
G級では最終的に前述のグラシアルブロスの強化型であるホワイトディザスターにほぼ完全に食われてしまう。
入手するにも強敵のガノトトス亜種を何度か倒さなくてはいけないというのもあり、
基本的にはグラシアルブロスを使用するハンターも多かったのではないだろうか?- また、「グラシアルブロスの完全上位互換」と言ってもあちらも攻撃力414に水属性200程度と
こちらに迫る事ができる程度の性能は備えており、
村で作成できることを考慮すればコストパフォーマンスは極めて高いといえる。
見た目の数値以上にあちらも村武器でありながら強敵なのである。
- また、「グラシアルブロスの完全上位互換」と言ってもあちらも攻撃力414に水属性200程度と
MH2
- 最終強化のエメラルドスピア改で攻撃力368、属性値390となかなか優秀。
強化の際にレア素材を要求されないのも魅力。
- 因みに当時はグラシアルブロスが氷属性だった為、唯一の水属性ランスであった。
MHP2(G)
- 恐らくこの作品がエメラルドスピアの最盛期だろう。
ただアクアンスピアともども、下位のうちは製作できない。
- MHP2時代から攻撃力414、属性値450(属性攻撃強化込みで540)と非常に高い属性値を誇り、
斬れ味も非常に長い緑ゲージを持つため、高い属性値を存分に生かすことが出来る。
尚且つイャンガルルガやグラビモス亜種のような堅い相手には水属性がよく通る為、
非常にランサーからの需要は高かった。
- そして発売されたMHP2G。多くの武器がG級武器へと強化されていく中、
エメラルドスピアを加工屋に持っていくと…
「これ以上強化できません」
まさかの上位止まりである。この事実に多くのランサーが涙を呑んだという。
- …と、涙をこらえて新たなG級武器を作り、幾多の強敵を打ち倒し、ウカムルバスとの決戦を終えた時。
エメラルドスピアは"G"の文字を引っさげて、再びランサーの前に現れたのである。
その性能たるや、
攻撃力529、属性値450(属性攻撃強化込みで540)、非常に長い緑ゲージと、
素で短い白ゲージ持ち(斬れ味レベル+1で短いながらも紫ゲージ)、どういうわけかスロット3と、
水属性ランスとしては非の打ち所が無いほどの高性能ぶりである。
特にスロット3の存在は大きく、属性攻撃強化、心眼などを発動させれば、
G級のグラビモス亜種の腹もあっという間に破壊できる。
もはやランス版のアメザリクロウと言っても差し支え無いだろう。- アクアンスピアGもある。攻撃力552とエメラルドスピアより武器倍率が10高い。
代わりに水属性値が400でスロットも1つしかないなど、エメラルドスピアのほぼ下位互換である。
こちらは色が鮮やかなので、見た目が好みなら使っても良いだろう。
- アクアンスピアGもある。攻撃力552とエメラルドスピアより武器倍率が10高い。
- なお、G級以降普通に生産できる水属性ランスのサダルスード系は物理重視の性能であり、
最終強化のアクエリアスでも属性値270。心眼込みといってもエメラルドスピアGのような運用は難しい。
しかし最終的に攻撃力621で、スキル込みの紫ゲージも30と無難なので、
グラビモス亜種などのような極端に堅い奴が相手でもない限りこちらが有利。
MH3G
- こちらではG級武器の海流槍エスメラルダに強化が可能(そのままスペイン語で「エメラルド」の意)。
攻撃力575、属性値380と属性偏重武器から正統派のスペックに進化。
また、斬れ味レベル+1をつけた際の紫ゲージが少し長くなった
(ただし素の斬れ味は青止まりなので、運用するなら斬れ味レベル+1はほぼ必須)。
- 今作の水属性ランス枠は
- 素で水属性520を持ち、斬れ味レベル+1で同等の紫ゲージを得るもの
- 属性値は控えめだが、会心率20%を持ち、水ランス最長の紫ゲージ40を持つもの
- 攻撃力は414と低く、紫ゲージも短いが、素で水属性600を誇る巨大鮫
- 覚醒こそ必要となるものの、攻撃力621に水属性490を併せ持つバケモノ
ただしエスメラルダもスタンダードな水属性ランスとしては最高峰の逸品であるので、
取り敢えず水属性ランス担ぐか、という場合に重宝することは間違いない。
- 完成までには水竜の上ビレ18枚(アズールクレストからの強化でも16枚)を使用し、
さらに海流槍エスメラルダにレア素材である「水竜の絶品お頭」を一つ要求される。
ガノトトスを狩りまくって是非完成させたいところ。
MH4
- ストリームスピアからの強化先として続投。通常種武器としての強化は途切れ、こちら一択となっている。
そして、新たに上位最終強化として、水尖槍トリシュラが追加された。
- 性能面では、最終的に攻撃力414、水350と申し分ないが、斬れ味は匠でも青止まりとパンチに欠ける。
ケチャワチャのザクスシュラーマは極短いながらも白が出るため、少々厳しいか。
青ゲージそのものは匠なしでも十分な量があるので、ここは匠を切れるスキル構成の自由度の高さで勝負しよう。
- 「トリシューラ」とはヒンドゥー神話の破壊神シヴァが持つと伝わる三叉戟のこと。
ヒンドゥー語で「3」を意味する「tri」と「槍」を意味する「sula」が組み合わせた名前であり、
3つの先端はそれぞれ彼の力である、iccha(欲望、愛、意志)、kriya(行動)、jnana(知恵)を表している。
神話では金、銀、銅で作られた悪魔の三都市を焼き滅ぼしたとされており、
水属性とは全く関わりがない。
MH4G
投網マシーン利用で入手できたこの武器もめでたくG級昇格を果たした。
G級からはガノトトス亜種の素材で強化される。しかしぽかぽか島に亜種が出現する条件として
狂竜化したザボアザギルを2頭狩猟しなくてはならない。
- 上位のトリシュラからトリシュラ改、そして海流槍エスメラルダへ強化できるが、
トリシュラ改には桃岩竜の剛翼が1枚、エスメラルダには黒狼鳥の靭尾が2本必要となる。
どちらも通常クエストが無く、ギルドクエストを回さなくてはいけないため面倒。
また、トリシュラ改を生産することができるが、その場合剛翼が3枚必要になってしまう。
イャンガルルガの素材は水に弱いのを逆手に、吸水性もしくは水の通りを向上させてるのかもしれない。- 現在は両方ともイベントクエストが配信されているため
難易度は幾分か緩和されている。
- 現在は両方ともイベントクエストが配信されているため
- エスメラルダの性能は
攻撃力575、属性値430、匠で紫ゲージ30、スロット2と、
非常にバランスが良く仕上がっている。
特に斬れ味は素で白ゲージがそこそこと、MH3Gから強化されている。
- だが今作の水属性ランスは種類が多く、
- 攻撃力は460だが、今作の全ランスでも最高の属性値800を誇る巨大鮫シャークカイザー
- 攻撃力529、属性値550の属性寄りの性能で、スロット3を有するG級序盤の相棒奇槍ザクシュラ
- 攻撃力644、属性値340の物理寄りの性能で、紫ゲージによって高い爆発力を誇るケーリュケイオン
- 属性値こそ150だが、この中では最高の攻撃力690と長大な白ゲージを有するホワイトカタストロフ
水属性界であるが、エスメラルダはこの中では攻撃力も属性値も3番手であり、
やはりバランスが良い。また、この中では最長の紫ゲージを有しているため
一番使い勝手がいい武器だと言える。- ただし火力面を考えると、最終的にはケーリュケイオンに取って代わられやすい。
紫ゲージの長さや属性値で勝っているものの、
攻撃力では斬れ味ゲージ一段階以上の差で負けており、
グラビモスのような相手でも彼方に軍配が上がる。
尤も、ケーリュケイオンは強化にダレン・モーランの素材を使うため強化できるのがG★3以降、
しかも大地の龍神玉が必要なので難度も高い。
攻略用の水属性ランスとしてエスメラルダを作っておいて損はないだろう。
MHF
- エメラルドスピア⇒エメラルドスピア改⇒ジェイドランス⇒水撃槍【翡翠】と派生。
ジェイドランスへはHR4(旧HR91)、水撃槍【翡翠】へはHR5(旧HR100)で強化可能。
ジェイドランスでは攻撃力437、水属性420、スロット1、
水撃槍【翡翠】では攻撃力483、水属性470、スロット1と相応に強化される。
しかし、ジェイドランスの時点で祖龍の白鱗、岩竜の涙に神龍苔と
ガノトトス以外の素材ばかり何故かやたらと要求され、
止めとばかりに水撃槍【翡翠】で入手が面倒な祖龍の角を4本も要求される。- 参考までに、水撃槍【翡翠】の攻撃力・属性値は補正なしのSP武器VIIとほぼ同等である。
SPVIIは6段階強化で作成に時間がかかるため、
凄腕にあがってすぐに強化できるような状況ならば使えなくは無い。
- 参考までに、水撃槍【翡翠】の攻撃力・属性値は補正なしのSP武器VIIとほぼ同等である。
- ただ、エメラルドスピアがこんな残念なことで終わっているかというと、そういうわけでもない。
HC武器「パラエミティーフェ」というランスとして転生を果たしているのである。
剛種武器並みの攻撃力と水属性値、さらには麻痺属性350まで新たに引っさげてきており、
こちらはまさに文句なしの性能と言える。
関連項目
モンスター/ガノトトス亜種
武器/ガノス武器
武器/レクイエムスピア - 通常種素材のランス
武器/パラエミティーフェ - MHFオリジナル武器。HC武器バージョン
武器/スパイクスピア - 派生元。槍の形状がほぼ同じ。