白銀に輝く天彗龍の銃槍。
星影の如く真直に突き刺し、彗星の如く凄烈に打ち抜く。
(銀翼の銃槍)
古文書は記す。
「恐れ見よ。厳星を砕く凶烈無比な激突を」
銀翼の銃槍、最終強化形態。
(龍星銃槍ベネト)
目次
概要
- MHXXの新メインモンスターの一体であるバルファルクの素材を用いて作られたガンランス。
バルファルクの翼のような刃を、噴出口を先端に向けて3本束ねたような独特の形状をしている。
バルファルクの龍気形態時の翼を模した形状であり、彗龍形態がモチーフのランスとは対となっているともとれる。
翼の龍気噴出機構を砲撃機構として転用・あるいは再現したと考えれば納得の造形だが、
持ち手部分がポール状で細いわりに槍身部分がやたら大きい松明鉄箒のような形状が特徴。
また、バルファルク武器共通のギミックとして、盾に刻まれた十字模様と、
槍の内部が常に明滅している。
MHXX
- 派生強化はなく、入手は一発生産のみ。
初期性能は、- 上位終盤には少し物足りない攻撃力160
- 攻撃力の低さをカバーするためか、やや高めの龍属性35
- 斬れ味は白30と残り半分以上を占める赤の2色
- 会心率0%
- 砲撃タイプは放射2
- スロットは1つ
この時点でネックになるのはやはりその運動会特殊な斬れ味ゲージだろう。
斬れ味の消耗が激しいガンランスにとって、この白ゲージの長さではやや心許ないうえに、
その次がいきなり赤ゲージになっているため、斬れ味が落ちるとすぐに砲撃までできなくなってしまうので、
この段階ではかなり扱いづらい。
- 1段階強化すると最終強化となり、龍星銃槍ベネトになる。
この強化の時点でレア素材の「赤色の龍氣玉」が要求される。
- 限界突破を経て、究極強化させると赫醒銃槍ジルベネトが完成する。
その性能は、- 控え目な攻撃力300
- かなり高めの龍属性40
- 斬れ味は長大な白250と赤の半々、匠は効果なし
- 会心率は変化なしの0%
- 順当に強化された放射4
- スロットは2つ
これだけの白ゲージがあれば、いくら斬れ味の消耗が激しいガンランスといえど、
そうそう斬れ味が落ちることはない。
ガンランスではもはや呪いにも近い業物スキルを他に置き換えることができるのは大きな利点。
そうでなくても必須スキルの多さから窮屈なガンランスはそれだけでありがたいと思える。
しかし、業物は砲撃の斬れ味消費を軽減している点も忘れてはならない。
これほど長くともフルバーストの多用などで調子に乗っているとすぐに使い切ってしまうのだ。
赤ゲージまで落ちてしまうとやはり無力なので、エリアチェンジ後などの時間に砥石を使うなどして、
斬れ味を落とさないように心がけていれば、高い継戦能力を維持できるはず。
- 業物を切り捨てた継戦能力を得るとするならブルトデアマンテも似たような運用が可能になるが、
砲撃タイプの違い、鈍器運用前提構成、何よりも作成難易度の大きな違いなどで毛色はかなり異なるため比較する意味がない。
- 同じ龍属性のライバルを敢えて挙げるとすれば、黒龍素材の黒龍銃槍や
怒り喰らうイビルジョー素材の咎銃槍アビルグリード、
オストガロア素材の極星絶砲槍ゲーガロア
リオレウス希少種素材のエンデ・デアヴェルトなどがある。
なかでも咎銃槍アビルグリードは物理火力・属性値がこちらより上で砲撃も同じ放射4。
その代わり素では青110とこちらの半分しかなく、青ゲージ故はじかれやすい。
ガンチャリオットもこちら以上の攻撃力と属性、そしてアビルグリードにはないそこそこの白ゲージもある。
その上砲撃レベルもこちらより上の放射5とハイスペックであるが、業物が必要なのでスキル自由度で区別は容易である。
スロット数は同じなので状況や相手によって使い分けるとよいだろう。
赫翼の銃槍
特異な天彗龍の素材をベースに造られた
銃槍。赫き翼が発する
龍気を凝縮、増強し、撃つ。
(赫翼の銃槍)
赫き星、それは終焉の暗示。
天より現れ地を滅す。滅ぶは
敵か、それとも己か......。
(龍天銃槍ベネートルイ/赫絶の烈翼カぺテイラ)
- MHRise Ver.3.0で参戦したバルファルクの特殊個体である奇しき赫耀のバルファルクから作れるガンランス。
見た目は銀翼の銃槍とほとんど変わらないが、槍や盾の一部が赫く染まっており、
同じ見た目でありながら通常種のものとはまた違った印象を受ける。
MHRise
- 生産可能時期はHR100からととても遅い。
最終強化は「龍天銃槍ベネートルイ」。- かなり低い攻撃力180
- 斬れ味は
運動会赤と長めの白 - やはり高い龍属性38
- スロット2-0-0
- 放射型Lv4
- 百竜強化は攻撃力強化III、竜種特効、天彗龍の魂
せっかく数少ない竜種特効を持った貴重なガンランスなのだが、
物理性能が貧弱すぎるため殴り運用にはあまり向かず、砲撃レベルも4止まりなので、
竜杭砲特化戦法をやろうにも上がいるので中途半端に終わる。ガンランスも龍閃撃たせてくれよ
斬れ味の長さに関しても、本作はガードエッジで斬れ味を回復できるためあまり長所にはならない。
- さらに、今作は竜杭砲のリーチがガンランスの見た目に左右されるという仕様が判明*1。
有志の検証の結果このガンランスは見た目通り下から数えたほうが早いレベルであることがわかってしまった。
竜杭砲をひたすら刺す戦法をメインとする放射型にとって
リーチが短いのは完全にデメリットとは言えないが、残念ながら厳しい。
MHR:S
- MRの実装に伴い、本武器も強化先が追加。
強化可能時期はMR70になってからとかなり遅く、龍氣玉を用いるため製作難易度はかなり高い。
最終強化は「赫絶の烈翼カぺテイラ」となる。- かなり上がった攻撃力330
- 斬れ味は白ゲージがとても長くなった
- 抜群の龍属性55
- 武器スロットは変化なし
- 百竜装飾品スロットLv2
- 放射型Lv7
- 今作は龍属性ガンランスがかなり増えたのだが、それでもなお属性値トップを独走している。
それでありながらも平均よりやや上の攻撃力を手にしたため、龍属性ガンランスの中でもかなり強力。
しかも今作は爆杭砲というバフ技が実装され、攻撃力と属性値をさらに引き上げることができる。
百竜スロットはLv2なので、上位でも付与できた竜種特効や天彗龍の魂に加え、他の特効も付与できるため、
様々なモンスターに対してダメージを出せるようになった。百竜スロット拡張を用いれば属痛竜珠も装備可能。
Ver.11で属性で殴るのに最適な装備が追加されたのも追い風。
- Ver.13でウォールorウォーという新たなライバルが参戦してしまった。
こちらより攻撃力が高く属性値も50と高水準、斬れ味も白ゲージが比較的長く匠を用いれば紫が出現する。
砲撃はこちらと全く同じ砲撃レベル7、武器スロットは3-1とこちらよりも優秀。
狂撃化ギミックをしっかりと引き継いでおり、狂竜症【蝕】が本アプデでつけやすくなったことも相まって
本武器はかなり苦しい状況に持ち込まれた。
何よりあちらは渾沌ゴアが強敵ではあるものの、倒せる力量さえあればMR10で作成が可能となっている*2。
火力面を優先すると物理面の火力の伸びしろが乏しい本武器は、残念ながら埋もれてしまうこととなってしまった。
- 最終アップデートを迎えた現在でも
龍属性値が一番高いガンランスであるという個性は失っておらず、
傀異スロット最大解放&属性強化8枠で113という値を叩き出す。
傀異化素材こそ食うものの、息抜きに使うには悪くない性能になったと言えるだろう。
余談
- この武器は形状だけでなく担ぎ方も独特で、なんとこのガンランス、柄が上に来るように担がれるのである。
今までのガンランスの常識を覆す、革新的(?)な背負い方である。
しかし、やはり抜刀は他と同様、下側からである。つまりハンターはこの武器の刃を掴んで抜刀する形になるのだが、
ハンターの手は血だらけになったりしないのだろうか…
そして、やはりというかなんというか、矛先の部分を掴んでいるにもかかわらず、
その次の瞬間にはハンターは何故か頭付近にあるはずのこの武器の柄を握っているのである。
これもアタリハンテイ力学というやつのせいだろうか- MHRiseで赫翼の銃槍として再登場した際にはこのような担ぎ方はせず、普通に柄を下にして担ぐようになった。
尤も、造形が同じとはいえ銀翼の銃槍そのものの再登場ではない為、
これが銀翼と赫翼による違いなのかは今のところ不明。
- MHRiseで赫翼の銃槍として再登場した際にはこのような担ぎ方はせず、普通に柄を下にして担ぐようになった。
- この武器でブラストダッシュを使うと、そのバルファルクの翼のような先端の形状も相俟って、
あたかもバルファルクが龍気を噴射して飛び立つ時のように見えるかもしれない。
ついでに言えば、バルファルクも大きく広げた翼を地面に向けて振り下ろす攻撃や、
龍気を炸裂させて前方を吹き飛ばす技を持っており、
これもどこかブラストダッシュ後の叩きつけやフルバーストなどを想起させなくもない。
- 他のバルク武器の例に倣うと、最終強化の銘はベネット彗星、
究極強化の銘は発見者のジョン・C・ベネットの名前を捩ったものと考えられるが、
その語感から、発売当初は
某名作アクション映画のラストシーンで主人公とナイフで決闘して死んだ悪役を連想する人が多かったとか。
「来いよベネット! 銃槍なんて捨ててかかって来い!」「野郎! ぶっ○してやらああぁぁ!!」