BGM/闘技場戦闘BGM

Last-modified: 2024-04-24 (水) 17:03:35

闘技場での戦闘に際して流れるBGM。
記録と戦い闘技場に通い詰めるハンターにとっては馴染み深い曲であり、
ハンターからの評判も総じて高いBGM群と言える。

目次

大闘技場BGM

死闘の円形闘技場(コロセウム)

使用作品
MH2、MHP2、MHP2G、MHF
収録
モンスターハンター2 サントラブックVOL2 ドンドルマの旋律
モンスターハンター 狩猟音楽集
モンスターハンター 狩猟音楽集III
  • 大闘技場の汎用戦闘曲。
    闘技場自体はそれまでの作品にも登場していたものの、
    固有のBGMが存在するようになったのはMH2からである。
    MH2時代の闘技場及び大闘技会のBGMは、共に古代のイメージで作曲されているという。
    • MH2サントラでは「死闘の円形闘技場(コロセウム)」という表記であることから、
      円形闘技場をコロセウムと読むようである。
  • MHP2Gならば村最終モンスターハンター」のターゲットモンスターで、
    唯一リオレウスが固有の戦闘曲を持たないので、この曲が流れる。
    • それ以外にも全て大闘技場が舞台の「闘技訓練」があるため、こちらが印象に残っている人も多いと思われる。
      主にトラウマとして

水上の戦慄

使用作品
MHP2G
収録
モンスターハンター 狩猟音楽集II ~咆哮の章~
  • 水上闘技場の汎用戦闘曲。
    「死闘の円形闘技場」のアレンジであるが、
    水上闘技場ということで涼しげな音色を使用している他、緊迫感のある編曲により、
    全く別の楽曲のような仕上がりになっている。
  • 大連続狩猟クエストが登場したMHP2Gのフィールドとあって、多様なモンスターが登場する場所である。
    特徴の全く異なるモンスターたちが次々と登場する困難なクエストも多く、
    その緊迫した状況下に合うBGMということもあり、概ね好評のようである。
    • ただ、もともと水上闘技場を舞台としたクエストはG級のみにしか存在せず、数自体少ないことに加え、
      どれも非常に面倒な内容でプレイヤーからは敬遠されていることが多いので、
      意外とこの曲を聴く機会は少なかったりする。
  • MHXでは水上闘技場が復活しているが、闘技場のBGMは後述する「凛然たる勇姿」に一本化されているため、
    このBGMは復活しなかった。

切れない絆/闘技場

使用作品
MH3、MHP3、MH3G
収録
モンスターハンター3(トライ) オリジナルサウンドトラック
  • 3シリーズの闘技場のベースキャンプで流れるBGM。
  • ちなみに、後述する小闘技場では別のBGMが流れる。
    こちらはサントラに収録されていないため、正式な曲名は不明。

背中を預けて/闘技場

使用作品
MH3、MH3G
収録
モンスターハンター3(トライ) オリジナルサウンドトラック
  • 闘技場(陸上・水中問わず)で流れる汎用BGM。
  • タイトルの意味は、「狩友に背中を預け(=狩友の力を信じて)、クエストに挑む」といったところだろうか。
    中盤に、MH3のテーマ曲である「生命ある者へ」のフレーズが挟まれている。
    古代ローマの闘技場をイメージして作曲されているとのこと。
  • かなり拘束力が強く、闘技場でのクエストでは、基本的にはこの曲しか流れない。
    鳥竜種モンスターや牙獣種モンスター、ナルガクルガ、ジンオウガなどの
    専用BGMを持つモンスターと闘う時も必ずこの曲が使用される。
    MH3Gでは、イビルジョーと戦闘する際には例外的に「健啖の悪魔」が流れる*1
    • 普段は軽妙なBGMで戦う中型モンスターたちも、このBGMで戦うと少し格好良い……かもしれない。
  • MH3Gでは、イベントクエスト以外でも闘技場を舞台としたクエストが数多く存在しており、
    専用BGMを上書きして流れることも含めてプレイヤーの印象に残りやすい曲になっている。

絆のもとに

使用作品
MHP3
収録
モンスターハンター 狩猟音楽集III
  • MHP3の闘技場(大)はMH3、MH3Gの時と同一のものだが、
    BGMが変更されており、「絆のもとに」という新曲が使用される。
  • 「背中を預けて」は「生命ある者へ」をテーマとした楽曲であったが、
    こちらはシリーズ全体のテーマ曲である「英雄の証」のフレーズを使用している。
    MH3のテーマ曲である「生命ある者へ」のフレーズも使用されているが、少しわかりにくいかもしれない。
    また、中盤部分に「背中を預けて」と共通したフレーズが使用されている。
  • MHP3では専用BGMを持つモンスターと闘技場で戦闘する際は、専用BGMの方が優先される。
    また、メタルギア装備を装備していると、
    相手モンスターが専用BGMを持つか否かに関わらず、BGMがMGS仕様に変更される。
    …が、さすがにイビルジョーと戦闘する際には「健啖の悪魔」が流れる。
    • この拘束力の弱さ故、大闘技場のBGMとしては影の薄い曲でもある。
      が、意識して聴いてみると和風な笛の音やサビ部分の盛り上がりなど、中々の良曲であり、
      サントラなどでじっくり聴いたらこの曲が好きになったというハンターも数多い。

果敢なる腕試し ~ 闘技場

使用作品
MH4、MH4G
収録
モンスターハンター4 オリジナル・サウンドトラック
  • MH4(G)の闘技場および立体闘技場で使用される楽曲。
  • これまでの闘技場のBGMとは雰囲気が異なり、やや哀愁漂う曲調となっている。
    後半部分は特にこの傾向が強く、爽やかなサビが人気を博している。
    • 危険度が6のモンスターたちが相手の場合はそれぞれの専用BGMが流れるが、
      それ以外は専用BGM持ちもこの曲で戦うことになる。
      ゴア・マガラ戦でも当然の如く流れるが、禍々しい風貌の彼とこの曲の組み合わせは中々面白い。
      また、本来ならば戦闘中にBGMの流れないフルフルも、闘技場で戦闘する場合はこのBGMが流れる。

凛然なる勇姿

使用作品
MHX、MHXX
収録
モンスターハンタークロス オリジナル・サウンドトラック
  • MHXの闘技場はMH4(G)のそれと同じだが、BGMはMH4(G)から変更されている。
    また、MHP2Gからの復活フィールドである水上闘技場でも流れる。
  • スペインの民族舞踊であるフラメンコの趣向を取り入れており、
    「果敢なる腕試し ~ 闘技場」と同様、どこか哀愁を漂わせる曲調となっている。
    また、曲の一部に「英雄の証」のフレーズが取り入れられている。
  • 体験版のホロロホルルは闘技場で戦う為、必然的にこの曲が流れる。
    発売前に体験版をやり込みすぎて「闘技場=ホロロホルル」というイメージが染み付いてしまったために、
    この曲をホロロホルル専用曲にすべきでは?と思った人もいたとか。
  • 今回はこの闘技場BGMの優先度が更に引き上げられ、
    健啖の悪魔だろうが黄金の鬣だろうが一切の上書きを許さない。
    彼らや禍々しい姿のゴア・マガラともこのBGMで戦うのは少し違和感があるかもしれない…?
    唯一、MHXXで追加されたチャレンジクエストで二つ名持ちモンスターと戦う時のみ、そちらの専用曲が流れる。
  • 集会所★7ではズバリ「竜のコリーダ*2」というクエストが存在する。
    タイトル的にも、スペインのフラメンコをモチーフにしたこの曲が一番しっくりくるクエストと言えるだろう。
    ただ、内容は分断不可の立体闘技場でイャンガルルガとティガレックスを同時に狩猟するという
    非常に難易度の高いものであるため、クエスト中はまずそんなことを意識する余裕はないだろうが…。

猫汁大作戦!

使用作品
MH2、MHX、MHXX、MHF
収録
モンスターハンター2 サウンドトラックブック VOL.2 ドンドルマの旋律
モンスターハンター 狩猟音楽集III
  • アイルー関連のイベントクエストで流れるBGM。
    MHX(X)ではニャンターモードの闘技場クエストでの戦闘BGMとして採用されている。
  • 戦闘曲として使用されている楽曲の中では非常にコミカルな曲調となっている。
  • MH2のサントラの解説によると、世界的に有名な曲である「猫踏んじゃった」を意識して作られたとのこと。
  • なお、ハンター用のクエストをニャンターで受注した場合は、通常通り「凛然なる雄姿」が流れる。

闘技場:大型モンスター

使用作品
MHWorld、MHW:I
収録
モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック
  • アステラの闘技場および大峡谷の特殊闘技場で大型モンスターを相手にした際に流れるBGM。
    重く緊迫感のある曲調であり、後に引けない閉鎖空間での戦いを感じさせるものとなっている。
    全体を通して星に駆られてのフレーズが用いられている。

闘技場:小型モンスター

使用作品
MHWorld、MHW:I
収録
モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック
  • アステラの闘技場および大峡谷の特殊闘技場で小型モンスターを相手にした際に流れるBGM。
    こちらもアステラのテーマが用いられているのだが、大型モンスター戦とは逆に非常に軽快な曲調。
    • このBGMはカプコンチャンネル提供の武器アクション紹介動画で用いられている。
      MHW発売前にそれぞれの武器種に思いを馳せて何度も聞いた方も多いのではないだろうか。

強者が集う、狩猟の舞台

使用作品
MHRise、MHR:S
  • MHR(:S)の闘技場にて聞くことができるBGM。
  • 今作では全てのBGMがアレンジされ、和を全面的に感じられる。
    しかしこのBGMは毛色が違う。
    もちろん和楽器は使われており、コーラスも入っているのだが
    なんと主旋律がバイオリンで奏でられる。
    それも滑らかに、またどこか哀愁を漂わせるような旋律である。
    普段ラージャンに乙させて貰いに行くときには聴く暇がないため、
    じっくりと聞いてみるのもいいだろう。
  • モンスターからの発見・未発見を問わず、闘技場内にいる間は基本的にこのBGMが常時流れ続けることになる。
    他のあらゆるモンスター専用BGMによる上書きを許さず、またテントに退避している間でも停止しない。
    唯一の例外は操竜時。この時だけは『手綱を握りて』が優先される。
  • 因みに本作ではゲーム内のBGMを拠点内で選曲して流せるようになっているのだが、
    この闘技場のBGMに関しては何故か入手条件が厳しく、その内容が
    「闘技大会クエストかチャレンジクエストをどれか一つでもSランクでクリアする」というもの。
    • クリアするには必然的に、決められた装備で挑まなくてはならない上に
      一乙すら許されず、無駄な動きを減らし、ほぼノーダメで
      且つ最短時間内にクリアを目指さなくてはならず、ややハードルが高過ぎると言える。
      Sランクを取れれば何でもいいので、01のクルルヤックを選ぶのが一番簡単だろう。
    • 当然ながら闘技場のクエストを単にクリアするだけでは入手できない為、
      闘技場のBGMは入手できない仕様になっていると勘違いしたプレイヤーは少なくない。

狩猟技狂想曲

使用作品
MHF
収録
モンスターハンター フロンティアオンライン アニバーサリー2012 プレミアムパッケージ
  • MHFのシーズン10で新規に追加された専用BGM。
    狩猟技クエストか、或いは狩猟技演習のモード設定をONにした状態で新大闘技場に行くと流れる。
  • 壮大なイントロの後、「磁界の覇者」や「天空の聖域」を思わせるフレーズを所々に交えつつ曲が展開。
    そしてサビの部分に入ると、弦楽器が奏でる哀愁漂うメロディーと共に大きく盛り上がりを見せる。
    ただ単に使い回したような印象を一切感じさせない仕上がりも然ることながら、
    引用されたフレーズ元のBGMが共によく知れた良曲であるため、分かる人はニヤリすることだろう。
    特に韋駄天杯の最中などにかけ流すと、気分が高揚すること請け合いである。
    • 参考程度に付記しておくと、大型アップデート直前には既に次のナンバリング開発が開始している。
      加えて、シーズン10では新モンスターを無しにする代わりに、
      その分の余力はフォワード.1の開発に全投入されている。
      つまり、顧客視点からでは見えないだけで、
      シーズン10の時点でBGMに関しても作曲が進んでいたと考えることは十分可能。
    • 大闘技会専用BGMの「我が威信を賭して」と同じような立場であろう。
      向こうはもともとMH2のシステムを引き継いだものであるが、
      オンラインゲームとの相性が悪かったこともあってすぐに廃れてしまった経緯を持つ。
  • この曲が登場したシーズン10のPV「目指せ!秘伝書!」ムービーにて
    サビ部分を伸ばしたアレンジが使用されている。
    いずれもハンターの新モーションを披露するムービーであり、
    どちらかと言えばこのムービーでこの曲の存在を知ったという人も多いのではないだろうか。
    また、シーズン10のプレビューサイトでも聴ける。
  • 影の薄さばかり際立つが、BGM自体はMHシリーズの数ある名曲にも決して劣らぬクオリティである。

Gの演習

使用作品
MHF(G級)
収録
モンスターハンターフロンティアG オリジナル・サウンドトラック
  • MHF-Gで追加された、G級クエストでの新大闘技場にて流れるBGM。
    タイトルの適当さに突っ込んではいけない
  • MHF-G3時期のゲーム紹介映像の、特殊武器紹介などで使われていた、
    「ゼルレウスorG級ミラボレアス用のBGMでは?」と思われていた曲がそれである。
    しかし武器紹介のところに使われていた部分は曲のほんの一部であり、
    特徴的なフラメンコ風のフレーズがカットされているのでよく聞かないと同じ曲だと分からない。
  • MHF-G開始より長年の間、
    G級の大闘技場クエストが不定期に配信される期間限定のデイリークエストをはじめとして、
    ネットカフェorNコース限定クエスト勝ち組クエストなどに限定されてしまっているため、
    別の意味で耳にする難易度は高かった。
    現在では常時配信されている「逆襲!ドスイーオス」で聴くことができる。

小闘技場BGM

熱砂に送られし刺客

使用作品
MH2、MHP2G、MHF
収録
モンスターハンター2 サウンドトラックブック VOL.2 ドンドルマの旋律
モンスターハンター 狩猟音楽集III
  • 2シリーズの小闘技場での戦闘で使用されていた楽曲。
    小闘技場は小型モンスターの討伐を目的とするクエストが多く、
    この曲も群がる小型モンスターの騒々しさを表現したような曲調になっている。
    また、ボスモンスターに発見されたときも流れることもある。
    • しかし、「熱砂に送られし刺客」とはモンスターではなく、
      ハンター(ギルドによって差し向けられた刺客)を指すのではないだろうか?
  • ちなみに、MHFの特殊なモスが初登場したクエストでも、戦闘時にこの曲が流れる。
    大型モンスターと同じように警戒時BGM「邂逅」の後にこのBGMが流れ、驚いたユーザーも多いとか。

閉ざされた狩場

使用作品
MHP3
収録
モンスターハンター 狩猟音楽集III
  • MHP3の小闘技場で流れるBGM。
  • 「絆のもとに」と同じメロディーを使用しているが、
    孤島の簒奪者たち」と似たアレンジが施されており、
    小型モンスターたちの騒々しさを表現したような曲調になっているのが特徴である。
    また、BGMの出だしに『時は来た』に似たフレーズも入っている。
  • ちなみに、狗竜系や牙獣種など、専用BGMを持つモンスターが登場する場合はそちらが優先される。

余談

  • 闘技場独自の戦闘BGMが用いられるようになったのはMH2からであるが、
    MHP以前の作品では、なんと黒龍のテーマである「舞い降りる伝説」が使用されていた。
    天と地の怒り」や「二色の双角・闘技場」などで聴くことが出来る。
    前者はリオス科希少種のクエストで、「咆哮」のアレンジなので違和感は少ないが、
    後者はディアブロスとその亜種の同時クエストであり、異様な雰囲気の中で戦うことになる。
    二色の双角は当時恐るべき難度を誇る鬼畜クエとして名を馳せていたため、
    闘技場+舞い降りる伝説のセットがトラウマになっている古参プレイヤーもいるかもしれない。

関連項目

フィールド/闘技場
システム/訓練所
クエスト/期間限定クエスト


*1 MH3では流れない
*2 corrida:闘牛を意味する英語。