ver1.5 Embers of Rage向けのビルドガイドになります。
概要
Embers of Rageで追加された新種族、Kruk Yetiの初期種族タレントAlgrid Rage/寒冷なる激怒は
起動中のあらゆる攻撃に氷漬けの追加効果を付与するというユニークなものです。
このタレントを活かすことを考えた場合、相性がいいものとして
広範囲に何度も凍結チェックを発生させられるダメージエリア型の攻撃が挙げられます。
ここではそのような攻撃タレントを多数所持するOozemancerと組み合わせるビルドを紹介します。
Oozemancerの範囲攻撃タレントは設置にターンを消費しないものが多く凍結エリアを多重展開しやすいのも利点です。
また、OozermancerといえばSlime Spit/スライム吐きやPoisonous Spores/毒の胞子を中心に
アウトレンジで戦うビルドが一般的ですが、もろもろの事情で近接で殴った方が使いやすかったので
サイブレイドでの近接攻撃をメインウェポンに据えています。
pros
- 一通り完成すると何やっても死ななくなる
- 抜群の継戦能力
- 敵の攻撃を受け止めるのではなくそもそも敵を動かさせないので事故が少ない
cons
- リーチがなく移動も弱いので遠距離戦がかなり苦手
- 弱点を補えず装備の品質も安定していない序盤が辛い
- 苔の多重展開で画面がかなり見づらくなる
種族選択について
今回はKruk Yetiありきのビルドですが苔ツリーを積極的に使いサイブレードで殴るOozemancerというコンセプト自体は本編でも通用します。
その場合はジェネリックポイントがとにかく足りないためCornacやThaloreとの相性が良いようです。
タレント概感
クラスタレント
Moss/苔
このビルドの柱となるツリーです。このツリーのタレント4つはすべて即時で自分中心のダメージエリアを発生させる効果となっており、
使用時にツリーの他のタレントも一緒にクールダウンさせてしまうという特徴を持っています。
基本的にこれらの苔を近接攻撃の合間に次々と展開していき、Nature's Balance/自然の調和でさらに使いまわすという動きで戦っていきます。
Nourishing Moss/滋養の苔
このビルドの死ににくさを象徴するタレントです。最終的に範囲内の雑魚から毎ターン50点はHPを吸い取れるようになるため
多数の雑魚を相手にするシチュエーション、特に雑魚が随時に補給され続けるラスボス戦などでは相手をカモることができます。
Mucus/分泌
Mucus/粘液
Oozemancerの強烈な調和値回復能力を支える一端です。
攻撃タレントとして使うには地味すぎるので気にならないなら自動使用にしておくと良いでしょう。
Acid Splash/酸飛ばし
攻撃タレントというよりはOozewalkの起点・Living Mucusに曲がり角を偵察してもらう
等々の目的で粘液エリアを設置するためによく使います。
Living Mucus/生ける粘体
後半から終盤にかけての遠距離戦の回答になります。
展開数などの関係で、ある程度本体がガッツリ育っていないと上手く機能しないので無理に序盤に取りに行かない方がいいようです。
Oozewalk/ウーズ歩き
逃走手段として見た場合、敵の反対に向かってAcid Splash→これとなるので少し悠長に感じます。
Rushの代わりに遠距離の敵に飛び込むために使うのも殲滅に失敗したあとが怖くてやりづらいので、
単純に状態異常の回復手段として握っておくのが安定しているようです。
Ooze/流動体
Mitosis/ウーズ分裂
ウーズが出ている間あらゆるダメージを半減するというインチキダメージ軽減タレントです。
その性質上範囲攻撃、特にIrresistible Sun持ちが天敵なのですが
EoRのラストダンジョンではそのへんの雑魚がIrresistible Sunを持っているのが逆風といえば逆風です。
もっともその頃になれば適当に戦っても本体は死ななくなってるのであまり関係ありませんが。
Reabsorb/ウーズ融合
外に出ているウーズは全耐性50%のようなものであり、
範囲攻撃として見てももっと使い勝手の良いものをOozemancerはたくさん持っているのであまり重要なタレントではありません。
強いて言うなら先述のように出てきたウーズをまとめて溶かしてしまうくらい強力な範囲攻撃持ちへの対策として使うことになります。
Call of the Ooze/ウーズ召喚
能動的にウーズを設置できるので強敵と戦う前のバフ代わりに。
粘体/Slime
Slime Root/スライムの根があると助かる場面は多々あるのですが、たどり着くまでが遠いのでツリー自体を無視してもかまいません。
最序盤の銃持ち対策に振り直し利用でSlime Spit/スライム吐きを使うのはアリです。
Eyal's Fury/大激 もしくは Oozing blades/粘刃
終盤はクラスポイントがダブつくので埋め込み枠を一つ諦めてAcidfire/焼け付く酸や
Unstoppable Nature/自然の躍動を取りに行くオプションがありえます。
ジェネリックタレント
Yeti/(イェティ?)
Algrid Rage/寒冷なる激怒
Yetiの最大の特徴たるタレントです。火炎ダメージだろうとなんだろうと凍結させるのはいささかやり過ぎ感があります。
Mindwave/マインドウェイブ
Algrid Rageとの相性が良く自己完結のコンボのように働きます。
マインドスターで威力を増強しやすい精神属性ダメージなのもポイントです。
Mindstar Mastery/理刃
とりあえずPsiblade/サイブレイドさえ上げておけば攻撃面は十分です。
防御・回復手段としてももっと直接的で重要なものが他にあるので残りは後回しにしてしまっていいでしょう。
Antimagic/反魔法
Oozemancerはwild-gift系のsustainタレントが地味に多くAntimagic Shield/魔法封じの盾の維持が少し苦手です。
他で補える部分も多々あるのでResolve/魔力分解を優先したほうが上手くいくかも知れません。
Fungus/胞子
最終的には使いたいツリーなのですが、EoRではカゴテリーポイントを使わないとアンロックできません。
ハーブの引き次第ではこれなしで完走もできそうですが…。
Physics/物理学 および Chemistry/化学
取得自体はタダみたいなものなので取るのですが、肝心のポイントを振ってる余裕がありません。
ラスボス戦に向けてのダメ押しにレシピを引いてる中から武器に取り付ける何かと、あればGrounding Strapを取りに行く程度で十分だと思います。
育成
開始直後
Yeti Caves→Vaporous Emporium→Sunwall Outpost
まずはGrasping Moss/掴み苔とNourishing Moss/滋養の苔に優先的にクラスポイントを回していきます。
Algrid Rage→苔と展開することで距離を詰めてくる敵にはかなり有利に立ち回れます。
逆にhigh guard Talosis(Vaporous Emporium/霧の商業区のボス)やsunwall archerがかなり苦手なので
早めに逃げて射線を切る・mucus oozeやsunwall outpostで付いてくる味方オークに削ってもらう・
アイテムの発動に頼る(特に入手性のいいキネティックシールドのトークン)といった手段で対抗していきます。
ジェネリックはPsiblade/サイブレイドを最速で伸ばし、後は防御的なものに1点ずつ振っていきます。
高性能な回復ハーブが手に入りづらいので本編よりもNature's Touch/自然の加護の優先度が高いです。
能力値はwilに全振り→余った分をconに。
「Vaporous Emporium/霧の商業区」で稼いだお金はTinkerツリーの取得と可能なら高tierマインドスターの購入、
無かったらランタン・ハーブ・道具類(ツルハシはなかなか拾えないことが多いので買ってしまった方が早い)の購入に充てます。
序盤
Dominion Port→Ritch Hive→Sunwall Observatory→Krimbul Territory→Ruins of a Lost City
Dominion PortとRitch Hiveはクエストの進め方さえ知っていればボーナスステージです。
この時期を利用してMoss/苔ツリーのうちいくつかとMucus/粘液にクラスポイントを4点まで振って範囲を最大まで成長させておきましょう。
またwilが伸び、調和値に余裕が出て来るのでAntimagic Shield/魔封じの盾か
Nature's Balanse/自然の均衡のどちらか程度なら使い始めることができます。
装備の引きによる攻撃と防御のバランスを見て選んでいきます。
Lv10・20のカゴテリーポイントは埋め込み枠とFungus/胞子ツリーのアンロックに使います。順番は問いません。
ここまで来れば遠距離攻撃にも何らかの対抗策を得ているはずなのでSunwall Observatoryで困ることはあまりないでしょう。
ボスも数で攻めてくるタイプなので距離を詰めれば苔の餌食です。
問題はレベル詐欺と名高いLost Cityです。ジェネリックポイント4点相当を諦めるのはあまりにも惜しく、
後回しにするにしても再入場時に敵が育ってしまうようになったのが辛いので、
高tierのマインドスターが手に入ったらそのまま吶喊することをおすすめします。
無事制圧できた場合、Yeti Muscle TissueはConditioning/肉体強化ツリーの取得や同ツリー内のタレントに使っていきます。
中盤
Internment Camp→Primal Forest→Gates of Morning→G.E.M→Cave of Hatred
このくらいになるとcunにポイントを振る余裕も出てくるので二種類のooze生成が活用しやすくなってきます。
特にmucus oozeはここから先増えてくるgunslingerのタレント持ちで距離を取ってくるAIの敵に有効です。
まだNature's Balanse/自然の均衡を実戦投入していないようならこの辺りで一気に上げきってしまいます。
苔は範囲を広げるためにどうしてもポイントを振らざるを得ないので、
苔タレントを対象に含めたいNature's Balanse/自然の均衡も中途半端なポイント振りでは実用できません。
中盤の山場となるPrimal ForestとGates of MorningのAeryn戦は下手を打つと詰むほどの高難易度ですが、
AntimagicやNourishing Moss/滋養の苔のおかげでクリスタル召喚の物量に押しつぶされたり、
攻撃が回復とシールドに追いつかず千日手になったりということはまず避けられます。
Cave of HatredをクリアするとRing of Lost Loveの強化イベントが発生しますがどうせ装備できないのでどっちを選んでも同じです。
Prodigyはなんでもいいのですがconにポイントを厚く振る余裕があることと、Oozemancerに割合でのダメージ軽減が多い点との相性を見て
Subcutaneous Metallisation/金属の身体を取得することをおすすめします。
テストプレイではProdigy2つ目をWindtouched Speed/風の祝福にしていますが、
Windblade/ウィンドブレイドやGiant Leap/巨人の一跳びなど、より攻撃的なものにした方がさくさく進めて良いかも知れません。
終盤
Steam Quarry→Ureslak's Host→Palace of Fumes→(Pocket of Distorted Time)→The Slumbering Caves
ここまで来ると過剰なまでのダメージ軽減・HP回復能力とほとんどリソースを消費しない攻撃手段持つおかげで
時間をかければほぼどんな敵でも倒せるようになります。
ラスボスもHP回復だけ切らさないようにしてひたすら苔設置と通常攻撃を繰り返すだけで突破可能です。