作成に当たっては、日本語版wikiの他ビルドガイド及び公式フォーラムのAnorithil Guideを参考しました。ありがとうございました。
概要
Corona?+Hymn of Moonlight?の自動Corona?発射システムを特色としたビルドです。
注釈がない限りver1.48/DLC無し/通常キャンペーン/Shalore使用での記述です。難易度はNormal-Nightmare辺りまで対象。
Hymn of Perseverance?を使用する場合との比較
Anorithil自体の評価はクラスページを参照のこと。
- 長所
- 手数が多いのでon hit(spell)効果を発動させやすい
- 範囲火力が高い
- 瀕死の敵に一々とどめの攻撃タレントを打ち込む必要がない
- 隠密/透明化中の敵にも飛ぶので見えない存在に気づきやすい
- 短所
- Movement Infusionやそれに類するものがon hit(spell)装備が増える終盤は使いにくくなる
- 一発辺りのダメージは小さいので、敵の数が多すぎると倒しきれずに息切れしやすい(特にPit地形で顕著)
- Antimagic Shield?持ちにはリソースを吸われるだけの結果になりやすい
- Stun/Confusion/Blind耐性を別途稼ぐ必要がある
種族
Shalore?を使用します。魔法クリティカル率が重要になるのでMagic of the Eternals?の効果は重宝します。また、Timeless?は状態異常対策としても優秀ですが、攻撃タレントのCD解除用としても強力です。
ステ・タレント振り
カテゴリーポイント
- 優先度高
- Circles/結界
術師対策になる他、飛び道具やノックバック耐性の無い敵からから身を守る強力な手段になります。 - スロット(1枠目)
Movementやテレポート系を入れて機動力を確保します。
- Circles/結界
- その他
- スロット(2枠目)
Heroism等。 - Harmony/調和
Elemental Harmony?+Firebeamでダメージとターンを引き換えに短時間の自己加速ができます。
Healing Nexus?は敵にBathe in Light?の範囲に入られた際一応の対策になります。 - vile-life/蝕髄
装備が整えばクリティカル率100%が可能なのでBlood Splash?によって毎ターン回復できます。
こちらもHealing Inversion?でBathe in Light?対策が可能。 - Stone alchemy/錬金術?
エスコートで出現した場合のみ。火力増強、資金稼ぎに。
Gem Portal?は地形と探索状況にもよりますが確実な逃亡手段になります。
- スロット(2枠目)
ステータス
Mag>Cun≧Con。
Magは火力に直結するので最優先で振ります。CunとConはHPの低い前半はConを優先気味に、HPが伸びてくる後半はCunを優先気味に。
余りはセーブを調整するなり装備品に合わせるなり。
タレント
Class
- Sunlight/閃熱
攻撃タレントはStar fury/星怒のタレントの方が性能が良いため積極的には使いません。Star furyのタレントがクールダウン中の時か、陽光力が必要な時に使います。
- Star fury/星怒
- Moonlight Ray?
ダメージも射程もクールダウンも優秀です。
最後までメインの攻撃タレントになります。 - Shadow Blast?
範囲攻撃です。瞬間火力は低いので敵集団や長期戦が予想される場合に。
角から攻撃する際にも使えます。 - Twilight Surge?
半径2なので近接しないと当てられないのがネック。Circle of Warding?でハメている間はただのCorona?発射タレントにしかなりません。
月光力が回復するので自動使用設定にしてリソース回復用タレントと割り切っても問題ありません。 - Starfall?
そこそこの範囲と射程とスタン効果があるため打ちやすいです。
敵集団への牽制・Moonlight Ray?からの追撃・角からの攻撃などに。
Lv5になると範囲が広がり狭い場所で打ちづらくなるので3-4で止めるのも手。
- Moonlight Ray?
- Eclipse/蝕
- Blood Red Moon?
5振ります。火力上昇に大きく貢献する上、Corona?はクリティカルを起こさないと発動しないためです。 - Totality?
攻撃タレントのクールダウン短縮目当てでも、Light/聖光・Circles/結界ツリーのクールダウン短縮目当てでも。
暗黒耐性が高い敵(dreadmaster/umbral horror/shadow/nightmare horror他)に対しては有効な対抗手段になります。 - Corona?
ダメージは少なめですが1ターンあたりの回数制限が無いのがポイント。Anorithilの高いヒット回数を支えるタレントの一つ。
ボルトは手前に敵がいるとその敵に全部当たるので、状況によっては高い単体火力が出ることもあります。@には命中しないのでそこは安心。
- Blood Red Moon?
- Glyphs/刻印
使用しませんでした。
罠がうまく機能する場所・状況は限られるので少々使いにくいです。うまくハマれば強力かもしれません。
Generic
- Chants/加護
一つしか維持できません。被ダメージを抑えるChant of Fortress?かChat of Resistance?が無難です。
Fortressは魔法パワーに依存しない軽減効果で軽減量も多いですが3マス以上離れていなければならない縛りがあります。そのため近接系の敵に突っ込まれた際には全く役に立ちません。
一方Resistanceは全耐性を上昇させます。距離を問わないほぼ全てのダメージを軽減する効果ですが効果量はFortressに劣ります。
Resistanceは魔法パワーが低いと効果量も低いので、パワーが十分に伸びる終盤まではFortressを使う手もあります。振り直しを利用できるLv4でも30%カットと十分な効果量です。
- Hymns/月光賛歌
一つしか維持できません。
Hymn of Moonlight?を使います。射程が5と短いこと、集団戦ではリソースの消費が激しくなることに注意が必要です。Lvが低い内は月光力の消費が大きいので使用するのはLv4辺りからになります。
Hymn of Perseverance?は高いStun/Confuse/Blind耐性を提供しますが、Hymn of Moonlight?を切ることになるので手数と火力が落ちます。本ビルドでは使用しません。
- Survival/危機察知
カテゴリーポイントを使用してまで開けたいツリーでは無い。Cornacならカテゴリーポイントが余るので検討の余地があるかも?
どうしてもCharm Mastery?、Piercing Sight?が欲しい場合に。
Prodigies
1枠はCauterize?。一撃死を阻止できるため事故率が大幅に下がります。もう1枠はお好みで。
以下は相性が良いと思われるものです。
- Draconic Will?
短時間とはいえ状態異常にならないのは極めて強力な効果です。
カテゴリーがotherなのでTimelss?が乗らない点に注意。クールダウン短縮効果も無効です。 - Unbreakable Will?
Spellfeedback?を無視できます。自動攻撃の都合上クールダウンの短いタレントをぶつけて影響を小さくする、ということが難しいので便利です。
ConfuseやSilenceを無視できるのも魅力的。 - Crafty Hands?
Stone alchemy/錬金術?を使うなら。火力を増強できます。
防御面でもStun耐性が稼ぎやすくなる他、全耐性を伸ばしたりAF宝石を埋めてみたりと色々な方向性が選べるProdigieです。 - Endless Woes?
暗黒攻撃に低確率でBlindのおまけが付きます。Blindにできることに価値を見出すなら。
終盤はHymn of Moonlight?のダメージが150を超えるので暗黒耐性が低い敵が相手なら1ターンに複数回試行できます。 - Range Amplification Device?(要DLC)
fatigueと引き換えに射程延長。視界が十分あればStarfall?やShadow Blast?で視界外攻撃ができるようになります。
Hymn of Moonlight?やCorona?の射程が伸びるかどうかがDLC環境が無いのでわかりませんが、伸びるのであれば火力を発揮できる距離が伸びるはずです。
fatigue増加は基本的にはデメリットですが陽光力の回復量が伸びるメリットもあります。陽光力は一気に回復する手段が無いのでCorona?の打ちすぎやMana Clush?で枯渇した状況から回復する場合には高fatigueが有利に働きます。
エスコート
目ぼしいもののみ。
- Thief
Piercing Sight?:透明視/隠密看破確保に。
Charm Mastery?:発動が使いやすく。 - Anorithil
Bathe in Light?:Lv5でなければ。
Healing Light?:回復量が増えます。 - Seer
Arcane Eye?:敵の動向を確認したり、Vault内の敵を確認したりと便利な索敵タレント。
Vision?:地形の把握に。Burning Starがあるなら不要です。
Premonition?:一発目のダメージ軽減に。維持コストをあまり気にせず使えます。 - Sun Paladin
Chant of Fortres?:まだLv5でなければ。Chant of Resistanceを使用する場合も1回取っておくと通過分のポイントを振らずに済みます。 - Alchemist
Stone alchemy/錬金術?:カテゴリーポイントの項を参照
Channel Staff?:他の攻撃タレントが全てクールダウン中の際に。ダメージは低いですがクリティカルが発生するのでCorona?発射源になります。 - Temporal Explorer
Precognition?:短時間の罠と敵感知。出現場所が限られていますが召喚罠による事故死を防止できます。
Foresight?:クリティカルによる事故率の軽減に。 - Tinker(DLC)
DLC環境が無いのでよくわかりません……。
カテゴリーポイントの余裕はあるのでツリーの取得は無理なくできます。
ハーブ、ルーン
Wild(physical or physical/mental) / Shield / Movement / Teleport系 / Heroism
- Wild(physical or physical/mental)
Spellfeedback?への対処が難しいので別途対策が無い場合mentalは欲しいです。
Stun、blind耐性があるならmentalのみの品も選択肢に入ります。
- Shield
Rune of Reflectionを使う場合Bathe in Light?で反射シールドの時間を延長できます。
- Movement
注意点として、on hit(spell)のタレントが発動すると効果が切れることが上げられます。通常移動しているだけでは発動しませんが、この職はCorona?やHymn of Moonlight?経由で発動してしまうことがあります。
よって終盤装備が充実してくると逃亡手段しての信頼度が落ちます。やむを得ずこれで逃げる場合、Hymn of Moonlight?を切ると持続率が上がります。instantなのでターンは消費しません。
それとは別に、Twilight Surge?の自動使用設定を切り忘れて解除させられないよう注意。気を付けておかないとかなりの頻度でうっかりが起こります。
装備
Dreadfell辺りまでは最大HP・各種セーブ・魔法クリティカル率辺りを重視。耐久力優先。
Reknor以降は魔法クリティカル率・スタン混乱盲目耐性・クリティカル倍率・暗黒ダメージ増加・暗黒耐性貫通辺りを重視。火力・状態異常耐性優先。
クリティカル率が伸びるとCoronaの弾数が増えてくるので良いon Hit(Spell)が付いている装備は相性が良くなります。特にLife Drinkerは抜群の相性。
篭手枠はDisperse Magic付きのものが欲しいです。Frostdusk?やEssense of Speed?などを解除できるのはとても便利。
ステ増加装備は必要になりそうなものを確保しましょう。
- Wil:Wil系のProdigiesを取るなら。
- Str:重装備するなら。
- Dex:Stone Alchemyを使うならCrafty Hands用に。
タレント割り振り
最序盤 (~Lv10)
- クラスタレント
序盤戦の火力はMoonlight Ray?に5振れば問題ありません。その後はStar fury/星怒の攻撃タレントを適時1取りつつ、Corona?の前準備としてBlood Red Moon?を振り切ります。
- ジェネリック
Light/聖光ツリーのタレントを随時回収します。
それと平行して、序盤の遠距離攻撃対策としてChant of Fortress?を取りに行きます。ここではLv3程度で十分です。Chant of Resistance?への乗り換えを考えている場合はいつでも振り直せる状態にしましょう。
一通り取り終えたらMagic of the Eternals?に振ります。これもレベルが上がるにつれ効果上昇量が小さくなるのでHymn of Moonlight?の習得が遅れない程度に。
序盤 (~Lv22)
この辺りでCorona?+Hymn of Moonlight?の完成を目指します。
- クラスタレント
Blood Red Moon?が5になったらCorona?に振ります。Corona?はLv辺りの火力の伸びが鈍いのでLv3程度で一先ず十分です。次にStarfall?に3振って範囲火力+スタンを確保します。
Lv16以降はCircles/結界ツリーを進めます。目標はCircle of Sanctity?です。Lv4-5程度まで振ればDreadfellやLake of Nurのボス対策にバッチリ使えます。Lv20のカテゴリーポイントで開ける場合は一度別のタレントに振り込んでおき、ツリーを開けたら振り直しで取りに行きましょう。
- ジェネリック
Lv12からHymn of Moonlight?に振れるようになるので、5振ります。Providence?もLv12から取れるので1振っておきましょう。
振り終えたらBathe in Light?に4振りして防御面を固めます。後はMagic of the Eternals?の残りやThick Skin?、Chantの使う方に。
中盤以降 (Lv23~)
- クラスタレント
Circle of Sanctity?が5になったらCircle of Warding?に4振ります。これで敵との距離の管理が楽になります。
以降は耐性貫通用にTotality? 5→Corona? 5→火力増加用にStar fury/星怒の攻撃タレントと振ります。Starfall?を5まで振るか、Twilight Surge?に振るかどうかはお好みで。
主要なスキルはここまでで習得完了になるので、後はShadow Simulacrum?・Sunlight/閃熱の残り・Circles/結界の残りなどに。
- ジェネリック
Lv24からはTimeless?に5振ります。その後はThick Skin?、Chantの使う方に5振ります。この2種は防御面に不安がなければ後回しにして欲しいタレントを取りに行っても良いと思います。
残りはエスコートツリーや解放したツリーに。
立ち回り
敵との距離について
Anorithilはタレントの射程/範囲の都合上中距離戦(3-5マス程度)が最も戦いやすい距離になります。6マス以上はHymn of Moonlight?が出ません。ここから1マス離れる毎に攻撃手段が減っていき、10マス離れると攻撃手段はMoonlight Ray?のみになります。
機動力に乏しく、細かい位置調整はやりにくい上敵のタイプとの兼ね合いもあるので無理に調整する必要はありませんが、待ち伏せをする時など距離を意識できる場面では意識した方が敵をスムーズに処理できます。
戦闘について
十分な火力とシールド増強力があるので、雑魚はシールドを貼って攻撃すれば問題なく倒せるはずです。rareやboss格はCircle2種を貼ってから攻撃すれば大抵は問題なく処理できます。
- Mage系の敵はしっかり距離を詰めてからCircleを貼らないと範囲から徒歩で逃げられることがあります。袋小路の地形に追い詰めることができれば理想的。
- Archer系の敵の矢は落ち着いてかわしましょう。弾速がとても遅くなるので難しくないはず。
- Silenceの意味が無いWilderやPsionicタイプの敵はあまり近寄ってこないので、距離を開けてBathe in Lightを使いながら殴ればほぼ負けません。
- Circleが無い時期はbossもあまり強くないのでLight/聖光ツリーを駆使しての殴り合いになります。Bathe in Light?は距離が開いている間に使っておきましょう。
脅威になりやすいのがRush?やBlindside?で突撃してくるタイプです。ノックバック耐性があったり移動速度が早かったりするとさらに危険度が上昇します。これらのタイプには…
- 突撃系タレントが1つだけなら、それの使用を見てからMovement等で距離を取って戦う。
- Rod of Spydric PoisonでPinにして止める。これはArdhungolのボスが落とします(100%ドロップ)。
- Shadow Simulacrum?やその他召喚アイテムで弾除けを出す。
- Starfall?でStunにして殴り合い。隣接したまま戦う場合状態異常に注意!
- 曲がり角から視界外攻撃しながら逃げる。感知手段が無いと難しい。
といった対処方法が上げられます。
またメイン攻撃属性が暗黒なので暗黒耐性100%の敵は処理が大変です(特にTotality?のLvが低い中盤辺りまで)。
ダメージ分割系装備(Elemental FuryやPendent of the Sun and Moons)を拾ったら対策に持ち歩いておくと処理が楽になります。これらはTotality?のLvが上がった後でもShadow処理用に重宝します。
ラスボスは2人が射程に収まっている開幕でCircleを使うと楽です。特にElandarはSilenceが通ればほぼ的です。周りは空きスペースですが何故か範囲外に逃げようとしないので問題ありません。Aerynも巻き添えを喰らいますがあまり気にしなくても大丈夫です。
Anorithilは雑魚なら無視しても倒せること、2人がバラける前に攻撃すれば両方のHPをまとめて削れること、弾除けのAerynはあまり長持ちしないことから、ポータルは無視して速攻を掛けた方が良いでしょう。