駆逐艦

Last-modified: 2022-02-17 (木) 17:35:48

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暁型駆逐艦

概要

第二次世界大戦頃において魚雷を主兵装とし、主に軽巡洋艦に率いられた駆逐艦隊は別名水雷戦隊と呼ばれていた。
艦砲火力は低い一方機動性や隠蔽性が高い。本ゲームでは高い隠蔽率を活かして肉薄して雷撃するもよし、遠距離からの魚雷で相手の行動を制限するもよしと自由度の高い戦術が取れる。航空機が主たる攻撃手段である空母に対しては、小型高速艦への航空攻撃の当たりにくさゆえに天敵となり得る他、潜水艦が本実装されたことにより対潜戦闘をもこなすワークスマンとなった。
アップデートにより多くの駆逐艦の可視距離が以前の約半分まで軒並弱体化。遠くの敵は見えにくくなったが、他の艦種も相対的に弱体化を受けているため、駆逐艦の強みである隠蔽率をより活かせるようになったと言えるだろう。

低ティア駆逐艦の特徴

小さい船体、高機動、貧弱な武装、短い魚雷射程と玄人向けの艦ばかりである。低ティア交戦距離が短い為、簡単に発見されやすい。
中には小さい船体を活かし、高ティアに殴り込みをかける猛者もいるが

中ティア駆逐艦の特徴

船体の大型化と引換に性能は大幅に強化。魚雷性能の向上は目覚しく投射能力、射程の向上は駆逐艦に戦略的価値の向上をもたらした。砲も強化されたが……所詮駆逐艦である為、オマケみたいなもんである。隠蔽が高く、雷撃力もそこそこあるので戦い方次第では高ティアでも通用する。

高ティア駆逐艦の特徴

国家ごとによる性能の差が出てきた。特に日本艦の酸素魚雷の性能は群を抜いており、魚雷射程が他国の2倍超な上、威力もトップクラスと、かなり高性能である。日本艦以外の国家は魚雷射程は中ティアから据え置きである。速力も強化され、排水量を調整すればどんな艦でも最低40ノットは発揮できる。射程の短さは機動力で補おう。砲も強化されているが所詮((ry 性能強化の代償か、隠蔽が悪くなってしまった。
潜水艦の実装により、対潜能力を持たない味方艦護衛という新たな任務が与えられ仕事量が増えた。敵主力艦への肉迫雷撃だけに囚われない挙動を心掛けたい。

駆逐艦についてもう少し詳しく

水雷艇を駆逐せよ!

1860年よりフランスでは、強力な武装を有する小型艦による攻撃力を重視した海軍戦略が台頭していた。これを受けて、1881年、フランス議会では装甲戦艦の建造を中断するかわりに、70隻の水雷艇建造を認可、さらに五年後には100隻の水雷艇、14隻の高速巡洋艦が加わった。
イギリス海軍はフランス海軍が、外洋での作戦は高速巡洋艦による通商破壊戦に、そして近海での作戦は敏捷な水雷艇を重視するように切り替えたと考えた。これに対応して、イギリス海軍は、従来採用してきた大口径の前装砲にかえて、より小口径ではあるが発射速度と追随性に優れた後装式の速射砲の採用を決定。これは、毎分12発という大発射速度と、当時の魚雷の最大有効射程だった600ヤード (550 m)よりも長い射程により、水雷艇をアウトレンジできる性能を求められており、1881年に要求性能が提示されたのち、同年に速射砲の導入が決定され、翌年にはアームストロング社による革新的な速射砲が発表された。
兵装の進化だけでなく、主機関においても技術革新が進んでいた。ヤーロウ社は、1877年より、水を管のなかに流しながら過熱するという画期的な蒸気発生装置(水管ボイラー)の開発に着手しており、1887年にはヤーロウ式ボイラーとして実用化された。そして1892年、イギリス海軍は、ヤーロウ社に対し、速射砲で武装し、主機関に水管ボイラーを採用した新しい種類の艦の建造契約を発注した。これに応じてヤーロウ社はA級駆逐艦(1894年、240t、27ノット)を建造した。これは水雷艇の撃攘を主任務としており、当初は「水雷艇破壊艦(Torpedo Boat Destroyer)」と称され、まもなく単に駆逐艦(Destroyer)と称されるようになった。

主力艦を撃破せよ!

日露戦争では両国とも300tクラスの駆逐艦を所有していた。駆逐艦の任務は水雷艇の撃破から発展し、大日本帝国の駆逐艦はもっぱら魚雷を使ってロシア艦隊を夜襲する部隊として使われた。まずは、海戦劈頭に旅順港に停泊していたロシア海軍への夜襲が行われ、その後の旅順港閉塞作戦でも機雷敷設、掃海などに従事していた。また、日本海海戦の5月27日夜、大日本帝国海軍の水雷戦隊が昼間の戦闘で傷ついたロシア戦艦群を攻撃した。丁字戦法による主力艦同士の打撃もさることながら、この駆逐艦による攻撃が多くの戦艦を葬った。
駆逐艦の重要性は増大し、主力艦に肉薄して攻撃を行うことが恒常的に期待されるようになり、日本はこの戦い以降駆逐艦とその主兵器である魚雷の強化に尽力するようになる。日本海軍は来るべき海戦に備えて神風型駆逐艦を建造したが、日本海海戦には間に合わなかった。
対するロシア帝国は、露土戦争で世界最初の水雷艇による奇襲作戦を成功させた国家だった。ロシアはその後も水雷艇を重視しその発展に力を入れた。日露戦争では太平洋艦隊およびバルチック艦隊所属の艦艇が旅順口攻撃や日本海海戦で奮戦した。

潜水艦を撃破せよ!

この頃の駆逐艦は高速を武器に敵艦隊に肉薄して魚雷攻撃を行い、また逆に敵の高速艦の攻撃から味方の主力部隊を守る任務を重視されていた。このため高速と航洋性の要望から速力30ノット、排水量1,000t程度に大型化していた。
第一次世界大戦ではドイツ帝国が通商破壊(無制限潜水艦作戦)を行いイギリスの通商路を脅かした。イギリスは対潜水艦戦の主力として駆逐艦を大量に建造し使用した。この時、手薄となった地中海にイギリスの要請で派遣された日本海軍の第二特務艦隊も駆逐艦を中心とした編成で、輸送船の護衛を行った。
対潜作戦の初期は機雷処分に用いるような掃海索の先端に爆薬を設置して、任意に起爆するというものだったが、やがて爆雷が発明されるにつれて駆逐艦にも装備されるようになっていく。このころから駆逐艦の主要な任務に対潜作戦が加えられるようになる。

戦間期

第一次世界大戦後しばらく各国は第一次大戦型駆逐艦の建造を続けていた。しかし1920年代になると主要国は新しい航洋駆逐艦として1,500t以上で速力も35ノットの艦を建造し始めた。日本の特型駆逐艦はその代表例である。他にもトライバル級駆逐艦やポーター級駆逐艦があるが、中でもフランス海軍は大型駆逐艦だけで戦隊を組む特異な戦略を選択し、通商破壊艦と共に大洋を駆ける戦力として多く整備した。その後ロンドン海軍軍縮会議などの発効にともなって駆逐艦の建造数と排水量は他の軍艦同様削減されることになる。
この時期に建造された駆逐艦は条約型駆逐艦と呼ばれ、駆逐艦保有数で英米に劣る日本海軍は個々の艦の性能を上げて対抗した。また、600tに満たない艦は条約の制限には関係なかったためにこれ以下の排水量をもつ艦を建造し、水雷艇と称した。これには日本海軍の千鳥型水雷艇やイタリア海軍のスピカ級水雷艇などがあるが、速度や武装からみて、ほとんど駆逐艦の如きものである。
また、駆逐艦にはソナーが設置されるようになり対潜索敵能力が付与されることとなった。

新たなる敵、航空機

第二次世界大戦では駆逐艦は対空・対潜が主任務となった。このため駆逐艦は主砲を対空砲または両用(対空・対艦両用)砲とし、多数の爆雷を搭載し、対空レーダーや対潜音響兵器が必需装備となった。大型対空レーダーを装備した駆逐艦をレーダーピケット艦と呼称し、早期警戒任務に当てていた。
大戦中、アメリカ海軍は、4クラス340隻の艦隊型駆逐艦及び500隻を超える護衛駆逐艦を就役させ、ドイツ海軍のUボートから船団を守り、日本の航空機に対抗した。大量生産に適した設計がなされ、簡素な構造で設計された。日本海軍は、日露戦争のような艦隊決戦を想定した艦艇を建造しており、排水量の割りに砲撃力と雷撃力に優れた艦艇ではあったが、建造に手間がかかった。また、重武装のためにトップヘビーとなり復元性が悪い艦も多かった。戦争末期には大量損失を補うために戦時急造型の松型駆逐艦を建造した。太平洋戦争では、戦線を拡張しすぎた日本は、アメリカ軍の目を逃れて南方諸島へ物資を送るために高速の駆逐艦を利用した。駆逐艦同士の戦いでは帝国海軍が勝利を収めた例も多いが、駆逐艦での戦術的勝利が戦争の趨勢に関わることはなかった。また航空母艦護衛用に対空能力を重視した秋月型も建造されたが、最低限の雷撃能力は残された。大戦末期にはレーダーと航空機の発達のために、日本の駆逐艦の中には既存の砲塔を撤去し、機関砲などを増設する動きもあった。

主な役割

主に魚雷による敵艦攻撃や進路妨害である。また被発見距離が短い為、背後から回り敵艦に肉薄して魚雷で一気に沈める事もできる。
肉薄する際は発砲は避け極力目立たないようにする、相手の視界に入らないように動く等、工夫が必要である。
高ティア駆逐艦の場合、唯一爆雷を搭載できる艦種ということもあり対潜水艦戦闘も非常に重要な役割である。直接的な打撃だけでなく、敵潜水艦と戦闘することでその侵攻を阻止・遅滞させ弾薬を浪費させることが味方主力艦の生存や逃走時間を稼ぐことにも繋がる。味方戦艦や空母の周囲を警戒し、敵潜を発見したら通報・攻撃しよう。ただし対潜ソナーが機能するのは15ノット以下であり、さらに敵潜が停止あるいは超低速で航行していた場合は反応しない。駆逐艦の姿を確認した潜水艦が待ち伏せを狙っている場合も多いので、対潜攻撃を狙う場合はソナーだけに頼らず、潜望鏡を探すなどして返り討ちに遭わないよう注意しよう。
→具体的な対潜戦闘については個別記事を参照

ラインナップ

プレミアム艦は艦名を黄色で表示

国籍年代艦名耐久値
(基本値)
排水量
(最大値)
可視距離
(km)
最大速力
(kt/h)
対潜
アメリカ1909Smith85009007.528.0×
1916Sampson1400012257.529.5×
1919Clemson1392013087.535.0×
1934Farragut1515020647.537.0
1934Mahan1680021378.037.0
1943Halford2015029249.2538.0
1945Gearing2000034609.2536.8
日本1903春雨82804108.031.5×
1915峯風1354016507.539.0×
1928吹雪1500020978.2538.0×
1935白露1789020909.2534.0
1942秋月1900038789.2534.0
1942島風1920033009.2539.0
イギリス1904Gala135006607.525.5×
1910Swift1350022077.233.2×
1936Tribal1800025208.536.0
1941O class1885022709.036.7
ドイツ1900S90135003947.527.0×
1913V25135009757.233.5×
1919V1701420015638.035.0×
1940
Deleted
Z23-----
19401936A2237036638.736.0
1944Z522500037038.737.5
フランス1933Vauquelin2085031407.636.0
1936Le Terrible2310033809.237.0
イタリア1937Oriani?1800036559.038.0
中国1910龍江89254008.033.5×
1939丹陽22000260010.035.0
1940鞍山2000020399.2537.0
1940洛陽2300025918.535.0
1943安陽2000029249.2538.0
1944岳陽2000032189.2536.5
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コメント

  • ーTESTー -- 2017-05-16 (火) 12:31:32
    • どの艦船の写真にするか悩み出したら止まらなさそうだったのでランダムに選んで暁型になりました笑 -- 2017-05-16 (火) 23:44:11
  • どうでもいいところな気もしますが駆逐艦隊ならば水雷戦隊ではなく駆逐隊が正しいのでは?軽巡洋艦が上に就けば水雷戦隊となりますが駆逐艦だけだと駆逐隊が正しいと思います -- ZERO52hei? 2017-05-17 (水) 13:50:45
    • 編集の知識は多少ありますが、そのような知識はあまりありませんので基本wikipedia大先生から引用して記載してます。間違った点があれば是非変更して頂けるとありがたいです( ̄^ ̄)ゞ -- 2017-05-17 (水) 19:30:18
  • 低中高ティアの色分けで判りやすくなりましたね~ -- kamelovepapa? 2017-09-08 (金) 09:23:56