ジョニー・サイアスティン

Last-modified: 2024-03-05 (火) 08:32:36

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 RANK 15にすることで該当グラフィックを自由に選択可能となります。

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Illustrator:姉崎ダイナミック


名前ジョニー・サイアスティーン
年齢肉体は22歳(実年齢は56歳)
職業元一流ミュージシャン、G.O.Dの使い魔
好きな物酒、カジノ
CV森久保 祥太郎※デュエルで入手可能なシステムボイス
  • 2019年9月5日追加?
  • AMAZON ep.VIIマップ3完走。<終了済>
  • 対応楽曲は「GIGA DRIVE」。

伝説のギタリストにして、G.O.Dにより生み出された使い魔。
ジョニー・サイアスティン【 通常 / マイトリロジー
手にしたギターにはとある能力が秘められている。
ちなみに彼の所有するネックが二つあるギターだが、ダブルネック・ギターと呼ばれ、実在する(参照)

システムボイス(CV:森久保 祥太郎 / 「ハードロック伝説」?で入手)

システムボイス(CV:森久保 祥太郎 / 「ハードロック伝説」?で入手)

  • デュエル進行中(状況:バトル)
    登場見つけたぜぇ! 俺ちゃんの養分になりなぁぁぁ!
    攻撃な、なんだとぉぉ!?
    おいおいおいおい! おおぉぉ!?
    はぁ、はぁ。まったくどうなってやがるんだぁ!?
    撃破覚えてろよ! ぜってぇまた来るからなぁぁぁ!!
  • リザルト
    SSS(+)ククク……アハハハハハァ! 最っ高だ! 俺ちゃんはこっからまたスタートできるぜぇぇ!
    SS(+)もっとだ! 最高の興奮と万雷の拍手を俺に送れ! ブタどもッ!!
    S(+)やっぱそうだよなぁ!男ならデカイ花火のひとつも打ち上げてナンボだろぉ!?
    A-AAAこりゃあ運も俺ちゃんに味方してるじゃねぇかぁ!?
    B-BBBおいおいなんだよぉ!これっぽっちじゃ鳥のエサにもなりゃしねぇ!
    C俺ちゃん全然歯が立たねぇじゃねぇかクッソォ!
    Dはぁぁぁぁ……やっちまったなぁ……
  • その他(NEW~)
    マップ選択マップを選択しねぇとなぁ
    チケット選択チケットを選択しねぇとなぁ
    コース選択コースを選択しねぇとなぁ
    クラスエンブレム更新クラスエンブレムを更新ってもんよぉ!
    ソート変更〇〇順にソートしたぜぇ
    クエストクリアクエストクリアァ!
    限界突破ハーーーーッハッハッハッハッハ!!こりゃあいい養分だぜぇ!
    気分は最高に「ハイ!」ってやつだアアアアア!!
    コンティニュー?コンティニュー、するよなぁ?
    コンティニューさぁ聞けよぉ!俺ちゃんのギターをよぉぉぉ!
    終了シーユーネクストプレイ!

スキル

RANK獲得スキル
1アタックブレイク・ハード
5
10
15


アタックブレイク・ハード [MANIAC]

※スコアにマイナスの影響を与える可能性があります。

  • アタックブレイク判定掌握・零式が合わさったようなスキル。リスクは大きいが判定難化はまだ軽い方。零式を使っていてもATTACKを抑えられるようであれば、使用を考えても良いかもしれない。
    効果
    参考理論値:150000(7本+24000/26k)
    TAPの判定が厳しくなる
    ATTACK判定がMISSになる
    GRADE上昇率
    初期値ゲージ上昇UP (220%)
    +1〃 (230%)
    +2〃 (240%)
    +3〃 (250%)

ランクテーブル

12345
スキルEp.1Ep.2Ep.3スキル
678910
Ep.4Ep.5Ep.6Ep.7スキル
1112131415
Ep.8Ep.9Ep.10Ep.11スキル
1617181920
 
2122232425
スキル
・・・50・・・・・・100
スキルスキル

STORY

ストーリーを展開

EPISODE1 ギタリスト、ギターを紛失「ツアーの最中に大事なギターを紛失したジョニー。紛失したギターにはとある能力が備わっていた」


 かつてシーンの頂点に君臨していた伝説のヘヴィメタルバンド『Shining Force』。
 そこにギタリストとして参加していたジョニー・サイアスティーンはG.O.Dに生み出された使い魔だった。

 ジョニーは演奏することで人の魂を吸収し、若返ることができる能力を持つギターを所持していたが、とあるツアーの最中にそのギターを紛失してしまった。

 「おいおいおいおい! あのギターが無けりゃ俺ちゃんやばいんだよなぁ~!」

 結局、ジョニーは自分のギターを紛失したことで若さを保てなくなり、あえなくバンドを引退。
 だが、肉体の老いとは正反対にくすぶり続けるギタリストとしての闘志が消えないまま、移りゆく時代の中で、自らの音楽が過去になっていく寂しさを感じ、複雑な思いを抱えていた。

 時が経った今、世間では自分と同じく、切磋琢磨しながら技術を極めていたバンドマンたちが姿を消し、電子機器で作られた音が街を支配している。

 そんな世界の中で自分はどう生きたらいいのか。ジョニーはそれを模索していた。

 しかし、ジョニー自身にはあまり時間が残されていない。
 あのギターが無いことで、ジョニーは自分の寿命があまり長くないことを理解していたからだ。

 「俺ちゃんの命はそう長くはない。俺ちゃんにはわかっちゃうんだよなぁ。なにせ俺ちゃん詳しいから」


EPISODE2 ジョニー、ギターと再会「あれぇ!? あのギター、俺ちゃんのギターじゃねぇかぁ!?」


 ある日、ジョニーは気まぐれに入ったライブハウスでひとりのギタリストを目にする。

 その男はかつての自分を彷彿させるテクニックで客を沸かせ、ジョニー自身もそのテクニックを見て興奮していた。

 だが、よく見るとジョニーはその男が持つギターに見覚えがあった。

 「あれぇ!? あのギター、俺ちゃんのギターじゃねぇかぁ!?」

 紛失したギターをついに見つけたジョニーは、喜びのあまりステージに乗り込み、ギターを取り戻すべく男に喧嘩をふっかけた。

 「おいおいあんちゃん! そのギターどこで手に入れたのか知らねぇけど、無くした俺ちゃんのギターなんだよなぁ。返してくれよぉ!」

 ギターを持つ男は、おもむろに殴りかかってきたジョニーの拳を簡単に躱し、ジョニーの腹にお返しとばかりのパンチを叩き込んだ。

 「うげぇッ!?」

 ステージの上でうずくまるジョニーに、ギターを持つ男が近づき、言い放った。

 「これは俺が手に入れたギターだ。あんたが誰かは知らないが、渡すつもりはないね」

 男が意気揚々とジョニーを見下しながら唾を吐きかける。その瞬間、うずくまっていたジョニーは、男の足を全力で掴み転倒させた。
 ――チャンスを伺っていたのだ。
 そのまま男の上へ馬乗りになり、男からギターを奪う。

 「……はぁッ! はぁッ! 俺ちゃんも自分のギターを誰かに渡すつもりはないんだよなぁぁッ!」

 ジョニーはそのまま立ち上がり、すぐさま演奏を始める。

 「さぁ聞けよぉ! 俺ちゃんのギターをよぉぉぉ!」

 叫びながらジョニーがギターを弾くと、能力が発動。ステージで倒れる男から白い霧状の塊が浮き上がり、そのままジョニーに吸い込まれた。

 「キタキタキタキタァァァ!!」

 魂を吸収したジョニーの身体はみるみる若返り、全盛期の肉体へと戻っていった。


EPISODE3 ジョニー再始動「ギターを取り戻したジョニーは、嬉しさのあまりそのままステージでギターを演奏し始める」


 ギターを取り戻して若返ったジョニーは、横で倒れる男をよそに、ステージの上で本格的に演奏を始めた。

 観客たちはジョニーの突然の乱入と演奏で面食らっていたが、ジョニーが本格的に演奏を始めると、そのテクニックを目の当たりにして徐々に沸き立ち、歓声を上げた。

 「そうだぁ! これだよこれぇぇ!」

 久しく浴びていなかった歓声と、自分のテクニックに酔いしれる観客たちの視線は、ジョニーを興奮させた。
 さらに激しく演奏するジョニーは、そのまま観客たちの魂も吸収し始める。

 「そうそうそぉう! どんどん身体から若さが、力が溢れ出してくるぜぇぇ! もっとだ! 最高の興奮と万雷の拍手を俺に送れ! ブタどもッ!!」

 こうしてジョニーはすべての客が倒れるまで、夢中でギターを掻き鳴らし続けた。
 ステージが終わるとライブハウスの中は静かになった。それもそうだ。客はすべて倒れている。

 「ちょっとやりすぎちまったなぁ。これじゃあ俺ちゃんのサウンドを聞いてくれるやつがいなくなっちまうから気をつけねぇとなぁ」

 珍しく自分の行いに反省したジョニーは、今後はミュージシャンの魂だけを吸収することに決め、ライブハウスを出た。

 ライブハウスの外に出ると、ジョニーは自分のギターを改めて見つめる。すると、笑いが込み上げてきた。

 「ククク……アハハハハハァ! 最っ高だ! 俺ちゃんはこっからまたスタートできるぜぇぇ!」


EPISODE4 ジョニーの新たな目標「ライブハウスを巡って魂を吸収していたジョニーは、ビッグなドリームを見ようと決意する」


 ジョニーの持つギターは、演奏することで人の魂を自らの肉体に吸収して若返り、寿命を伸ばすことができる能力を持っている。
 これはすべての人間に効果があるが、ただの観客よりジョニーと同種であるミュージシャンの方が効果が高い。

 いわゆる吸魂の能力なのだが、集めた生命エネルギーは減りも早く、強い魂を集めたからと言って、強さが永遠に続くわけではない。
強い魂を求めるG.O.Dの活動の妨げとなる、無用な魂を排除するための、露払い的な扱いを受けた能力でもあったのだ。

 「さぁて、若返って寿命は少し延びたが、まだまだ足りねぇ! これじゃあ演奏しなけりゃすぐに元通りだ。もっと魂を吸収して蓄えねぇとなぁ!」

 ギターを取り戻したジョニーは、行く先々のライブハウスでギターを弾き、ミュージシャンたちから魂を吸収する日々を過ごしていた。

 そんな日々を何日か送ると、ふとジョニーの中にある疑念が湧き上がる。

 こんなせこいことを続けていても、このままでは結局老いて死ぬのではないか。
 そして、雑魚ミュージシャンをちまちまと狩って生きるのは、自分の美学に反するのではないかと。

 「やっぱそうだよなぁ! 男ならデカイ花火のひとつも打ち上げてナンボだろぉ!? ビッグなドリーム見てぇよなぁ! うおぉぉ!」

 そう叫ぶと、勢いに任せて街中でギターをかき鳴らす。すると、そのサウンドを耳にした周囲の人間から魂が吸い出された。
 吸い出された魂はジョニーの演奏に酔いしれるかのように、ゆらゆらと揺れながらジョニーの体内へと吸収されていった。

 「探すぜぇ! ビッグなドリームをよぉぉぉ!」


EPISODE5 ビッグなドリーム発見!「ビッグなバンドで演奏するミュージシャンを狙ったジョニーは、そこでビッグなドリームを見つけた」


 ジョニーは自らがビッグになるために、ビッグなバンドで演奏するミュージシャンの魂を吸収しようと考え、街を彷徨い始めた。

 しかし、ビッグなバンドと言ってもそう簡単に見つかるわけではない。

 ところが、あるライブハウスの前でジョニーは足を止めた。

 「ん~? コノヨノエンド……? おっ!? コイツらは今売れてきてるバンドじゃねぇか。ハッハハハ! 俺ちゃん、コイツらから魂をいただいちゃうぜぇ~!」

 ジョニーはすぐさまライブハウスに乗り込み、演奏するコノヨノエンドを見つけると、観客をかき分けてそのままステージへ強引に上がった。

 演奏を止めたコノヨノエンドとざわつく観客。

 「なんだあんた? 客は客席で見ててくれないと困るぜ?」

 ボーカルの男はそう注意するが、ジョニーは意に介せず叫ぶ。

 「オマエらの魂、俺ちゃんがいただくぜぇぇ!」

 そしておもむろに演奏を始めるジョニー。その眩しく輝くように響き渡るギターの音色に観客は熱狂し、コノヨノエンドのメンバーはギターの力に逆らおうとする。
 だがジョニーの超人的な技術が生み出した音色には敵わず、魂は抜け出し、ジョニーへと吸い込まれていった。

 こうして難なくコノヨノエンドの魂を吸収したジョニーは、そこで彼らが持っていた封筒を見つける。

 「ん? なんだなんだぁ? KOB……なんかのイベントかぁ? なになにぃ……」

 封筒に入っていた手紙を最後まで読んだジョニーは雄叫びをあげる。

 「なんだぁぁぁ! このイベントはぁぁぁーーーっ!?」

 それは、実力派のミュージシャンが数多く出演する大型イベントKOBへの招待状だった。


EPISODE6 抜けてる男「KOBの存在を知って参加を決めたジョニーは、高揚感を抑えきれず豪遊するのだが……」


 ジョニーは震えた。

 これまで細々とライブハウスを渡り歩き、ミュージシャンたちの魂を吸収してきた自分のバカバカしさと器の小ささに。
 そして同時に、本当の意味でビッグなドリームが見られる場所を見つけ出した喜びに。

 「アッハハハ! そうだよこれだよぉ! このKOBに参加すりゃあ俺ちゃんの寿命もぐんぐん伸びるってもんだぁ! そんでもってマジモンのビッグドリームを手に入れられるってもんよぉ!」

 コノヨノエンドの魂を吸収し、KOBの存在を知ったジョニーは上機嫌にライブハウスを出ていった。

 「KOBの開催は明日って書いてあんし、こりゃあ運も俺ちゃんに味方してるじゃねぇかぁ!?」

 あまりにも自分に都合のいい展開が続き、さらに機嫌を良くしたジョニーは、高まる高揚感を抑えきれずにカジノへ足を運ぶ。

 「俺ちゃん今日はマジ気分いいんだなぁ!……ホラきたフルハウスだぁッ! ハハハ! まぁた勝っちまったぜぇッ!」

 ひとしきりカジノで遊んだジョニーは、そこで増やした金を持ってそのままバーへ行き、浴びるように酒を飲む。

 「ぷはぁっ! ひゅぅ~。やっぱり気分いいときに飲む酒は最高にうまいッ! おいバーテン、もう一杯だ。つえぇえの飲むぜぇッ!」

 ――その後の記憶はジョニーにはなかった。

 ジョニーは気がつくとバー近くの公園で寝ていた。どうやらバーテンが閉店時間に追い出したようだが、どうやって公園まできたのか覚えていない。

 「いっつつつ、こりゃぁ飲みすぎちまったなぁ。頭いてぇ……」

 ゆっくりと起き上がるが、二日酔いの鈍痛がズキズキと頭に響く。
 ……と、そこでジョニーは大事なことを思い出した。

 「……おい待てよ。今、何時だぁ?」

 公園の時計を見ると13時30分を指していた。その時間を見て、一気に顔が青ざめるジョニー。

 「おいおいおいマジかこれ!? KOBの集合時間は14時だったよなぁぁ!?」

 慌てて招待状を確認すると、そこにははっきりと
“14時集合(遅刻者は参加資格なし)”
と書かれていた。

 「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 ジョニーは文字通り飛び上がると、そのまま現地へ向う船が出る港へと向かった。

 だが、港にたどり着くも船はジョニーをあざ笑うかのように、目の前で出港していってしまった。


EPISODE7 一発逆転の妙案「寂れたバーで落ち込むジョニーは、テレビに映るひとりの男を見て、妙案を思いつく」


 誰がどう見ても自業自得ではあったが、KOBに参加できなかったジョニーは、街外れにある寂れたバーでひとり酒を飲んでいた。

 バーのテレビには、本来自分が大暴れしているはずだったであろうKOBの模様が流れている。

 ジョニーはそれを惚けた顔で眺めていた。

 「はぁぁぁぁ……やっちまったなぁ……」

 柄にもなく、ため息をついてやや落ち込むジョニーだったが、KOBを主催するギーゼグールがテレビに映ると瞬時に目の色を変えた。

 「あぁん!? コイツ、もしかしてG.O.Dの……」

 自らもG.O.Dの使い魔であるジョニーは、直感的にギーゼグールの背後にG.O.Dの気配を感じ取った。

 「フフフ……ククク……アァッハハハハハハ!」

 込み上げる衝動を堪えることもなく、ジョニーは高らかに笑う。

 「おいおいなんだよぉ! KOBなんて参加しなくてもあの野郎を吸収すればいいだけの話じゃねぇか!!」

 最高の妙案を思いついたジョニーは、先程まで呆けていたとは思えないほど精気に満ちた表情へ変わる。

 「悪いことの後には良いことがあるってなぁ! よっしゃぁいくぜぇぇ! こいつを吸収しによぉぉ!」

 内から湧き上がる高ぶりを大声で表すジョニーは、ギーゼグールの居城であるギーゼタワーを目指し、意気揚々と出発した。


EPISODE8 ギーゼタワー「ギーゼグールの魂を吸収して、ビッグなドリーム掴んでやるぜぇ!」


 天才ピアニストであり音楽プロデューサーでもあるギーゼグールは、自らの名を冠した巨大な塔、ギーゼタワーにいる。

 「ここがギーゼグールの野郎が居座るタワーかぁ。とっとと野郎の魂を吸収して、俺ちゃんのビッグなドリームを掴んでやるぜぇ!」
 「ヤツを吸収して他の奴らも吸い尽くせば、俺ちゃんのドリームな下剋上サクセスストーリーが完成だぜぇッ!」

 ジョニーはギーゼタワーの正面入口にくると、そのまま臆せず突入していった。

 するとジョニーを不審者とみなした警備員たちが次々とジョニーを捕まえようと襲いかかってきた。

 「ハッ! お前ら雑魚には用はねぇんだよぉ!」

 すぐさまギターを構え、華麗なテクニックで激しい音を奏でるジョニー。
 その音を聞いた警備員たちはバタバタと倒れ、その魂をジョニーに吸収されていく。

 「やっぱり普通の人間じゃぁ全然ダメだなぁ! それにこれっぽっちじゃ鳥のエサにもなりゃしねぇ! あぁ、早く会いてぇ、ギーゼグールさんよぉ!」

 襲い来る警備員たちを難なく無力化し、ギーゼタワーをどんどん上へと進んでいくジョニー。
 上層階へたどり着くと、警備員とは違う風貌の男たちがジョニーに襲いかかる。
 どうやらギーゼグールの側近たちのようだ。

 「次から次へとウジャウジャ出てくるなぁぁ!? 俺ちゃんの邪魔すんじゃねぇってのよぉ!」

 ギーゼグールという明確な目標が間近にある今のジョニーには、手練の側近と言えども、ただの養分でしかなかった。

 「アーハッハハハ! こりゃあ良い養分だぜぇぇ! 気分は最高にハイってやつだぁぁ!」

 こうして難なく最上階へと到着したジョニーは、ついに念願のギーグゼールと相対する。

 「見つけたぜぇギーゼグール! 俺ちゃんの養分になりなぁぁぁ!」


EPISODE9 対峙「ついにギーゼグールへたどり着いたジョニー。今、ギーゼグールとの戦いが始まる」


 ギーゼグールの前に立ったジョニーは、すぐさまギターを掻き鳴らして吸魂のサウンドを放つ。
 ジョニーのサウンドを正面から浴びるギーゼグールだったが、座った椅子から立ち上がることもなく、顔色ひとつ変えずに音の力を威圧し無力化した。そして、ジョニーに向かって静かに問いかける。

 「君は、だれかな? ここへ何しに来たのかね?」

 ジョニーは、自分の力がギーゼグールに響いていないことに内心驚きつつも、ギターを構えたままギーゼグールの質問に答えた。

 「あぁ!? 俺ちゃんはジョニー・サイアスティーン。あんたの魂を吸収しにきたんだぜぇぇ!」

 魂、吸収……その言葉を聞いて、ギーゼグールは何かを感じたように眉をピクリと僅かに動かした。

 「なるほどそうか。だが残念だ。私の魂を君に譲ることはできない。おとなしく帰っていただこう」

 そう言われて簡単に引き下がるジョニーではない。ジョニーは再びギターを掻き鳴らし、立て続けにギーゼグールを攻めた。

 しかし、ギーゼグールは先ほどと同様に、椅子から全く動くことなく、こともなげにジョニーの能力を無力化し続けている。

 だがジョニーは気づいた。不動の構えを見せるギーゼグールに僅かだが違和感があることを。

 「おいあんた、もしかしてKOBで負傷でもしてるんじゃぁねぇか!?」

 全くの勘だったが、ジョニーはギャンブルよろしくギーゼグールを挑発する。

 「フッ。だとしたら? それで君に勝機があるとは思えないがね」

 微動だにしないまま、冷静に切り返すギーゼグール。

 「それならよぉ、試してみようぜぇぇぇ!」

 そう叫ぶと、ジョニーは音の力を演奏から攻撃へ切り替え、吸魂の力を帯びたその身体でギーゼグールに襲いかかった。

 「オラァァァ! それなら喰らいなぁ! 滅殺ッ!! ビート・ザ・ライトニング!」


EPISODE10 格の違い「ジョニーは必殺技で即座に決着をつけようとする。だが、ギーゼグールが取った行動は……」


 ジョニー自身がギターに乗り、音の力で爆速突進する技――ビート・ザ・ライトニング。

 空気と弦が高速で摩擦することによる振動と音は、音の荒波ともいえるような衝撃波を巻き起こし、共振したものを片っ端から吹き飛ばしてしまう、ジョニー自慢の強力な超必殺技だ。

 「オラオラァ! このままやられちまいなぁぁぁ!」

 そう叫びながら、ジョニーはビート・ザ・ライトニングでギーゼグールに突っ込んだ。

 ところが……。

 「あぁ……!?」

 ギーゼグールは、爆速で突っ込んできたギターのネックを軽々と掴んでいる。

 「それで、私は何を喰らえばよいのかな?」

 顔色ひとつ変えずにギーゼグールは、至近距離でギターに乗っているジョニーに話しかける。

 自慢の必殺技をいともたやすく防がれてしまい、さすがのジョニーも大きくひるんでしまう。

 「な、なんでだぁ……」

 そう口を開くのが精一杯だった。

 「これでは余興にもならない。出直してきなさい」

 初めて変えたギーゼグールの表情は、ジョニーに対する落胆の表情だった。

 「な、なんだとぉぉ!?」

 ギーゼグールはネックを掴んだまま、大きく腕を回し始める。
 ギターの上に乗っているジョニーは振りほどかれないよう、必死な表情でギターへしがみつく。

 「おいおいおいおい! おおぉぉ!?」

 ギターにしがみつくジョニーは、もはや何が起きているのか理解できず、そのままギーゼグールに空中へ投げ飛ばされた。

 「……カタストロフィ・オメガ」

 ギーゼグールがボソリとつぶやくと、空中のジョニーに向かって、爆発的な音の連打が浴びせられる。驚異の音撃に打ち据えられたジョニーは、盛大に吹き飛ばされ、窓ガラスを突き破って、ギーゼタワーから派手に落下していく。

 「えぇぇっ! おおおい! あぁぁぁぁぁぁ!」


EPISODE11 ジョニーの明日はどっちだ「ギーゼグールに手も足も出なかったジョニーは、ギーゼグールへ復讐を誓い、新たな目標を立てた」


 ギーゼタワーから落下したジョニーは、そのままタワー周辺にあった大きな噴水に、勢いよく落下する。
 落下の寸前、最後の力を振り絞り、衝撃を和らげたことにより、ジョニーは酷いダメージを追うも辛うじて生きていた。

 「うぐぅっ! んぐぐぐ! っぷはぁぁぁ!」

 湖から飛び出すと、ずぶ濡れの身体のまま息を整え、先程の出来事を思い出す。

 「はぁ、はぁ。まったくどうなってやがるんだぁ!? 俺ちゃん全然歯が立たねぇじゃねぇかクッソォ! ぜってぇあの野郎には復讐してやるぜぇ! そんでもって野郎の魂を吸収してやる!!」

 ずるずると湖から這い上がり、ギーゼタワーの最上階を見上げて大声で叫ぶジョニー。

 「覚えてろよギーゼグール! ぜってぇまた来るからなぁぁぁ!!」

 とはいうものの、今のままではギーゼグールに勝てないことは先程身をもって体験したばかりだ。

 「このままじゃあの野郎には勝てねぇ。もっと強い魂を吸収しねぇとならねぇなぁ。でもそうなると、この街だけじゃたかが知れてる……」

 ずぶ濡れのまま思案した結果、ジョニーはギーゼグールへの復讐を成し遂げるために、より多くの強きミュージシャンの魂を吸収する旅に出ることを決めた。

 「俺ちゃんは行くぜぇ! ワールドツアーによぉぉ! 世界中のミュージシャンの魂を吸収してやる! 最終公演はもちろんギーゼタワーの最上階だぜぇぇ!」

 ジョニーは空に向かってそう叫ぶと、どこかへ向かって歩き始めた。

 「ビッグなドリーム、掴んでやるぜぇぇぇ!」


チュウニズム大戦

レーベル難易度スコア
スキル名/効果/備考
◆ジェネADV0 / 230 / 460
コンボエスケープ(ミス選択権)
自分は、このカードを
MISSにしてもよい。



■ 楽曲
┗ 全曲一覧(1 / 2) / ジャンル別 / 追加日順 / 定数順 / Lv順
WORLD'S END
■ キャラクター
無印 / AIR / STAR / AMAZON / CRYSTAL / PARADISE
NEW / SUN / LUMINOUS
マップボーナス・限界突破
■ スキル
スキル比較
■ 称号・マップ
称号 / ネームプレート
マップ一覧


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