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※ここはCHUNITHM PARADISE LOST以前に実装されたキャラクターのページです。 ・このページに記載されている「限界突破の証」系統を除くスキルの効果はすべてCHUNITHM PARADISE LOSTまでのものです。 現在は該当スキルを使用することができません。 ・CHUNITHM PARADISE LOSTまでのトランスフォーム対応キャラクター(専用スキル装備時に名前とグラフィックが変化していたキャラクター)は、 RANK 15にすることで該当グラフィックを自由に選択可能となります。 |
名前 | リリアリス・コルチカム |
---|---|
年齢 | 人形年12歳 |
職業 | 毒人形 |
目的 | 人間になるために体を集めること |
CV | 田中 理恵 ※デュエルで入手可能なシステムボイス |
- 2016年12月15日追加
- AIR ep.IIIマップ5完走で入手。<終了済>
- 入手方法:2020/6/18~7/15開催の「「タカサキ春のパン祭り」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2020/8/6~9/2開催の「「夏だ! 水着だ! 夢のリア充生活だ!」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2021/7/8~8/4開催の「「夏色恋模様~短冊に願いを込めて~」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2022/10/13~ カードメイカーの「CHUNITHM AIR」ガチャで入手。
- 対応楽曲は「玩具狂奏曲 -終焉-」。
- 「CHUNITHM NEW 稼働記念!オリジナルボーカル楽曲コンテスト」のテーマキャラクターに選抜された。
人間になることを目指す異形の人形。
リリアリス・コルチカム【 通常 / エターナルメイデン 】
システムボイス(CV:田中 理恵 / 「人形狩り」デュエルで入手)
- デュエル進行中(状況:バトル)
登場 可憐で素敵な体はお持ち?要らないのならくださいな 攻撃 ウッフフフ……お・ば・か・さん 誤解だヮ。わたしは化物なんかじゃない イヤョ。くすぐったいヮ 撃破 わたしはこんなにニンゲンに憧れ愛しているのに、
どうしてニンゲンは酷いことをするのだろう - リザルト
SSS(+) あなたをわたしにしてあげる。
わたし、あなたをもらってあげるSS(+) 気に入ったヮ。体を少しくらい
分けてくれても良いと思うのS(+) あなた脳みそのわりに、とても賢いヮ A-AAA 悪くはないけど、マナーは大事じゃない? B-BBB どこかに美しいニンゲンはいないカシラ? C わたし、ちっとも勘弁できないヮ! D マァ! なんて失礼なニンゲンでしょう! - その他(NEW~)
マップ選択 マップを選択してくださいな チケット選択 チケットを選択してくださいな コース選択 コースを選択してくださいな クラスエンブレム更新 クラスエンブレムを更新したヮ ソート変更 〇〇順でソートしたヮ クエストクリア クエストクリア 限界突破 ご覧なさい!
こんなにも美しく可憐な姿に!コンティニュー? コンティニューするのカシラ? コンティニュー ごきげんよう 終了 シーユーネクストプレイ
スキル
RANK | 獲得スキル |
---|---|
1 | 人形の惨劇 |
5 | |
10 | |
15 |
人形の惨劇 [CATASTROPHY]
- 簡単に言うとクリアゲージが体力になる。達成時のリターンが半端ないがリスクも半端ない。
注意しておきたいのは、初期値の上昇量DOWN(10%)というのは「-10%」ではなく「-90%」であるということ。
1ノーツあたりのゲージ上昇量は100%で基本的に数十(MASならば多くても60程度)なので、ゲージ上昇はほぼ期待できないと見た方が良い。ATTACK以下はまず出さない前提と考えるべきだろう。
しかしその分クリア時のボーナス量はかなりのもので、完走すればゲージ8本は確定、ゲージ残量次第で9本まで可能。 - JUSTICE以下に関する表記は「ゲージ変動量を表記の通りに固定」であるため、JUSTICEやATTACKにおける本来のゲージ上昇量は無視されるが、MISS時のダメージも上乗せされず、-2400に固定される。
GRADE 効果 参考理論値:187000(9本+7000/30k) 共通 ゲージ上昇DOWN (10%)
JUSTICEで-240 / ATTACK以下で-2400
ゲージ0で強制終了初期値 ゲーム開始時+3000 / 終了時+175000 +1 ゲーム開始時+4000 / 〃 +2 ゲーム開始時+5000 / 〃 +3 ゲーム開始時+6000 / 〃 - アストラル・リベレイション形式のカウント換算値
- 9本到達のカウント消費許容数
- 9本到達(180000=終了時ゲージ量5000)を達成するのに許容される上記カウントの消費数。
- 下記数値はノート数200の場合の値。ノート数が増えると1~2程度の余裕が生じる。
GRADE 許容量 初期値 14 +1 18 +2 22 +3 25
ランクテーブル
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
スキル | Ep.1 | Ep.2 | Ep.3 | スキル |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
Ep.4 | Ep.5 | Ep.6 | Ep.7 | スキル |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
Ep.8 | Ep.9 | Ep.10 | Ep.11 | スキル |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
スキル |
・・・ | 50 | ・・・・・・ | 100 | |
スキル | スキル |
STORY
ストーリーを展開
EPISODE1 リリアリス・コルチカム「わたし、もう爪先からてっぺんまでずいぶんニンゲンに見えるのじゃないカシラ?」
その町にはよくない噂がありました。
“イヌサフランの花を付けた言葉を喋る球体関節人形を見かけても、その問いかけに答えてはいけないよ。
正解も不正解もありはしない。問いかけに答えたが最後その毒人形に魂を食われてしまうのさ”
けれど、この噂には少しだけ間違いというか、足りない部分がありました。毒人形は魂が目的ではありません。
毒人形は魂を吸って相手の体を真似たものを自分自身に生やすのです。それも相手のいっとう美しい部分だけ。
魂なんてものは毒人形にとっては美しい体を作るための原材料でしかありません。
EPISODE2 人形の徘徊「素敵な体はありませんか?あったら分けてくださいな」
古びた人形商の軋んだ店の忘れられた奥底に、ある人形が無造作に転がっていました。
その愛らしい顔の左目には目玉の変わりにイヌサフランの花が顔を出し、その華奢な体からは、香が染みた布で着飾った手足や胴体が枝葉のようにいくつも伸びて、まるで異国の神さまのようでした。
この人形を誰が作ったのかは分かりません。
どうして作ったのかも分かりません。唯一つ分かっていたのは、この人形が血液の代わりに毒を巡らせて生きる毒人形だということでした。
そして毒人形は星の瞬きと共に街を徘徊し、美しい体を持つ人間に声をかけ、吐息に混じる毒でもって相手の魂を抜き取ってしまうのです。
どうしてそんな酷いことをするのかって?
毒人形は抜き取った魂を吸い込むことで、相手の体の一番美しい部分を真似た人形の体を自分自身からも生やすことが出来るのです。
美しい足をもつ人間の魂を吸えば、毒人形からもその美しい足が生え、美しい耳を持った人間の魂を吸えば、同じような美しい耳が人形の体から新たに生えてきました。毒人形にたくさんの手足や体が生えているのはこのためです。
そうしてたくさんの美しい体を集めていけば、やがては自分も人間になれると信じて疑わなかったのです。
「わたしはこんなに美しい体をたくさん持っているのにどうしてまだニンゲンではないのカシラ?どうしてまだ人形のままなのカシラ?」
愚かな毒人形は真っ暗な人形屋の底でひとり、コバルトブルーのため息を吐き出しておりました。
EPISODE3 小指の先をかじられて「わたしの大切な体をなんだと思っているのカシラ!わたし、ちっとも勘弁できないヮ!」
毒人形はお日様が好きではありません。あのお節介で厚かましい日差しに見つかると、苦労して集めた美しい体や布が色褪せてしまうからです。ですから毒人形はいつもお日様の奴がいる頃はお店の奥底でじっとしたまま動かずに過ごし、お日様の奴が帰ってから時計の短いのと長いのがてっぺんで重なるあたりで動き出し、お散歩へと出かけるのです。
ですが今日はまだ時計の短いのが昇りきるよりもかなり前にガチャンガチャンと大きな音を立てて
跳ね起きました。毒人形は右端から2本目の足の小指を誰かにかじられたのです。小指をかじった犯人はホネネズミでした。
「マァ! この小指はとっても気に入っていたのに!もちろんわたしの小指はどれも素晴らしいけれど、この小指はいちばんちょうど良い長さだったのョ?それをかじって短くするなんて!鉄板で挟んでペシャンコに焼いて背中に悪口を書いてやる!」
毒人形はホネネズミを摘み上げながらそう喚きました。普通のネズミが毒人形などかじればすぐに中毒死してしまうところですが、ホネネズミは平気でした。骨だらけで肉がなく血も通わないために毒が回ることが無かったのです。しかし、毒人形から生えるたくさんの腕から逃げ切ることだけは、ネズミの素早さを持ってしても叶いませんでした。
ホネネズミは観念してチュゥチュゥと命乞いをします。
「これは失礼しました。まさか人形が生きているとは思わなかったのです。なんでも言うことを聞くから見逃してくださいませ」
なんでも言うことを聞いてくれるというのに何もさせないのはなんだか損をしたような気分だと毒人形は思いました。とは言えホネネズミなんかから欲しいものは、小指の先ほどもなかったので、リリアリス・コルチカムはこのホネネズミに人間になる方法を相談してみることにしたのです。
EPISODE4 EPISODE4 ホネネズミのアドバイス「お前の中身は空っぽじゃないか。内臓一つない人間がいるものか」
ホネネズミの指摘はもっともでした。確かに内臓のない人間など聞いたことありません。リリアリス・コルチカムが未だに人間になれないのは、内臓がないことが原因かもしれません。ただ、当の毒人形はうんざりと首を振ります。
「でもイヤョ。あんな生臭くって汚らしいものを中に詰めるなんて、気が狂っているのだヮ。だいたい御覧なさい。時計だってオルガンだって、あんなみっともないものは詰まっていないじゃない」
真面目なホネネズミはそれでも食い下がります。
「体の部品はだいたい足りているのにそれでも人間になれないのは中身が伴っていないからさ。空っぽのままではニンゲン失格だね。そうだ、試しに髪の毛など詰めちゃどうだろう?」
リリアリス・コルチカムは自分から聞いたくせにまったく面倒そうに返事をしました。
「イヤョ。ちょんちょんはみ出てくすぐったいヮ」
「目玉なんかはどうだろう?」
「悪くはないけど、目玉って普通は口の中に入れるものじゃないカシラ?マナーは大事じゃない?」
EPISODE5 からっぽに詰めるもの「わたしの中身に何を詰め込んだら、わたしはニンゲンになれるのカシラ?」
ホネネズミはすっかりあきれて言いました。
「これなら詰めてやっても良いという物はないのかい?ひとつぐらいあるだろうよ。人間だっていろんな部品から出来ているし、マシなのを選ばなきゃ」
「うーん…それならば、歯を詰めようカシラ?」
「チュゥ! 良いね。歯だったら、一人の人間からだって沢山貰えるし、空っぽもすぐに埋まるだろうさ」
こうしてその日の夜、リリアリス・コルチカムとホネネズミは街角で見つけた人間たちの口から手当たり次第に歯を抜いて回ったのです。
「こんな不恰好なニンゲンの歯はイヤョ。わたしもっと可愛い女の子の歯が良いヮ」
「我慢しろよ。小さな乳歯じゃ嫌だって言ったのはお前じゃないか。それなりに育った大人からの方が、立派な形をした歯が取れるだろ?後でちゃんと洗剤に浸けて綺麗にすれば大丈夫だよ」
EPISODE6 よくない噂の恐るべき真実 それを知った怒れる人間達は各々無慈悲な武器を手に人形狩りとなって毒人形を狩り立てる。
人間たちの間で問題はすぐに大きくなりました。毒人形は今まで美しい体をちょっとも傷つけないため、とても繊細にうっとり眠りにつくようなやり方で魂を抜き出していたので、生身の死体は無傷で残ったままでしたし、何より御眼鏡に適うような美しい人間もそうそういないため、長い時間をかけて少しづつ集めてきたのです。
ごくたまに夜道で呼吸が無くなる娘がいても、人間達はまさか恐ろしい毒人形に襲われたとも考えず、街に流れるよくない噂も誰かのいい加減な作り話だと思われていました。
ところが、歯だけが欲しい場合の毒人形の作業は今までに比べ非常に雑だったのです。毒人形はまず適当な人間を捕まえると、逃げられないよう足を砕き、これといった様式もなくさっさと首を刎ねて、いちいち魂を抜きもせず、直歯を抜いて貰っていきました。
これを一晩でいくつも行ったものですから、夜が明けた町角には歯が無い首と首の無い死体がいくつも転がる事となり、人間達はこの町に恐ろしい何かが潜んでいることをようやく理解しました。
そして、一部始終を見ていた乳歯しかない夜遊び子供の証言から、あの人形の噂が真実であることも知ることとなったのです。人間達は震え上がり、友人や家族を殺された者達は怒りと悲しみに震えました。
EPISODE7 人形狩りの襲撃「こんなに美しく可憐な姿を前にしたのだから、まず感嘆の声を漏らすべきじゃないカシラ?」
人形狩りの人間達は、当然人形商の店にもやって来ました。人形商は商品を壊さぬよう懇願しましたが、どこかに潜む憎き毒人形をこのままにしておくわけにはいきませんし、用心深い人間達は毒人形が普通の人形に擬態しているかもしれないと考えていたのです。
店中の人形を壊しながら、人形狩り達はついに湿った店の奥の奥、毒人形が転がる部屋にもドカドカと入ってきました。時間もまだお昼でしたし、面倒に思ったリリアリス・コルチカムは、ただの人形のフリだけして地面に転がったまま挨拶もせずにとぼけていたのですが、どうでしょう、大柄な人間はドアから入ってくるなり手に持つ斧を振り下ろし毒人形の3本目の右手を切り飛ばしてしまったのです。
驚いたリリアリス・コルチカムは大声を上げました。
「マァ! なんて失礼なニンゲンでしょう!」
ガガシャンシャンと体を起こした毒人形を見上げ、人間の方もたまらず悲鳴を上げました。
「いたぞ!本当にいた!喋る人形の化物だ!」
その声を合図にして、刃物や鈍器を携えた人形狩り達が次々と部屋の中へ流れ込んできます。リリアリス・コルチカムは失礼な奴らを彼らに負けない数の手足を振るって弾き飛ばし、ムカデのような俊敏さで暗くて狭い人形屋の通路のさらに奥へと逃げ込んでいきました。
毒人形の姿を見失った人形狩り達はこれ以上奥へ進むことはせずに、建物ごと燃やし尽くしてしまうことにしました。
人形屋にはすぐに火が放たれ、古臭い板と布と人形達を餌にした火は、ゴウゴウと荒れ狂う巨大な熊のように沸き立ちました。こうなってはさすがの毒人形も灰となる運命かと思われましたが、そうはいきません。人形屋の地下には倉庫として使っていた古い地下室があったのです。毒人形はホネネズミと一緒に間一髪そこへ逃げ込み、暴れ狂う炎から裾を捕まれずに済みました。
EPISODE8 ホネネズミの機転「お前の体はそんなに沢山あるんだから、ちょっとくらい使ってもかまやしないだろう?」
幸いなことに、大きな音を立てながら地上で暴れる炎も石造りの地下室まではやってきませんでした。
でもやがて燃やすものが無くなって炎がおとなしくなれば、人形狩り達もこの地下室を見つけてしまうでしょう。それまでにこの窮地を脱する方法を考えなくてはなりません。
ホネネズミはチュゥと鳴いて言いました。
「お前の余計な体の部品を使って、囮人形を作るんだ。幸い地下の倉庫には他の人形も沢山あるし、本物のお前の体と混ぜれば、あいつらだって欺けるはずさ」
毒人形はそれを聞いてギョッとしました。
「イヤヨ! せっかく集めた綺麗な体に余計なものなんかあるものですか!」
「余計でなくとも、また集めればいいだろ?そら、急がないと肝心のお前自身が人形狩り共に解体されてしまうぞ」
ホネネズミの言うとおりです。毒人形はしぶしぶと名残惜しく自分の体をもぐと、他の人形とも混ぜて囮人形を作り上げました。ホネネズミはそれに人形の髪の毛をつなげた紐を結び付け、梁の上からまるで苦しみのたうっている様に動かします。
EPISODE9 毒人形と人形狩りの決着「わたし要らないニンゲンをバラバラにしたいなんて、これっぽちも思ったことがないのに、誤解だヮ」
薄暗い地下室で囮作戦はことのほか上手くいきました。
人形狩り達は囮人形を見つけると、すっかり本物の毒人形だと思い込み、夢中で切りつけ打ち割りました。
この時ばかりは人間達の怒りと憎しみが用心深さよりも少しばかり上回り、誰もがギラギラと暗く湿った瞳をしながら、囮人形から生える無数の体を壊し続けたのです。
「クズ人形の殺人鬼め! 父親の仇だ!死ね死ね死ね!」
「よくも娘を! よくもよくも娘を! 許すものか!何度だって殺してやる!」
そうしているうち、人形狩りに砕かれた囮人形の体からはイヌサフランの毒が漏れ出し、狭い地下室をテーブルクロスのようにそっと覆うと、人形狩り達の手足の感覚をビリリと痺れさせました。それはほんの少しささやかな痺れでしかありませんでしたが、毒人形にはそれだけで十分でした。
壁際の在庫人形の山に隠れていた毒人形がヤッと躍り出て、床を這うつむじ風のように人形狩り達の間を吹き抜けると、毒人形の長く鋭い爪でもって、哀れな彼らはバラバラに切り刻まれてしまったのです。悲鳴を上げる暇もないくらい一瞬のことです。
「せっかく選びやすくなったけれど、別にどの体も要らないヮ。なんだかもったいないけれど、肥料ぐらいにしかならないヮ」
毒人形は細切れの肉を前に悪態をついたものの、人形狩りから向けられた憎悪が忘れられませんでした。
今の今まで毒人形は、自分が人間から憎まれているなんてこれっぽちも考えていなかったのです。
EPISODE10 人の心は解りゃせぬ「わたしはこんなにニンゲンに憧れ愛しているのに、どうしてニンゲンは酷いことをするのだろう」
リリアリス・コルチカムはカラカラと歯が鳴るその胸を鉄の万力でギュゥと締め付けられるように感じました。
自分は大好きなニンゲンになるため、あれこれ手を尽くしているのに、そのニンゲン達は自分のことを恨み呪い粉々にでもしてしまおうとしてくるのです。
「おまえは人間共から散々命を奪ったじゃないか。歯も勝手にたくさん抜いたし、奪われる側ってのはたいてい怒るものさ」
ホネネズミは至極全うな意見を言いましたが、
毒人形は不貞腐れて答えます。
「ニンゲンは人形と違ってあんなに沢山居るのだし、なにより勝手に増えるじゃない。少しくらい分けてくれても良いと思うの」
「今度からはちゃんと分けてくれるかどうか聞かなくてはいけないね。同意があれば、問題ない」
「あなた脳みそは小さいでしょうに、とても賢いヮ」
毒人形はホネネズミのアイディアに感心しました。
それ以降、この町で毒人形の姿を見たものはいません。いつか聞いた歌みたく郵便配達の荷台にまぎれ、毒人形は旅へ出たのです。切手は貼ってないけど、何処へだっていけます。
ともかく、そういった訳で毒人形はこの町から姿を消したのです。
EPISODE11 ホネネズミはチュゥと鳴く「体が要らなくなった奴だってきっといるさ。そいつらから分けてもらえば良いんだ」
春のあくびが花を揺らす頃、元人形商のところへ赤黒いインクでヨレヨレと書かれた手紙が届きました。
“親愛なる人形屋のご主人。わたし達はあれからいろんな国を巡り、再び上等な体を集め回っております。でも心配は要りません。
今度は憎まれないよう、もう要らなくなった体を分けてもらっているのです。
それと最近は骨も集め始めました。どんなマヌケな外見のニンゲンも、骨ばっかりは麗しく魅惑的な曲線であったりして、これは大きな発見です。
この発見でわたしはいっそうニンゲンに近づいたことと思います。
いつか、ニンゲンとしてあなたにご挨拶できる日を楽しみにしております”
あなたがもう本当に全部あきらめてしまったとき、何処からともなくコロンコロンと音を立て、
毒人形はやって来ます。
もしか、そこまで来ているかも知れません。
「愛しいあなたごきげんよう。可憐で素敵な体はお持ち?虫歯でない歯、滑らかな骨はありますか?要らないのならくださいな。
あなた、わたしにだったらなりたいでしょう?あなたをわたしにしてあげる。わたし、あなたをもらってあげる」
チュウニズム大戦
レーベル | 難易度 | スコア | |
---|---|---|---|
スキル名/効果/備考 | |||
●リレイ | MASTER | 0 / 400 / 800 | |
テクニカルクラッシュ(前回難易度コンボミス+) | |||
次とその次のプレイヤーは、 前回と同難易度のCOMBOは、MISSとなる。 |
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