モジュール/【死者達の宴】

Last-modified: 2020-03-07 (土) 09:00:43

王の委任状が、危険を導く!トゥレイグヴェイル男爵領とのすべての連絡が途絶えた。エリコール王は辺境にある領地の安全を心配し、また税収の喪失に怒り、力強き君達のキャラクターを使節として調査に派遣した。

 

これは、地方貴族の兵力で解決できる問題ではない。しかし、王の軍隊はどこにおいても必要とされている。実際、ツゥレイクヴェイルはエリコール王の支配地の中でも、遠い辺境の小さな男爵領の一つに過ぎなかったのである。今までの間までは・・・。

 

そこには暗雲が立ちこめている。それが何を意味しているのか?どんな力によるものなのか?ここ数週間の間に、男爵領から戻って来た者は誰もいないのである。暗雲は広がりつつある。そして、その雲に飲み込まれていった領地からの連絡が途絶え、不気味な噂だけが伝わっていく。

 

果たして、君達はツゥレイクヴェイルの秘密を見つけ出すことが?

CM2モジュール「死者達の宴」日本語版裏表紙より
 

コードCM2、原題は「Death's Ride」。
原語版の執筆はGarry Spiegle(ギャリー・スピーグル)。1984年に出版された。
日本語版は新和から1987年12月に翻訳販売された。当時の販売価格は2,200円。メタルフィギュア用フロアタイル付き。
カバーアート、本文イラスト共にJeff Easley(ジェフ・イーズリー)。アンデッドの騎乗するドラゴンが空を飛んでいるというもので、正面からの構図。
表紙カバーは三つ折りで、内側の3面はDM用の地図。
小冊子の本文は32ページ。2~4ページは序章とバックグラウンド情報。5~7ページはツゥレイクヴェイル男爵領の統治状態に関する資料がドミニオンルールに準じて記されている。8~25ページが冒険の本編。26~27ページはエピローグ、ニューモンスターとニューアイテムの解説。28~30ページはNPCデータ。31ページはプレロールドキャラクター、32ページはプレイヤー用の地図となっている。


裏表紙には「トゥレイグヴェイル」となっているが、本文は「ツゥレイクヴェイル」で表記されている。

概要

ノルウォルドに築かれた王国の辺境、ツゥレイクヴェイル男爵領からの消息が途絶えた。調査に赴いた部下たちからも戻って来ない。王国には大部隊を送り込む余裕はなく、プレイヤーキャラクター達のパーティに依頼がもたらされた。男爵領で何が起きたのか、その原因の調査と解明のために赴いた先に待ち受けるものとは・・・。


対象となるプレイヤーキャラクターは15~20レベル。
冒険の舞台となるのは前作に引き続いて、ノルウォルド王国。今回は辺境にある男爵領に起きた事件の解明となる。
表題と表紙絵でバレバレだが、主に出てくる敵はアンデッドとなる。コンパニオンレベルの冒険だけあって、多人数の部下や傭兵で攻め込む戦術もとれなくはないが、人数の多寡を問わず、コンパニオンレベルのクレリックがいないと非常に厳しい。というより、いないと途中で挫折する可能性が非常に高い。