モンスター/【ブルー・ドラゴン】

Last-modified: 2024-05-23 (木) 22:20:00

原語は「Blue Dragon」。
直訳すると「青竜」。
D&Dシリーズでは邪悪な性質を持つ「クロマティック・ドラゴン」の1種。
固有のブレスウエポンは雲状の直線状の電撃。
ドラゴンの例に漏れず、メタルフィギュアは多数のメーカーから製造販売されていた。
青という色のイメージのためか、『ファイナルファンタジー』シリーズの初期作品を除いて、日本製のファンタジー作品での青いドラゴンは電撃よりも水や冷気を操る能力を与えられた作品が目立つ。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

新和版では「ブルードラゴン」、ルールサイクロペディア版では「ブルー・ドラゴン」と表記されている。
青竜。砂漠や草原に生息する。
ドラゴンブレスは電撃で、距離100フィート幅5フィートの直線状。
アライメントはニュートラル。

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

原語は「Dragon, Blue」。
AD&D第2版のモンスターコンペンディウムでの表記は「ドラゴン、ブルー」だが、解説では「ブルー・ドラゴン」と表記されている。
モンスターコンペンディウムで解説されている邪悪なドラゴン族の中では最もヒットダイスが高い。
性格は縄張り意識が強く、獲物を待ち伏せて仕留めるために手間暇を惜しまない。大食漢でなんでも食べるが、電撃のブレスで焼き殺した生物を食べる。特にラクダが好物とされる。
生まれた直後の鱗は真珠のような光沢を放つが、成長するにつれて光沢は鈍くなっていく。鱗の青色は個体により、空色から深いインディゴブルーまで様々。飛行する際にはこの鱗の青色は空に溶け込んで見えてしまう。
ブルー・ドラゴンは乾燥した砂漠地帯に生息しており、気流に乗って飛ぶことを好む。また休息する時は穴に身を隠して頭だけを地上に出していたりする。
砂漠や風の吹く乾燥した平原、あるいは湿気の多い荒れ地などに好んで住む。縄張り意識が強いため、他の同族であっても縄張りの共有は好まない。そのため配偶者や子がいる時は例外として、大抵は単独で行動している。なお生息域が被るブラス・ドラゴンとは互いに敵視し合っている。
知能は高めで、独自の言語と邪竜族の共通語を話すことができる。また他の知的生命体と意思疎通をする能力を有することがある。
気候/地形は乾燥した砂漠。出現頻度は非常に希。社会構成は独居性もしくは氏族。活動時間は常時。食性は特殊。知能は高い。アライメントはLE(ローフル・イービル)。
基本となるヒットダイスはクラシックD&D版よりもかなり高い。地上での移動速度は人間より遅い。飛行速度はそれなりで機動クラスは高くはない。また低速だが地底を掘り進むことができる。
攻撃手段は爪2回、噛みつき1回。ブレスウエポンは直線状に撃ちだされる電撃。
アーマークラスは良い。また電撃に対して完全な耐性を有する。
ブルー・ドラゴンは電撃のブレスの射程距離の長さを利用して、敵が近づく前に電撃で焼き殺そうとする。また年齢段階により得られる魔法能力により、地形などを誤魔化して奇襲を試みることが多い。
ブルー・ドラゴンは逃走を臆病な行為と考えており、重傷を負わない限り逃走したがらない。

関連項目

ドラゴン(モンスター)