モンスター/【カッパー・ドラゴン】

Last-modified: 2021-08-06 (金) 23:30:31

原語は「Copper Dragon」。
直訳すると「銅竜」。
D&Dシリーズでは善良な性質を持つ「メタリック・ドラゴン」の1種。
ブレスウエポンは直線状の酸と雲状のスローガスの2種を使い分けることができる。
ドラゴンのメタルフィギュアは多数のメーカーから製造販売されていたが、ブラス・ブロンズともども立体化された例は少ない。

アドバンスド・ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ

原語は「Dragon, Copper」。
AD&D第2版のモンスターコンペンディウムでの表記は「ドラゴン、カッパー」だが、解説では「カッパー・ドラゴン」と表記されている。
モンスターコンペンディウムで解説されている善良なドラゴン族の中ではやや弱めの能力。
種族としての性格は冗談と悪戯、謎かけが大好き。誇り高く、負けっぷりは良くないが、勝者としてはそこそこ良く振る舞う。「善なるドラゴン」ではあるが、富や財宝に関しては非常に強欲なことで知られている。
生まれた直後の鱗は赤みがかった茶色だが、成長するにつれて柔らかで暖かい光沢を放つようになっていく。
カッパー・ドラゴンは乾燥した岩の多い高地や山岳地帯に住む。洞窟に巣を作るが、その内部はカッパー・ドラゴンの持つ魔法能力で好きなように迷路化してしまう。
雑食性でなんでも食べられる。鉱物の原石でも食べるが、好物はジャイアント・スコーピオンなどの毒を持つ生物で、彼らは毒は機知を高めると信じている。
知能は高い。独自の言語と善竜族の共通語を話すことができる。また他の知的生命体と意思疎通をする能力を有することがある。
カッパー・ドラゴンは機知や冗談が好きなため、善や中立の知的種族相手であっても「ユーモア」を理解しない相手にはイラつく傾向がある。
気候/地形は温帯および乾燥気候の丘陵地、山岳地帯。出現頻度は希。社会構成は独居性もしくは氏族。活動時間は常時。食性は特殊。知能は極めて高い。アライメントはCG(カオティック・グッド)。
基本となるヒットダイス巨人並みに高い。地上での移動速度は人間より遅く、飛行速度はそれなりに速いが機動クラスは高くはない。また跳躍能力と「スパイダー・クライム」による登攀能力を持つ。
攻撃手段は爪2回、噛みつき1回。ブレスウエポンは直線状の酸と雲状のスローガス。
アーマークラスは良い。酸と服用するタイプの毒に対して完全な耐性を有する。
カッパー・ドラゴンは敵を嘲り、怒らせる言動をとることで、敵の思考を鈍らせようとする。飛行できない敵には泥沼を作り出して突き落としたり、飛行する敵は限定空間に誘い込んで壁に激突させようとする。*1


「善なるドラゴン」だが、遭遇しても口が達者でないと面倒くさそうな相手。

関連項目

ドラゴン(モンスター)


*1 カッパー・ドラゴンは「スパイダー・クライム」が常時かかっているため、高速飛行中でも岩壁に激突することは無い。