モンスター/【クラブ】

Last-modified: 2022-07-20 (水) 21:45:48

原語は「Crab」。
crabはカニの事で、漢字では蟹と書く。
現実世界では甲殻類の1種で、軟甲綱・十脚目・短尾下目に属する。
箱型の胴体部に5対の脚があり、前端の1対は鋏、残る4対は歩行用の脚という形態をしている。海老とは近い存在だが、触角が短く、腹部はカニのふんどしと呼ばれるほど退化しており、容姿は大きく異なる。横歩きすることで有名だが、前進や後進ができる種がいる他、水中を泳ぐ種も存在する。
一部の種類を除き、その多くが食用にされる。ただし、スベスベマンジュウガニなどの一部の種は有毒。
平家蟹など一部の種は甲羅が人の顔に見えることから、妖怪の題材として扱われる。また甲羅や鋏を持つせいか、カニをモチーフにした怪人や怪獣はそれなりに多い。ファンタジー作品では人を襲うほど巨大化した種が敵対生物として登場することがある。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

巨大種のみ登場。
クラシックD&D第4版ではエキスパート・ルール・セットに登場。新和版では「ジャイアントクラブ」と表記されている。
ヒットダイスバグベアーと同程度だが、これは直径8フィート(約240cm)の大きさの標準型。大きな個体のヒットダイスは倍近くに達する場合がある。移動力は高くなく、泳ぐこともできない。淡水種と海水種が存在するが、特に能力に変化はない。
戦闘では鋏による2回攻撃。ダメージは高めで、強い種はさらにダメージが上がる。防御力は高いためアーマークラスは良好。
アライメントはニュートラルだが、知能が低い上に常に飢えており、動くものは総て攻撃してくる。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版での表記は「ジャイアント・クラブ(巨大ガニ)」。
種別は巨大動物知力2。サイズL。