モンスター/【動物】

D&Dシリーズで用いられるモンスターの種別や分類の1つ。原語はAnimals。
現実世界でも存在する分類や種族が大半を占めているが、現実世界の同種ながらも巨大化したものや、進化の過程で淘汰された古代生物などを含んでいる。
ファンタジーを題材とするTRPGやコンピュータゲームでは代表的なモンスターとして登場するキャラクターの一角でもある。ただし、これらが敵の首魁や中枢であることはまずない。他の知性を持つ存在により統率もしくは支配されることが多い。
またゴブリンと同じくらい、猪や狼などが最初期に戦うというパターンのライトノベルが多い。

クラシック・ダンジョンズ＆ドラゴンズ

このタイプに分類されるモンスターは、いわゆる普通(ノーマルサイズ)の動物(ベアー、ホーク、リザード、フロッグ、シャーク等)と古生物(ディノサウルス等)を含んでいる。又、ジャイアントサイズの実在するものも含まれている。

AC9「モンスターマニュアル」より

クラシックD&D第4版ではAC9 モンスターマニュアルで登場したモンスターの分類。新和版の表記は「アニマル」。
上記の通り、現実世界に存在する動物のことだが、哺乳類だけでなく魚類や鳥類、爬虫類、両生類などを含んでいる。
形態に応じた、魔法的な原理に頼らない移動方法や特殊能力を有している。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版でもほぼ変更はないが、「普通の動物」(ノーマルサイズ)と「巨大な動物」(ジャイアントサイズ)に加えて、「先史動物」という小分類が加わっている。
「先史動物」は、現実世界ではすでに絶滅した動物を指す。これらの動物は、D&Dなどのファンタジー世界では完全に絶滅してはおらず、人里から離れた奥地や絶海の孤島などで生息していることがある。

ダンジョンズ＆ドラゴンズ第3版

モンスターの種別の1つ。
通常は「人型ではない脊椎動物」であり、【知力】は1～2。また明記されていない限り、夜目がきく。
有史時代に地球上に存在したものであるか、その巨大版の動物を含んでいる。