原語は「Mistaken Missive」。
mistakenは間違った、誤ったという意味の形容詞。missiveは信書や公文書のこと。
インクで書かれた文書の内容を変化させる魔法。TRPGらしい魔法であって、コンピュータゲーム作品では使われないだろう。
アドバンスド・ダンジョンズ＆ドラゴンズ
プリースト1レベル呪文。未訳のため訳語はなし。
オルタレーションに属する。コンポーネントはV、S、M。
スフィアーは「ケイオス」。
文書の内容を変化させる呪文。
この文書はインクで書かれたものでなくてはならない。呪文の効果が及ぶのは術者レベルあたり1ページ分まで。内容の完全な変化には6日かかるが、それまでの間にも少しずつ変化していく。最終的に文書の内容は本来の意味とは逆の内容になる。例としては「早急に派兵の必要あり」の文書は、この呪文による変化が完了すると「全て順調。部隊は待機せよ」に変わる。なお、書かれている筆跡やサインは書いた人物のそれと同じになる。
もし呪文の書かれた呪文書やスクロールに「ミステイクン・ミッシヴ」の呪文がかかった場合、呪文は全く違うものに変化する上に変化した呪文は実際には発動しないタダの落書き同然になってしまう。
持続時間は永久。「ディスペル・マジック」により変化した文書は元に戻すことが可能。
触媒は「インク3滴」。
初出は「Tome of Magic」。
Spell FrequencyはCommon。