原語は「barding」。馬用の鎧。
基本的には古くから使われていた皮革で作られたものだったが、防御力の上がった騎士ではなく馬を狙うようになった頃から金属製の鎧が製造されていった。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
馬に着用させる鎧。エキスパート・ルール・セットで登場する。
馬に着せることでアーマークラスを5にする。価格は150gpと高い。エキスパート・ルール・セット20ページの解説によると、革と金属でできている。
マスター・ルール・セット
プレイヤーズマニュアル15ページでは様々な材質・形態のバーディングが示されている。それぞれの解説はなく、表が掲載されているのみである。基本的に人が着る防具と同じアーマークラスだが、レザー製では馬本来のアーマークラスと変わらない。さらに人用の防具には無い「フィールド」と「ジョウスト」の2種が出てくる。
種類 | アーマークラス | 価格(gp) | エンカンブランス |
---|---|---|---|
レザー | 7 | 40 | 250 |
スケイル | 6 | 75 | 400 |
チェイン | 5 | 150 | 600 |
バンデッド | 4 | 400 | 1500 |
プレート | 3 | 500 | 3000 |
フィールド | 2 | 600 | 4000 |
ジョウスト | 0 | 700 | 5000 |
アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ
第2版の種類は以下の通り。
種類 | アーマークラス | 価格(gp) | エンカンブランス |
---|---|---|---|
ハーフ・パッデド | 100 | 25 | |
レザー、パッデド | 150 | 60 | |
ハーフ・ブリギャンディーン | 500 | 45 | |
ハーフ・スケイル | 500 | 50 | |
チェイン | 500 | 70 | |
フルスケイル | 1000 | 75 | |
フルプレート | 2000 | 85 |
バーディングは重い物であり、馬には負担となる。そのため、バーディングを着けさせるなら荷物を運ぶ馬は別に用意した方がよい。
またバーディングを着せたままで過ごさせるのは馬にとってストレスであり、夜は外さねばならない。バーディングを外すには非金属製で15分、金属製で30分かかる。着せるにはその2倍の時間を要する。