概要
HD-2D版DQ3で初登場したモンスター。
金色の身体に赤い目をした悪魔の亡霊のような魔物。
色違いに【あやしいかげ】、【シャドー】、【シルエト】(【ホロゴースト】)、【まおうのかげ】、【めいおうのかげ】、【キラーシャドー】、【追憶のシャドー】、【闇の王の影】などがいる。
ファントム(Phantom)とは幻や亡霊を意味し、RPG作品では主にアンデッドモンスターの名前として使われている。
ドラクエでは過去に【ホールファントム】、【コスモファントム】、【ファントムグラス】、【ソードファントム】、【ファントムシャドウ】といったモンスターや、
【ファントムマスク】、【ファントムマント】といった装備品が登場しているが、
「ファントム」という名前のモンスターは長年の間存在せず、HD-2D版DQ3でようやく登場した。なぜ今まで出てこなかったのかが不思議である。
DQ3(HD-2D版)
本作で新たに追加された【ボス級モンスター】の1匹。
【討伐モンスターリスト】では身体が金色だが、夜に戦う関係で画面に青色のフィルターがかかるため、戦闘中は緑色のように見える。
戦闘では夜の【テドン】にて、こいつ3体と【よみのばんにん】3体で出現する。
1体あたりのHPは340で、この時期のパーティだと1ターンで1匹削れるか削れないかといったところ。
その他のステータスで特に気にするべきはすばやさ(74)で、【ピオリム】を使わないと先攻後攻が安定しにくい絶妙なライン。
【イオ】や【ぶきみなひかり】を使う他、【まひこうげき】を使って動きを止めようとしてくる。
しかも、3匹以下に減るかHPが減るとよみのばんにん同様に、【なかまをよぶ】で同種を呼んでくるため鬱陶しい。
相方のよみのばんにんとは攻撃呪文、行動阻害技ともに属性が異なっており、この時点では全てへの完全な対処はほぼ不可能と言っていい。
【ヒャダイン】があれば弱点を突くことができるので、ファントムだけでも速攻で始末しておきたい場合は有効な一手となる。
ただしよみのばんにんにはヒャド系が通りにくい上に、中途半端に削ってしまうとザキによる反撃のリスクがあるため注意。(よみのばんにんはHPが残り70%を切るとザキを使うようになる)
それでも注意するべき属性が半分に減るのはありがたい。
なお、こちら側の誰か1人がマヒ状態だと、麻痺攻撃を使ってこなくなるという特徴がある。
【まめちしき】によると、
テドンを亡霊の村に変えた 凶悪な魔物。
浮かばれぬ魂たちを 捕らえ
日々強まる 恨みつらみをすすって
自らのチカラとしている。
とのことである。