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【テドン】

Last-modified: 2019-02-16 (土) 14:50:34

DQ3 Edit

中盤に登場する【村】。船入手後から訪問できる。
SFC版の【公式ガイドブック】ではアルファベットでもそのまんまTedonという綴りである。英語版での地名はNES・GBC版ではTedanki、スマホ版ではTheddon。
 
【バラモスの城】がある【ネクロゴンド】に近いこの場所は、現実世界の喜望峰周辺、南アフリカ共和国の位置に存在する。
この村は、その演出がなかなかに手が込んでおり、さらにここに到着するまでのシチュエーションも含めて絶妙に仕込みがされている。

  • ポルトガから船で海に出た時にちょうど目に入る位置にある【ポルトガの灯台】で南に行けばテドンの岬があることが告げられ、南に行けと言われるので、海に出て取りあえずの目的地点と考える
    • リメイク版では灯台から少し南に行った場所にある【旅人のほこら】でテドンの村について言及するシスターが追加されている
  • 海上の敵や周囲の敵が強めに設定されており、宿屋に泊まりたくなる
  • 昼の間にポルトガから南下した時、ちょうど夜になった辺りでテドンに着く

以上の理由で、多くのプレイヤーは魔物たちとの戦いで疲弊している状態で夜にこの村を訪れる。プレイヤーは崩れた建物や毒沼に囲まれた【廃墟】のような風景に違和感を覚えながらも、疲弊しているので必然的に宿屋に泊まる。
 
そして、翌朝白骨の転がる一面の廃墟だけが残る恐怖の朝を迎えることになる。
 
この村は、ネクロゴンドに近かったのが災いし、既に魔物の軍団によって滅ぼされた跡地だったのだ。
夜に現れる人々は【バラモス】の呪いの影響なのか、生への未練により成仏出来ずにこの世を彷徨う、あるいは滅ぼされたことにすら気づかない亡霊たち。
したがって、日中はへんじがないしかばねしかいない廃墟。人々の亡霊は夜になるたびに現れ、通常通り店を利用することもできる。
ネクロゴンドに近いゆえのバラモスの影響がうかがえるセリフも聞け、他の国・街とは違った魔王の存在を身近に感じながら生きる人々の心情が察せられる。
 
特に初プレイであれば、この演出はDQ3の中でも屈指の恐怖ポイント。
朝目覚めた際、普通の宿屋なら「おはようございます。ではいってらっしゃいませ」という挨拶が表示されるが、FC版では宿主が居ないので、セリフのない真っ暗な空白メッセージウィンドウのみが表示される。
これにより、更に怖さに拍車をかけている。
 
ちなみに、船を使って陸沿いにこの村を目指す場合、いずれも昼の間にポルトガの他に【アッサラーム】【バハラタ】【ランシール】から来てもちょうど夜になる距離。わざとなのか偶然なのか、絶妙な位置にある。
 
この村は訪れても【ルーラ】では来られないため、【ラーミア】入手までは船で来るしかない。
そしてポルトガなどから船で来ると、また夜になる。
武器屋は【まほうのよろい】【てっかめん】となかなか豪華な品揃えで、さらにFC版であれば【ゾンビキラー】まで店頭に並んでいる。そんな中で【せいどうのたて】だけ安物で、1つ浮いた存在になっている。
販売員は亡霊でも、品物は実物である。前作の【ハーゴンの神殿】のそれが幻であったのとは違い、村から出ても品物はきちんと手元に残る。
有用ゆえにルーラで来られないのが不便に感じる。
 
昼間には武器防具屋の2階で【やみのランプ】が手に入る。昼間にこの村に着いてしまったらこれを使えということだろう。
夜しか買い物できない特殊な村だが、親切に闇のランプがででんと置かれているため、【ラナルータ】の存在意義を怪しくしている。リメイク版の【ふくろ】が余計に拍車をかける。
 
また北東の民家では【さいごのかぎ】の情報が得られ、その地下室では棺の近くを調べると【いのちのきのみ】が手に入る。
 
さいごのかぎを入手した後は、夜に牢獄の男から【グリーンオーブ】が手に入るので、忘れずに入手すること。
なお、このオーブを受け取る前と受け取った後では、牢獄の壁に描かれたメッセージが変化する。
この「いきてるうちに」と記した牢獄の男の存在から、「この村は夜だけ『生前』にタイムリープする呪いを受けているのでは?」と考えるファンも存在する。
ちなみにこの牢獄は壁が一部崩れているのだが、そこを兵士が塞いでいるという何とももどかしい配置になっている。

リメイク版 Edit

宿屋の宿泊料がFC版では124G(1人31G)とかなり高額だったのに対し、リメイクでは4G(同1G)と破格の安さになった。
これによりますます「ここで回復しておこう」とプレイヤーに思わせることに成功している。
宿泊後に真っ黒なウィンドウは出なくなったが、その代わり日中のBGMが全滅時の【鎮魂歌】に変更。
これはこれでプレイヤーに恐怖を覚えさせる。
 
また、品揃えが大きく変わっており、まほうのよろいと【まほうのほうい】以外は変更されている。
【マジカルスカート】など、辺境の村とは思えない物が置いてある。
 
北東の毒沼のど真ん中に【ちいさなメダル】が落ちているほか、クリア後は【ゼニスの城】の詩人の話を聞いて来ると、昼間のみ教会で【まじゅうのツメ】が拾える。

ゲームブック版 Edit

中巻最初の行き先の選択肢の一つ(岬の町)になっており、ここで選ばなかった場合は以降訪問できない。
辿り着く時には夜になっており、原作とは違ってごく普通の村になっている。
しかし長老の家に一泊すると廃墟になっており、この村にあった【ブルーオーブ】が魔王に攻め込まれる前に【アリアハン】に運ばれたことが判明する。

小説版 Edit

ゲームと同じく壊滅しており、【船乗り】のバーマラも「テドンに行っても何もありゃしませんぜ」と向かう事に反対していた。
しかしたどり着いて見ると仕事で【ジパング】に行っていた武器屋の主人が難を逃れており、同じく生き残りだった女性と結婚して暮らしている。
遺体は夫婦が数年かけて埋葬したため、村の中は片付いている。
また、グリーンオーブを代々所有してきた一族の末裔の亡霊がおり、グリーンオーブをアレル達に渡して成仏する。

ロトの紋章 Edit

造船や土木関連事業が盛んな村として復興を果たしており、そのことを知らなかった初代賢王カダルが「テドンに帰る」というボルク・レナス夫妻の一言に驚く一幕もある。
ポロンがルナフレア号に乗り込む際、トロッコを拝借してルナフレア号に飛び移ろうとした際にトロッコが移動できるレールもあった事から、鉱業も行われているのだろう。
2代目賢王ポロンの故郷でもあり、ここでアルスたちは自分たちの船『ルナフレア号』を入手している。

DQ3ではバラモスの城(後のカーメン城)及びネクロゴンド地方とは岩山で隔絶され、徒歩で直接の行き来はできない筈なのだが、本作では【ネクロゴンドの洞窟】の南側入り口から見下ろしてすぐの位置にテドンの村があり、勇者アルス一行や村の行商が簡単に行き来している。
カーメン国により山が切り崩され、テドンへの直通ルートが開通したのだろうか。

紋章を継ぐ者達へ Edit

ポロン・サクヤ夫妻がレーベンを始めとする孤児たちと共に生活している。
カミーロはポロンが世界を放浪しているさなかに、寄る年波には勝てず亡くなったようだが…?

アイテム物語 Edit

【さいごのかぎ】の話の登場人物、アルカディオの出身の村でありわずかではあるがまだ平和だった頃のテドンの日常が描写されている。

知られざる伝説 Edit

テドンが滅ぼされた経緯が示されている。
バラモス配下の軍勢がテドンに乗り込み、当初は力を見せつけて降伏させるつもりだったが、オーブの発見によってその計画は変更された。
発見したオーブは、近くにいた怪物を殺傷するほどのエネルギーを放つため、破壊どころかさわることもできなかった。
そのため、オーブのことを知る人間を抹殺することになり、テドンが滅ぼされたとしている。