概要
DQ3で初登場し、以降常連となった状態異常付加攻撃。
敵1体に通常攻撃と同等のダメージを与えるとともに、確率で【麻痺】状態にする。
作品によって【無属性】攻撃になっていたり、【ザキ系】もしくは【麻痺系】の属性を持っていたりする。
属性を具えている作品の場合、属性は追加効果の成否判定に関わるので、完全耐性を持った相手はまったく麻痺しないものの、ダメージ自体は普通に通る。
モンスターの特技としては厄介な部類。【やけつくいき】と異なり、麻痺が発動しない限りは通常攻撃と見分けがつかないので食らうまでは危険性に気付きにくい。
DQ6までは一度麻痺してしまうと【キアリク】や【まんげつそう】で回復させない限りその戦闘中は絶対に治らなず、全員が麻痺してしまうと全滅扱いとなってしまうため要注意の特技。
特に【うんのよさ】が耐性値のDQ3では、一人旅時の【キラービー】などがかなりの強敵。
シリーズ全般で有名な使い手はやはり【しびれくらげ】だろう。
この攻撃をしてくるモンスターが出現する場所に行くときは、まんげつそうなどのアイテムを多めに所持しておこう。
基本的にはモンスター専用の攻撃だが、【どくがのナイフ】を装備すれば味方側も再現可能。
DQ8以降は【蒼天魔斬】、【みわくの眼差し】、【しびれアタック】など、
ダメージと共に麻痺状態にする味方の特技もいくつか登場したが、
まひこうげき自体は相変わらずモンスターのみが使ってくる特技となっている。
DQ4
本作では無属性(そもそも麻痺に対応する属性が存在しない)。
NPCの仲間キャラの【ロレンス】は実は内部的には毒蛾のナイフで通常攻撃しているわけではなく、麻痺攻撃を行なっている。
そのため、本作のNPCの仲間の中で彼だけは会心の一撃が出せない仕様になっている。ただし、FC版ではバグか仕様か不明だが「かいしんのいちげき!」の表示がでない会心の一撃が出ることがある。
DQ5
仲間モンスターの【ダンスニードル】がLv20で習得。
相手1体に通常攻撃相当のダメージに加えて、確率でマヒを与える。
通常攻撃とは異なり攻撃対象の【みかわし率】による回避判定がない一方、【会心の一撃】が出ないというデメリットがある(本作の【どくこうげき】や【ねむりこうげき】も同じ仕様)。
前作と違ってザキ属性に分類されるようになったため、【メタル系】を含めザキ系に完全耐性を持った敵にはマヒが効かない。
敵が使ってきたときは脅威だが、こちらが使ってもあまり有効とは言えない攻撃となっている。
毒蛾のナイフも同様の弱体化を受けたが、あちらは会心の一撃が出る。
また、ブーメランなどの複数攻撃武器を持ってこれを使うと、単体攻撃になる。その場合、SFC版のエフェクトはどくばり。
ダンスニードルは鞭やブーメランがメイン武器になりやすく、武器の性能を活かしきれなくなるのが難点。
あえて用途を見出すとすれば、仲間モンスター勧誘時などに【やいばのブーメラン】を装備したまま、ターゲットを指定して倒す順番を調整したい時に使えるという程度。
また、前述の通り回避率に左右されず攻撃を当てれるため、毒針要員などがいないパーティで【メタル狩り】をするときなどは複数攻撃武器よりは一応これで攻撃する方が有効である(複数攻撃武器はどのみち会心が出ない)。
なお、最大の問題は使い手のダンスニードルをLv20までスタメンで起用する可能性が極めて低いこと。ほとんどの場合はこれを覚える前にお役御免になっていることだろう。
敵サイドでは、【デスパロット】、【しびれくらげ】、【しにがみへい】などが使ってくる。
また、DQ4では【スモールグール】が使ってきたが本作では使わず、【ねむりこうげき】に変わっている。
リメイク版
ダンスニードルの他にやはり【しびれくらげ】が最初から覚えているほか、【おおねずみ】がLv5で習得する。
さすが【今更四天王】と言われるだけあって、無駄なものを覚える。
SFC版と異なり装備中の武器を使って攻撃するが、やはり範囲は単体限定。
DS版では【ガップリン】の習得している【ねむりこうげき】が一度セーブして電源を切るとこれに変わっているバグがある。
回避率が異常に高い相手がほぼいない(最高は【わらいぶくろ】の1/4だが、次点は【キメーラLv35】の1/16に落ちる)本作において、使いどころを見出すのはどちらも難しい。強いて言えばエスターク戦で有用な眠り攻撃に軍配が上がるぐらい。
DQMシリーズ
こちらでも常連である。表記は「マヒこうげき」。
おおイグアナやマミー、ヘルホーネットらがLv9以上かつステータスが一定以上で覚える。
また、【どくこうげき】と【ねむりこうげき】を習得していると思いつく。消費MPは3。
モンスターズシリーズでは全体的に敵のマヒ耐性が弱めに設定されているため、1人プレイの範疇では適当に撃たせていても刺さることが多い。
眠りや混乱のように被弾やターン経過で解除される心配もなく、マヒの通用しない相手に撃ってしまったとしても最低限通常攻撃と同様のダメージを通すことはできるため、非常に強力な特技に仕上がっている。
パーティ全員にマヒこうげきを覚えさせても損はしない。
特にキャラバンハートにおいては攻撃系の特技が大幅に削減されたため、相対的に有用性が向上している。
DQM2以前の作品では耐性を徹底的に強化することで無力化できるため、その点を理解しているプレイヤー同士の通信対戦では無用の長物となる。
とはいえDQM1・2が発売されたのは現在ほどインターネットが普及していない時代であり、育成や対戦に関する情報も十分には出回っていなかったため、耐性強化が不十分なプレイヤーを狙い撃ちにする目的で採用されることもあったようだ。
実際、DQM2の公式全国大会において4位入賞の選手が使用した【グランスライム】が麻痺を受ける場面があり、当時は公式大会の上位プレイヤーでも仕様を正しく理解して完璧に対応していたわけではない、ということがわかる。
耐性を上げきれないキャラバンハートや、耐性システムが根本から変わったジョーカーシリーズ以降では通信対戦でも活躍できる。
J2以降では【ギガボディ】、【超ギガボディ】のモンスターに使わせることで全体攻撃しつつ麻痺の追加効果を与えることも可能。
恐らくシリーズ中最も活躍していると思われる。
星ドラ
Dランクほじょとくぎとして登場。表記は「マヒ攻撃」
最大強化CT : 15秒
最大強化効果 : 敵1体に威力125%の攻撃 30%の確率でマヒにする
タクト
Cランクとくぎとして登場。周囲1・消費MP12
「敵1体に威力130%の物理ダメージを与え ときどきマヒにする」
最大強化で威力195%まで強化可能。
【メタルハンター】【スモールグール】等が使用可能。
ドラけし!
【黄金兵】のスキルとして登場。
スキル使用可能回数・3回
「しびれ毒による攻撃で 円形の範囲にいる 敵の行動を6ターン遅らせる」