【ポポタ】

Last-modified: 2025-10-01 (水) 08:33:22

DQ3

【ムオル】に住む少年。
英語版での名前はNES・GBC版ではPopota、スマホ版以降ではPetya。
 
かつて村のそばで倒れていたポカパマズ(【オルテガ】)を助けた。
村を訪れた主人公がポカパマズの息子(もしくは娘)であることを知ると、FC版では【みずでっぽう】をくれる。
村の中ではポポタがみずでっぽうの名人という話が聞けるが、みずでっぽうはかつてオルテガに作ってもらったものであった。

*「ぼく ポポタ

*「みずてっぽうは
  ポカパマズさんに つくって
  もらったんだよ。

*「おにいちゃんたち
  ポカパマズさんに にてるから
  これ あげるよ!

 
ちなみに、オルテガがこの村を訪れてから【主人公】が訪れるまでには相当の時間が経過しているはずなのだが、未だにポポタが子供のままであることに疑問が生じる。
以下【取扱説明書】やゲーム中のシーン・会話より関連していると思われる要素をまとめてみる。
 

  • 冒険開始当初、主人公は16歳になったばかり(冒頭や取説)
  • オルテガが旅立った時点で主人公は赤ん坊(ムオルの人)
  • ポポタはオルテガと会って仲良くなった(ムオルの人、FCでは助けた話はない)
  • オルテガは火山に落ちて亡くなった(冒頭や取説、FCでは取説含め具体的な地名は不明)
  • オルテガは大火傷の状況でラダトーム城近くで発見された(【ラダトーム】の人)

オルテガが10年以上、アリアハンに一度も立ち寄らずに旅を続けてムオルに到達し、そこからほどなくして火山に落ちたということであれば、ポポタがまだ子供であったとしても一応の説明はつく。これも、オルテガとは逆に主人公がムオルに到達するまでの旅路が1~2年以内だったとした場合であるが。
ちなみに、プレイヤー目線の冒険日数とゲーム内世界の時間は一致しない。
例えば、シャンパーニの塔でカンダタを倒したあとに即日バハラタに行ったとしても、バハラタでカンダタが新たな悪事を働いており、そこから日数を進めずにアレフガルドに到達したとしても、カンダタはいきなりアレフガルドにワープしている(現地で詐欺まがいの悪事を働いて投獄されている)。これはDQ4以降の作品でも同様。
主に徒歩で世界を回っていることを考えると、現実的には国と国の間の移動には少なくとも数カ月はかけていると考えるべきだろう。

リメイク版

SFC版のオープニングデモによると、オルテガが【ジパングの洞窟】(おろちの洞窟)で【やまたのおろち】ではない魔物と戦っているシーンのあと、よろよろ歩いてムオルに到達し、ポポタが村の前で倒れていたオルテガを助ける、というシーンがある。
このオープニングデモによると、オルテガの出立の時期が「主人公が赤ん坊のとき」ではなく、主人公が出立するわずか数年前と解釈可能な内容になっており、ポポタが子供のままであることの疑問点を解消するような変更がなされたように見える。
…のだが、肝心のムオルの村人の「オルテガはまだ赤ん坊の息子をおいて旅立った」という台詞がそのまま変更されていないため、上記の解釈と噛み合わなくなってしまっている。
 
ちなみに、オルテガはこの直前まで【オルテガのかぶと】を身につけているが、ムオルに兜を置き忘れて旅立っており(村人の証言)、主人公はこれを受け取ることができる。代わりにみずでっぽうは姿を消した。
これについて、ポポタは「お礼として僕にくれた」と解釈しているが、台詞の内容的には直接手渡されたわけでも、置手紙があったわけでもないようである。
 
なお、同オープニングデモでは、オルテガの訃報がアリアハンに伝わった時点での勇者はまだ少年(専用グラフィック)の姿をしている。
この主人公の専用グラとポポタのグラを見比べてどちらが年上・年下かと思うかで、矛盾が解消されたかされていないか解釈が分かれることだろう。
これについては、一応オルテガを助けたポポタが6歳で当時の勇者が10歳、火山転落時はその1~2年後で、作中に出てくるポポタは12歳なら特に矛盾しない。
上記の村人の台詞が最後の矛盾点と言えるが、これについて現時点では公式回答は出されていないので、上記に列挙した内容を踏まえて各自で考察を深めてみるのも楽しいだろう。

HD-2D版

CV:天海由梨奈(少年、青年時代両方)
オルテガに関するエピソードの再構築に伴い、過去作で指摘されていた数々の矛盾がおおよそ解消されている(そしてみずでっぽうは存在を抹消されたまま)。
 
グラフィックが青年に変更されたのとあわせて、年齢は主人公と同年代であることが明言され、オルテガとの交流も幼少期の出来事として明確に描かれている。
 
オルテガのかぶとについても主人公の手に渡るまでの経緯が変更され、兜が銘品であることを見定めることができたポポタの父により、恩人の忘れ物として大切に保管されていたが、主人公がアリアハンの出身と知ったことで「ポカパマズ」に渡してくれるように託される、という流れとなった。
 
なお、町の人々が語る「ポカパマズ」がオルテガであることを確信するまでには至らなかったからか、主人公は自分がその実子であることを人々に明かしていない(兜を受け取ったあと、内側に刻まれたメッセージによってポカパマズ=オルテガであったことを確信する)。

アベル伝説

13話で【きんのカギ】を求めて【ナジミの塔】を訪れた【アベル】たちが出会う少年。声優は江森浩子。
父親の病を治すために【命の草】を求めてナジミの塔に来ていた。
DQ3(FC版)のポポタと同じく【みずでっぽう】を愛用。
【デイジィ】の剣の腕前に惚れ込み、弟子入りすることを条件にナジミの塔の案内役を買って出る。お尻を触られたりしているが、デイジィは生き別れたの姿を重ねて世話を焼く。
デイジィを「ねえちゃん」と呼んだりするなど弟キャラっぽいが実は8人兄弟の一番上。
また【伝説の竜】が自分の村では世界を滅ぼす恐ろしい竜だと言い伝えられていることを語り、それまで守り神と信じてきた竜のイメージとはかけ離れていることにアベルたちは驚く。
最終的にはアベルたちのおかげもあって無事に命の草を手に入れた。