【ムオル】

Last-modified: 2024-04-05 (金) 22:51:49

DQ3

入口にいる人が「さいはての むら」と紹介するように、【ダーマ神殿】のかなり北東、現実の世界地図に照らし合わせるとシベリアの最東端にあたる。
(本作においてシベリア相当の大部分は【せかいじゅのは】が採れる緑に覆われた北方大陸としてこことは分断されているが)。
SFC版【公式ガイドブック】での英語表記およびNES版・GBC英語版での地名はMuor。スマホ英語版ではMur。
 
【アバカム】を習得しない限りは、徒歩で行ける最後の拠点。船入手前でもダーマから徒歩で行くこともできるが、途中で【スライムつむり】の集団に嬲り殺しにされるので、【船】で行くのが得策。
実際「船で来たのか?」と尋ねてくる【老人】がおり「いいえ」と答えると物好き呼ばわりされてしまう。また「はい」と答えると「そうじゃろうと思ったよ」と小馬鹿にしたような言い方をするので、これはこれでイラッとさせられる。
当然だが【ラーミア】で飛んで来てもそんな選択肢はなく、「いいえ」と答えれば徒歩で来た物好き扱いである。
DQ3初プレイでも世界地図モデルにピンと来た人なら船を入手早々にダーマ→【ジパング】航路を優先し、すぐ北のこの村まで発見してもおかしくはない。どの道クリアまで存在を知らなかったという人は少ないだろう。
 
市場があることが特徴だが、【ルーラ】に登録されない上、特に大したものもないのであまり訪れることはない村。
一応、船入手前に来れば【イシス】以来の久々の新装備をいくつか目にするが、強いて買う価値があるものと言えば【てっかめん】ぐらいだろうか。
しかし、船入手直後に訪れる可能性が同じぐらい高い【テドン】(や【ランシール】)ではもっと良いものが買えるため、船入手前の時点ではウィンドウショッピングにとどめておくほうが無難。
金に糸目を付けなければ【どくがのこな】を大量に買い溜めできるので、特に船入手前では貴重な【メタル狩り】の手段となりうる。おあつらえ向きに、この村周辺にも【メタルスライム】が出現する(出現率等を考えると【ガルナの塔】あたりに戻った方が得策かもしれないが、一応ここでなら粉をすぐ補充できるというメリットはある)。しかも4匹以上群れて現れる。
ルーラで来られないことに関しては【公式ガイドブック】では、この村の頁ではなく【テドン】の頁で触れられている。
 
【オルテガ】もかつてここを訪れているが、ここではポカパマズと呼ばれていたらしい。「オルテガ」の発音を、何をどう変化させれば「ポカパマズ」になるのかは不明。
そして、勇者をポカパマズと間違える村人が多数いる。【あらくれ】【どうぐや】、少年に至るまで、主人公をポカパマズと間違え、

*「え? ちがう?
  でも にてるなあ……。

と定型文で返す。

主人公をポカパマズと間違えるのはたとえ勇者が女でも同じであり、ビキニ等の装備をして訪れる場合、実にシュールである。もっともFC版のオルテガもカンダタ等と同じビキニパンツ姿だし、しかも船入手前後は勇者が【てつのオノ】を装備している可能性が高い時期なので、なおさら遠目には似ていたのかもしれない。
その一方で、FC版では数少ない、勇者の性別によって台詞がわずかに変化する者もいる。
FC版では市場にいる【ポポタ】から【みずでっぽう】がもらえる。
 
敵はかなり強いので、帰り道はルーラか【キメラのつばさ】の使用が一番無難。
スライムつむりだけでもきついのに、夜になると【バーナバス】【スカイドラゴン】がうろつくので危険極まりない。

リメイク版

水鉄砲が無くなった代わりに、ポポタからは【上の世界】最強兜の【オルテガのかぶと】を貰えるので是非寄っておこう。
【ポルトガ】に船受領へ戻る前に危険をかけて陸路を大遠征する価値が出たとも言える。
なお、SFC・GBC版のオープニング映像ではオルテガの兜がポポタに渡った経緯を確認することが出来る。
また、「船で来たのか?」と尋ねてくる老人に「はい」と答えると、海を渡って北東の陸地にふしぎな泉があることを教えてくれるようになった。
 
【ノアニール】同様、【宿屋】【タンス】には【かわのこしまき】がある。
どちらもオルテガが滞在していた町だが、意図的に設定したのかは不明。
  
また、意味のなさそうな【さいごのかぎ】の扉の先には【ちいさなメダル】が落ちている。しっかり回収しておこう。
なぜか【はがねのはりせん】はここでしか売られていない。

小説版

【ジパング】の次に船で食糧補給のために立ち寄るのみ。描写も何もなし。
せっかくオルテガゆかりの村だというのに…。