【ムオル】

Last-modified: 2026-10-05 (月) 08:51:44

DQ3

【ダーマの神殿】のかなり北東に位置する村。
現実の世界地図に照らし合わせるとシベリアの最東端にあたり、村の北部には【氷原】が広がっている。
(本作においてシベリア相当の大部分は【せかいじゅのは】が採れる緑に覆われた北方大陸としてこことは分断されているが。)
入口にいる人が「さいはての むら」と紹介するように、ここより先の徒歩で行ける範囲には訪問できる施設等は何も存在しない。
SFC版【公式ガイドブック】での英語表記およびNES版・GBC版の英語版での地名はMuor。スマホ版以降の英語版ではMur。
 
【アバカム】を習得しない限りは、徒歩で行ける最後の拠点。
少々分かりにくい場所にあるのは事実だが、DQ3初プレイでも世界地図モデルにピンと来た人なら【船】入手早々にダーマ→【ジパング】航路を優先し、すぐ北のこの村まで発見してもおかしくはない。どの道クリアまで存在を知らなかったという人は少ないだろう。
ダーマから地続きになっているためを船を入手する前の時点で徒歩で訪問することも可能だが、途中で【スライムつむり】の集団に嬲り殺しにされるので、先に船を入手してから海路で訪れるのが得策。
 
実際、村には「あんたがた ふねで きたのか?」と尋ねてくる【老人】がおり、「はい」と答えると「そうじゃろうと おもったよ。」と言われる。
村人自身が「最果ての村」を自認するほど辺鄙な地域にある村なので、彼らも基本的には海路での訪問を想定しているのだろう。
メタ的なことを言えば【バハラタ】絡みのイベントをこなさずにここまで歩いてきてしまったプレイヤーに対して、「船の入手に関するイベントはこっちじゃないですよ」と教える意図もあるものと思われる。
また、老人の問いに「いいえ」と答えると「なんと! あるいてきたと? ものずきな ひとたちじゃ。」と言われる。
老人から一方的に「物好きだ」と決めつけられてしまうことに対して、あまり良くない印象を抱くプレイヤーもいるらしい。
しかし、ダーマまでの道程でこのムオルの存在に言及する人はおらず、シナリオ通りに進めば先に船を手に入れるはずなので、シナリオを無視してこんな辺鄙なところにわざわざ歩いてくるのは物好き(あるいはおっちょこちょい)と言われてもしょうがないだろう。
なお、「はい」と答えた際の「そうじゃろうと思ったよ」を小馬鹿にされたように感じてイラっとさせられたという人もいるようだが、さすがに気にしすぎだろう…。
当然だが【ラーミア】で飛んで来てもそんな選択肢はなく、「いいえ」と答えれば徒歩で来たものと判断される。
 
市場があるという点が他の町や村には特徴だが、別にここでしか買えないものがあるわけでもないため、あまり訪れる必要性のない村。
FC版では市場にいる【ポポタ】から【みずでっぽう】がもらえる。
【ルーラ】の行先に登録されないが、再訪する理由に乏しいためルーラで来られないデメリットなどまるで気にならないことだろう。
ルーラで来られないことに関しては、【公式ガイドブック】ではこの村の頁ではなく【テドン】の頁で触れられている。
一応、船入手前に来れば【イシス】以来の久々の新装備をいくつか目にするが、どれも半ばどうでもいいものばかり。強いて買う価値があるものと言えば【てっかめん】ぐらいだろうが、それも焦って買うほどの物ではない。
さらに言えば船入手直後に訪れる可能性が同じぐらい高い【テドン】や【ランシール】ではもっと良いものが買えるため、船入手前の時点で来たとしても、ウィンドウショッピングにとどめておくほうが無難。
周辺に出現する敵はかなり強いので、徒歩で訪問した場合は帰り道はルーラか【キメラのつばさ】の使用が一番無難。
先述のスライムつむりだけでもキツイのに、夜になると【バーナバス】と【スカイドラゴン】まで出てくるので危険極まりない。低確率であるが徒歩で行ける場所では唯一スカイドラゴン2~3匹組が出ることがある。出くわして不意打ちされたら終わりである。
 
強いてこの村に利用価値を見出すなら、村で【どくがのこな】が購入できることと村の周辺に【メタルスライム】が出現する(しかも4匹以上群れて現れる)ことから【メタル狩り】の拠点になりうる点が挙げられる。
金に糸目を付けなければ毒蛾の粉を大量に買い溜めできるので、特に船入手前では貴重な経験値稼ぎの手段となりうる。
メタルスライムの出現率等を考えると【ガルナの塔】の方が狙い目ではあるが、こちらはすぐに粉を補充できるというメリットがあるため一長一短と言えるだろう。
 
【オルテガ】もかつてここを訪れているが、ここではポカパマズと呼ばれていたらしい。「オルテガ」の発音を、何をどう変化させれば「ポカパマズ」になるのかは不明。
そして、勇者をポカパマズと間違える村人が多数いる。【あらくれ】、【道具屋】、少年に至るまで、主人公をポカパマズと間違え、

*「え? ちがう?
  でも にてるなあ……。

と定型文で返す。

主人公をポカパマズと間違えるのはたとえ勇者が女でも同じであり、ビキニ等の装備をして訪れる場合、実にシュールである。もっともFC版のオルテガもカンダタ等と同じビキニパンツ姿だし、しかも船入手前後は勇者が【てつのおの】を装備している可能性が高い時期なので、なおさら遠目には似ていたのかもしれない。
その一方で、FC版では数少ない、勇者の性別によって台詞がわずかに変化する者もいる。

リメイク版

水鉄砲が無くなった代わりに、ポポタからは【上の世界】最強兜の【オルテガのかぶと】を貰えるので是非寄っておこう。
【ポルトガ】に船受領へ戻る前に危険をかけて陸路を大遠征しても良いが、もちろん船で近くの陸地に乗りつけたほうが圧倒的に安全である。
なお、SFC・GBC版のオープニング映像ではオルテガの兜がポポタに渡った経緯を確認することができる。
また、SFC版では「船で来たのか?」と尋ねてくる老人に「はい」と答えると、海を渡って北東の陸地にふしぎな泉があることを教えてくれるようになった。
スマホ版以降では精霊の泉が無くなったためか、「船で来たのか?」と尋ねてくる老人のセリフはふたたびFC版と同じものに戻った。
 
【ノアニール】同様、【宿屋】の【タンス】には【かわのこしまき】がある。
どちらもオルテガが滞在していた町だが、意図的に設定したのかは不明。
  
また、意味のなさそうな【さいごのかぎ】の扉の先には【ちいさなメダル】が落ちている。しっかり回収しておこう。
そろそろ盗賊が【レミラーマ】を覚えていてもおかしくない時期なので自力で見つけるのは容易だろう。
なぜか【はがねのはりせん】はここでしか売られていない。
そしてモンスターテーブルの一部が変更されており、ここまでの夜の道中にスカイドラゴン2~3匹+スライムつむり2~数匹がワラワラと出てくるようになった。
もちろんこんなのに出くわして眠らされて炎やヒャドの集中砲火されたら終わりなので、なおさら陸路が非推奨になった。

HD-2D版

村が海岸沿いに設けられ、海からでも船で直接村に入れるようになった。しかし、本作では海の敵がかなり凶悪化しているので陸路で行ったほうが安全。
他のスポット同様に【ルーラ】でも行けるようになった。
また、村の中ではところどころに雪が積もっている描写となっている。
 
オルテガのエピソードがSFC版よりもさらに充実した本リメイクでは、村を訪れた時に強制イベントが挿入されて「ポカパマズ」の名前をいきなり聞くことになる。
市場に裏から入った時にはおじいさんによる回想イベント、さらに2階へ行くとポポタによる回想イベントが挿入される。
それによると、外で倒れていたポカパマズを匿ったあと、村は魔物の襲撃を受ける。その時にポカパマズが魔物たちを退治して村を救ったが、その後彼は兜を残して村を去っていったという。
そして1階に戻るとオルテガのかぶとを入手できる。従来版と異なり「ポカパマズ=オルテガ」であることは住民の口からは語られず、かぶとに刻まれた文字を読んで初めて判明するようになった(回想シーンでの姿でバレバレだとは思うが…)。
なお、このイベントは昼間限定。ポポタの回想イベントから兜をもらうまでの間は【ルーラ】が使えない。
オルテガのかぶとを入手後は、【アリアハン】の自宅に戻ると会話イベントが発生する。
 
船着き場では【はぐれモンスター】のスライムつむりを保護できる。
ちいさなメダルは市場の2階と、さいごのかぎの扉を開けた先の物置きで手に入る。
 
周辺では、すぐ北西の雪原の【ひみつの場所】にはぐれモンスターのキラーエイプがいるほか、キラーエイプから南西の岩の近くでちいさなメダルを拾える。
【ラーミア】入手後は南西の高台のひみつの場所で5200ゴールド、【ふっかつの杖】、【エルフののみぐすり】を拾得できる。

ゲームブック版

訪問は中巻の後半に入ったあたり。
泉に【イエローオーブ】を浸すと、悪しき者として【バラモス】の姿が、さらにその背後に何者かの姿も映し出される。

小説版

【ジパング】の次に船で食糧補給のために立ち寄るのみ。描写も何もなし。
せっかくオルテガゆかりの村だというのに…。