概要
DQ3と後述の関連作品に登場する、【塔】のダンジョン。
発売前から各社ゲーム雑誌の画面写真で紹介されており、プレイヤーにとって馴染み深い塔である。
DQ3
【アリアハン】を出るとすぐに見える小島にそびえる塔。ちょうど前作までの【竜王の城】や【ザハン】を彷彿とさせるが、それらと比べれば行ける時期はずいぶん早まり、冒険開始直後から行ける。むしろ次作の【湖の塔】に相当する。
最上階には【とうぞくのかぎ】を所有する【老人】がいる。
【アバカム】さえあれば必要ないが、アリアハンでアバカムを覚えるのはあまりにも非現実的なので、通常の攻略ならば踏破必須のダンジョン。
塔は地上4階の構成になっている。
また、地下通路によって西の【岬の洞窟】や北方の【レーベ南の草原】、そして東の【アリアハン】の城の地下1階と結ばれている。つまり、アリアハン大陸はこの塔を基点として、4つの施設が全て繋がっていることになる。
この地下通路は洞窟のマップチップ(【バハラタ東の洞窟】や【地球のへそ】と同じ)が使われており、BGMも『塔』ではなく、洞窟と同じ『ダンジョン』が使われている。
FC時代の非公式の攻略本ではこのフロアが【海底の洞窟】と呼ばれていたが、FC版の【公式ガイドブック】ではナジミの塔の地下1階として扱われた。
以降、本項目でも公式ガイドブックに合わせ、この地下通路はナジミの塔に含めるものとして扱う。
アリアハン城からこの塔につながる通路にはとうぞくのかぎが必要な扉があるため、岬の洞窟を通るか、レーベ南の草原の階段を降りるかの2通りの方法がで潜入することになる。
一応ヒントの誘導からすると、岬の洞窟ルートが想定された正攻法である模様。宝箱の収集を考えても、初見ならこのルートが無難だろう。
アリアハン城の地下に繋がるルートは、帰り道として覚えておくと便利。ただし、夜になるとアリアハンの地下は【兵士】が塞いでおり入ることはできない。
また、ナジミの塔地下にもとうぞくのかぎで開く扉が1カ所あるので見逃しに注意。
塔の1階には【宿屋】へ降りる階段がある。DQシリーズ初のダンジョン内宿屋である。
この宿屋のマップチップは上述の地下通路と同じものだが、昼夜反転が可能。
塔の中に出現する敵は【フロッガー】や【じんめんちょう】など、アリアハン周辺とは段違いな強さなので、ここで回復しておこう。
【バブルスライム】も出るので【どくけしそう】の準備もお忘れなく。
もっとも、岬の洞窟から一気にクリアするつもりであれば、アリアハンで早いうちに毒消し草を買っておく形になる。
もし毒消し草が無かった場合、外周から飛び降りれば比較的早く宿屋に引き返せることを利用して、引き返しながらレベルを上げるのも手。
ある程度強くなれば、毒を喰らったままでも僧侶と勇者のホイミで繋ぎつづければ最上階までたどり着ける。
3階から4階(最上階)へ上がる階段は2つあるが、そのうち片方は老人の部屋の外側に出てしまう。
この部屋の入口には鍵のかかった扉があるため、こちらから上がってしまうと道を引き返さなくてはならない。……とは言っても、正解の階段の方が3階入口から近い位置にあるため、よほど道に迷わない限りは大丈夫だと思われるが。
この階には敵が出ないので、鍵を貰ったら扉を開けて一気に飛び降りてしまおう。
宝箱コンプを目指すなら探索を再開してもよいが、4階から3階に引き返して見付かる宝箱はキメラの翼くらいである。
ちなみに鍵を持っている老人は、「主人公に鍵を渡す夢を見た」という理由で、【バコタ】から鍵を奪い、そのままナジミの塔の最上階に引き籠っている。
実用性はないが、【船】や【ラーミア】を手に入れた後は、直接塔の1階から入ることができる。
夜のアリアハンで通せんぼしている兵士はサマンオサ東のほこらのように昼夜反転で突破することはできず、入ってきた場所(【ポルトガの灯台】から【旅の扉】経由で来た場合はレーベ南の草原)に戻されるだけである。
幸いにも【ラナルータ】や【リレミト】を覚えている時期ではないが、もし覚えていたらどの入口に戻されるか混乱しただろう。なにしろラナルータ可能な場所とリレミト可能な場所が入り混じっているのだから、町でラナルータを唱えたらダンジョンに戻されたり、リレミトでアリアハンに出たりということがありうる場所である。
なお一般に今作では、町の中にある城は、町よりも1F分だけ高い位置にある。城の地下2Fは、町の地下1F相当である。このためナジミの塔の地下1階の東の階段を上るとアリアハン城の地下1階になる。
同じことは【サマンオサ】でも確認できる。城の地下2Fの牢屋からの抜け道にある階段を1つ上れば、そこはもう町の1Fである。
結局のところ、今作では町から城へのマップ切り替えの際に1F分の段差の描写が省略されているだけなのだろう。
リメイク版
地下通路は相変わらず洞窟のBGMだが、【フローミ】で地名を調べると「ナジミのとうの地下1階」となる。
老人は鍵をくれた後、【性格】を変える本に関しても話すようになった。
そして彼の部屋の【本棚】からは、当のその本の1つである【おてんばじてん】を入手できる。
この他、宝箱に入っている【かわのぼうし】と【やくそう】が、【ちいさなメダル】と【きのぼうし】に差し替えられている。ちいさなメダルは3階の小部屋で手に入る。
GBC版では一画面に表示されるマスの数が少なく、3Fで上のルートに進むと、老人の部屋内へ繋がる階段がある部屋の入口を見落としやすいので注意。
HD-2D版
HD-2D版では、従来版でナジミの塔の地下1階として扱われていたフロア(宿屋を除く)に「地下水道」という別名称がつけられ、「ナジミの塔」は地上部分(と宿屋)のみを指す地名となった。
地下水道
ナジミの塔と岬の洞窟・草原のほこら(レーベ南の草原)・アリアハン城を結ぶ通路。
プレイヤーによって侵入経路が異なることもあってか、地下水路のルーラ登録はされない。
なおHD-2D版では従来版と異なり先にレーベへ行くように促され、レーベでは草原のほこら経由でのルートを案内される。したがってガイドテキストの通りに進めると草原のほこら経由で来ることになる。
また、ナジミの塔と別扱いになったことによって、【キメラのつばさ】やルーラでいきなり塔1階に飛べてしまう事態が起きなくなっている。
初めてここに入ったときは、バトル中のアイテム使用についてのヘルプが表示される。
従来版の「ナジミの塔地下1階」と比べると、草原のほこらに通じる通路が長めになり、途中には勾配もあるほか、周囲には地名のとおりに水路が流れている。また、草原のほこら側の出口付近の通路の向きが反転している。
ナジミの塔
従来版ではわりと小綺麗な内装であったが、今回は内部が所々崩壊しており、また外壁にツタが目立つなど、古びた印象を受けるようになった。
1階の宿屋へ降りる階段のそばには老人言葉を話す謎の女性が立っている。実は彼女は【はぐれモンスター】のまほうおばばであり、【ラーのかがみ】を入手してから戻ってくれば正体を現して保護することができる。
ちいさなメダルの場所が変更され、2階と3階(おじいさんの部屋へ向かうルートを少し逸れた場所)で計2枚が手に入るようになった。
最上階のおじいさんとの会話シーンはボイス付きになり、鍵を授けた後、レーベの赤い扉の家へ向かうよう助言してくるようになった。
この塔がある島には【ひみつの場所】が追加されており、【こうらのよろい】が手に入る。塔まで入ったら探索を始める前にまず外に出て立ち寄り、回収しておくと良い。
知られざる伝説
エピソード「バコタと盗賊の鍵」にて、バコタが塔の老人を「おおかた仙人か魔法使い」と語っている。
彼はこの老人に「変な術」で眠らされたあと、役人に突き出されてしまったという。
小説版
800年前に世界各国が協力して建造した4つの塔型要塞の1つ。
現在は盗賊バコタの根城であり、ここで彼が盗んだ【まほうのたま】を取り返すことになる。
小説版には鍵自体が登場せず、老人も未登場。
アベル伝説
13話で登場するダンジョン。トフレ大陸にある。
【竜伝説】にまつわる場所の一つで、【きんのカギ】がある。【妖精の村】の壁画にここに関するヒントが書かれていた。
【アベル】たちは【妖精の村】から「天使の翼」を用いて訪れるが、既に彼らよりも早く【バラモス】軍が到着したところだった。
ここで父親の病を直す【命の草】を取りに来ていた少年【ポポタ】と出合い、【デイジィ】は彼の姿を、生き別れの弟【トビー】と重ね合わせる。
正面の入口はどうやっても開かず、ポポタの案内により、干潮の時のみ侵入できるという洞窟を通って地下から潜入。
内部では【きゅうけつこうもり】や【げんじゅつし】が襲いかかってくるほか、内部にある宝箱は【ひとくいばこ】で、目的の金の鍵は鷲の脚に括り付けられていた。
鍵を入手後、それを奪おうとする【アークデーモン】を撃退。そして金の鍵で開く宝箱から命の草と、海峡の橋が描かれた絵を手に入れた。
ロトの紋章~紋章を継ぐ者たちへ~
今は塔の跡地という扱いで、出来たばかりのアリアハンに一番近い旅の扉が存在する。
対岸に最初の目的地であるアリアハンが見えていた。
アロス達がアレフガルドから旅立ち、アリアハンに向かうため、ギアガの大穴に向かう【旅の扉】を通った際、旅の扉に起こった変化により、ここに辿り着く。