【マホカトール】

Last-modified: 2020-10-31 (土) 10:13:03

概要

ダイの大冒険に登場した漫画オリジナル呪文。漢字表記は「破邪呪文」。
光の五芒星の魔法円を地面に描いて円内の邪悪な力を祓い清める効果がある。
魔法円はそのまま聖なる結界となって残り、外部からの邪悪な力の侵入を阻むという、RPGに実装されたらセーブポイントの作成にでも使えそうな呪文である。
詠唱は「邪なる威力よ退け! マホカトール!」
上位呪文に大破邪呪文【ミナカトール】がある。
 
城や村などにこの呪文をかければ魔王軍の活動やモンスターの被害をかなり抑え込めそうなも気もするが、【破邪の洞窟】地下15階で【賢者】のみが習得できるとされており、世界にほとんど使い手のいない、かなり高度な呪文である。
 
勇者【アバン】が得意とする呪文のひとつで、弟子の魔法使い【ポップ】も使ったことがある。
アバンは魔王討伐の経緯から勇者と呼ばれているだけで、【ドラゴラム】や回復呪文(アニメのみ)を扱うなど呪文契約の素養は賢者と言うべき人物なため不思議ではないが、
ポップに関しては砕いた【マジカルブースター】の魔法石で五芒星を描き、全魔法力を投じることで小規模に発動させたのみで、正式には習得していない。
契約や習得はともかく、破邪の洞窟に挑まなくても仕組みだけなら伝えたり模倣したりする事が可能なようだ。
 
マホカトールの結界は邪気の他にモンスターの物理的な侵入も阻めるが、相手の力量によっては突破されてしまう事もある。
【ハドラー】は力ずくで強引に突破し、【ザボエラ】に至っては音一つたてずに侵入している。
ザボエラは単純な強さではハドラーより劣るはずであり、また【クロコダイン】には突破できなかったので、おそらく魔力の高さが大きく関係しているのだろう。
ただし、突破されてもマホカトールの結界自体が消滅することはない。
逆に中から出るのは容易なようで、【ブラス】も片足を一瞬出している。
当然、魔法円の外に出てしまえば破邪の効力も消える。
 
結界の大きさや持続性は術者のレベルに左右されるようだが、具体的には言及されていない。
クロコダイン戦でのポップはマホカトールを使って状況を打開した後に自分は死ぬだろうと覚悟していたほか、アバンがメガンテした後も【デルムリン島】の結界は残っており、「術者の死と共に消滅する」ようなタイプの呪文ではないと認識されていた事がわかる。
身近な使い手がアバンしかいないので、ダイ達は永続性について結果的に知ったという形になっており、マホカトールの有無がアバンの生死に関係するかは不明だったという面もある。
新アニメではこの辺りもきっちりフォローされており、「命を落としてもなおアバンが島を守ってくれている」という【ブラス】の言葉で、ダイ達がマホカトールの持続と術者の生命は無関係と判断したことが描写されている。
終盤でアバンが復活した後の回想でも、特にマホカトールの引きなおしや延長の細工をせずにデルムリン島を後にしたようだったので、少なくとも終盤の設定ではほぼ永続する効果という事になっていたようだ。
 
上位となる【ミナカトール】【ピラァ・オブ・バーン】で魔法陣を丸ごと破壊された事で効力を失っているため、マホカトールも魔法円を乱されると効果に支障がでる可能性はある。
ただ、いつ崩れるかも判らない砂浜に線を引いただけだったり、五芒星の頂点だけで円を後から浮かび上がらせたりしているため、物理的に描いた線は特に効果と関係ない様子。
ハドラーやザボエラに侵入された例でも、魔法円の破壊ではなく結界自体を押し通ったりすり抜けたりしている。
 

ダイの大冒険

様々なオリジナル呪文が創作されたダイの大冒険だが、その中でも最初に登場したのがこのマホカトール。
使用回数こそ少ないものの、ダイ大オリジナル呪文の第一号というだけでなく、ダッシュで島を一周するアバンのややギャグめいた運動能力や呪文一発で島まるごと結界に包む魔法の実力、
ポップの成長を描く印象的なシーンだったのに加え、ドラクエでも珍しい6文字以上の呪文の先駆けとして記憶に残っている人も多いようだ。
 
その名シーンの一つであるポップのマホカトール発動では、アバンの遺したマジカルブースターを犠牲にしてでもダイを救うという決断を見せ「先生(アバン)が助けてくれた」と語っている。
これについては「身近に存在した奇跡を呼ぶ力の伏線」「賢者用呪文が使えたのはポップに賢者の素養があるという伏線」という深読みも。
もっとも、アバン復活が後から決まった点や、もともとポップはバラン戦で自己犠牲的に死亡する想定だったという制作エピソードもあるので、この時点でどの程度意図した伏線として仕込まれていたのかは不明である。