【ポップ】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 11:52:59

アバンの使徒
【ダイ】―【ポップ】―【マァム】【ヒュンケル】【レオナ】(―【フローラ】

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】のメインキャラの一人。
旧アニメでの声優は難波圭一(ミストバーン役を兼任)、新アニメでは豊永利行(61話の番外編 勇者アバンではモブ役)。
辺境の地【ランカークス村】の武器屋の主人【ジャンク】とその妻【スティーヌ】との間に生まれた【魔法使い】の少年。15歳。
村を訪れた勇者【アバン】に惚れ込み、家出して押しかけ弟子となる。
どういったエピソードでアバンに惚れ込んで押しかけ弟子になったのかは原作や新アニメ版では描写されていないが、旧アニメ版では実家の武器屋の武器を勝手に持っていこうとしたごろつきに絡まれたところをアバンに救われてその強さに惚れ込んだとオリジナルのシーンで描かれている。
 
【ダイ】にとっては初めての人間の友達(厳密には読み切りから数えれば【レオナ】が最初だが、同性に限れば最初である)であり、彼にとっての無二のパートナーとして、その信頼と友情は物語を通して固く結ばれていく。
ダイの【ライデイン】の修業に付き合ったり、若き力を取り戻した【バーン】との戦いでたった2人になったときでの奮闘ぶりと、作中様々な場面でダイに対する友情・名コンビぶりを披露するが、中でも【バラン】編で竜魔人化したバランに【メガンテ】を使って命を落とし、ダイが記憶を取り戻してからの描写がその真骨頂と言ってもいいだろう。
また、ダイは基本的に他人に対しての配慮を欠かさず器量を超えることを頼むことはあまりなく、頼むにしても相手の覚悟や同意を得ることが多い。しかし、ポップに対しては時に無茶なことでも同意なく求め、ポップもそれに応えている。例として【ダイの剣】での奔走であちこちにルーラしたり駆け回って疲労で倒れるなど、気兼ねなくある程度の無茶を頼めるほどの信頼を築いていることが伺える。
 
名前の由来は「通俗・大衆」の意の英語「pop」から。
生まれながらにして絶大なポテンシャルを秘めたダイに対し、特別な血筋や生い立ちを持たない一般人ながらも、苦境を乗り越えて強くなっていく存在。
このことは作中でも【ミナカトール】を発動させる際のポップの心の迷いとして描写されていることでもあり、作者視点でも、ポップは読者に最も近い視点を持ち、共感を覚える対象として設定した、「もう一人の主人公」というべきキャラクターである。
ダイを勇者とするなら、ポップはまさに【盟友】のポジションに位置すると言えるだろう。
ちなみに海外版表記はpがもう一個増えて「popp」。
 
武器防具の破損率が高いのも特徴。

最後まで壊れた様子が無かったのは、【マトリフ】謹製のネタ装備【変なベルト】、途中から使わなくなったものを含めても初期装備だった【ぬののふく】【魔法のステッキ】【輝きの杖】くらいである。
とはいえ、旅人の服に関しては最序盤で手に入れてから補修することはあれど最終決戦までずっと装備しっぱなしだった。
破れた理由も天地魔闘の構えのカイザーフェニックスと自分のイオ系呪文の直撃を受けたためで、パプニカの法衣がバーンのメラで燃え尽きたことを考えるとカイザーフェニックスを喰らって燃え尽きるのは当然どころか、むしろ法衣と一緒に燃えたりシグマのライトニングバスターの直撃を受けても破れないのが不思議な頑丈っぷりである。

人物

【おちょうしもの】でスケベ。主に【マァム】がセクハラの被害に遭っており、胸をつつかれたり着替えを覗かれたりしている。
作中で具体的な描写はないが、マァムの全身を舐め回すように観察しているらしく、21巻巻末企画では読者にスリーサイズを教えたり、【ゴメちゃん】が武闘着に隠れているのを「いつにも増してケツがデカい」という理由で見破っている。
直情的で人一倍の臆病者だが、その反面、克己心が強く、「同じミスは二度としないのがモットー」と語っている。
行動力の高さも並外れたものがあり、偶然村を訪れたアバンの強さに感激、家出して押し掛け弟子になったり、【覇者の剣】【まほうのせいすい】の話を聞いた際には、すぐさま飛び出していった。
根に持ちやすく思ったことをいちいち口に出さずにいられない性根で、気に入らないことがあるとブツブツ文句を垂れている。旧アニメ版では小声で何かを呟くシーンが多い。
鼻水を垂らす事が多く、全99コマとザボエラよりも一番多い。

当初の臆病ぶりは筋金入りで、物語初頭では怖気ついてダイを見捨てて逃げ出したり、ロモス王国がクロコダインに襲われた際も、一人だけウジウジ言い訳して城への加勢を拒んだ挙句マァムに殴られ一度は見限られる等の情けなさを随所で見せる。それでいて口先だけは達者で普段は自画自賛交じりの能書きや軽口を叩き、いざというときは掌を返して小賢しく逃げ口上を並べるなど、「口先だけの小物」の代表格のようなキャラであった。
 
しかし冒険を通して心の内に眠る「勇気」が開花されると同時に心身ともに大きく成長を遂げ、その人間味溢れる描写も相俟って多くの読者の共感を呼んだ。
クロコダイン戦のときから「メンバーの中で弱そうに見えるため敵にナメられる」ことを利用して挑発を用い、敵の油断を誘って自分に有利な戦況を作り出すという戦法をとっている。
この戦法は彼の強さの本質を見抜き、油断ならない強敵として接する【シグマ】を除いて概ね成功している。
あろうことかバーンにまでこの戦法が通じてしまっている。
【瞳】の選別を免れ、アバン以上の切れ者と言われ、バーン自身も一定の評価をくだしてなお「ただの人間ごときに天地魔闘の構えを崩されるわけがない」と高をくくった結果、ポップ一人に奥義を破られてしまった。
 
同時に直情的な性格が災いして、中盤迄は感情に流されて先走ったり敵の策略に嵌められたりすることが散見され、中盤キルバーンの挑発にまんまと乗せられ激昂し単独【死の大地】まで追いかけて返り討ちにされ、助けにきたダイまで巻き込んでしまったことも。
これについては、彼のもう一人の師である【マトリフ】から「魔法使いの役目は、多くの知識と呪文でパーティの危機を払うこと」「魔法使いは如何なる状況であっても、常にクールであるべし」と説かれており、死の大地からの生還以降はそれを痛感、以降は度々敵の挑発を一蹴したり、行動を逸ろうとする仲間を引き止めその打開策を講じるなど、パーティー内のムードメーカーのみならず、自他共に認める有能なブレーンとしても磨きをかけてゆく。
その頭脳はポップに対し「絶対に気を緩めない」と宣言したシグマに対し幾多の心理トラップの末に一瞬の「気の緩み」を生み出しそれをメドローアで的確に射抜いて勝利を収め、最終的にはバーンでさえ警戒するアバンをして「私以上の切れ者」と評され、バーンも「苦し紛れの捨て台詞ではなかった」と認めるほど。そしてそのバーンの好奇心とプライドをくすぐり【天地魔闘の構え】に持ち込ませて自身の戦略に誘導する等、ギリギリの一線での駆け引きを行うまでになる。
 
事実、【ミストバーン】との最終戦でポップと【ブロキーナ】を失ったと思われた場面において、一気に全員が戦意喪失してしまうほど仲間達の絶望感はとりわけ大きく、ダイ達一行にとって彼がいかに大きなウエイトを占めていたかは敵の【キルバーン】からも一目置かれていたというミストバーンの台詞を通じても明らか。(ミストバーンを倒せる手段の持ち主が彼だけだった、という理由も大きいだろうが、時間稼ぎすら放棄している) 
 
なお、真・大魔王バーンと対峙して仲間の多くが【瞳】にされてしまった際、「悪いけどおっさんと【チウ】はレベル外ってことか」と仲間の実力を分析をした上で「好都合だぜ」と言い放つ。当初は【ヒム】【ラーハルト】から仲間を軽視した発言として罵倒されてしまうが、あくまで上記の教えを守ろうとしたがゆえであり、「死んだわけでないのなら、少なくともレオナなどはこの状態の方がむしろ安全」という仲間への気遣いと、「目の前で死なれてこちらが動揺する心配もない」という戦況を冷静に分析した上での発言である。
実際、どうせ戦力にならないならば傷つく心配が無く邪魔にもならない状態でいてくれる方が遥かにありがたいのは、戦略面で考えれば正しい。ゲーム作品で実力不足だが一緒に連れていかねばならないメンバーを【馬車】に押しこめることがたびたびあるだろうが、考えとしてはこれとほぼ同じである。まして相手が強大な力を持つバーンならば、なおさら一時の感情に流されてなどいられない。
また、「戦闘マシーン」を自認するラーハルトさえポップの判断を理解できず反発するほど仲間たちが冷静さを失いかけていた所を、あえて「好都合の判断を口に出す」ことで仲間たちをも鎮めている。
ただ自分で戦況を理解するだけでなく、「パーティーの参謀」としての確かな仕事でもあった(個々人の実力分析までは口に出さなかったのも「反発は覚悟するが余計な不和までは生まない」ことに一役買っていると言える)。
【ヒム】にはこのことで「結構クールじゃねえか」と評されこそしたが、ポップ本人は「時と場合による」と、内心マトリフの教えを復唱していて本意ではない様子だったことから、必死に感情を抑えているのがわかる。
ダイの回復の時間稼ぎのため、あえて天地魔闘の構えに玉砕同然に挑む仲間達を止めようとするダイを抑え、奥義の弱点を見抜くためでもあったとはいえ傍観を決め込んでいた際は強く唇を噛んで流血しているシーンもある。
 
一方で「できることなら死にたくはないが、仲間を見捨てて自分だけぬくぬくと生きてるなんて、死ぬよりもカッコ悪い」と語ったように仲間たちを救うためなら自己犠牲をも辞さない面も成長に伴って持つことになる。
作中では単独で竜騎衆の足止めに出向いたり、ダイを守るために【メガンテ】を使ったり、寿命が縮むとマトリフに使用を禁止されても【フィンガー・フレア・ボムズ】をマァム達を援護するために使用に踏み切り、後にマトリフに「寿命が縮むくらいどうってことはない」とまで言い切っている。
彼に先んじてメガンテを使ったアバンはもちろんのこと、マトリフも仲間のために【禁呪法】まがいの呪文を多用して寿命を縮めており、こうした点は二人の師とよく似ている。
 
仲間であるマァムに対しては、普段はケンカをすることが多いものの本心では恋愛感情を抱いている。
本人は表に出しているつもりはないが、マァム以外の仲間にとってはバレバレでほぼ公然の秘密(人間社会に出て月日の浅いダイや魔物のチウ、元々敵で性別の無いチェス駒の上に生後間もないヒムにまで「モロバレじゃねーか」と早々に見抜かれている)。敵にも筒抜けで、モシャスでマァムに化けたザボエラに色仕掛けからの不意打ちを食らって完全に行動不能にされたこともある。
一方で自分に寄せられる恋愛感情については鈍感な面があり、同じく仲間である【メルル】から寄せられている思慕の念については【レオナ】から指摘されるまで全く気づかなかった。
献身的に世話をしてくれたことに対しても「もしかしたら気があったりして」と冗談にして笑う姿にはマトリフも「(こんな美少女から想いを寄せられてることに気付けないなんて)もったいねえ」と内心で苦々しく思っている。
ちなみに冒険当初、ダイに好みの女の子のタイプを聞かれたときに『美人で金持ちでグラマーで…おれのいうことならなんでも聞いてくれるコだよっ!』と大変都合のいい理想像をあげている。マァムよりむしろメルルの方が好みに当てはまっている。
バーンパレス侵入後は、シグマとの死闘を制したのち、合流したマァムに正面から想いを伝え、保留ということでけじめをつけている。
 
それゆえか、マァムが想いを寄せている(と思われた)ヒュンケルに対しては一方的に並々ならぬライバル心を抱いており、彼がマァムといい雰囲気になると引き離そうとしたりヒュンケルには何かとつっかかったり、【ミナカトール】準備の際、彼が「闘志」の魂で【アバンのしるし】を光らせた際は一瞬とはいえ光らないことを期待してしまい、その卑しさに自己憐憫してしまったりしていた。
しかし本心では彼の天賦の才や人間性を認めており、彼が死を選ぼうとした際は「お前が死ぬと悲しむヤツがいる」と諭し、後に【バーンパレス】での死闘から生還した際は涙と共に憎まれ口を叩きつつ、本心では彼の生還を心底喜んでいることをうかがわせている。
 
最終決戦後は、マァム・メルルと共に(おそらく行方不明になったダイ捜索のため)旅をしているカットがある。
完全に互いの恋愛感情がわかってしまっているため、両手に花とも三角関係の修羅場の中とも取れる、羨ましくも神経をすり減らしそうな状況である。

また、目立ちにくいことだが、ポップは魔物であっても偏見を見せたことはない。登場初期のデルムリン島において、マホカトールで邪心から解放され、アバンの近くとは言え魔物だらけの島での生活に非常に短い時間で馴染み、自然体で過ごしている。それだけでなく、ラーハルトの過去に涙し、フレイザードの最期に弔いのため墓を作ろうと考えたり、チウと同レベルの喧嘩をしたりなど、クロコダインなどの元は敵だった相手が仲間に加わった際も過去の立ち位置を水に流すなど、少なくとも異種生物であることを理由に嫌悪することはない。
この性質は、魔族の友を持った父にも通じるが。

その苦悩

ポップ以外の【アバンの使徒】であるダイ、マァム、【ヒュンケル】、レオナの4人は、それぞれ「特別な生まれ・生い立ち」を持っていることが途中までポップの劣等感の原因となっていた。
伝説の【竜の騎士】【アルキード】王国の王族の血をそれぞれ引いているダイは言うまでもなく、ヒュンケルはいわば光と闇の師…アバンとミストバーンに光闇両方の英才教育を受けた戦闘のエキスパート、マァムはアバンの仲間だった【ロカ】【レイラ】の子、そしてレオナはパプニカの王族。対するポップはなんの変哲のない田舎の武器屋の息子でしかなく、彼にとってみれば平凡の極みとしか言いようのない出自だった。
 
このことがミナカトール発動のときまでポップの心の中に重くのしかかっており、一人だけ【アバンのしるし】を光らせることができなかった。ミナカトールに必要な魂の力は5つ。「正義」はレオナ、「慈愛」はマァム、「闘志」はヒュンケル、「勇気」はダイであろうが、残り1つはかすれて読み取れず不明だった。
自分だけの力なんて本当にあるのかと、無数の足掻きを重ね、最終的にぶっつけ本番に賭けるも、ポップのしるしが光らなかったせいでミナカトールが発動できず、失意の渦中に陥り絶望する。
仲間達の彼を認めた上での必死の説得すらすべてを試した彼には逆効果となって自暴自棄になり、ついには居た堪れない感情からまたも逃げ出そうとしてしまうが、ザボエラが放った【毒牙の鎖】が魔法陣を離れて隙をさらした彼を狙うも、メルルが身代わりに庇って瀕死の重傷を負ってしまう。
そして彼女の想いを知ると同時に死に行く彼女から「自分ではない、好きな女性の名前を教えて諦めさせてほしい」と懇願され、ポップは彼女の願いに答えマァムに対する思いを告げた。
そのタイミングで初めて緑の光を発するアバンのしるし。そう、ポップの魂の力こそが「勇気」だったのである。
同時に賢者の能力に目覚め、凄まじい回復系の魔法力を引き出してメルルを救う。
その毅然とした表情には大きな自信が満ち溢れており、以降、自分と他人を比較してうじうじ悩むことはなくなった。
 
生まれは平凡で、その辺の魔物にすら怯えていた凡百の三流ヘタレ魔法使いから最終的には人類最強レベルの大魔道士にまで上り詰め、ダイに天才と言わしめ、自身の師アバンに自分以上の切れ者と評され、ダイ以外で魔界の神を称するバーンを唯一戦慄させるに至った。
マトリフ曰く「彼が最初から全てに恵まれていたら、ここまで大成することはなかっただろう」。低い所から強い克己心を以って成長した者が持つ強さである。
ダイ一行の面々に対する魔王軍の評価も、最終的には「アバンの使徒で最も恐ろしい」とまで評されるに至っている。
特にこのことを早期からよく理解していたのが【キルバーン】であり、ムードメーカーになっている性格、未熟なところから成長したからこその芯の強さを評価しており、このようなタイプの相手は真っ先に死んでもらわないと困ると評してしる。
ダイヤの9に捕えて確実に餌食にできそうになった際には「ポップさえ死ねばアバンの使徒は誰もバーンの元にたどり着けない」とその戦果にご満悦だった。

戦闘能力

魔法使いとして主に攻撃系の呪文を使いこなす。特に【メラ系】呪文を得意としている。
 
アバンの元で修行していた時代では【メラゾーマ】を習得している一方で、【ギラ】【ルーラ】は未修得だったりと、本家DQの魔法使いと比べると習得の順番はちぐはぐだったりする。
もっともこれは彼に限った話ではなく、初期のゲーム作品へのリスペクトによるダイ大オリジナルの呪文の強弱設定や素質、物語の都合なども多分に関わっていると思われるので、一概にポップの意識や実力がどうとは言えず(例えば本作でのギラ系はイオ系よりも強烈な攻撃呪文系統になっている)、メラゾーマを使えることには【ブラス】【クロコダイン】も驚いていた。
 
また、当初のポップは直接敵にダメージを与えない補助呪文を軽視している節があり、マトリフに弟子入りするまでに自分で使った補助呪文は【ラナリオン】程度。
そのラナリオンも、電撃呪文以外効かないヒュンケルと言う強敵に【ライデイン】を食らわせるためという目的があってのこと。
このため、ルーラを始めとした補助呪文はアバンに師事していた間ではほとんど何も身につけていなかったものと思われる。
 
この「補助呪文軽視」という点は、マトリフに師事し始めた際に矯正されている。
バルジ島から一時撤退する時の、飛行中の気球に火を付けられてあわや焼死・墜落死かというピンチに陥った時の事を引き合いに出し、
「もしおまえがルーラを使えていたら 炎上する気球船からたやすく仲間を救えたことがわからんのか!!?」と一喝されたことで考えを改めている。
 
レオナ救出後は本格的にマトリフに師事し、「ほとんどの呪文の契約はさせられていた」らしく、【ベタン】などのオリジナル呪文を含め、レパートリーがさらに増えるが、燃費の悪いものばかり習得している。
しかしそれを頭脳で補い、時には敵の戦術を模倣することもあり、超魔ザムザ戦やパプニカ防衛戦で【フィンガー・フレア・ボムズ】を使ったこともある。
(ただしこれは、自らの命を顧みない人工生命体だから躊躇なく使える禁呪法に近い技らしく、本来なら5発のところ3発分しか発射できなかった上、反動で息切れを起こしている。鬼岩城戦でもガストの集団に対して使用、原作の絵的には4~5発撃てているようだが、やはり体に異常をきたした)
他にも、バーンパレスにおける対ミストバーン戦でも威力よりも速射性を重視した小技(【イオ】)を連射するという、先の戦いでバーンが見せた戦術も模倣している。
(これも魔力量の違いでバーンが見せたものよりもランクの低い呪文で補っている。)
模倣だけでなく反面教師としてもこのラーニング能力は長けており、ザボエラの【マホプラウス】による数十発のメラゾーマの収束ですら効かない【オリハルコン】の体を持つ【ハドラー親衛騎団】を目の当たりにしたことで自身の持つ最大火力は通じないと悟る。
このことから単純な火力を追い求めることに限界を感じ、マトリフから【メドローア】を教えられ、決死の修行ののちこれを習得した。
ギラもバラン戦後はレベルアップしていて、単純に広範囲を燃やすのではなく、一点に集中させて光線のように放つことが可能になっていて、これを連発したことには、ザムザも驚愕していた。
 
そして勇気に目覚めたことで契約していた呪文が完全に開花して回復呪文を習得、攻撃・回復両方の呪文に通じるエキスパートとなった。
しかし「魔法使いと僧侶の呪文を両方使いこなす者=賢者」と呼ばれる世界にも関わらず、後のシグマとの戦いにおいて、問われてポップが自ら名乗った肩書きは賢者ではなかった。
名乗ったのは、同じく両方の呪文を使いこなす師のマトリフが「偉そうな響きが気にいらねえ。第一ドスが効いてねえ」として代わりに自ら考えた、誰もが恐れ入る最強の魔法使いの肩書きである「大魔道士」。
これを聞いたシグマは「君が言うとハッタリに聞こえない」と戦慄を感じたほど。
以降の単行本ではキャラクターのパラメーターが表示される項目には「だいまどうし」と記述されるようになった。
(アバンは両方の呪文を使いこなしているが、同じ勇者であってもダイは呪文が苦手である。これはアバン自体が特別であるということだろう。)
 
中盤まではラナリオンにより雨雲を呼んでライデインを補助したり、弱った【フレイザード】の氷半身や【ガルダンディー】に止めを刺したりと比較的地味な立ち回りが多かった。
しかし大魔道士となってからは、身体能力で大きく勝る上に【シャハルの鏡】で呪文を跳ね返すシグマを頭脳戦の末に単独で倒したり、真バーンの最強奥義【天地魔闘の構え】をたった一人で打ち破ってチャンスを作り出したり、ついにはバーンと戦った者たちを苦しめ続けたカイザーフェニックスを力任せでもバーンの消耗に付け入るでもなく分解・無効化するに至りと、怒涛の大立ち周りを見せる。
カイザーフェニックスの分解にどのような技術を用いたのかは不明だが、師であるアバンにもデルムリン島での立ち合いでハドラーの呪文を素手で受け止めた上に握り潰して無力化するという描写があるので、あるいはヒュンケルの【グランドクルス】と同様に修行時代に彼から教わった何らかの技術を応用・発展させたものかもしれない。
「指先に魔力を集中させることで象っている鳥の口に両手を入れ引き裂く」という描写を見るにもしかしたらメドローアから得たセンスなのかもしれない。
 
ちなみに単行本のおまけページでドラクエのゲーム風ステータスが公開されているが、基本的に魔法使いっぽい数値の中で、遊び人じゃないかと思わせるほどうんのよさが異常に高いのが目を引く。
(しかし最終的に遊び人が賢者に転職できる3のシステムを踏襲している)
しかしラッキーに助けられるというシーンはあまりなく、逃げたら【ライオンヘッド】を踏んだり、メガンテで自分だけ死んだり、覗きをしたら己の力の欠落にぶち当たったりとむしろアンラッキーな出来事が結構多いのだが、それらは災い転じて福となっているのがほとんどなためあながち間違ってはいない、特に30巻のデータでは運の良さ256とまさかの限界突破を起こしている。
オフィシャルブックの作者の回答では、「ポップのステータス作成の時、普通にDQ3の魔法使いの数値を入れたら均等に低くなってしまい、お遊び・チャームポイント的なものが欲しいと、『うんのよさ』を極端に上げてみた」とのこと。ポップは諦めたり力尽きたりするところを何らかの出会いや救いの手のおかげで紙一重で切り抜けており、そのあたりも加味したらしい。
さらに言うと、力が女の子のレオナよりも低い。魔法使いなので設定に忠実と言えど、これではバランに「非力な魔法使い」と言われても仕方がない。

習得呪文

作中で実際に使用した呪文および、ステータス画面ページで書かれていた呪文を記載。
マトリフに師事している間に「一通りの呪文と契約を済ませた(させられた)」と言っており、「契約済みだが未習得」のものがあるかは不明。
師事していた時期の職業は「魔法使い」だったが、回復呪文の契約適性があったなら、既に「賢者」の素質もあったようだ。

※1
ヒャダインはステータス画面に表示されただけで、作中での使用シーンは無い。キルトラップ「◇の9」を支えていたときに使っていたのはヒャダルコ。
なお、本作のメドローアはメラ系とヒャド系を合成する呪文であってメラゾーマと【マヒャド】の合成呪文とは明言されていない。そのため、リストに無いマヒャドが未習得だったとしても矛盾は起こらない。
※2
終盤では、片手から放ったイオ系の呪文を、バーンに【イオナズン】級の威力と評されたこともある。
ただしこれは、ダイ大における呪文の威力は術者の力量によって変動するという設定を踏まえた上で、バーンが【天地魔闘の構え】突破の可能性の無さを解説するための「最大限ポップ側に有利な仮定」を持ち出したものである。
少なくともイオナズンは極大呪文ゆえに両手を使わないと発動できないはずで、そのときは片手で使っていたためイオナズンそのものではないことは確か。実際にイオナズンそのものを使えるわけではない。
※3
メガンテはこの漫画では「魔法が使えれば誰でも(使うことなら)すぐにできる呪文」という設定(その代わり、僧侶以外では使用したら普通助からないが)。
※4
その他、賢者の能力に覚醒した際に、メルルを救った強烈な回復エネルギーを【ザオリク】級と評された。
ただし、実際にザオリクを使った・使えるようになったかどうかは不明。
また、猛毒に冒された状態でもあった彼女を治療したことから、ホイミ系のほか【キアリー】系も使用可能と考察されている。
 
なお、クロコダイン戦で使用したマホカトールは、魔法力増幅効果を持つ【マジカルブースター】の魔宝玉を砕き、その破片を媒介にして発動させたもので、通常ではポップには使えない(習得したわけではない)呪文のため、彼の習得呪文には最後まで追加されていない(賢者となった後なら使用できる可能はあるが)。
 
 
豊富な呪文のレパートリーに加えて「右手と左手で別の魔力を行使する」という技術も身に着けており、大魔王バーン戦では右手でイオ系呪文を射ちつつ、左手で【ブラックロッド】への魔力供給を行っている。
この技は師マトリフが編み出したもので、ハドラーとの呪文の撃ち合いで「右手でベギラマ、左手でキアリー」という実践を見せている。
また、マトリフが独自に考案しポップにも伝授した必殺呪文【メドローア】も「片手にメラ系、片手にヒャド系」のエネルギーを同時発生・合成して放つものである。
しかし、ポップはモノローグで「以前見たマトリフが二つの呪文を使ったのを真似てみた」「今の俺ならできると思った」と語っており、両手で別種の魔力を行使する技能自体は、メドローアの付属技術として教わったわけでもなく、なおかつぶっつけ本番で実行してみせたものと描写されている。
 
作中でこの技術を使ったのはポップとマトリフのみで、メドローアの「両手で別々の魔力を出して合成」という発想がマトリフ独自のものであるため、これまで両手で別種の魔力を使ってみようと試した者がそもそもいなかったとも考えられるが、魔界を席巻したバーンですら呪文の同時使用を「器用なこと」と評しているので、過去から現在を通して魔族や魔物にも使い手のいない、かなり特殊な技だと言える。
バーンも超強大な【メラゾーマ】である【カイザーフェニックス】をほぼタメなしで2連射する離れ業をやってのけるが、逆に言えば、圧倒的な魔力と知力を兼ね備えるバーンですら「呪文一発分の時間で二発撃つ」方法を採っているということであり、「両手から同時発射」を習得している訳ではない。【天地魔闘の構え】による「両手で二種類の必殺技同時使用」は闘気技と体術なので、これも魔法の同時使用とは別な技術だろう。
 
なお、力のぶつかり合いを戦闘のメインとする本作は
  • 同ランク以上の技や呪文をぶつければ大抵の攻撃を相殺できるという世界観であり、【フバーハ】【マホカンタ】のような無効化専用技の利用価値が低い。
  • バランの台詞より、本作のラリホー系には「レベルと体力が一定以上の相手には成功率が落ちる」という設定があることがわかる。他の状態異常系呪文も相手の力量次第ではまるで当てにならない可能性がある。
  • 【スクルト】【ボミオス】のようなステータス増減型の補助呪文に至っては、登場すらしていない。

というように、補助呪文全般の利用価値や効果が低いように描かれていて、雰囲気の違いで比較されがちなドラクエ漫画作品であるロト紋の賢者【ポロン】とは違い、ポップは補助系呪文を一切使用しない。
これについては詳細な明言が無く、「いくつかの補助呪文はそもそも本作の世界に存在しない」、「【リレミト】【トラマナ】のような冒険を補助する呪文は存在するので、習得はしているが使う機会が無かっただけ」どちらなのかは不明である。

ステータス

逸話

ポップは上記にある通り、初期の頃はすぐに味方を見捨てて逃げようとするヘタレの代名詞のようなキャラであり、担当の編集に「ポップを早く殺しましょうよ」と急かされたことがある、という逸話がある。
しかし作者は、純粋な人間ではない上に最初から力を秘めている主人公とは別に、「成長する一般人」の必要性を考えてポップというキャラを作って出演させていたため、必死に編集を説得して思いとどまらせてポップを描いていた。(ひたすら純粋なキャラのダイにはあまり下品なギャグをさせられないというのもあった)
漫画の作劇法では「超人的な力を発揮する主人公は読者にとっては自分からかけ離れた存在になりがちであるため、一般人に近い目線や能力を持つキャラクターをわきに配置することで、そのキャラを通じて作品への没入を促す」という手法がポイントとしてあげられることが多いが、まさにポップの存在はそれにのっとったものなのである。
後に竜の紋章BOXで明かされたが、このポップ早く殺せ発言の主というのは『ダイ』立ち上げに関わった【鳥嶋和彦】であり、三条陸は

【ドラゴンボール】に例えたら全部わかってくれる方なので「クリリンがフリーザに一矢報いたらかっこよくありませんか?」って。クロコダイン戦の直前くらいにこう説明したら「それは驚くかもしれない! お前の狙いはわかった」と言われました。

と答えている。
 
とは言え、最終的にダイの頼れる相棒として大魔王バーンと相対するところまで行く予定までは最初は無かった。
当初はバランがダイを取り戻しにくる辺りで終了を考えており、ポップがメガンテを使って死に、それを切っ掛けに覚醒したダイがバランを倒し、そのままバーンの元へなだれ込む予定だった。
つまりポップはメガンテで死んで退場する予定だったのだが、ジャンプ編集部恒例の人気作品の連載延長でストーリーが組み直され、ポップが生き返る展開に変わった結果、大魔王バーンを戦慄させるほどに成長した ‘pop’ になったのである。
運と時勢の影響で結果的にそうなったとはいえ、そんなところもまたポップらしいといえるかもしれない。
 
2023年11月29日には2020年版の担当声優である豊永利行のアルバム「Charactanswer」が発売され、ポップへのアンサーソング「碧の勇気」が収録された。

それぞれの道

第1章と第2章に登場。
前者では強くなりたい【トラン】にアバンのスペシャルハードコースを課したものの成果が出ず、自分は出来たと言うダイに対し「自分基準で物を考えるな。お前みたいになれる奴がゴロゴロいたらとっくに魔王軍に勝ってらあ。」「魔法力はともかく剣や格闘はあっという間にお前に抜かされた。大抵の人間がおれと同じで出来なくて当たり前」と正論を返している。
後者では主役。ロモスからパプニカへの航海中にダイ&マァムと共に幽霊船に迷い込み、偽物の3人に翻弄される。
当初は眼が赤くて唸り声をあげる方が偽物と思われたが、そちらの方が本物のダイとマァムであり、【マヌーサ】【メダパニ】のような呪文をかけられたポップには全てが逆に見え、ポップに同行しつつもやたら彼を頼りにしているダイとマァム、そして果敢に攻撃するポップ(全てポップ本人の願望そのもの)の方が偽物だった。
偽物は巨大な炎のような形の悪霊型の魔物であり、ダイとマァムを手にかけるまでポップを弄ぶつもりだったという。
しかし過去にアバンからこの魔物について学習しており、物理攻撃より呪文の方が効果的なため、3人がかりで呪文の集中砲火を浴びせる事で撃破した。
そして意識が遠のきつつも元の船に戻ったのだが、幽霊船は消えていたという。
魔物に騙されていた事を二人に謝罪したが、幽霊船と魔物を攻略できたのはポップのお陰だとフォローされ、二人のために本当の頼れる男になろうと決意を固めた。

星ドラ

ダイの大冒険コラボイベントにて登場。特定のクエストではヒャダルコ(かがやきの杖)・メドローア(ブラックロッド)を使い、助っ人として支援することもある。尚、これら二つに付属されているスキルの構成から、原作と違いヒャド系を意識しているものと思われる。
彼のコスプレ装備としてウィッグや旅人の服(マント除く)、パプニカの法衣が登場している。

ウォーク

2020年11月開始のコラボイベントにて登場。続く2022年12月開始の第二弾でも登場。

第一弾

クエストの1章3話をクリアすると助っ人として加わり、戦闘への参戦や特定のポイントでの会話等で絆レベルが上昇。
絆レベルは当初は15までだが、4章2話クリアで25まで上昇する。 
クエストのクリアに伴ってメラゾーマなどをはじめとしたメラ、ヒャド、イオ系呪文、そしてベタンを修得していく。
絆レベルを上げることでそれぞれの呪文ダメージや、強敵モンスターのクロコダインへのダメージも上昇する。
しかし、4章2話クリアまでは1回攻撃するだけで2ターン目に逃げてしまうので扱いが難しい。
が、そこを越えれば、強敵や単体にはメラゾーマ、全体にはベタンで削ってくれる頼もしい助っ人になる。

第二弾

当初から助っ人として登場。絆レベルの最大は30。メラゾーマ、ヒャダイン、ベタンの3種を使用。
絆レベルを上げることでそれぞれの呪文ダメージが上昇するほか、賢者のようにやまびこ効果が発動する事もある。
バラン編の話の都合上、クエスト3章3話でメガンテを使用し、それ以後4章5話クリアで蘇生されるまで登場しなくなる。
登場しなくなるだけで期間中も絆レベルの上昇はするので、絆レベルを上げれずに報酬が入手できなくなることはない。
 
今回は絆レベルの上昇などでこころが入手可能。こころは紫色でコストは122。
紫色の中でもバランスが良い。身の守りの高さは彼の打たれ強さを表しているか。
高グレードでメラ、ヒャド、ギラ系の呪文ダメージの増加と毒耐性がつき、
Sでは大魔道士時にレベルが5の倍数ごとにこうげき魔力が2ずつ増える(例:レベル50で20増加)効果がつく。

DQタクト

2021年11月9日開催の「ダイの大冒険コラボイベント」にて、「ダイSPスカウト」「ヒュンケルSPスカウト」のAランク枠として登場。
英雄系Aランク、まほうタイプ。
リーダー特性「呪文威力+5%」基本特性【トベルーラ】
とくぎは「連続ギラ」【ベギラマ】【メラゾーマ】 必殺技は【ベタン】
覚醒スキル 10Pで「アバンの教え・呪文」(3ターン目の行動開始時、かしこさを大幅に上げる 効果99ターン) 30P/50Pで「いどう封じ成功率+10%」等を習得できる。

ドラけし!

イベント「デルムリン島での死闘」に登場するほか、ドラけしとしても登場。
ダイの大冒険ピックアップから排出される星4緑属性で、スキルは菱形の範囲を攻撃するメラミ。
イベント特攻もあるため、ダイと組ませたいところだが色と形が見分けづらいのが欠点。

その後「ハドラーと最後の戦い」では大魔道士ポップが実装。
限定ドラポンから排出される星5の紫属性で、スキルは広範囲を呪文攻撃する「メドローア」。スキル発動時はボイスが流れる。
なおドラ消しのデザインは通常のポップと区別する為か、顔の右側に杖がくっついている。
攻撃力は300を越え、強敵超魔生物ハドラーに効果大である。

インフィニティストラッシュ

第2章から使用可能になる。
通常攻撃、特技・呪文共に遠距離に特化しているが、ヒュンケル相手には余りダメージが通らない。

使用できる呪文はメラ、メラミ、ヒャダルコ、ギラ、ベギラマ、ベタン、イオ、イオラ。必殺技はメラゾーマ、フィンガーフレアボムズ、メドローア。
固有アクションに【めいそう】があり、使用中は無防備だが呪文のクールタイムを一気に短縮可能。
メドローアは【記憶の神殿】の深部にて習得でき、Lv.3状態で当てると99,999ダメージを与えられる。

ストーリー途中では第2章のクロコダイン戦にて杖の欠片を集め、第5章では竜魔人バラン戦にてメガンテのクールタイムを溜めて発動させるという特殊なバトルが存在している。
その遠距離特化な性能と圧倒的なメドローアの威力により、敵の火力がかなり高く接近戦が不利な【チャレンジモード】では必須級ともいえる。

衣装はデルムリン島衣装、ロモス王国衣装、ロモス王国衣装(へんなベルト)、そして有料DLCに伝説の魔法使い衣装(DQ3の男魔法使いの衣装で、帽子は無い)。

クロスブレイド

メインキャラであるゆえかダイに次ぐほどカード数の多いキャラ。属性は光。
全てのカード共通してまりょくが非常に高いことが特徴。必殺技も【メラゾーマ】【ベギラマ】など種類こそ異なるがすべて呪文。
第1弾で登場したマジカルブースターを装備したものは通常攻撃範囲が非常に狭い。
第2弾以降の登場である、魔法のステッキを装備したポップは攻撃範囲が大きく改善されているため使いやすくなった。
第6弾以降は【ギガレア】【ドラゴンレア】で必殺技【メドローア】のカードが登場している。
真3弾では大魔道士ポップ名義で【シークレット】化しており、イラストは「おれを呼ぶなら大魔道士とでも呼んでくれ」のシーン。
超2弾コレクション2ではトナカイ衣装がギガレアとして登場。

漫画版

第7話から始まった【時空の武術大会】に参戦。理由は旅の資金を稼ぐためである。
最初は正体を隠しており、勇者チームがピンチになった所で相手の【ドラゴン】の攻撃を防ぎ、メドローアで下す。
そしてMP切れになったものの、直前にダイの傷を治しており彼は【どくどくゾンビ】を倒した。

続く第8話では暴走形態の【ゴーレム】に苦戦するユウキに助太刀し、自身も暴走状態となってメラゾーマを内部に打ち込む事で撃破する。
そしてユウキにもその力を与えようとし、代償として反対の力を持つダイと別れさせようとしたが、裏ワザやチートと言った反則行為に手を染めた人は誰も幸せにしないとの事で断られる。
実は暴走の力は使えず、ゴーレムを倒したのは【スキル】の力のお陰であり、先ほどの交渉でユウキの心構えを知ったポップはスキルの力を活かせるクロブレ流戦闘術を託そうとする。

魂の絆

仲間キャラクターの一人として登場。
原作通り呪文攻撃が得意な【魔法使い】のキャラ性能。
ゲームの都合上、原作で未使用・未修得の呪文も使用可能になる。

デルムリン島衣装

初登場~クロコダイン戦までの外見。言語切り替え時の英語表記は「Dermline Dress」。
メインストーリー進行により必ず加入するようになっている。
熱属性が得意な性能になっており、ガチャなしで使える基本奥義は【渾身のギラ】。
マジカルブースターによってメラゾーマを修得できる。
なおハーフアニバーサリー関連の投票企画により、マジカルブースターとメラゾーマの書×5が全プレイヤーに配布されているため、それまでに始めているプレイヤーのポップはメラゾーマを修得できている。
 
限定ガチャでのみ獲得できる装備として、この服装を再現した【ポップの服(デルムリン)】上下が実装されている。服に分類される星4の防具。
【絆の勇者】に装備させた場合は、この衣装を再現したコスプレ状態となる。またこれは「スタイル強化装備」の一種であり、ポップに装備させた場合のみ、別種の装備特性が追加発動するようになっている。
 
一周年に際し、熱だけでなく雷属性も得意となる性能に強化された。これに伴い、雷属性のオリジナルスキル【サンダードーム】と【雷光弾】が実装。
また限定ガチャから排出される【絆の聖杖】によって、バースト奥義【絆の円迅雷】を修得できる。

ロモス王国衣装

ロモス王にもらった装備一式で、【魔法のステッキ】を所持し、フレイザード戦まで身に付けていたもの。言語切り替え時の英語表記は「Romos Raiment」。
マントはすぐに使わなくなったせいか反映されていない。
冷属性が得意な性能になっており、同時に実装された【セイレーンの杖】により、原作未使用の【マヒャド】を修得できる。
 
本作のキービジュアルには、この衣装で登場している。

ベンガーナ王国衣装

マトリフからもらった【輝きの杖】【変なベルト】【魔道士のマント】を身に付けた姿。言語切り替え時の英語表記は「Bengarna Outfit」。
こちらはマントを身に付けていた期間がある程度長く、また印象的に使用する場面もあったためか、きちんと魔道士のマントもグラフィックに反映されている。
同時に実装された輝きの杖によって【ベタン】を修得できる。
ベタンで敵を地面に叩きつけるということなのか打属性が得意な性能となっており、打属性の本作オリジナルスキル【ロックシュート】と【ロックフォール】を持つ。どちらも岩に関係するのはベタン→重力操作→大地を操る→岩石をぶつける打属性、という連想だろうか。

ウィンターホリデー

本作オリジナル衣装。2022年のクリスマスシーズンに実装された、暖かそうなスーツ。持っている杖もトナカイの角とクリスマス飾りを合わせたようなデザインとなっている。言語切り替え時の英語表記は「Winter Holiday」。
熱・冷属性が得意な性能となっており、【聖なる火球】というスキルが追加された。また同時に実装された【ホーンスタッフ】で習得できる【神秘の炎】と相性がいい。
 
キャラ獲得イベントでは、ウィンターホリデー用に【ピラちゃん】が用意したプレゼントが例によってモンスターに奪われてしまい、それを取り戻すのに特に頑張った二人への報酬の衣装ということになっている。
 
限定ガチャでのみ獲得できる装備として、この服装を再現した【ウィンタースーツ】【ウィンターボトム】が実装されている。服に分類される星4の防具。
絆の勇者に装備させた場合は、当然ポップ(ウィンターホリデー)と同じ格好になる。またこれは「スタイル強化装備」の一種であり、ポップに装備させた場合のみ、別種の装備特性が追加発動するようになっている。

パプニカの法衣

【羽ばたきの杖】【パプニカの法衣】を身に付けた、【ハドラー親衛騎団】初戦での姿。言語切り替え時の英語表記は「Papnica Outfit」。
魔法会心率を高める特性を持っているため、この特性でダメージを伸ばす特徴付けがなされている。
【メドローア】の実戦での初使用はこの衣装だったため、同時にガチャで実装された羽ばたきの杖を引き当てることでメドローアを修得できる。
また、同時に【イオラ】(ポップ)も実装されている。