ドラゴン

Last-modified: 2021-08-21 (土) 17:49:38

フォレストドラゴン

  • 森属性を司るドラゴン。
  • ド〇クエのドラゴンのような四足歩行形態の爬虫類めいた姿で、背中には多数の草木が生い茂っている。一方で顔つきに獰猛さはなく、穏やかで優しげな目つきが特徴的。きわめて温厚で良識のある好々爺のような性格。博識で多くの物事に通じ、竜鱗の一枚にさえ希少な知恵が宿っているといわれる。
  • 作中では【空の大陸】の陥落後、大陸の制御権を魔族軍に渡さぬために逃亡。追っ手と戦いながらアールフォット王国東部辺境にあるポーキの森まで逃げ延びたが、偶然出くわした人間の母娘をかばって劣勢に追い込まれ致命傷を負う。そこに登場した主人公に希望を見出し、ドラゴンエメラルドと化して瀕死の彼の体と融合することで延命を図った。
  • 加護は「成長」。名前の通り成長力が増加する効果があり、戦闘力、記憶力、判断力など多岐にわたって常人離れした成長速度を獲得できる。その加護の性質上、森に住まう研究者気質のエルフたちからは崇拝に近い感情を向けられている。

サンダードラゴン

  • 雷属性を司るドラゴン。
  • ワイバーンのように巨大な翼をもった鋭角的な翼竜形態のドラゴンであり、全身が金色の鱗で輝いている。登場する前に死亡しているので性格等の詳細は不明。
  • 作中では【空の大陸】の陥落後、空中を自在に飛び回りながら魔族軍と果敢に戦っていたが、アールフォット王国王都クランキンの上空で早々と討ち取られる。死して変じたドラゴントパーズはそのままクランキンの王城に落下し、それが魔族軍による王都襲撃の呼び水となってしまった。
  • 加護は「刹那」。身体を雷と化して超スピードで移動する加護であり、着地点の詳細なイメージが必要、空が見える場所であることが必要などいくつかの制約はあれど、ほぼ瞬間移動に近い挙動が可能。

アースドラゴン

  • 地属性を司るドラゴン。
  • 腹ばいになって移動する四足歩行のトカゲ形態のドラゴンだが、とにかく巨大で、非常に強固な岩石の鎧で全身を覆っている。のっぺりした厳つい顔つき。非常に気が長く、悠長で、沈思黙考を地で行く性格。戦闘では高い防御力と巨体のパワーを活かした力任せな戦い方を得意としている。奥の手として丸まり巨大な岩石の塊となって転がることもできる。
  • 作中では【空の大陸】陥落後、地上をゆっくり移動しながら魔族軍の猛攻に耐えていたが、集中砲火を食らって満身創痍となる。たまらずアールフォット王国南部にあるキトケイト大洞穴に逃げ込んだが自身がもう長くないことを悟り、後を追ってやってきた主人公らの力を試したあと、フォレストドラゴンに倣って彼に後を託す決断を下し、自らドラゴンアンバーと化した。
  • 加護は「悠久」。身体が頑健になるほか、粒子やエネルギーを結晶化させる効果もある。病気や毒などの身体的な状態異常に対して高い耐性を獲得できるため、病人の治療にも適している。

ダークドラゴン

  • 闇属性を司るドラゴン。
  • 蛇のように長い体をぼんやりした黒い靄で覆い隠し、その実体は不明。顔に当たる位置に二つの優しい眼光が見えるほかは一切の謎に包まれている。非常に憶病な性格で、何かがあるとすぐに逃走し、滅多に人前に姿を現すことはないという。
  • 作中では【空の大陸】の陥落後、人間の庇護を求め、ハイレムーン帝国の勇者レイトと交渉してリュンカクス要塞の地下に匿われることになった。しかし竜の力を欲した勇者の裏切りに遭い、その場で殺害されドラゴンオニキスと化してしまう。サンダードラゴン同様、登場前に死亡するという酷い扱いを受けることになった。
  • 加護は「生死」。自身の生死を自分の意志である程度コントロールできる。転じて、致死的なダメージを受けても生きる意志が強ければ「生が不自然でないように」傷が回復して元通りになるという恐るべき効果がある。

ポイズンドラゴン

  • 毒属性を司るドラゴン。
  • 全身から鋭い棘を生やした爬虫類のような奇妙な姿のドラゴン。ひどく毒々しい色合いの鱗をもち、実際に全身から猛毒を分泌することができる。性格は高慢、残虐、唯我独尊。戦闘力は高く、全身から生成した毒を飛ばして攻撃する。その射程距離は非常に長く、周囲への配慮が全くないことも相まって、ひとたび戦闘が始まると戦場とその周辺の地は毒まみれの荒廃した土地と化す。
  • 作中では【空の大陸】の陥落後、ハイレムーン帝国辺境のサク・マドロス大湿原に毒の布陣を敷き、得意の遠距離攻撃で魔族軍に積極的に応戦。また竜の力を狙う帝国とも敵対関係にあり、魔族軍と帝国軍を前に一歩も引かない戦いぶりを見せるが、四魔天ブランモーンに毒を無効化されて敗北し、ドラゴンアメジストとなって魔族軍に回収されてしまった。
  • 加護は「変転」。肉体構造を直接変化させて望みの姿に変身できる。単なる変装能力で片付く話ではなく、肉体改造に近いことも平然とできてしまうため、魔族軍はこの加護の力で強力な怪物へと変貌を遂げていった。

フレイムドラゴン

  • 炎属性を司るドラゴン。
  • 一言でいうと炎の龍。蛇のように長い身体はその全身が燃え盛る炎で構成されていて、火力の調整によって自在に大きさや形を変えることができる(どんな姿になっても燃えているので、完璧な人間に化けるのは無理)。豪快で快活、細かいことは気にしないタイプのバトルジャンキー。何をおいても強い者、強くなろうとする者、自分の力で立ち上がろうとする者が大好き。もちろん戦闘は得意中の得意であり、必殺技インシネレイトを始めとした自慢の火力に物を言わせた攻撃偏重スタイルであらゆるものを焼き焦がす。一方でこれから強くなるかもしれない芽を摘み取ることもよしとしないため、敗者の命までも取らない優しさ?も併せ持つ。
  • 作中ではドルイトス活火山を気に入って住処とし、人間も魔族も問わず自身に挑むあらゆる者を返り討ちにし続ける戦闘漬けの生活を満喫。やってきた主人公らをも一度は打ち倒すが、再戦でついに自らを打ち破った主人公らを大いに気に入り、加護を授ける。その後、再訪した主人公らの要請を受け、燃える犬の姿に化けて一時的に同行(詳細は援護キャラのタルアを参照)。アイスリンク共和国での冒険をともにしたのち、マウ大氷原での一大決戦でシャインドラゴンと肩を並べて大暴れ。最終的には四魔天ガーラショットによってド派手に討ち取られたが、変じたドラゴンルビーは主人公らに回収された。
  • 加護は「情熱」。あくなき心の力と何事にも屈しない強靭極まりないメンタルを与える効果がある(ゲーム中では実感しにくい)。副作用として精神系の状態異常もかかりにくくなる。

アクアドラゴン

  • 水属性を司るドラゴン。
  • 丸みを帯びた胴体に四つのヒレ、長い首とクビナガリュウのような姿をしている。大きな体躯は深く美しい青色に輝いているが、その大半はゲーム中では水の中にあるためよく見えない。理知的かつ穏やかな性格で、公平であることを重んじる一方、キブリカ神国の歴代巫女とは個人的な関係を結び、年に一度の頻度で逢瀬を重ねている。戦闘では水を自在に操る戦い方をする。
  • 作中ではキブリカ神国の海底神殿で毎年行われている謁見に登場、潜水艦で乱入してきた魔族軍と交戦。フルルタットの執念とバークヘンムの策略によって孤立したところを虚無の能力で討ち取られ、ドラゴンサファイアに変化してしまった。ドラゴンサファイアはそのまま魔族軍が持ち去るが、直後に帝国勇者に強奪され、最終決戦まで彼の手に渡ることになった。
  • 加護は「運命」。自身の望む通りの運命が訪れるという効果があるが、あくまで方向性を決めるだけで細かい指定はできない。宝石を手にした帝国勇者の願いに従い、彼を世界の命運を決める決戦の場へと送り届けた。

シャインドラゴン

  • 光属性を司るドラゴン。
  • 角や尻尾はあるものの二本の足で立ち、リザードマンや竜人と呼ぶべき人間に近い姿をしている。純白の鱗で全身を包んでいるが、ドラゴンの中では唯一人間のように鎧を着込んでいるため、大半はその下に隠れてしまっている。もっともサイズ自体は人間とは比べ物にならないほど大きい。性格は真面目で純粋、人間にかなり近い若々しい感性の持ち主。戦闘は練り上げた戦闘技術を駆使して立ち回る武闘家スタイル。ただしドラゴンの中ではかなり小型の個体なので、大量の雑魚を力任せになぎ倒すような戦いは不得手としている。また、あらゆる遠距離攻撃を逸らす(正確には「導く」)能力を持つため、帝国城を跡形もなく消し飛ばすような【空の大陸】の一撃ですら、彼の前では無力である。
  • 作中では【空の大陸】の陥落後、魔族軍に狙われることを察知したのか人間の活動領域を離れ、アイスリンク共和国の果てにあるマウ大氷原に移動し、来る戦いに備えていた。主人公やフレイムドラゴンと合流したところで魔族軍との一大決戦に突入、無数の魔族軍を相手に一歩も引かず戦い続けるが、四魔天ガーラショットの死の能力の前に敗北し、ドラゴンパールに変化してしまった。
  • 加護は「正解」。あらゆる物事の正解をなんとなく直感で判断できる効果がある。しかし加護に熟達していなければ限定的な「正解」しか導き出すことができず、また正解がわかっていてもその通りに動けなければ意味がない。ゲーム中では各町の占い師らがその加護の一部を得ているので、次にするべきことがわからなくなったら尋ねてみると正解を教えてくれるだろう。

マザードラゴン

  • 無属性を司るドラゴン。
  • フォルムはステゴザウルスに似ているが、非常に無機質的かつ幻想的な様相を呈している。七色に輝く金属的な光沢をもつ体と、顔に浮かぶ穏やかで優しい表情が特徴的。その名のとおり母性に満ちた性格のようだが、基本的に本編では出番がないので詳細は不明。戦闘力も不明。
  • 作中では魔族軍による【空の大陸】襲撃時に最初に襲われ、為す術なくそのまま討伐されてしまった。つまりストーリー開始時点でとっくに退場済みという、ある意味一番ひどい扱いを受けている。死後のドラゴンクリスタルは魔神にすぐ回収され、魔族軍全体の統率や強化に使われてしまった。
  • 加護は「共鳴」。仲間(お互いに仲間だと思っている同士)の連帯を促し、その思想や能力を共有・伝播させる効果がある。仲間同士の和を保つのに非常に有効な能力ではあるものの、悪用されると危険極まりない加護でもある。特に「マザードラゴンの意思とは無関係に、持っているだけで加護を得られる」ドラゴンジュエルになってから得られる能力としては最悪に近いものだったといえる。

カイザードラゴン

  • 王属性を司るドラゴン。
  • 巨大な翼と筋肉質でスレンダーな肉体、長く鋭い尻尾に豪奢な角が目立つ、一言でいえばF〇のバ〇ムートのような姿をしたド迫力のかっこいいドラゴン。性格はまさに王者のそれで、誇り高く正々堂々とし、あらゆる相手に威厳をもって対峙する。戦闘力は十匹のドラゴンの中でも最強であり、見た目通りのダイナミックな機動と強力なブレス攻撃、鉄壁の鱗による防御と無尽蔵のスタミナは格下を一切寄せ付けない。
  • 作中では魔族軍の【空の大陸】襲撃時に敵方の最高戦力である魔神を迎え撃ち、なんと数か月にわたって休むことなく死闘を繰り広げていた。そして主人公らが死闘の舞台となっている竜神城の最上階に辿り着いた時、とうとう魔神に敗北し、至宝ドラゴンダイヤモンドに変化。自らを下した魔神とそれに待ったをかける主人公、そして逆襲の機を伺う帝国勇者による血みどろの争奪戦が幕を開けることになる。
  • 加護は「栄光」。加護を得た者のあらゆる望みを叶える効果がある。どんな無茶な願いも叶えてしまう恐ろしい能力だが、規模の大きな願いや実現の難しい願いの場合、必要なエネルギーを貯めるため非常に時間がかかるのが欠点。ただし、莫大なエネルギーを他から用意できるのであれば、その限りではないらしい……。