踊り子

Last-modified: 2023-02-21 (火) 22:11:36

概略

神秘の力を秘めた踊りを舞い、不思議な現象を起こす支援職。
他職にはない舞踊スキルを使いこなし、攻撃から支援まで多彩な役割をこなす。舞踊スキルはその大半が全体を対象とするため、非常に強力な効果を発揮する。
素のパラメータも優秀で、舞踊スキルによる攻撃性能、豊富なHPとMP、素早さ、いずれも高い水準を誇る。とりあえず踊っていれば速攻アタッカーとしても支援役としても活躍できる。舞踊スキルを用いない場合の攻撃力は平均程度。
一方、ネックは装備適性がごく限られていることと、仲間になる時期が遅いこと。HPは高いが前衛には不向きなので、存分にスペックを生かすなら敵の攻撃から隔離する必要がある。また、舞踊スキルはMPの消費が激しく、あまり無思慮に多用すると息切れしてしまう。
ポジションは中衛か後衛。特殊な舞踊スキルを中心に運用するなら後衛に、魔法などの通常攻撃手段を使うなら中衛に配置しよう。

仲間にする状況について(ネタバレ)

本職業のキャラはストーリー中盤に敵として立ちふさがったあと、特定の条件下でのみ仲間にできる隠し仲間キャラ。仲間にするには事前に多くの手順を踏む必要がある。

人物について(ネタバレ)

 

踊り子:リーベ

世界中を自由気ままに放浪していたさすらいの踊り子。宿場町ダズの宿屋で主人公と出会い、援護キャラとして半ば強引にくっついてくる。その後はつかず離れずの距離で頻繁に連携し、随所で主人公をサポート。そしてアイスリンク王国マウ大氷原の戦いを経て、一定以上の親密度に到達している場合に限り、戦闘に直接参加するパーティメンバーとして正式に仲間になる。
踊り子らしく、露出度の高いひらひらした派手な衣装を身にまとった可憐な少女。底抜けに明るく人懐っこいムードメーカーで、趣味は各地の名物食べ歩き。その華奢な身体からは想像もつかないほどの大食いだが、どれだけ食べても何故か体型が変わらない。相棒として常にフクロウのクーランを連れている。

リーベの正体

その正体は、魔族軍の最高幹部・四魔天の一人「苦のフィユミール」。
【知られざる大陸】で細々と暮らしていた小数部族・苦魔族を若くして率いる巫女だったが、魔神の恐るべき力に屈し、一族の身の安全と引き換えにその軍門に下る。魔族全体が制圧されたあとは他の元族長らとともに四魔天に着任し、魔神の身体改造によって苦痛の能力など最高幹部に相応しい戦闘力を手に入れた。
その後は可憐な容姿を活かして人の世を探る任務に就き、リーベという偽名で旅をしながら人間世界の情報を魔族にリークしていた。そんな折、宿場町ダズで偶然主人公と出会う。ドラゴンジュエルを持つ主人公を見過ごすことができず、半ば強引に旅に同行。協力者のふりをしながらクーランを通じて動向を魔族軍に流していた。
しかし主人公と旅を続けているうちに絆され、己の使命と本心の間で揺れ動くようになる。そして旅の終盤、シャインドラゴンの正解を見抜く加護を目前にして、これ以上は立場を誤魔化せないと判断し、自らの手でケジメを付けるべく正体を明かして襲い掛かってくる。
敗北後は裏切り者の末路として死を望むものの、今際の際のクーランに諭され、自らの本心に従い、戦争終結後の魔族の処遇を見据えて主人公側に寝返った。
本来の性格はリーベとして活動していた時の明るい少女であり、一族を率いる巫女としての厳格な振る舞いや、魔族軍の幹部として行動している時の冷徹な態度は責任の大きい立場が作り上げた虚像に近い。
生まれた時から不自由で貧しい生活に身をやつし、巫女となってからは絶えず一族全体の命運を背負い続けてきた彼女が、仮初とはいえ初めての自由を手に入れたのはスパイとして人間世界に降り立ってからだった。スパイ時代の明るく無邪気にはしゃぐ様子は演技だけではなかったのかもしれない。
こうした彼女の過去と本質に関する話は、彼女を仲間にしなかったルートで名もなき島を訪れると聞くことができる。

フクロウのクーラン

リーベの相棒。体長20センチ強の小型のフクロウで、常にリーベの肩に止まって一緒に行動している。非常に賢く、リーベの命令を完璧に理解し、小柄ながらも矢のような速度で空を駆けることができる。好物は淡白な味わいの魚。援護キャラとして同行している時の攻撃スキル「クーランアタック」でお馴染み。

クーランの正体

クーランの正体は、フィユミールと魔族軍を繋ぐ情報伝達役を務めるフクロウ型の魔物である。元々フィユミールの幼少期から長く飼われていたが、魔神によって改造を施された結果、元々高い知能がさらに高まり、おまけに少しだけ人語を喋る能力を手に入れた。魔族軍の走狗というわけではなく、あくまで自らの主であるフィユミールの意向に従っているに過ぎない。
フィユミールが正体を明かす前はずっと行動を共にしていたが、マウ大氷原で正体を明かしての戦闘後、自らの命と引き換えにフィユミールを重いしがらみから解き放つ。フィユミールが仲間にならないルートの場合は、彼女の死と同時に自害する。
ちなみにクーランと同種の魔物は作中には登場しない。恐らく【知られざる大陸】にしか生息しない魔物であり、大陸の沈没と同時に絶滅してしまったものと推測される。

パラメータ・戦闘スタイル

レベルHPMPこうげきぼうぎょまりょくせいしんすばやさこううん
50
60
80
99
  • 初期レベルが50。普通にプレイしていた場合、加入時すでに主人公のレベルを大きく引き離している。
  • HPとMPがかなり高い。またすばやさもかなりのもの。
  • こうげき及びまりょくは並程度。舞踊スキルはそれでも十分に高い威力を叩き出すが、舞踊以外のスキルが乏しいこともあり、通常手段による攻撃性能はやや低め。
  • MP自体は多いが消費もまた激しいので、MP枯渇後は一気に戦力ダウンしてしまう。
  • ぼうぎょとせいしんは低め。装備面も心許ないので、猛攻を食らうと高いHPでもカバーしきれない。
  • さらにこううんも低いので、すばやさは高くても回避力にはそこまで期待できない。結論として防御性能は低い。

装備適性

片手剣両手剣篭手打撃武器ナイフ
×××××
普通服革鎧金属鎧重装鎧ローブ聖衣帽子革兜金属兜
×××××
  • 片手剣と槍に適性がある。おそらく舞踊に使える武器というセレクトだろう。
  • それ以外の武器は使用にほぼペナルティが発生する。打撃武器とナイフについては比較的マシだが、あえて使う理由はない。
  • ちなみに高い適性のある片手剣や槍であっても習得スキルは乏しい。MP節約のために舞踊スキルを使用しない場合、どうしても使いづらさを感じてしまう。
  • 防具適性もごく限られていて、普通服・帽子か革製防具が精一杯。踊り子という職業上、重装備ができないのは仕方ないが……。

魔法習得補正

攻撃魔法回復魔法支援魔法妨害魔法非戦闘魔法
×1.2×1.1×1.5×1.1×1
  • 魔法習得補正は魔法職並みに高い。支援魔法に大きな補正があり、次いで攻撃魔法も習得が早く、回復魔法と妨害魔法にも少しだけ適性がある。
  • しかしメインスキルの舞踊でMPをどんどん消費する上、まりょくはそう大したことがないため、せっかく急ピッチで習得した魔法を活用する機会はあまりない。
  • 仲間になるタイミングが他の職業より遅いので、その救済措置のようなものなのかもしれない。

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