魔術師

概略

嵐のように激しい魔法を操り、敵を猛然と焼き払う魔法攻撃職。
魔法の扱いに特化し、中でも攻撃魔法を得意とする。多彩な属性の魔法を駆使し、敵の弱点を上手くつけば多大なダメージを与えることができる。範囲攻撃や全体攻撃も多く、ダメージ総量は全職業でも一、二を争う。
もちろんMP消費も激しいが、最大MPが非常に高い上、MPの自動回復スキルも覚えるので、イメージより遥かに息切れしにくい。
反面、魔法以外の性能については軒並み低い。特に防御性能は悲惨の一言であり、敵の矢面に立つとあっという間に叩きのめされてしまう。強固な前衛に支えてもらうことで活躍できる職業である。
適正ポジションは中衛または後衛。攻撃性能強化を目当てに中衛に置くか、安全第一で後衛に置くかは趣味による。いずれにせよ、決して前に出してはいけない。

男魔術師（ドクターメイジ）：マリオット

アールフォット王国クランキンの上級貴族の三男。魔法に強い興味を持ち、屋敷に篭って実験に没頭する学者肌の青年。希少な魔法素材を求める依頼を冒険酒場に出したことがきっかけで主人公と知り合い、その驚異的な成長速度を目の当たりにして、さらなる魔法の深遠を知るべく仲間に加わる。
品のいい高級ローブをまとう長身痩躯の男。エルフ並に整った面映えの美青年だが、事あるごとに皮肉げに笑い、どこか陰気な空気がつきまとう。性格は気難しい理屈屋の研究者そのものであり、頭の回転は速いが、興味のない物事には非常に冷淡な態度を取る。引きこもりだったのでスタミナがなく、野宿が苦手。
まがりなりにも貴族なので、主人公と出会うまでの戦闘経験は皆無だった。魔術師としてのクラスは知識と持続性に優れたドクターメイジ。強力なMP自動回復スキルを習得するため、持続的な戦闘が得意。

女魔術師（パワーマジシャン）：レイシャ

ハイレムーン帝国キリーシルトのパン屋の娘。旅の魔術師の老婆に魔法の素質を見出され、内弟子として老婆に弟子入りし、放浪しながら修行を続けていた。ある街の宿屋で主人公らと出会い、主人公の持つドラゴンの加護を看破した師匠の命によって主人公の旅に同行することになる。
黒い地味なワンピースとぶかぶかの魔女帽が特徴的な、典型的な魔女っ子ルックの三つ編み少女。キキの格好をしたシータと言ってはいけない。仲間内ではシュレインに次いで年齢が低く（14才）、おどおどして積極性に欠ける小動物的な性格。一方で旅慣れしているせいかストレス耐性は意外に高く、ちょっとやそっとの物事では動じない。得意なものは料理。
出会う前の修行の旅でマスターしたのか、最初から幾つかの攻撃魔法を習得している。魔術師としてのクラスは高火力殲滅が得意なパワーマジシャン。MP自動回復スキルは控えめだが、魔法の威力は極めて高い。

パラメータ・戦闘スタイル

マリオット

レイシャ

• MPとまりょくが突出している典型的な魔法アタッカー型。どちらも全職業中最高の値となっている。
• HP、こうげき、ぼうぎょ、せいしんは低い。特にHPとこうげきは全職業でも最低クラス。ただしこうげきは実際のところMP吸収攻撃スキルにしか使わないのであまり気にしなくていい。
• すばやさもやや低め。先手を打って敵集団を薙ぎ払うには、強化をかけるか陣形効果を利用するかといった対応が必要となる。
• パワーマジシャンのレイシャの方がドクターメイジのマリオットよりまりょくがやや高い。

装備適性

• 得意武器はほぼ杖オンリー。他にナイフにも適性があるものの、役割を考えるとやはり杖しかない。
• 重い金属鎧はおろか革鎧ですら苦手という体力のなさ。防具はローブと帽子のセットがベター。
• 神官と違って聖衣適性は低いので勘違いしないように注意。

魔法習得補正

• 攻撃魔法の補正が極めて高い。それ以外の魔法もわずかだが適性を持つ。ただし回復魔法だけは苦手とする。
• 全ての魔法をマスターするまでにかかる時間は最も短い。

覚えるスキル