商人

概略

過酷な旅をしながら、交易を行い物流を動かすことを生業とする非戦闘職。
基本的な性質は万能。パラメータの極端な偏りもなく、全ての武器防具をノーペナルティで装備できる。しかし戦闘用ではない職業ゆえ、そもそものパラメータ基礎値が総じて低い。はっきり言うと、戦闘向きではない。
魔法適性も低く、覚えるスキルも少なめなので、連れて歩く場合は戦闘が少し難しくなることを覚悟しよう。
反面、戦闘以外のシーン、特にアイテムが絡むシーンでは大活躍する。販売アイテムの価格を値引きし、戦闘後のアイテムドロップ率も上昇する。一部レアドロップアイテムは商人の協力なしでは入手が非常に難しくなる。また、呪われたアイテムを見ただけで見破ることができる。
ポジションにも得手不得手はないが、他に前衛になれそうなメンバーがいない場合、なんでも装備できる特性を活かして重装鎧を装備させつつ、前衛で盾職に置くのはあり得る選択肢だろう。

男商人（バトルホーカー）：ギルベルト

アイスリンク共和国ピノー村出身の流浪の商人。孤立気味の寒村で生まれ育ったため僻地をめぐる行商人に興味と憧れを持ち、長じてからは世界中の辺境を渡り歩くことを生業としていた。似たような職業であるメッセンジャーでありながら世界のために立ち上がった主人公に共感しパーティに加わる。
少々くたびれ気味の印象がする温和な中年男性だが、経験豊富で交渉事は大の得意。銭勘定にはシビアだががめついわけではなく、適正な価格と健全な流通を何よりもモットーとする平和的な性質の商人といえる。何気にあらゆる技能に長じており、地味で目立たないがこれといった弱点がない優等生タイプ。
放浪中は自分の身を自分で守っていたため初期戦闘力はそれなりにある。商人としてのクラスは自立型のバトルホーカー。武器防具の売買において若干有利に取引できる特性があり、後半の高額な武具を購入する際は強い味方になってくれる。戦闘力もデイジーより（多少は）高い。

女商人（ビッグマーチャント）：デイジー

アールフォット王国の港町フルアンで最も大きな商会の跡取り娘。幼い頃より商人としての英才教育を施され、本人もいずれ商会を継ぐことに意欲的で、次期会頭としてそろそろ箔付けに一発大きな実績をぶち上げたいと画策していた。そんな折にただごとでない力を秘めた宝石を持つ主人公の登場に衝撃を受け、これぞ千載一遇の商機の到来と旅の仲間に加わる。
見た目はお人形のようにキュートな正統派の美少女。しかし中身は極めて打算的に物事を考える腹黒ガールであり、過剰にカワイコぶった言動や胸の谷間を大胆に見せる服装は全て商談を有利に進めるための演出に過ぎない。弱点はアルコールで、一滴でも摂取するとベロベロに酔って言動が幼児化する上、翌朝にはその記憶を失ってしまう（のちドラゴンアンバーの加護で記憶喪失の方だけは改善？した）。
商人として目利きや交渉等のスキルは一人前に備えているが、戦闘は完全に素人。商人としてのクラスは大量取引型のビッグマーチャント。10個以上の大量のアイテムのやり取りにボーナスがつく特性を持つが、あまり活用の機会はない。

パラメータ・戦闘スタイル

ギルベルト

リール

• 全体的にまんべんなく低め。唯一こううんだけは高い。初期は他職に比べてさして遜色のない性能だが、伸びが悪く後半になるにつれ力不足が目立っていく。
• 欠点らしい欠点がないのが強みといえば強みだが、長所もないので困るところ。
• 特定の役割を持たせるというより、他のどのキャラの補助もできるようオールマイティに動かすことを意識するといいかもしれない。
• あえて役割を持たせるなら、一般的には装備頼りの盾職が多い。
• あるいはまりょくの値の影響を受けない支援魔法や妨害魔法による支援役にするケースもある。低めのMPでは限界があるが。
• バトルホーカーのギルベルトの方が（ほんのわずかではあるが）全体的にパラメータが高い。一方、ビッグマーチャントのデイジーは全パラメータが少しだけ低い。

装備適性

• 全ての武器や防具をペナルティなく装備可能。
• 武器はなんでも使えるので、その時必要とされる行動に合わせて持ち替えることができるのが強み。手間はかかるが、主人公以外の他の職業では真似できない。
• 防具も全て装備可能。どうせすばやさは元から低いと割り切って、重装鎧を装備してしまおう。

魔法習得補正

• 非戦闘魔法と回復魔法にわずかな適性がある。
• 魔法は基本的に苦手と考えた方がいい。

覚えるスキル