ポジションと陣形

Last-modified: 2023-08-08 (火) 21:52:18

ポジション

パーティには、前衛(盾役)中衛(攻撃役)後衛(支援役)の三つのポジションがある。
各ポジションには「敵の単体攻撃の集まりやすさ」に大きな差があり、前衛>中衛>後衛の順で敵の単体攻撃対象に選ばれる可能性が高まる。
(同ポジションに複数人がいる場合、その中の誰が攻撃対象になるかはランダム)
また、陣形によってポジションごとに異なる補正を受ける。

 

陣形によってポジションごとの定数は変わり、前衛が一人もいない陣形もあれば、四人中三人が前衛になる陣形もある。
どのポジションに誰を配置するかは陣形選択画面で変更可能。
ちなみに主人公一人の場合、ポジションは特にない。また、援護キャラにもポジションは存在しない。

前衛(盾役)

一番前に出て、敵の攻撃を受け止めるポジション。敵の単体攻撃や範囲攻撃の多くがこのポジションに集中する。
陣形効果で防御系パラメータに正の補正を受けやすく、防御力やHPが高いキャラを配置することが望ましいとされる。逆に攻撃系パラメータが上昇することはほとんどない。
前衛向きの職業は、万能キャラの主人公、耐久力最強の重戦士、回避力の高い格闘家、ハンデなしで金属鎧を装備できる剣士や商人など。打たれ強く簡単には死なないキャラを配置するのがセオリーとなっているが、一部陣形ではあえて装甲が薄い代わりに素早いキャラを置くこともある。
遠距離スキルを使用することができない。また、弓以外の武器を使用できる。

中衛(攻撃役)

主に攻撃を担当するポジション。
物理攻撃中心の物理アタッカーと魔法攻撃中心の魔法アタッカーの二種類がある。
陣形効果で攻撃系パラメータに正の補正を受けやすく、攻撃力の高いキャラを配置すると活躍しやすい。
中衛向きの職業は、万能キャラの主人公、多彩な攻撃技の弓兵、メイン火力を張れる剣士や格闘家、強力な攻撃魔法が得意な魔術師など。
レンジに関係なく、全てのスキルを使用できる。また、全ての武器を使用できる。

後衛(支援役)

一番後ろで他のキャラへの支援を行うポジション。最も敵の単体攻撃が届きにくい。
一方で豊富な近距離攻撃スキルが使えないため、防御や直接攻撃以外の役割を担当するキャラに向いている。
後衛向きの職業は、回復魔法のエキスパートである神官、支援魔法と妨害魔法に優れた祈祷師、バステ付与スキルが多い罠師、踊りスキルで支援する踊り子、アイテムの使用にメリットのある商人など。
近距離スキルを使用することができない。また、武器は弓と槍のみ使用できる。

陣形

王都クランキンで旅の仲間と合流後、戦闘における陣形を選択できるようになる。
選択できる陣形は、「じんけいのしょ」を見つけるたびに増えていく。全10種類。
陣形はそれぞれ固有の特殊効果があり、メニュー画面で自由に変更することができる。
一部例外を除き、陣形のどのポジションに誰を配置するかは自由に決められる。
陣形にはそれぞれ長所と短所があるため、状況に応じて使い分けるのが望ましい。

じんけいのしょの入手場所

新たな陣形は「じんけいのしょ」を入手すると習得できる。
じんけいのしょの在処は以下の通り。

じんけいのしょ習得できる陣形入手場所
おおかみのしょハンティングウルフ王都クランキン・一人目の仲間と合流後、ギルド受付からもらう
かめのしょガードトータス王都クランキン・東生活区の民家二階の本棚
わしのしょストライクイーグルガナ大聖堂・アルモンドの部屋の本棚
とらのしょキラータイガーチェルス下水道・倉庫の本棚
たぬきのしょラッキーラクーンカラムートカジノ・50000コインで交換可能な景品
へびのしょタイトサーペントカラムートコロシアム・Cランク制覇報酬
ねこのしょマジカルキャットチェルス闇のよろず屋・船入手後に30000メポで購入可
ねずみのしょスプレッドマウスキノク・西の民家の本棚
マンモスのしょアイアンマンモスピノー村・村長宅の本棚
ドラゴンのしょレイニングドラゴン人造機竜入手後、カッパ―エイビスの図書館の男に話しかける

陣形解説

ハンティングウルフ

スタイルバランス型
前衛ぼうぎょ&せいしん一段階強化
中衛こうげき&まりょく一段階強化
後衛すばやさ一段階強化
4人パーティ前衛1、中衛2、後衛1
3人パーティ前衛1、中衛1、後衛1
2人パーティ前衛1、中衛1

盾役・攻撃役・支援役を適度に配置した、攻守にバランスの取れた基本的な陣形。属性は光。
それぞれのポジションに役立つ能力が無駄なく強化される。他の陣形と異なり、陣形効果としてパラメータの弱化がないのが最大の特徴(ラッキーラクーンも弱化効果はないが、あちらは強化もほとんどない)。パーティ構成にもよるが、陣形なしにするくらいなら、デフォルトでこの陣形を選択しておいたほうがいい。
ただし強化幅自体は低く、欠点がない代わり大きな長所もない、言ってしまえば地味な陣形。全員前衛型の職業などの尖ったパーティ構成には向かない。

ガードトータス

スタイル前衛防御型
前衛HP毎ターン5%回復+ぼうぎょ&せいしん二段階強化+こうげき&まりょく一段階弱化
中衛なし(中衛のいない陣形)
後衛こうげき&まりょく一段階弱化
4人パーティ前衛1、後衛3
3人パーティ前衛1、後衛2
2人パーティ前衛1、後衛1

攻撃の大半を一人の前衛が受け止め、それを他のメンバーで支える防御的な陣形。属性は森。
前衛の持久力が大きく強化されるため、前衛が抜かれない限り盤石の防御力を誇る。
単体攻撃しかできない敵には滅法強いが、全体攻撃の使える敵にはあまり意味がないのが欠点。また全員の攻撃力が低下するため、戦闘が長期化しがちであり、雑魚戦には不向きである。

ストライクイーグル

スタイル速攻型
前衛なし(前衛のいない陣形)
中衛必ず先手を取れる+ぼうぎょ&せいしん二段階弱化
後衛なし(後衛のいない陣形)
4人パーティ中衛4
3人パーティ中衛3
2人パーティ中衛2

すばやさに関わらずメンバー全員が必ず敵より先に行動する、速攻型の陣形。属性は雷。
敵が動き出す前にこちらの行動を完了できるため、1ターンキルが可能な雑魚相手には無類の強さを発揮する。
ただし防御能力が大幅に弱体化するので、先制攻撃で倒しきれなかった場合は手痛い反撃を受けることになるのが欠点。全員が中衛となるため、攻撃の矛先が誰に向かうのかわからない点も怖い。
なお速攻中であっても、味方の中ではすばやさの高い順に行動する。

キラータイガー

スタイル物理攻撃型
前衛なし(前衛のいない陣形)
中衛こうげき二段階強化+ぼうぎょ一段階弱化+被ダメージ後100%反撃
後衛こうげき二段階強化+ぼうぎょ一段階弱化
4人パーティ中衛3、後衛1
3人パーティ中衛3
2人パーティ中衛2

防御を犠牲にしてでも強力な物理攻撃でボコボコに殴り続ける物理攻撃偏重型の陣形。属性は炎。
一発の威力が上がる上に手数も増えて総員殴り合いスタイルになるため、強力な物理アタッカーが複数いるパーティに向いている。後衛まで物理攻撃力がアップするものの、大抵の場合は回復に手一杯なのであまり意味はない。
与ダメージが爆発的に増えるが、その代わり敵からのダメ―ジも増加するのが欠点。長期戦には不向きな短期決戦型の陣形である。回復をおろそかにするとあっという間に崩壊する。
なお、反撃は通常物理攻撃で行うため、回避率の高い相手にはかわされて不発に終わることも多い。

ラッキーラクーン

スタイルレアドロップ期待型
前衛こううん一段階強化+レアドロップ率3%上昇
中衛こううん一段階強化+レアドロップ率3%上昇
後衛こううん一段階強化+レアドロップ率3%上昇
4人パーティ前衛2、中衛1、後衛1
3人パーティ前衛1、中衛1、後衛1
2人パーティ前衛1、中衛1

戦闘における効果より戦闘外の効果を重視した、一風変わった陣形。属性は水。
レアドロップ率を直接上げる唯一の陣形。こううんも上昇するので実際は3%より上がっている。
ただし戦闘面における恩恵はほぼないに等しい。4人パーティの場合、前衛が二人いるのも地味に使いづらい。

タイトサーペント

スタイル連続攻撃型
前衛こうげき一段階強化
中衛前衛の行動直後に行動可能+こうげき一段階強化
後衛なし(後衛のいない陣形)
4人パーティ前衛1、中衛3
3人パーティ前衛1、中衛2
2人パーティ前衛1、中衛1

最初の一人(前衛)が行動した直後、間隙を入れずに全員で怒涛の連続攻撃を繰り出す陣形。属性は毒。
前衛に素早いキャラを配置すると、他のメンバーもそれに引きずられて個々のすばやさに関係なく全員先制できるのが最大のメリット。ストライクイーグルと違って防御力の低下もない。
ただしスピードキャラは概して防御性能が低いので、必然的に前衛が脆くなってしまう点には注意。また前衛が死亡すると連続攻撃効果は消失し、行動順は通常通りすばやさに依存するようになる。
ちなみに行動順は完全に固定されている(中衛は設定画面の上から順に行動する)ため、こうげき強化をかけてから殴るなど、行動の管理が容易というメリットもある。

マジカルキャット

スタイル魔法攻撃型
前衛陣形効果なし
中衛まりょく二段階強化+こうげき一段階弱化+MP毎ターン5%回復
後衛まりょく二段階強化+こうげき一段階弱化
4人パーティ前衛1、中衛2、後衛1
3人パーティ前衛1、中衛2
2人パーティ前衛1、中衛1

前衛の陰から魔法を撃ちまくるのに適した魔法攻撃偏重型の陣形。属性は闇。
盾役の一人以外全員のまりょくが大きく上昇するので、強力な魔法攻撃を複数人で嵐のように行使できる。
ただし物理攻撃力は低く、前衛の防御性能が上がるわけでもないのでやや脆い部分がある。また、当然だが、MP切れを迎えると回復するまで何もできなくなってしまう。
なお勘違いしやすいが、後衛にMP自動回復効果は存在しない。威力激増に舞い上がって中衛と同じ勢いで魔法を使いまくっていると、MP切れしやすいことに注意する必要がある。

スプレッドマウス

スタイル分散型
前衛なし(前衛のいない陣形)
中衛敵のグループ攻撃及び全体攻撃が単体攻撃になる+すばやさ一段階強化
後衛なし(後衛のいない陣形)
4人パーティ中衛4
3人パーティ中衛3
2人パーティ中衛2

メンバーがバラバラに散り、各個が独立して敵と対峙する陣形。属性は無。
この陣形に限り敵の全体攻撃やグループ攻撃が全て単体攻撃扱いになるので、全体攻撃持ちに滅法強い。
ただし前衛ポジションが存在しないため、全メンバーが等しく敵の攻撃に晒されることになる。また防御性能もアップしないため案外あっさりやられてしまうことも。特に強力な単体攻撃持ちには相性が悪く、個別撃破を繰り返されると圧倒的劣勢になりかねない。
なお、「見る」ことで効果が発動するフィユミールの舞踊だけはこの陣形の効果をもってしても全体に影響を及ぼす。

アイアンマンモス

スタイル耐久型
前衛行動順が必ず後手+こうげき&まりょく一段階弱化+ぼうぎょ&せいしん三段階強化
中衛なし(中衛のいない陣形)
後衛行動順が必ず後手+こうげき&まりょく一段階弱化+ぼうぎょ&せいしん三段階強化
4人パーティ前衛3、後衛1
3人パーティ前衛3
2人パーティ前衛2

一人の前衛にほとんどの攻撃を集めて耐えるガードトータスと異なり、全員の防御をガチガチに固めて対応する耐久型の陣形。属性は地。
とにかく圧倒の防御性能により、全員が全ダメージを大幅に減らしてしまう。誰を狙われてもそう簡単には落ちることがなくなるため、パーティー全体の生存能力が桁違いに上昇する。
その代わり行動順は必ず敵より後になる上、前衛が多く、敵の攻撃を一点に集中させられないという欠点がある。素の防御性能が低い魔術師や罠師を運用する場合は注意。ただし、受けたダメージをそのターンのうちに回復してしまうなど、後攻を活かす戦術も存在する。

レイニングドラゴン

スタイル個人特化型
前衛こうげき&まりょく二段階低下
中衛HP&MPが毎ターン5%回復+全パラメータが二段階強化+弱化スキル無効+毎ターン2回行動
後衛こうげき&まりょく二段階低下
4人パーティ前衛1、中衛1、後衛2
3人パーティ前衛1、中衛1、後衛1
2人パーティ中衛1、後衛1

中核となる一人をとにかく強化し、他のメンバーはひたすらサポートに徹することに主眼を置いた陣形。属性は王。
特定の個人の能力がアホみたいに強化されるため、上手くハマれば恐ろしいダメージを叩き出すことができる。
反面、突出した能力の持ち主がいない場合、ほぼ意味のない陣形でもある。攻撃役を一人で担うことになる中衛へのMP負担も大きい。