【秘境】/獣王の庭

Last-modified: 2022-06-10 (金) 02:38:01

アルファベット字表記:Kings Field
読み:じゅうおうのにわ
開拓難易度:EX
分類:秘境
該当地方:栄州
発案者:tocoma110
Tag: 秘境 栄州 開拓難易度EX 栄州 発案:tocoma110


概要

七竜が一“夜明けの太陽”が居を構える広大な領域。
竜の石壁と呼ばれる山に囲まれた隔離地域で、人間の身でそこを突破することは不可能とされる、不可侵領域。
数多の真竜類が住まい、亜竜類擬竜類が生息し、その下に他の生物が無数に生息しているという。
真竜類の中でも比較的年若い個体が多く集い、またここから若竜級の個体が巣立つことから、卵を産み子を育む場であるとされている。


だが、最大の特徴は人類と真竜類の外交的理由から介入の許されていない、数少ない秘境とされている点である。

 

特徴

非常に広大な領域であり、栄州構成諸国複数分の大きさを持つ。
が、それ以上の情報は正確な記録が皆無に等しく、そのほとんどが不確かなものばかりとなっている。
いくつかの電文で共通している内容としては、

  • 真竜類が子を成し育てるための住居がある。
  • 幼い竜たちにものを教える職務に就く竜がいる。
  • 真竜類・亜竜類以外の大型生物も生息している。

などが知られている。
環境については森林・水源が多数あると考えられており、人間の想像を絶する魔境とも、楽園とも伝わっている。

実態について

上記の内容に大きな齟齬はない。
だが、環境については人類が想像するよりももっと意識的な構築がなされている。
いわゆる家屋などの建築物こそなく一見自然豊かな世界だが、よく見ればそれらがかなり整備されて作られていることがよくわかる構造となっている。

  • この秘境は極めて広大な領地に、様々な環境がひしめいているのだ。
    森林・平野・湖水に大河は勿論のこと、火山地帯から砂漠地帯、氷河地域に高山高地、浮遊領土、果ては強大な地下洞穴地域まで存在する。
    こうした構造は意図的に作られたものであり、生まれる若き竜がそれぞれの指向性・方向性を知るため、設けられている。故に、それらは各地を根城として居ついた真竜類・亜竜類が管理を担っており、何千何万の時を掛けて維持し、改良されている。

共同体を組むことの少ない真竜類にしては、かなり稀有な文明的構築をなした環境と言える。
故に、外界との交渉の記録を補完するような施設(というしかないもの)も存在しており、真竜類を知る者ほど驚きを禁じ得ない世界が作られている。
そうした場所には人類種からすれば世紀の大発見となる様々な“事実”が眠っているが、明かされることはまずない。

  • 君主を頂点に置くが、社会体系は民主的と言える。
    頂点に立つ七竜は全体を統括し方針を定めるものも、独断で進めることもなく、住まう竜と訪れる竜の双方の意見を反映している。
    また、守るべき掟や法が定められ共有されているなど、人類社会に近しい面も多数備えている。
  • 一方、若き竜の育成についてはかなり自由。
    産んですぐに旅立つ者もいれば、残り育児を行なうつがいも存在する。
    だが、いずれにしても総合的に面倒を見る役割を持つ竜がいるため、それらがある程度均一の教導を行なうことになる。
    その教育は通常の文明保有人類種の感覚からは異質に映る。人間的な感覚からすると効率的ではなかったり、あるいは平等の教育をしているようには見えないほか、放任主義にしか見えない形であることも多い。真竜類が人類種の多くとは異なる生命であることが、如実に表れる点である。(人類種に観測する手段はほとんどないが)

なお、こことの交流を持っている唯一の国が『華南之国』である。
華南之国は塵芥との折衝役として長らく活躍しており、その見返りとして若き真竜の一部が派遣され真なる竜騎士?を要することが可能となっている。

竜の石壁

獣王の庭と外界を隔てる、高く険しい円形の岩山。
単純に登攀が難しいのみならず、頭頂随所に見張りの竜たちが存在しており、近づく資格のないものを追い払っている。
一部開拓者の間では地龍山脈との類似点を指摘する声があるが、事実関係は立証されていない。


石壁周辺には監視の兵士が存在するほか、秘境開拓組合からの派出所も設けられている。
これはこの地が秘境認定されていることとも無関係ではなく、人類側もまた真竜類の安息の地を守ることに助力することを示すものである。
彼らは人類種内から現れる不埒な連中に対処することが主目的であり、迫る大型種の相手などは見張りの竜の仕事とされている。

 

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