外交(Diplomacy)
外交は、為政者たちにとって最も重要な手段かも知れません。いつ友好関係を結び、いつ宣戦を布告するのか。この見極めが、大成する帝国と敵国の前に瓦解する帝国とを分けることになるでしょう。
外交を行うには、状況によって異なる様々な影響力ポイントが必要となります。
平和条約と同盟を結ぶには、前提として特定のテクノロジー(和平: 外交官の館 (時代 II)、同盟: 歓待の間 (時代 IV))が必要になります。また、通商条約や同盟などの協定を結ぶには、あらかじめ平和条約を結んでいなければなりません。
他国との関係 (Relationship)
友好関係 | 状態 | 越境 | 相手国の都市 | 相手国のユニット | 取引き | その他 |
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悪い | 戦争 | 相互に自由 | 敵対的: 攻めることができる。 | 敵対的: いずれの領内でも戦闘を行うことができる。 | 不可(停戦を申し込む場合を除く。下記参照) | |
↑ | 冷戦 | 原則として自由。ただし、国境封鎖された場合は、こちらから侵入することはできない(こちらが封鎖していない場合、相手は入ってこられる)。 | 敵対的: 攻めることはできない。 | 敵対的: 領内では戦闘を行うことはできない。ただし、どの国家にも属しない地域内では、宣戦布告なしに戦闘を行うことができる。 | 不可(平和条約や国境解放を申し込む場合を除く。下記参照) | Endless Legendにおける標準的な関係。 |
↓ | 和平 | 相互に自由 | 友好的: 友好国のユニットに回復ボーナスが与えられる。 | 友好的: 相手を通過して移動できる。 | 街道整備 (時代 II: 帝国幹線道路網) を設置した都市の間で、自動的に交易が行われる。技術や資源を自由に取引きできる。 | 外交勝利に必要な外交ポイントが、両国に、毎ターン+2加算される。 |
良い | 同盟 | 相互に自由 | 友好的: 友好国のユニットに回復ボーナスが与えられる。 | 友好的: 相手を通過して移動できる。 | 技術や資源の取引きに必要な影響力ポイントが低下する。 | 地図と視界が共有され、また、外交勝利に必要な外交ポイントが、両国に、毎ターン+4加算される。 なお、同盟国が第三国と戦争を始めた場合でも参戦する義務はなく、当該国と和平状態を維持することもできるが、同盟国の敵国のユニットを倒すと双方の同盟国に影響力ポイントが加算される。 |
相手国からの評価・感情
良い | 血盟者 | 和平または同盟の関係にあり、かつ、 ・穏健な態度をとる(相手国の領内に長期間部隊を駐留させない等) ・相手にとって有利な合意をしている(地図の開示や視界の共有など) ・気前の良い取引きをしている(相手よりもたくさん支払っている) ・共通の盟友がいる ...等の条件を満たした場合 |
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信頼 | 冷戦以上の関係にあり、かつ、 ・国境を接していない ・穏健な態度をとる ・相手にとって有利な合意をしている ・気前の良い取引きをしている ・共通の盟友がいる ...等の条件を満たした場合 | |
普通 | 無関心 | 冷戦以上の関係にあり、国力(全体評価や都市の数)に大きな差がない場合 |
やや悪い | 軽度の嫉妬 | 冷戦以上の関係にあり、かつ、 ・国境を接している ・自国の方がある程度国力が高い ...等の場合。戦争を仕掛けられる可能性がやや高い。 |
嫉妬 | 冷戦以上の関係にあり、かつ、 ・国境を接している ・自国の方が国力が相当高い ...等の場合。国力差が、軍事力ではなく都市の数等によるときは、戦争を仕掛けられる可能性がある。 | |
Narvous(不安) | 相手が第三国と戦争をしていて、都市が包囲されている場合(特にRoaming ArmyやPrivateerなど所属不明の第三勢力に攻められている場合)。 | |
悪い | 疑心暗鬼 | 最近戦争をした場合。 |
畏怖 | 冷戦以上の関係にあり、自国の方が圧倒的に軍事力が高い場合。 | |
疲弊 | 戦争をしていて、かつ、 ・部隊が大きな損害を被った ・都市を乗っ取られた ...等の場合。停戦(Truce)に応じる可能性が高い。 | |
哀れみ | 冷戦以上の関係にあり、かつ、相手国の方が相当程度国力が高い場合。国境を接したりしていなければ放置されることもあるが、戦争を仕掛けられて揉み潰されることがあるので注意が必要。 |
未整理:嘲笑、見下し、危惧、注視、不敵
外交アクション
- アクションの種類
- Declaration: 通告・宣言
- 相手国との現在の関係を問わず、いつでも、どのような状態からでも行使することができる。相手の応答を待たず、直ちに効力が発生する(たとえば宣戦布告のように、相手国の同意を必要としないものがこれに当たる)。
- このアクションのアイコンには " ! " マークが表示される。
- Proposal: 提案・申し出
- 相手国に対して、一定の提案を行う。相手が受諾(Accept)した場合は発効するが、許否(Refuse)した場合は効力を生じない。また、相手方は反対提案(Counter Proposal)を行うことができる。反対提案では、たとえば資源を他のものに変更することができる。
- 提案の有効性は、交渉メーターで表示される。メーターが左側(赤色)に振れているときは相手方に不利な(あるいは聞くに値しない)申し出、右側(緑色)に振れているときは有利な(魅力的な)提案ということになる。相手がAIの場合、不利な提案を受け入れることはない。
- このアクションのアイコンには " ? " マークが表示される。
- 共通のアクション
- いずれのアクションも、全ての主要勢力が最初から行使することができる。
また、相手国との現在の関係を問わず、いつでも、どのような状態からでも行使することができる。注: 具体的なターン数はゲームスピードによって変化する。アクション 種類 説明 備考 宣戦布告 通告・宣言 相手国との間で戦争状態に入る。 友好関係がある場合や、停戦協定の発効中(冷戦状態に移行するまでの間(注))に行う場合は協定違反のペナルティとして、より多くのポイントが必要になる。 冷戦 冷戦状態に移行する。 ;国境閉鎖 相手国のユニットは国境を越えることができなくなる(相手国が自分に対して国境を封鎖していない限り、こちらから越境することはできる)。また、交易ルートも遮断される。 国境解放 封鎖していた国境を開放する。相手国のユニットは国境を通過できるようになる(相手国が依然として国境を封鎖している場合は、こちらから越境することはできない)。 称賛 当事国間では、その後数ターンの間(注)、友好的な外交アクション(たとえば冷戦状態からの平和条約の提案)に必要な影響力ポイントが減少し、敵対的なアクション(たとえば冷戦状態からの宣戦布告)に必要なポイントは増加する。 いったん称賛または警告を送った場合、数ターンの間(注)は称賛と警告のコストも増加する。 警告 当事国間では、その後数ターンの間(注)、敵対的な外交アクション(たとえば解放している国境の封鎖)に必要な影響力ポイントが減少し、友好的なアクション(たとえば封鎖されている国境の開放の提案)に必要なポイントは増加する。
- 称賛と 警告を受けた相手国には交渉の機会が与えられるが(交渉開始)、無視しても特にペナルティはない模様。ロールプレイング的には、外交辞令として 称賛か 警告で返答しておけば良いだろう。
- スパム防止のため、外交勝利に必要な外交ポイントとしては加算されない。
- 状況に依存するアクション
- 以下のアクションを行うには、一定の前提条件を満たしている必要がある。
注1: 具体的なターン数はゲームスピードによって変化する。
アクション 種類 条件1 条件2 説明 停戦 提案・申し出 相手国との間で戦争(War)をしていること 発効すると、その後数ターンの間(注1)、戦闘や攻城戦が停止される。期間経過後は自動的に冷戦状態に移行する。 平和 相手国との間で戦争をしていないこと(冷戦以上の関係であること)(注2) 提案する側が外交官の館 (時代 II) のテクノロジーを取得していること(注3) 平和条約を提案する。 同盟 提案する側が歓待の間 (時代 IV) のテクノロジーを取得していること(注3) 同盟を提案する。 地図の共有 相手国との間で和平(Peace)以上の関係であること 発見済みの土地の地図を交換する。 地図と視界の共有 都市や物見、ユニットの視界を共有する(注4)。発見済みの地図も交換される。 通商条約 交易ルートから得られるダストが毎ターン増加する(最大20%)。 研究協定 交易ルートから得られる科学力が毎ターン増加する(最大20%)。 地図共有停止 通告・宣言 相手方と地図の共有を約束していること それ以降に発見した土地の地図を開示しない。 視界共有停止 相手方と地図と視界の共有を約束していること それ以降、視界の共有を停止する。地図の交換は継続される。
注2: 同盟からの関係悪化として提示することもできる。
注3: 受ける側は不要。ただし、ネクロファージは種族特性 "残忍" があるため受諾できず、こちらから提案することもできない。
注4: 私掠部隊の視界は共有されず、相手国からは敵性ユニットとみなされる。
- 交渉材料
交渉材料 種類 条件 説明 Resources, Stockpiles, Technologies
資源・備蓄・技術Proposal
提案・申し出同盟を結んでいる場合 通商条約もしくは研究協定の提案とともに、または技術・資源だけを単独で取引きできる。 平和条約を結んでいる場合 通商条約もしくは研究協定の提案とともに、または同盟の提案とともに、あるいは技術・資源だけを単独で取引きできる。 冷戦状態にある場合 平和条約または同盟の提案とともに提示することができる。資源は、国境解放の提案とともに提示することもできる。 戦争状態にある場合 停戦の提案とともに提示することができる。 Cities
都市の割譲戦争状態にある場合
- 種族固有の交渉手段
- ドラッケンの種族固有能力 "外交圧力" により、特別に与えられた交渉手段。
アクション 種類 説明 停戦条約(強制) Force
強制通常であれば受諾されないような状況(たとえば相手が圧倒的に優勢)でも、いかなる追加条件もなしに、一方的に、ただちにこれらの協定を成立させることができる。ただし、必要な影響力ポイントは非常に高い。 平和条約(強制) 同盟(強制)