主な勝利条件: 制覇勝利
この得体の知れないカルト教団はエンドレスの遺物である二体の創造物によって率いられている:首都にある不滅の玉座に投獄された女王と,莫大な力を持ちながらも放浪する(そしておそらく気がふれている)"あの御方"によって.千年間オーリガにとり残された彼らは,創造主への反抗として彼らのあらゆる痕跡を破壊すると誓ったのである.そのためにオーリガの各地に住む部族や放浪者の中から少数を募り,鍛え,武装させた.出自や,以前の忠誠に関わらず,部族が入信すれば信仰は死ぬまで続く.統制され,狂信的で,拡大し続けるエターナルエンドの教団はその目的を成し遂げるためならば労力,代償,犠牲を惜しまないだろう.
勢力の特徴
女王の高座 | 開拓者を生産できない +1 街区の最大レベル |
---|---|
改宗 | 平定された集落を改宗できる。 ・平定された集落の利点は、場所にかかわらず新しい所有者に与えられる ・改宗された村とその周囲6タイルのFIDSは、新たな所有者のために利用される ・定期的に新しいユニットがスポーンする(改良はできない) |
信仰の壁 | 首都の防御+100 |
敵の武器 | 占領した都市はすぐに破壊される 都市を破壊すると人口毎に備蓄(stockpile)+1を得る |
崇拝者の狂乱*1 | ダストエクリプスの間、少数勢力ユニットのステータス上昇(都市の中心レベル毎に+10%、+10%、+10%、+10%) |
- 解説
- OCC*2を強制されてしまう。勢力を拡大させるには少数勢力を改宗で取り込む必要がある。
- 1つ改宗するごとに都市の人口が1増える。カルティストの勢力スキルの優秀さも相まって出力は複数都市帝国にも劣らない。
- クエストで解放されるアクセサリーが非常に強力。ヒーローおよびユニットに装備させれば同時代の軍隊にはまず負けない。
- 宗教勢力ではあるが Civilization のような宗教というシステムがあるわけではなく、平定された集落を吸収という形で表現される。
- 中盤以降は改宗した村が必ず他帝国のターゲットになる。なので必然的に軍備を整えざるをえなくなる。
- 改宗した村の地域を平和条約/同盟対象に取らせて間接的に守る、という方法もある。
- 少数勢力との会見や他帝国との交渉で影響力を多用することから外交勝利も目指しやすい。
- 中盤以降は改宗した村が必ず他帝国のターゲットになる。なので必然的に軍備を整えざるをえなくなる。
テクノロジー
開始時
- 言語鍛錬の場 (時代1)
- 部隊行動の会見と買収を解禁する。
- 軍事学 (時代1)
- 城塞建築技術と歩兵隊酒場を解禁する。
固有
- 破壊的分析 (時代2)
- 都市が崩壊した時に人口数に応じて科学備蓄(Stockpile)を得る。
- 我ら多数派なり (時代2)
- 雇用した改宗ユニットに経験値+40が得られる。
- ファナティック (時代1)
- カルティストの固有ユニット
- ネームレスガード (時代2)
- カルティストの固有ユニット
ユニット
民兵
すべての都市は、その壁が脅かされるとき兵を徴収することができる。防衛の最終ラインであるこの市民による兵団は、家族を守るために自らを犠牲にする覚悟ができている。
- 種別
- 歩兵
- 初期装備
- 長槍 - 鉄 - 上質, 兜 - 鉄 - 上質, 胸当て - 鉄 - 上質, 脛当て - 鉄 - 上質
槍(両手), 頭部, 胴部, 脚部, アクセサリーを装備可能 - ステータス
視界 戦闘 能力 射程 移動 Era I 60 4 32 24 10 16 3 1 2 迅速 1, 天候作用 Era II 78 4 42 31 13 21 3 1 2 Era III 96 4 51 38 16 26 3 1 2 Era IV 114 4 61 46 19 30 3 1 2 Era V 132 4 70 53 22 35 3 1 2 Era VI 150 4 80 60 25 40 3 1 2
開拓者
開拓者は移住や植民活動の主役となる。少数の有志から結成され、未知の領域を歩み、新しい故郷を見つける。
- 種別
- 歩兵
- 初期装備
- 長槍 - 鉄 - 上質
槍(両手), 胴部, アクセサリーを装備可能 - ステータス
-
ファナティック
ファナティックは多くのロボットパーツからなるので大きくて重い。そしてこの重さを騎兵突撃に利用する。
- 種別
- 騎兵
- 初期装備
- 爪 - 鉄 - 上質
爪(両手), 頭部, 胴部, 脚部, アクセサリーを装備可能 - 解説
- 固有ユニットのなかでは一番移動力が高く、改宗役に向いている。
戦闘面は期待しない方がいいだろう。
- ステータス
視界 戦闘 能力 射程 移動 基本
性能124 6 20 30 30 22 3 1 4 天候作用
ネームレスガード
優秀な弓で武装したネームレスガードはカルティストの目であり、敵を最初に攻撃するものである。
- 種別
- 射撃
- 初期装備
- 弩 - 鉄 - 上質, 盾 - 鉄 - 上質
弓(両手), 弩(片手), 盾(片手), 頭部, 胴部, 脚部, アクセサリーを装備可能 - 解説
- 普通の射撃ユニット。
少数勢力で射撃ユニットを確保できなかったら採用してもいいだろう。
- ステータス
-
プリーチャー
他者をエターナルエンドへと改宗させる訓練を受けたプリーチャーは、カルティストの教義を(必要なら力ずくで)広めている。
- 種別
- 支援
- 初期装備
- 六尺棒 - 鉄 - 上質
棒(両手), 杖(両手), 胴部, 脚部, アクセサリーを装備可能 - 解説
- 改宗役としては移動力が低いのでファナティックのほうが適任だろう。
本領発揮は優秀な少数勢力ユニットと組み合わせることで効果を発揮するが、わざわざプリーチャーを連れて歩くかは微妙なところ。
- ステータス
-
ヒーロー
ヒーローのユニット種別と初期装備(装備種別)は共通する。
- 種別
- 歩兵
- スキル
- 歩兵 / 共通 / カルティスト
- 初期装備
- 剣 - 鉄 - 上質, 盾 - 鉄 - 上質, 兜 - 鉄 - 上質, 胸当て - 鉄 - 上質, 脛当て - 鉄 - 上質
爪(両手), 剣(片手), 盾(片手), 頭部, 胴部, 脚部, アクセサリーを装備可能 - 解説
- OCC文明だからか勢力ツリーが戦闘・内政ともに強力。
特に内政は生産力以外全てをカバーしており、無駄なく開眼の導き手-寒さ知らずに伸ばせる点もポイントが高い。
他帝国でも特にペナルティなく勢力ツリーの恩恵を受けられるので、市場で見かけたら優先的に確保したい。
"観る者" アンダム
女王の存在は,元々はカルティストの奴隷か雇い人(両者の役割にほぼ差はない)であった,アンダムの繊細な精神をじわじわと乗っ取っていった.今や終末の幻視に浪費され,アンダムはしばしば実存主義的な痛みか,錯乱状態のどちらかにある.実際アンダムはエンドレスの終焉だけを観ているのでなく,女王の偉大な計画や宇宙自体のそれも観ている.こうした幻視は数学的な予言の結果か,女王の精神的苦痛の発散であるのか,単に狂気であるのか…いずれにせよこれらは説得力を持ち,アンダムに強いカリスマ性を持たせるには充分強力である.
- ステータス
-
"聴く者" エドラ
静かで怪奇なエドラは,首を横にかしげながらオーリガを旅し,時には彼女が"未来を嗅ぎつける"と言われるほどの非常な集中力で聴き続けている.彼女の出自に関してはいくつもの推測や噂があるものの,数十年来の集中は彼女の特徴を,女王の一般的なイメージに変えている.結果,この英雄の性格や能力についての仮説は無意味である―女王の意思として.女王の不明瞭なテレパシーの来訪を受けた誰もがそうなるように,彼女も不安定な存在になったが,それにもかかわらずエドラは非常な精密さで―重要度には多様な幅があるが―事象を予言するすさまじい技量を持っている.
- ステータス
視界 戦闘 能力 射程 移動 基本
性能110 4 46 40 20 40 3 1 2 スパイ2, ダメージブースト 2, 天候作用, 防御ブースト 1
"選ばれし者" エクシド
エクシドは教団の力の噂に惹かれ,調査し尽くされた遺跡という安全な隠れ家を出て,教団の巨大な街を訪れるためにオーリガを渡る困難な旅に出た.遺跡で過ごした時間のためにダストに鋭敏になっていたため,"あの御方"は彼の脳に潜在能力を感じ取った."あの御方"の思考が槍のように彼の体を貫くとともに,彼は選ばれし者とされた―エクシドの中で辛うじて生き残ったのは肥大化した名誉欲だけだった.今や主人に仕える生ける兵器となったエクシドは,称賛の言葉を受ける望みと,任務を実行するためだけに生きている.選ばれしものに下される指令は合理的なものと相容れないが,彼らは尋ねも疑いもせず,単に教団の意思を実行する.
- ステータス
-
"選ばれし者" オーザック
大したことのない村の重要でない者,オーザックはある夜,"あの御方"―それは彼女を呼ぶため,歩いてオーリガを渡ってきた―によって覚醒した.説明は下されず求めもしなかった."あの御方"の顕現にあっては従うのみである.その夜,オーザックは村から失踪し,ダストの操作に習熟するため,数十年を闇の中で過ごした."あの御方"の実験は非常な成功をおさめ(彼女は生き残った),オーザックは最近になってオーリガの土地を放浪させるために解放されたばかりである.彼女は多くの土地で働いてきたが,いまだ彼女が"あの御方"の,未知の計画の忠実な道具なのかは判らない.
- ステータス
-
"選ばれし者" ティヌ
ティヌは運があった―良くも悪くも."あの御方"が通り過ぎた時,ただ単にそこに座っていた.この英雄は"あの御方"の単純な仕草で選ばれた.ダストの豊富な環境で長生きしたために,既にわずかに強化されてはいたものの,誤解も不服従も有りえなかった.ティヌは数年失踪し,教育の類いのものを受けた.それは言いようのない拷問としか記述できないものだった.良くも悪くも彼女は試練に生き残った数少ない一人であり,都市の下の深い孔から日の照らす場所へ登っていく間に,自己の感覚や自身の過去を喪失した."あの御方"の彼女の心への働きかけは完了し,ティヌは疑問を抱かず,"あの御方"の意のままの完璧な道具である.
- ステータス
-
"語る者" ユロル
かつて低機能のオートマトンだったユロルは,目標と違う廃墟の周りを物珍しそうにうろつき回り,その日特に怒りの昂じていた女王の念動の放射を受けて爆散した.テレパシーの爆風は,ユロルの精神をきれいな空白状態にまで一掃した.この精神に入りこんだのは,女王のふとよぎった懸念であり,彼女の多様な従者たちがもしも効率的に意思の疎通をはかれなくなったらというものだった.この結果,今やユロルはオーリガの全人種の言語を絶えず喋っている.時には女王の言葉を伝え,時には単に自分のうわごとを述べる誘惑に負け,彼の部下はどれが誰の言葉か判別する困難な仕事に就いている….
- ステータス