DDFF
概要
DDFFのオリジナルのキャラクター。ユーザーからの愛称は「デカオ」。
名前の意味は「無法の混沌」(Desperadoは「無法、ならず者」、Chaosは「混沌」)。
担当声優はカオスと同じく若本規夫氏であるが、サウンドエフェクトがかけられている。
もちろん陣営はカオス陣営の扱い。
コンセプトは「終わりと始まりをもたらすもの」、異名は「真の混沌」。
アナザーフォームは緑色。
- ゲーム内初登場シーンは…宝箱から出てきます。どうやって入ってたんだ?
- ポケモンでお馴染みのモンスターボールと似たような性能を持った宝箱だと思えば何、問題はない。
- FF5神竜のオマージュという解釈もできる。
- 異名は「真の混沌」
この名前、ゲーム中では全く出てこない。
すべての戦士およびコスモスの力が消滅して最悪の状況となった知られざる物語の世界で神竜(真竜)と戦い続けた果て、カオスが成り果てた姿。
神竜との壮絶な戦いのせいで自我および理性を失っており、セリフはすべて咆哮のみ(ご丁寧に字幕まで)。
- 正確には、戦いと浄化で自身の力に精神を蝕まれた揚句、19回目の戦いから暴走が始まっている。
この際陣営無関係に戦士を消滅させているため、この時点で自我や理性はすでに失われていたと思われる。
汎用ボイス・エンカウントボイスは全て「グアアアアッ!」、勝利ボイスは「ウグアアアアアアア!」、敗北ボイスは「グゴゴゴゴ…」である。
まさにどっかのネギぼうずが言ってた「壊れちゃった?」である。
(エンカウントボイスで皇帝も「壊れた神よ」、暗闇の雲も「神が無様な暴れ方よ」、ガブラスも「乱れし神よ」と言われる)
- メッセージウィンドウでは全く喋らず「…」と黙ってるだけ。
デカオのメッセージウィンドウはルフェイン南のひずみ、トット、ガブラスの3シナリオでしか出ない。
メッセージウィンドウ用のプレイヤーアイコンはカオスともデスペラードカオスとも違うものが使われている。
赤い目の他はシルエットのように暗くて全体像がよく分からない。
ちなみにこのアイコンはNo.412「???」で名前がない。またよく見ると目の位置が微妙に違う。
この扱いはどういうわけなのだろうか。ルフェイン南では分からないでもないが…- ちなみにそのアイコンは無印のディシディアのWoLのストーリーモードの最初の皇帝とカオスの会話で出てくる。
項目名はキャラクターだがキャラクターというよりもはやモンスターそのもの。
しかし訓練された使い手は、人語を話せないその姿に小動物的な愛らしさを感じることができる。
パンネロ曰く「四足歩行がキュートに見えてくるよ」。
腕が四本・脚が二本あるが、腕の二本は歩行に使われない。
- カオスと比べて、翼がボロボロになっていたり左側のツノが折れていたりと見た目でもやや異なり、ひどくすさんだ様子が分かる。
- シドにも「話が通じない」と言われてしまっている。
PPカタログの「先行開放」もしくは13回目のストーリーをクリアしてから遊べるようになるストーリー「知られざる物語」をクリア後、PPカタログに追加される「デスペラードカオス」を開放して使用可能になる。
- 最初に戦った形態であるアナザーフォームを得るにはなかなか高額なPPを要求してくるが、エンカウントボイスは格安である。
理由は大方のお察しの通り。
デスペラードカオスがプレイヤーキャラとして使用可能であれば、起動した際のタイトルコール時にカオスが乗っ取ることがある。
ところがデスペラードカオス自体は幻想にすぎないのかタイトルコールをしない。
ストーリー
使用するためには隠しシナリオをクリアしなければならないが、最終決戦では12万もあるデスペラードカオスのHPを削らねばならず、まさに修行気分を味わえる。
- 計二回戦うことになる。
- 一回目はルフェイン南のひずみで赤い宝箱に封印されている。フォームはアナザーでLv95、HPは約60000(正確には59996)。
60秒経つと90倍の条件アクセサリ(目覚める闇)が起動し、与ダメ超強化、被ダメほぼ無効化、EX削り・アシスト削り100%、という絶望的な状態になる。
HPダメージは普通に通るので根気よく当てて削ることは一応可能。
EXモード中のリジェネ回復量も異常。ぶっちゃけ二回目より強いのかもしれない。
正攻法としては、60秒の内に可能な限りブレイクを狙い、60秒経ってしまったらHP攻撃主体に切り替え、パーティ5人で膨大な体力を削りきれるか否かの勝負になるだろう。- こやつはデカオ本人のイミテーション。シド曰く「封印当初の複製」。
さらにシドは本体について「あれから更に力を蓄えているだろう」とも言っているが、↓で本当に強くなったのはレベルだけ。
- こやつはデカオ本人のイミテーション。シド曰く「封印当初の複製」。
- 二回目は混沌の果てのひずみに潜んでいる。
通常フォーム、Lv130でHPは約125000(正確には125698)、アシストにガーランド付き。
こっちはブレイブブレイクも楽でリジェネ回復量も一回目の約1/10でさして気にならない。
いわゆる体力バカ。ただ、LvがLvなので攻撃力は高い。- その割に防御力は妙に低く、Lv100&Lv100用装備なら十分にダメージが取れる。
居合や逆境、激突等で無理やり火力を上げてやればEXモードを発動される前に軽く沈む。 - 防御が弱いのは装備がコイツ専用の下位装備(「混沌の~」シリーズ)だから。
レベル100装備ならばクリティカルで1000~2000ダメージもザラという状況になる。
基本ブレイブは3500程度(こちらがレベル100の場合)であるがすぐにブレイクできてしまう。
防御に限ってはそんじょそこらのレベル100超イミテーションより弱い? - 1回目より苦労するのはインチキアクセの「終わりなき絶望」「無慈悲なる暴虐」でEXモードの攻撃が強力かつHP攻撃被弾でEX・アシストゲージを一気に空にされる点。
ダメージ0でも容赦なく空にされるので注意。特に素で避けにくいヴィア・ドロローサ、壁際のデウス・イラトゥスやヴェントゥス・イレが別の意味で怖い。
せっかくためてEXモードになったのにすぐに擬似EXブレイクが頻発することが非常に多い。 - 一応戦闘前の情報でCPが450となっているが、すべての技をマスターしていたとしても明らかにその範囲内に収まっていない。
HP攻撃6種とブレイブ減少、EX&アシスト封印解除を全てマスター状態で装備して450を使い切るのに、それに加えてブレイブ攻撃複数やらサポートアビリティもバッチリ装備している。
- その割に防御力は妙に低く、Lv100&Lv100用装備なら十分にダメージが取れる。
- 一回目はルフェイン南のひずみで赤い宝箱に封印されている。フォームはアナザーでLv95、HPは約60000(正確には59996)。
- 専用戦闘曲はラテン語と英語のボーカル入り。カッコいい。
動画投稿サイトにアップされたものをみるとぶっぱ戦法が使われることが多いようだ。
- 二回目なら隙を見てブレイクをねらうのもあり。
- スタンドバイミー装備アシスト特化皇帝でひたすら雷の紋章→フレアを狙うのもあり。
雷の紋章は発生保障付き+デスペラードカオスはでかいのでひっかかりやすい。
EXモードを発動されたら拘束中にフレアを当ててアシストゲージを溜め(スタンドバイミー効果)、そのままアシストを呼んでEXブレイクを狙う。
ほとんどの攻撃はガードで防げず、喰らえばブレイク→相手がすぐに9999ブレイブになってしまうほど。
したがってガードカウンターを狙う戦法は地雷でしかない。
いんせきやメルトンなどHP攻撃だけを連発しハメに追い込むしか方法はないか。
ヤズマットと並び、まともに戦うのは厳禁ともいえる。
また、前回はバトルTIPSでカオスの戦法を教えてくれる親切な面もあったが、今回はそれがない上に前回のカオスとは比較にならないほど強い。 - 扇風斬やパラディンフォースで激突HPダメージを狙うといい。
- メガフレアやメルトンもオススメ。
- プロテスガードやジェクトブロックといった強いガードならば、相手の突進を弾き返す事が出来る。あちらの攻めは以外と単調なので成功しやすい。
- クジャで真上からフォースシンフォニーをぶっぱしてればフィールドが狭いのも相まってほぼ命中するし起き攻めも楽。
- 真横激突後は自由落下かブレイブ攻撃の2択が多いので、回避やブロックからブレイブ攻撃→派生(系)HP攻撃のパターンで割と行ける。
EX中も攻め続ければリジェネも問題ない。むしろ一番厄介なのは召喚(リッチorシヴァの効果か)。
スペシャルデーの時に経験値×5にして、アクセサリのチョコボ系をつけ、EXPをブレイブにのアビリティをつければ、9999のダメージを与えてもすぐにブレイブが9999補給される。
このときに↑に書いてあるぶっぱ戦法をすると簡単にバトルが終わる。
居合い特化カスタマイズや難易度「ひかえめ」などの救済措置が存在し、専用召喚獣「真竜」がそれほど怖くないという点から、前作のカオスと比べると攻略の幅は広い。
戦闘
防止用のアビリティをつけなければEXゲージとアシストゲージが溜まらず、ブレイブが少しずつ減っていくというデメリットがある。
そのかわり、技は威力、範囲、判定ともに強力。
EXモードは「混沌がカオスを真の姿へ変える!」で、EXバースト]は「レグヌム・デイ」である。
- 技の反則的な性能の代償として、技やアビリティなどに課せられるCPが膨大なのも特徴。他のキャラは殆ど課せられない防御・回避ですら大量に必要になる上、HP攻撃にはマスター前なら75、マスターしてもなお50は必要という猛烈さ。
- 「英雄の精神」「英雄の真髄」は他キャラと比較にならないほど有用アクセサリーとなる。
- レベルが上がってもCPは最初から450で一定。
攻める分には強いが、図体がデカいため相手の攻撃を避けにくい。特にカオスの神罰を避けるのは難易度が高い。
神罰の回避方法
どうしようもないと思われてる神罰だが、実は回避することも可能。
「神罰」のウィンドウが出た瞬間にデウス・イラトゥスを出して炎を無効化し、即座に回避。
ちょっとでも遅れると回避が間に合わなかったり炎に巻き込まれたりするのでタイミングはかなりシビアだが、壊れたカオスでノーマルなカオスに挑んでみてはいかが?
動きがかなり速い。
体の大きさゆえに気付きにくいが、通常時でオニオンナイトとほぼ同等の素早さを持ち、EXモードになると他のどのキャラよりも素早くなってしまう。
ただ、エアダッシュの維持時間はかなり短いので注意。
- アシストとして使用できない。
- サードフォームが無い。
- 特定のキャラに対するエンカウントボイスが無い。
- 相手のHPが0になるとEXバーストに移行できない。(ついでにオートEXコマンドが無い)
など、独自の仕様が多い。
この状態だと相手の攻撃が判別しづらく、回避や防御が遅れることが多い。
不用意に相手に近づかずに、少し離れた位置で戦うといいだろう。
プレイヤーが使用すると、他のキャラに比べて一歩引いたカメラワークになっている。
最初は少し戸惑うかもしれない。
これはデカオが大きすぎるので専用のカメラプログラムを使っているため。
オンライン対戦では、「ヴィア・ドロローサ」をはじめとする技の異常性能などから基本的に使用は控えられる。
そのため使い手の数が極端に少なく、別格としてキャラ格付けにも含まれないことが多い。
中判定を持つブレイブ攻撃が多く、通常ガードでガードカウンターを狙う戦法は難しい。
相手にするときはなるべく回避を優先すること。
突進系の攻撃が多く、空中HPの性能に癖があるのでどちらかといえば地上戦向き。
高い機動力で接近戦に持ち込むといい。視界には注意。
装備可能な武器は大剣、斧、格闘。
防具は重戦士系のものを装備できるが、大盾が装備できてなぜか盾が装備できない。
専用装備はこれとは関係なく、それぞれ剣、盾、兜、軽鎧系統の能力値を持つ。
余談
冒頭のモーグリからの質問で、究めたを選択するとデスペラードカオスと戦うことになる。
初期状態で倒せるような人は、このゲームを究めたと言っても過言ではないだろう。
- 倒した場合の専用セリフはなく倒せなかった扱いとなる。
知られざる物語クリア時に出る「お父さんを助けてくれてありがとう。」は十中八九彼のセリフ。
- 最終的には自我を取り戻せたようだ。
因みに、デスペラードカオスを先頭にしてシャントットとガブラスのステージに行くと「壊れたカオス」ではなく「カオス本人」扱いされる。 - このときのカオスは無垢な子供の状態である。
最終的に「愛らしい未知のモンスター」の姿に戻ったようだ。
知られざる物語のフィールドを移動するときには、ズカズカと大きな足音がする。
そのうち地響きがしてきそうな気がするほど。
カオスより二回りくらいでかい。
日本語のブレイブ攻撃とラテン語のHP攻撃という組み合わせ。
本家カオスは全て日本語の攻撃で東洋風の神様をある程度連想できる組み合わせであるのに対し、こちらは西洋風の神様を連想させる割合が非常に濃いキャラになっている。
BGMも合わさって総じて西洋に偏る面が多いが、和洋折衷とはこのことか?
ラビリンスにも2回ほどお目にかかる場所がある。
強すぎることはスタッフも理解しているようで、その階層ではゴールカードつきになっている。
なお体感的な強さとしては、ルフェイン南≫ラビリンス>混沌の果て、といったところか。
- ちなみに強さは「無法」。さすがはデスペラード。
元がカオスなので当然だが、かつてのカオスと似たような技が見られる。
類似点を探しながらも相違点を楽しむのも一興。
外見の元ネタはDFFのOPに登場する溶岩から迫り出てきたカオス。
溶岩を彷彿とさせる表皮、破れた羽などが再現されている。
ミュージアムのキャラクター図鑑で紹介されていない。この点はエアリスも同じ。
- ちなみにキャラクターのグラフィックはカオスの欄で見れる。
モグネットでリナリーに「倒してからが全ての始まり」と意味深なことを言われている。
どんな意味なのだろうか。
Lv100の専用装備が全て抽象名詞になっている。
武 器:無限なる闇の終焉
腕防具:永遠なる絶望の淵
頭防具:悠久なる現世の結末
体防具:生命の輪廻の果て
全て装備するとコンビネーション、「混沌の目覚め」(EXモード&リベンジ時間+40%)が発動する。
- 全て「終わり」という意味の言葉になっており、それらを全て集めた時に混沌が「目覚め」るのはなんとも意味深である。
- 『無限」『永遠』『悠久』『輪廻』とこれもまた終わりの無いことを指す言葉になっており、それが終わった時にまた目覚めると言うループになっている。
スタッフはDFFACに前作のキャラはすべて出したいと語っているが…
- 当のスタッフは「一度、知られざる物語の世界へお帰り下さい。」と言葉を濁している。
TFFCC
作品全体の裏ボスのような位置付けで登場。
最高レベルの混沌の地図ではラスボスとして君臨し、見事倒すと実績に載る。
耐久力がやたら高い上に4体目辺りで出現するため、高火力パーティで挑まないとなかなか倒しきれない。
- 「アーマーブレイク(Lv3)」と「ついかぎり」持ちのキャラを4人揃えると楽。
このキャラのコレカパスワードの一つがまさかの「デカオ」。
ファンの間で呼称されていたあだ名が、晴れて公式化した瞬間である。
TFBL
DFFシリーズのモンスターとして登場。