ストーリー/【バラムガーデン学園祭】

FF8

ウェンブリー・ダナーというバラム・ガーデンの生徒が、学園祭実行委員長に就き、SeeDへの道も卒業資格も諦めて、ひたすら学園祭を実現させようと頑張っていたが、誰からの協力も得られず、彼がガーデンを去るまで、開催には至らなかった。

ストーリーの序盤からセルフィが学園祭準備委員に就任し、ガーデンスクウェアにコンテンツを作る等、任務のかたわら、なにげに進行していた学園祭の準備だったが、ガルバディアからのミサイル攻撃、バラムガーデンの移動、F.H.への漂着等のアクシデントが重なり、F.H.で開催することになった。

キスティス・ゼル・セルフィ・アーヴァインの4人はバンドで参加。
過酷な戦いが続く中、つかの間の楽しいひと時となった。
ここで演奏した曲は、後にシュミ族が作ったラグナ像の完成記念で流されることになる。

その一方で、スコールは気乗りしないままリノアに連れ出され、ステージ裏で会話することになる（バンドの組み合わせによってその後の展開が異なる）。
ちなみにこの時、ステージ裏にはとんでもない物が目印として置かれていた。

バンドのパートを決める際、アーヴァインひとりを動かして、F.H.を歩き回ることが出来る。
ボケたり、まじめだったり、彼のいろいろな面を見ることが出来る。

• パート決めの時に動けるという関係上、一名を演奏させたまま放置して行動することになる。ヒドイ。
  タップだった場合は、そのキャラにとっては地獄であろう。

バンドのパート決めでは、「サックス、エレキギター、ピアノ、エレキベース」だと、しっとりとした「Eyes On Me」のアレンジバージョンになる。
これが正解っぽいけど、実はハズレ。スコールにはああいう大人のムードはまだ早かったようだ。
正解楽器は、「タップ・フィドル・フルート・ギター」。
こちらは明るく楽しい軽快な音楽。確かに高校生の内はまだこっちの方が似合っているかもしれない。
誰が何をやるかは、お好みでどうぞ。

• ちなみに「Eyes On Me」は作中ではリノアの母ジュリアの持ち歌。
  本当にこっちが正解じゃないってのが謎。
  • 男の本音を引き出したいのなら、ラブソングなど以ての外。格好つけてしまうじゃないか。
  • 格好のつく場面でこそ本音を言う男もいるけどな
• 学園祭でバンド演奏といったら軽音部的なアレというイメージが強いプレイヤーが多そう。
  その場合エレキギターやエレキベースがある方が正解じゃないかと思うんじゃなかろうか。
  フィドルやフルートに合わせてタップが入る曲なんて変化球にも程がある。そんな高校生嫌だ。

楽器の演奏を初見でこなしてしまうあたり、さすがSeeD。ガーデンの授業でやってたりするのだろうか。

• ゼルは「楽器だけ渡されていきなり演奏しろってのは無理だぜ」等と言うが、楽器決めの段階であらゆる楽器を完璧にこなしている。
  出来てるじゃねーか！と突っ込まざるを得ない。
  • 「楽器だけ渡されていきなり(スコールの本音を引き出せるレベルの雰囲気を醸す)演奏しろってのは無理だぜ」ってことじゃない？
  • 今更だが正確には、「楽器をポンっと渡されてもな～にもできないぜ」である。
    つまり最初から「演奏出来ない」など一言も言っていない。譜面がなきゃ何をどう演奏すりゃいいのかわからない、というだけである。
• スコール「演奏会にまぎれこんでターゲットに近づく……そんな任務もあるかもしれない。任務に役立つ技術ならなんでも身につけるのがSeeDだ」

楽器の選択次第でスコールとリノアの会話は四つのパターンがある。

• 『アイリッシュジグ』を演奏した場合はリノアが「こんなステキな夜、楽しい音楽……」と語り始めて和やかに会話が進む。

他の3パターンについては、

• 『Eyes On Me』のバラードを演奏した場合はリノアが「みんなには悪いけどなんか、やらしいねえ」
• 両方の曲がミックスされて尚且つサックスが無しの場合は「イライラするなぁ。こんなのがいいのかなぁ」
• サックスが有る場合は「なんか、全然わからない」

とそれぞれ言い出して、その言葉を（なんだよ。…………俺のことか？）と誤解したスコールと話が拗れてしまう。

つい、お互いへの理解を一歩深める『アイリッシュジグ』の会話を選びがちになるが、年若いが故に上手い言葉で気持ちを伝えられずに「悪かったな」「悪いってなんか思ってないくせに！」と衝突してしまうスコールとリノアも、年相応の青さが出ていてなかなか興味深い。時間に余裕があれば是非全パターンを見てもらいたい。

• 実際、ここでの展開が後に響くようなことはないので好きなパターンを選んでも全く問題ない。
  といっても初見じゃ大抵話がこじれるパターンになるが。
• ＣＭで耳タコのEyes On Meのメロディを演奏するサックスをまず選び、他の楽器を真面目に聞き比べてメロディと違和感のない伴奏を選んだ結果見事に「やらしい」を引き当てたプレイヤーは多いのではなかろうか。

学園祭での展開に関してはこちらも参照。

音楽に疎いユーザーからすれば楽器選びなぞサッパリで適当に選んだ結果会話がこじれる展開になりスコールとリノアに好感を抱けるイベントの一つを潰したと考えると勿体ない限りである
楽器の量の多さと４キャラ分を考えるといちいち全部試してみようなどと考える人はいないだろう