スペイン

Last-modified: 2023-10-16 (月) 20:10:39

Plonk Itの該当ページの翻訳に基づいている。Based on a translation of the description in Plonk It.
画像も特記ない場合は上記のページより引用している。Images are quoted from the above page unless otherwise specified.

画像準備中

スペイン
ドメイン.es
道路右側通行
カメラGen4 61.6%, Gen3 34.2%, Gen2 4.2%

国の特定

ナンバープレート

スペインは典型的なEUのナンバープレートを使っている。細長く、基本は白色で左端が青い。
ヒント: ほとんどのポルトガルにおけるプレートは左端が青いのみならず右端が黄色い。イタリアのプレートは両側の端が青い。

ボラード

スペインの典型的なボラードは白を基本として黒い帯に正面にオレンジ~黄色の反射板、後ろに2つの白いドットを持つ。大抵中空構造になっている。
ヒント: アンドラの周辺地域では、反射板がよりオレンジに近づいた色のボラードを見かけることができる。なお、このボラードはアンドラでも見られる。

電柱

スペインの電柱(ポール)はバラエティに富んでいるが、特徴的でよく見るものとして以下のようなものがある:
(1)コンクリート製で「はしご型」の、たくさんの窪みがあるもの。("ワッフルポール"に似ている)
(2)電柱のてっぺんが上向きに曲がっている。フランスのものに似ている
(3)金属製で網目状のポール

道路

道路ラインは他の多くのヨーロッパ諸国と同様、ほぼすべて白色。
ヒント: ごく稀に、主に山道で黄色い道路ラインが見られる。

ガードレール

(画像準備中)スペインのガードレールは丸みを帯びたAタイプであり、黄色い反射板が付けてある。
ヒント: 黄色い反射板がついたガードレールを持つ国は、南ヨーロッパでは他にアンドラしかない。参考画像リンク

一時停止標識

スペインのSTOPサインは小さいフォントで作られており特徴的。

ヒント: ポルトガルとの区別に最も有用なヒントの1つ。ポルトガルのものは明らかに大きなフォントを使っている。

横断歩道標識

スペインの横断歩道標識はストライプの数が8。これはヨーロッパで最も多く、かつほぼスペイン固有。
・アンダルシア州のサファラヤでは黄色の縦長の反射板に囲まれたものがみられた

スペイン以外には、アンドラにストライプ数8の横断歩道標識がある。

道路標識

速度制限、ラウンドアバウト、徐行など、端が赤色のサインはふちまで赤色に塗られており、白くふちどりなどはされていない。
ヒント: フランス、イタリア、ポルトガルの標識はそうなっておらず、白くふちどられている。

シェブロン

スペインのシェブロン(カーブの注意を促す三角形が描かれた標識)は2種類の色を持つ。黒と白の場合と、青と白の場合がある。また、矢印が1つだけの場合はあまり多くない。
ヒント:
・南ヨーロッパのうち、イタリアとギリシャとアルバニアは黒と白のシェブロンを持つ。
・青と白のシェブロンを持つヨーロッパの国は他にフランスだけ。
・ポルトガルは黒と黄色のシェブロンを持つ。

方向標識

スペインにおいて方向とその先の地名を表す看板は白ベース。特に、カラフルに色がつけられた道路番号が特徴であり特徴としてわかりやすい。高速道路の看板は青ベース。

言語

スペインの主要な言語はスペイン語。道路の「〇〇通り」にあたる単語はcalle。
スペインには地方言語もいくつか存在し、そのような特定の地域ではスペイン語よりもメジャーな場合がある。それらの言語については地域の特定セクションで詳しく記述する。
ヒント: スペイン語とポルトガル語の見た目は非常に似ている。簡単に判別できる違いは以下の通り。
・Ñ/ñはスペイン語に特有。
・Ç/ç、lh(LH)はポルトガル語に特有。
・ポルトガル語は単語の終わりが-aoになる場合がある。また、スペイン語のñの代わりとして-nh-を使う。
・スペイン語がdeを使うところで、ポルトガル語ではda/doを使う。

道路番号

スペインにはカラフルでさまざまな道路の距離標(キロポスト)があり目立つ。距離標の上部に道路番号が書かれている。
ヒント: アンドラも似たような距離標がある。アンドラとの区別も含め、道路番号システムのアルファベットは地域固有。地域特定のセクションで詳細を記述する。

Google車

Gen3のGoogle車は長いアンテナ、短いアンテナを持つ場合もあり、アンテナを持たない場合もある。車の後部は見えないことが多いが、稀に見えた場合には白いことも黒いこともある。
Gen4のGoogle車は他の国でもよく見られる青色であり、時々観察できる。アンテナを持つことはない。
ヒント: アンダルシア東部のGoogle車は長いアンテナを持ち、そのアンテナの先端が白色。場合もあり判別が容易。

その他

田舎の地域では狩猟の標識が存在する。2種類存在するがどちらもスペイン固有。1つは"coto privado de caza"(=狩猟私有地)と書かれたもの、もう一つは長方形を対角に白黒で区切ってある標識。

風景

スペインの景色は多様であり、大西洋に面した森林からほとんど砂漠のような風景まで存在する。
森の例:

半砂漠の例:

多いのはなだらかな丘、台地、高原。が、急峻な山脈や標高の低い平地も存在する。
したがってこれといった決定的な風景を挙げるのは難しいが、基本的にはやや乾燥した地中海性気候。その植生に合わせたぶどう、柑橘類、オリーブなどの農業が行われている。

地域の特定

自治州

スペインには19の自治州があり、それぞれに旗もある。
Regional-flags-of-Spain.png
なお、これ以外に、カタルーニャ独立旗と呼ばれる旗があり、カタルーニャ地方ではよく見かける。

ヒント:スペインの自治州の旗は、ここのSeterraのゲームで覚えることができる。(現状日本語なし)

道路番号

スペインの主要道路の番号には、地域固有の一文字または二文字のコードが含まれている。そのコードの地図を示す。
Spain-road-prefixes-final-version-hopefully-png-2386×1598-.png
メリリャはMLで表記される。
さらに、スペインの地方道路には一~三文字のコードが含まれている。その地図を示す。
Spain-road-prefixes-final-version-hopefully-png-2386×1598- (1).png
ヒント:スペインの国道はE、AP、A(注意:アンダルシアとアラゴンの主要道路もAで始まる)、R、またはNで始まり、これらはスペイン全国で見つけることができる。
スペインの一部地域では、主要道路がなく、州道だけがある。それらの地域は、一つ目の地図で灰色であらわされている。
アストゥリアス州では、様々な道路標識を使用する。
セウタでは、Nから始まる国道しかない。

ボラード

スペイン全体で見られるボラードは「国の特定」セクションで解説したが、エストレマドゥーラ州では、そのボラードの上部が緑色になったボラードが見られる。これはこの地域特有。

アンテナ

アンダルシアでは、アンテナの先が白くなっている。このアンテナはジブラルタルでも見られるが、とても独特。

言語

スペインでは基本的にスペイン語を使用しているものの、一部地域で異なる言語を使用している。
カタロニア語が東部で使用されているほか、バスク語はフランスとの国境のうち西部で使用されている。
他にガリシア語もあるが、基本的に標識等ではスペイン語が表記される。ガリシア語は街の名前などでのみ使用されることが多い。なお、ガリシア語は北西部の地域で使用される。

カタロニア語

この言語は、カタルーニャ、バレンシアとバレアレス諸島で使用されている。
スペイン語との主な違いとして、ほとんどの単語が子音で終わるという点がある。
また、カタロニア語での通りを表す単語は、「carrer」。その例を以下に示す。

ヒント:言語について詳しくない場合、スペイン語とカタロニア語の区別が難しいことがある。それを見分ける方法として、スペイン語では「y」なものがカタロニア語だと「i」に変化しているのを見つける方法がある。

バスク語

この言語は、バスク地方とナバラ州の北部で使用される。該当する地方では、標識にスペイン語とバスク語が併記されることが多い。以下に併記されている例を示す。

バスク語はインド・ヨーロッパ語族と呼ばれるヨーロッパの主要言語たちとは全く違う系統。(他の言語との関係がわかっていない)ため、単語などの見た目が全く違う。
ZやKといった文字をよく使用する。アルファベットの組み合わせはスペイン語と基本的に同じ。
通りを表す単語は、「calle」または「kalea」。
ヒント:バスク語はフランスの、南西部国境地帯でも使用されているため、注意が必要。

ガリシア語

ガリシア州で主に使われているガリシア語では、街の名前が「A」「O」「As」「Os」で始まる例が多い。スペインの他の地域ではあまり見られない特徴。以下に例を示す。

風景

スペインの北部では、非常に緑豊かな光景が見られる。地形は一般的になだらかな丘陵。生け垣や牧草地を特徴としている。この地域の風景は、イギリス、アイルランド、フランスに似ていることがある。

ピレネー山脈はフランスとの国境にまたがる山岳地帯。この地域では松の木が一般的で、薄灰色の岩肌がある。また、その地域の家屋及び建築は岩で構成されることが多くある。
ヒント:アンドラとこの地域を混同しないように。さらに、フランスにはスペインの飛び地があるため、勘違いしないように。飛び地について詳しくはこの画像を。
以下にピレネー山脈における風景の例を示す。

コルドバとハエンでは、オリーブのプランテーションを見かけることができる。
ヒント:オリーブの木はスペインの他の地域でも見ることができるが、もっとも一般的なのがこの2地域。

カナリア諸島では、山岳地帯や乾燥地域、火山性土壌、マツ林など、非常に多様な風景が見られ、これに限らずスペイン本土に似たような景色もある。そのため、非常に判断が難しい。
ヒント:この風景はカナリア諸島というような基準を作ることは困難なので、風景以外の点でスペインに見えるが、雰囲気の点で何かがスペインではないと感じた場合、それはカナリア諸島にいる場合がある。

ランサローテ島(Lanzarote)では、非常に黒く暗い火山性土壌が見られる。
ヒント:この土壌は、カナリア諸島全体でみられることがあるが、ランサローテ島で特に多い。例を以下に示す。

また、フェルテベントゥラ島(Fuerteventura)は、非常に乾燥しており、植生がほとんどない。

その他

カナリア諸島は、モロッコ西部に位置するスペインの海外領土。ここにいた時にスペインと正しく判断できるかが重要。
ヒント:近くにあるポルトガル領のアゾレス諸島やマデイラ諸島と勘違いしないように。
道路の両脇に低い岩の壁がある場合、バレアレス諸島にいる可能性が高い。

ピンポイント情報

セウタ(Ceuta, )とメリリャ(Melilla, )は、それぞれモロッコにある飛び地。が、スペインに含まれている。カバレッジも存在する。
アルメリア(Almería, アルメリア州)とモトリル(Motril, グラナダ州)の間の道路の沿岸部では、白い温室が良くある。これは特にエル・エヒド(El Ejido)で一般的。
セビーリャ(Sevilla)の南西部にあるドニャーナ国立公園(Parque Nacional de Doñana)では、独自のGoogleカーメタがある。