「ゆっくり走る事も、早く走る事も同じ位、よい時があるんだ!」
日本版タイトル | トーマスとかぜ | ||
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英語版タイトル | Topped Off Thomas | ||
脚本 | シャロン・ミラー | ||
放送日 | ・2006年9月10日(英国) ・2006年10月29日(米国) ・2007年5月31日(ドイツ) ・2008年3月12日(オーストラリア) ・2008年11月12日(日本) ・2010年2月13日(ハンガリー) | ||
日本話数 | 第245話 第11話(シーズン内) | ||
英国話数 | 第255話 第18話(シーズン内) | ||
この話の主役 | トーマス (準主役:スペンサー) | ||
シーズン | 第10シーズン | ||
登場キャラクターA | トーマス、スペンサー | ||
登場キャラクターB | ゴードン、バーティー、ハロルド | ||
登場キャラクターC | エドワード (ポスターのみ:バルジー) | ||
登場キャラクターD | アニーとクララベル(言及のみ) | ||
登場人物A | トップハム・ハット卿 | ||
登場人物B | ボックスフォード公爵、ボックスフォード公爵婦人、ハット卿夫人、トップハム・ハット卿の付き人 | ||
登場人物C | スペンサーの機関士、ケルスソープ駅長、ケルスソープ駅の駅員、メイスウェイト駅長、メイスウェイト駅の作業員 | ||
登場人物D | マッコールさん(言及のみ) | ||
登場スポット | ・カーク・ローナン分岐点 ・ケルスソープ駅 ・メイスウェイト駅 ・踏切 ・ファークァー線の塔型風車 | ||
あらすじ | ・風の強いある秋の日、トーマスは、スペンサーとどちらが速いか競争をします。その勢いで、トップハム・ハット卿の帽子を空高く飛ばしてしまいます。帽子を探すことになったトーマスは…。 | ||
メモ | ・スペンサー、第8シーズンの『いだいなエドワード』以来、久々に登場*1。 ・トーマス、初めてスペンサーと正式に会話する*2。 ・エドワードとゴードンとバーティーとハロルドは今回は台詞無し。 ・第7シーズン『ゴードンとスペンサー』以来、ボックスフォード公爵は黒のスーツ、婦人はコートを着ている。 ・少し見づらいが、バルジーはポスターのみの登場。 ・この話から数年後、2台は再び、本格的な競走をする。 ・ケルスソープ駅は、このエピソード以降登場せず、第17シーズン『とまらないウィンストン』まで出番無し。 | ||
台詞 | ・ナレーター「ソドー島の風の強い秋の日の事。トーマスは風の強い日が大好きで、そんな日は風と競争して遊んでいた。」 ・トーマス「風さんより、僕の方が速いよ!」 ・ナレーター「トーマスはそう言いながら走っていた。トーマスは分岐点で停まった。其処にはスペンサーが居るのを見て、トーマスは驚いた。」 ・トーマス「やあスペンサー!ソドー島で何してるんだい?」 ・スペンサー「僕かい?僕なら、トップハム・ハット卿夫妻とボックスフォード夫妻を乗せる為に今からケルスソープ駅に向かう所さ!ロッホ城で開かれる大事なお茶会へお連れするんだ!」(宗矢樹頼さんが演じるスペンサーの初台詞) ・ナレーター「トーマスはガッカリした。」 ・トーマス「どうして僕のアニーとクララベルじゃ行けないんだろう?」 ・スペンサー「それはだね!」 ・ナレーター「スペンサーは威厳たっぷりに言った。」 ・スペンサー「君は小さい機関車で、小さい機関車は小さい仕事をする。僕は大きい機関車で、大きい機関車は大きい仕事をする物だからさ!」 ・トーマス「でも、僕は風よりも速く走れるよ!!」 ・スペンサー「関係無いね!フン!!」 ・ナレーター「スペンサーは鼻で笑った。トーマスはとても腹が立った。*3」 ・トーマス「それじゃあ!ケルスソープ駅迄競争だ!!僕の速さを見せてあげるよ!!」 ・ナレーター「そして信号が変わると、トーマスとスペンサーは、物凄い速度で走り出した。トーマスは何としてでも勝ちたかった。その頃、トップハム・ハット卿夫妻とボックスフォード公爵夫妻は、ケルスソープ駅のホームで待っていた。…すると突然、轟音が鳴り響き、激しい風が吹き荒れた。トーマスとスペンサーは、お互い先に駅に着こうと、必死でピストンを動かし、ボイラーからブクブクと音を立てた。スペンサーがキィーっと言う音を立てて停まった。だが、トーマスは其の儘、駅を走り抜けてしまった。その勢いで、強い風が巻き起こり、トップハム・ハット卿の帽子が空高くへ飛んだ。トップハム・ハット卿はカンカンだった。トーマスがゆっくりとバックして、駅に戻って来る。」 ・トップハム・ハット卿「トーマス!!」 ・ナレーター「トップハム・ハット卿が大声で言った。」 ・トップハム・ハット卿「何故、スピードを上げていたんだ!?駅を通る時は、ゆっくり走るのが決まりだろう!?」 ・ナレーター「トーマスはすっかり落ち込んでしまった。」 ・トーマス「ごめんなさい。トップハム・ハット卿…」 ・トップハム・ハット卿「其れにもう1つ。帽子が吹き飛ばされてしまっては、出掛ける事が出来ないではないか!!」 ・ナレーター「トーマスは本当に酷い事をしたと思った。」 ・トーマス「僕が帽子を探します。大事なお茶会迄に必ず見つけて来ますから。」 ・ナレーター「そして、彼は早速、帽子を探しに出掛けた。トーマスは直ぐに帽子を見付けられると思っていた。線路の先の踏切に目を遣ると、其処にはバスのバーティーが居た。トップハム・ハット卿の帽子が彼の屋根に載っていた。」 ・(汽笛) ・トーマス「見つけたぞ!あの帽子だ!」 ・ナレーター「トーマスが嬉しそうに声を上げた。丁度其の時、ゴードンが物凄いスピードで通り掛かり、帽子は空高く舞い上がった。」 ・トーマス「大変だ!飛んで行っちゃった!早く後を追い掛けなきゃ!暫く走って行くと、マッコールさんの案山子の頭にあの帽子が被さっているを見付けた。」 ・(汽笛) ・トーマス「見つけたぞ!」 ・ナレーター「トーマスは喜んだ。所が其の時、ハロルドが丘の反対側で飛び立った。彼の巻き起こした風で、帽子は空高く遠くへと吹き飛ばされてしまった。」 ・トーマス「あ~!又だよ!困ったなぁ~。又追い掛けなきゃ!」 ・ナレーター「トーマスは走り出したが、もうヘトヘトだった。其れに何処を探せば良いのかも解らなかった。其の時だ。トップハム・ハット卿の帽子が風車の羽に引っ掛かっているのを見付け、トーマスは嬉しそうに汽笛を鳴らした。」 ・(汽笛) ・ナレーター「だが突然、強い風が吹き、風車の羽が回転すると、帽子は空高く、遠くの方へと吹き飛ばされて行った。」 ・トーマス「そんなぁ~!酷いよぉ~!」 ・ナレーター「トーマスは急いで帽子を追い掛けた。時間はどんどん過ぎて行く。トーマスはトップハム・ハット卿に約束したのに、まだ、帽子を見付けられない。風が遠くへと吹き飛ばしてしまったからだ。」 ・トーマス「参った。君の勝ちだよ。風さん…」 ・ナレーター「トーマスはそう言うと、悲し気に蒸気を漏らした。トーマスはしょんぼりして、ケルスソープ駅へと向かった。」 ・トーマス「僕はもう、役に立つ機関車には成れないのかなぁ…?」 ・ナレーター「彼が悲し気に呟く。其の時だ。空高く、トップハム・ハット卿の帽子が風に吹かれて浮かんでいた。」 ・(BGM) ・トーマス「君と同じ位、早く走れると思った僕が間違ってたよ。ねえ。風さん。僕を助けてくれない?」 ・ナレーター「トーマスの言葉は風に届いた。帽子がゆっくりと、トーマスの煙突?の上に落ちて来たのだ。トーマスは信じられない気持ちだった。彼はゆっくりと慎重にケルスソープ駅へと向かった。トーマスが駅に到着すると、皆が待っていた。トップハム・ハット卿が驚いて息を飲んだ。帽子がトーマスの煙突?の上に載っている。」 ・トップハム・ハット卿「帽子を見付けてくれたんだなトーマス。よくやったぞ!君は本当に役に立つ機関車だな!」 ・ナレーター「トーマスは嬉しくて、蒸気と煙を噴き上げた。すると、帽子は煙突?の上から、トップハム・ハット卿の前へと、ゆっくり落ちて行った。」 ・トーマス「ゆっくり走る事も、速く走る事も同じ位、良い時が有るんだ!」 ・ナレーター「そう。其れは素敵な発見だった。」 | ||
その他 | ・冒頭のトーマスの顰めっ面の怒り顔は元々、第3シーズンで使われる予定だった。 | ||
英国版CV | ・ナレーター:マイケル・アンジェリス | ||
米国版CV | ・ナレーター:マイケル・ブランドン | ||
日本版CV | ・ナレーター:ジョン・カビラ ・トーマス:比嘉久美子 ・スペンサー:宗矢樹頼 ・トップハム・ハット卿:納谷六朗 | ||
シリーズ前回 (英語) | エドワードのしっぱい | シリーズ前回 (日本) | エミリーととくべつなきゃくしゃ |
シリーズ次回 (英語) | よわむしきかんしゃ | シリーズ次回 (日本) | こわいものなしのフレディー |
参照画像 | 参照はトーマスとかぜ/画像 |