最低限コマンドでノベルゲーム制作

Last-modified: 2023-08-20 (日) 18:52:53

まきな氏が作成した「Lightvn初心者向け最低限逆引きコマンドリスト」です。
ノベルゲーム制作に必要なコマンドだけを選出し、逆引き出来るようになっています。
スクリプト記述例はLight.vnテンプレートを使用した場合を想定しています。テンプレートのダウンロードはこちらから。


汎用


以降の記述がコマンドであることを明示する

タイプ:コマンド マクロ/コマンド~

~絵 c0 scg/ram_b_1.png 100 0 10

以降の記述がコマンドであることを明示する

  • Light.vnは、スクリプト文中の行頭に「~」を付与すると、以降をコマンド(命令語)として認識します。
  • エディター内における記述が「シナリオ文章」なのか「コマンド命令文」なのかを認識させるときに必要となります。
    シナリオ文章は青文字になるため、コマンド記述も青文字になってしまっている場合には「~」を追記しコマンドとして認識させましょう。

コメント・メモを1行記載できる

タイプ:コマンド マクロ/コマンド//

//コメント

コメント・メモを1行記載できる

コメント・メモを複数行記載できる

タイプ:コマンド マクロ/コマンド/**/

/*
コメント1
コメント2
*/

コメント・メモを複数行記載できる

コマンドを同期処理にする

タイプ:コマンド マクロ/コマンド.

.イン c0 200

コマンドを同期処理にする

指定ミリ秒 待機する

タイプ:コマンド マクロ/コマンド待機

待機 1000

指定ミリ秒 待機する

  • 待機に秒数を指定しているのにすぐに下行を読み込んでしまう場合は、上記の「.」を使用し「.待機 1000」などとすると確実に待機させることができます。
  • 待機は指定ミリ秒待機する以外にも様々な種類・指定方法があります。

ウインドウにサブタイトル表示する

タイプ:コマンド マクロ/コマンドタイトル追加文字列

タイトル追加文字列 " 第1章  テンプレート"

ウインドウにサブタイトル表示する

  • アプリウィンドウに指定文字が表示されます。エディターウィンドウにも表示されるので確認してみてください。

テキスト


メッセージウィンドウを表示(生成)する

タイプ:コマンドマクロ マクロ/コマンド文字窓下段

~文字窓下段

メッセージウィンドウを表示(生成)する

  • 本記述はコマンドマクロ(スクリプト内で自作したコマンドみたいなもの)のため、Light.vn wikiなどに記載がないため注意してください。
  • マクロおよびコマンドマクロは「macros.txt」内の記述を呼び出すため「~文字窓下段」の前に「スクリプト system/macros.txt」の記述が必須となります。
    「スクリプト system/macros.txt」の記述は、そのスクリプト内で一度書き込めば機能します。

メッセージウィンドウを透明にする

タイプ:コマンド マクロ/コマンドスクリプト

~スクリプト system/textbox.txt txt_hide

メッセージウィンドウを透明にする

  • 「system」フォルダ内の「textbox.txt」に記述されている【栞 txt_hide】~【スクリプト終了】までを呼び出すスクリプトコマンドになっています。

メッセージウィンドウを再表示する

タイプ:コマンド マクロ/コマンドスクリプト

~スクリプト system/textbox.txt txt_show

メッセージウィンドウを再表示する

  • 「system」フォルダ内の「textbox.txt」に記述されている【栞 txt_show】~【スクリプト終了】までを呼び出すスクリプトコマンドになっています。

メッセージウィンドウを消す

タイプ:コマンド マクロ/コマンドアウト

~アウト txtbox.* 200

メッセージウィンドウを消す

  • アウトコマンドは指定素材を”透明”にするものではなく、スクリプト上から”消滅”させます。

新しい文章(改ページ)

タイプ:コマンド マクロ/コマンド"

"テキストを表示する

新しい文章(改ページ)

  • 文章を表示させるためには【メッセージウィンドウ】が必要なため「スクリプト system/macros.txt」と「~文字窓下段」の記述が必須となります。
    「スクリプト system/macros.txt」と「~文字窓下段」の記述は、そのスクリプト内で一度書き込めば機能します。

続く文章

タイプ:コマンド マクロ/コマンド-"

"テキストを表示する\w
-"テキストを続ける

続く文章

  • 文章を表示させるためには【メッセージウィンドウ】が必要なため「スクリプト system/macros.txt」と「~文字窓下段」の記述が必須となります。
    「スクリプト system/macros.txt」と「~文字窓下段」の記述は、そのスクリプト内で一度書き込めば機能します。

改行

タイプ:コマンド マクロ/コマンド.

"テキストを表示する\w
.テキストを続ける

改行

  • 文章を表示させるためには【メッセージウィンドウ】が必要なため「スクリプト system/macros.txt」と「~文字窓下段」の記述が必須となります。
    「スクリプト system/macros.txt」と「~文字窓下段」の記述は、そのスクリプト内で一度書き込めば機能します。

クリック待ち

タイプ:コマンド マクロ/コマンド\w

"テキストを表示する\w
"テキストを表示する

クリック待ち

  • 文章を表示させるためには【メッセージウィンドウ】が必要なため「スクリプト system/macros.txt」と「~文字窓下段」の記述が必須となります。
    「スクリプト system/macros.txt」と「~文字窓下段」の記述は、そのスクリプト内で一度書き込めば機能します。
  • 文字自動待機」という便利なコマンドがあるため一度調べてからこのコマンドを使用するか検討してください。

名前表示

タイプ:マクロ マクロ/コマンド~【】

~【なまえ】

名前表示

  • 本記述はコマンドマクロ(スクリプト内で自作したコマンドみたいなもの)のため、Light.vn wikiなどに記載がないため注意してください。
  • マクロおよびコマンドマクロは「macros.txt」内の記述を呼び出すため「~【なまえ】」の前に「スクリプト system/macros.txt」の記述が必須となります。
    「スクリプト system/macros.txt」の記述は、そのスクリプト内で一度書き込めば機能します。

キャラクター


立ち絵を表示する

タイプ:コマンド マクロ/コマンドイン

絵0 c0 scg/ram_b_1.png 100 0 10
イン c0 500"

立ち絵を表示する
立ち絵の位置を変える

  • 立ち絵の位置を右や左に指定したい場合は、座標xの数値を変更してみてください
    :絵0 c0 scg/ram_b_1.png 100 0 10 → 絵0 c0 scg/ram_b_1.png 400 0 10"

立ち絵を消す

タイプ:コマンド マクロ/コマンドアウト

アウト c0 500

立ち絵を消す

立ち絵を変える・表情を変える

タイプ:コマンド マクロ/コマンド画像

画像 c0 scg/ram_b_2.png 200

立ち絵を変える・表情を変える

  • 「イン」「アウト」などを使用することなく、イン状態の素材画像を指定画像と入れ替えるコマンドです。
    元画像と入れ替える画像の縦横サイズは同じにしないとエラーとなります。

背景


背景を表示する

タイプ:コマンド マクロ/コマンド背景イン

背景0 bg0 bg/beautiful_park.png
.イン bg0 500

Ver14.2.1以降は素材変更のため下記参照。

背景0 bg0 bg/large_park_daytime.jpg
.イン bg0 500

背景を表示する

  • 「絵」コマンドと違い、ウィンドウサイズに合わせて自動的に拡大縮小し、表示位置がx軸、y軸、レイヤー値がそれぞれ初期値が"0"になります。

背景を消す

タイプ:コマンド マクロ/コマンドアウト

.アウト bg0 500

背景を消す

スチル


スチルを表示する

タイプ:コマンド マクロ/コマンドイン

絵0 still0 LightSp_Lblue.png 0 0 20
イン still0 500

スチルを表示する

  • スチルを表示する際、画像の前後関係(レイヤー値)に注意してください。
    一番右の数値は画像の表示順番を表しているため、"0"だと手前にキャライラストが表示されてしまう場合があるため"20"など大きめの数字にしておきましょう。
    例では「メッセージウィンドウ」が"100"、「キャラクター」が"10"になっているため、「スチル(ロゴ画像)」を"20"に設定しました。
    それによりキャラクターの手前、メッセージウィンドウの奥という位置取りになっています。

スチルを消す

タイプ:コマンド マクロ/コマンドアウト

アウト still0 500

スチルを消す

音楽


BGMを鳴らす

タイプ:コマンド マクロ/コマンド背景音

背景音 bensound-enigmatic.ogg 反復

BGMを鳴らす

  • 反復」を付与することで繰り返し再生を行っています。

BGMを消す

タイプ:コマンド マクロ/コマンドアウト

アウト 背景音 1000

BGMを消す

効果音を鳴らす

タイプ:コマンド マクロ/コマンド効果音

効果音 se0 airplane+fas+t2.ogg

Ver14.2.1以降は素材変更のため下記参照。

効果音 se0 se_maoudamashii_onepoint30.ogg

効果音を鳴らす

遷移


栞を設定する

タイプ:コマンド マクロ/コマンド

栞 scenario00_00

栞を設定する

  • 栞は「スクリプト」コマンドでの呼び出し先、「ジャンプ」コマンドでのジャンプ先の指定に使用します。
    • 参照項目:

スクリプトを終了する

タイプ:コマンド マクロ/コマンドスクリプト終了

栞 scenario00_00

スクリプトを終了する

  • 「スクリプト」コマンドで呼び出した場合、「スクリプト終了」を記述しないと呼び出したスクリプトが残ったままになりエラーやバグの原因になります。
    きっちりと終了させましょう。

スクリプト、栞にジャンプする

タイプ:コマンド マクロ/コマンドジャンプ

ジャンプ scenario00.txt scenario00_00

スクリプト、栞にジャンプする

スクリプト、栞を呼び出す

タイプ:コマンド マクロ/コマンドスクリプト

スクリプト scenario00.txt scenario00_00

スクリプト、栞を呼び出す

選択


選択肢を表示する

タイプ:コマンド マクロ/コマンドタッチ素材設定ボタンボタン文字ボタングループ化待機

~タッチ素材設定 sys2/Chat_SelectSmall_Frame_01.png sys2/Chat_SelectSmall_Frame_02.png sys2/Chat_SelectSmall_Frame_03.png
~ボタン btn0 276 100 90 ジャンプ select0_btn0
~ボタン文字 btn0 rounded-mplus-1c-regular.ttf 24 "選択肢1"
~ボタン btn1 276 250 90 ジャンプ select0_btn1
~ボタン文字 btn1 rounded-mplus-1c-regular.ttf 24 "選択肢2"
~ボタン btn2 276 400 90 ジャンプ select0_btn2
~ボタン文字 btn2 rounded-mplus-1c-regular.ttf 24 "選択肢3"
ボタングループ化 btn
待機 ボタン選択 btn

選択肢を表示する

  • 例ではボタンを押すとそれぞれ「select0_btn0」「select0_btn1 」「select0_btn2」という栞にジャンプする記述になっています。
    テンプレートでは指定している栞がないため、テストプレイ(F5)をした場合にボタンを押すとエラーとなります。


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