物理関連コマンド(Ver16.0.1)

Last-modified: 2024-03-13 (水) 01:42:43


物理処理(runPhysics)

物理処理 true
  • 衝突判定等の物理処理を設定します。
    既定は「true(物理処理の実行)」です。
設定項目記述の種類説明
【必須】true
または
false
設定項目の語句
(true・false)
物理処理の実行
または
物理処理の無効化

侵入許可単位(entryAllowance)

侵入許可単位 1
  • 衝突状態の外縁から内部方向に、衝突領域の外接以降において有効となる衝突領域を設定します。
  • 衝突領域に「侵入禁止」を指定している場合には、実質の不可侵領域が、衝突領域外縁から設定値の距離にある内縁となります。
    衝突領域外縁から実質不可侵領域までの領域は衝突判定領域となりますが、侵入自体は可能となります。
    ※(解説内容改善検討中)
設定項目記述の種類説明
【必須】衝突維持単位数数値衝突時に衝突状態として処理する領域の深さ(単位:px)

衝突範囲方形(colliderRect)

衝突範囲方形 area1 200 200 100 350 侵入禁止
  • 指定した座標を中心とする、方形の衝突判定領域を設定します。
  • 設定項目「侵入禁止」を設定すると、他の衝突範囲が領域内に侵入しなくなります。
    衝突範囲を壁や床のような仮想物体として扱う場合などに用います。
  • 設定項目「衝突範囲グループ名」を指定しない場合には、衝突範囲名で設定されます。
設定項目記述の種類説明
【必須】衝突範囲名命名衝突判定領域の名前
衝突範囲グループ名命名衝突判定グループの名前
【必須】領域中心x座標数値衝突判定領域の中心点のx座標(左右方向の座標)
【必須】領域中心y座標数値衝突判定領域の中心点のy座標(上下方向の座標)
【必須】数値衝突判定領域の左右方向の大きさ
【必須】高さ数値衝突判定領域の上下方向の大きさ
侵入禁止設定項目の語句
(侵入禁止)
他の衝突範囲の重複を禁止

衝突範囲方形追加(addColliderRect)

衝突範囲方形追加 target1 -100 -100 500 750
  • 指定した個体の中心点を中心とする、方形の衝突判定領域を設定します。
  • 衝突範囲名を指定しない場合には、対象名の末尾に「_collider」を付与したものが衝突範囲名となります
  • 設定項目「衝突範囲グループ名」を指定しない場合には、衝突範囲名で設定されます。
  • 設定項目「侵入禁止」を設定すると、他の衝突範囲が領域内に侵入しなくなります。
    衝突範囲を壁や床のような仮想物体として扱う場合などに用います。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象名個体名衝突判定領域を設定する対象の個体名
衝突範囲名命名衝突判定領域の名前
衝突範囲グループ名命名衝突判定グループの名前
【必須】領域中心x座標数値衝突判定領域の中心点のx座標(左右方向の座標)
【必須】領域中心y座標数値衝突判定領域の中心点のy座標(上下方向の座標)
【必須】数値衝突判定領域の左右方向の大きさ
【必須】高さ数値衝突判定領域の上下方向の大きさ
侵入禁止設定項目の語句
(侵入禁止)
他の衝突範囲の重複を禁止

衝突範囲球形追加(addColliderSphere)

衝突範囲球形追加 target1 0 0 0 200
  • 指定した個体の中心点を中心とする、球形の衝突判定領域を設定します。
  • 衝突範囲名を指定しない場合には、対象名の末尾に「_collider」を付与したものが衝突範囲名となります
  • 設定項目「衝突範囲グループ名」を指定しない場合には、衝突範囲名で設定されます。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象名個体名衝突判定領域を設定する対象の個体名
衝突範囲名命名衝突判定領域の名前
衝突範囲グループ名命名衝突判定グループの名前
【必須】領域中心x座標数値衝突判定領域の中心点のx座標(左右方向の座標)
【必須】領域中心y座標数値衝突判定領域の中心点のy座標(上下方向の座標)
【必須】領域中心r座標数値衝突判定領域の中心点のr座標(奥行方向の座標)
【必須】半径数値衝突判定領域の球半径の大きさ(単位:px)

衝突範囲タイル(colliderTile)

衝突範囲タイル tileArea1 5 3
  • 歩行領域上の指定したタイルに衝突判定領域を設定します。
  • 設定項目「衝突範囲グループ名」を指定しない場合には、衝突範囲名で設定されます。
設定項目記述の種類説明
【必須】衝突範囲名命名衝突判定領域の名前
衝突範囲グループ名命名衝突判定グループの名前
【必須】タイルx数値衝突判定領域を設定するタイルの左右方向の番号
【必須】タイルy数値衝突判定領域を設定するタイルの上下方向の番号

衝突範囲タイル追加(addColliderTile)

衝突範囲タイル追加 target1
  • 指定した歩行領域絵個体に、タイル型の衝突判定領域を設定します。
    歩行領域タイル人物個体にはタイル型の衝突判定領域が既定で設定されるため、このコマンドの適用は不要です。
  • 歩行領域の個体以外を指定することはできません。
  • 設定項目「衝突範囲グループ名」を指定しない場合には、衝突範囲名で設定されます。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象名個体名衝突判定領域を設定する対象の歩行領域絵の個体名
衝突範囲グループ名命名衝突判定グループの名前

衝突範囲タイルレイヤ追加(addColliderTileLayer)

衝突範囲タイルレイヤ追加 target1 obj
  • 指定したタイルレイヤのタイルすべてに、指定した接頭辞を持つタイル型の衝突判定領域を設定します。
    指定した接頭辞はグループ名となります。
  • 該当するタイル型衝突判定領域は、指定した接頭辞の後に、行番号(上下方向の番号)を最優先し、
    次に列番号(左右方向の番号)を優先する順位で、番号が0から割り振られます。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象名衝突判定を設定するタイルの存在するタイルマップのレイヤーの名前
【必須】衝突範囲グループ名命名衝突判定グループの名前

衝突開始時(onCollisionStart)

衝突開始時 area1 area2 "効果音 se01 ring.ogg"
衝突開始時 area12 area9 "スクリプト physics.txt fightArea"
  • 指定した2つのグループに属する個体どうしで重複を開始した時点において適用するコマンドを設定します。
  • コマンドは「"」で囲んで記述する必要があります。
  • 適用コマンドには、引数(設定項目の設定値)として、以下の項目が順に設定されます。
    たとえば、ふたつめの例の場合であれば、「スクリプト physics.txt fightArea area12 area9 0 0 0 300 300 0 0 150 0」というように設定されます。
    1. 「対象グループ名1」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名1」で設定されたグループに属するほうのグループ名が入ります。
    2. 「対象グループ名2」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名2」で設定されたグループに属するほうのグループ名が入ります。
    3. 「衝突対象1の中心座標」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名1」で設定されたグループに属するほうの中心座標が入ります。
      座標はXYZがそれぞれに分かれて入ります。
    4. 「衝突対象2の中心座標」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名2」で設定されたグループに属するほうの中心座標が入ります。
      座標はXYZがそれぞれに分かれて入ります。
    5. 「交差範囲」
      衝突した個体どうしの重複領域の、XYZの各軸上における長さがそれぞれに分かれて入ります。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象グループ名1個体名衝突範囲の重複時の処理を設定する対象のグループ名
【必須】対象グループ名2個体名衝突範囲の重複時の処理を設定する対象のグループ名
【必須】適用コマンドコマンド対象の衝突範囲の重複開始時に適用するコマンド

衝突継続時(onCollisionCont)

衝突継続時 area1 area2 "効果音 se01 ring.ogg"
衝突継続時 area12 area9 "スクリプト physics.txt fightArea"
  • 指定した2つのグループに属する個体どうしが重複している間において適用するコマンドを設定します。
  • コマンドは「"」で囲んで記述する必要があります。
  • 適用コマンドには、引数(設定項目の設定値)として、以下の項目が順に設定されます。
    たとえば、ふたつめの例の場合であれば、「スクリプト physics.txt fightArea area12 area9 0 0 0 300 300 0 0 150 0」というように設定されます。
    1. 「対象グループ名1」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名1」で設定されたグループに属するほうのグループ名が入ります。
    2. 「対象グループ名2」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名2」で設定されたグループに属するほうのグループ名が入ります。
    3. 「衝突対象1の中心座標」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名1」で設定されたグループに属するほうの中心座標が入ります。
      座標はXYZがそれぞれに分かれて入ります。
    4. 「衝突対象2の中心座標」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名2」で設定されたグループに属するほうの中心座標が入ります。
      座標はXYZがそれぞれに分かれて入ります。
    5. 「交差範囲」
      衝突した個体どうしの重複領域の、XYZの各軸上における長さがそれぞれに分かれて入ります。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象グループ名1個体名衝突範囲の重複中の処理を設定する対象のグループ名
【必須】対象グループ名2個体名衝突範囲の重複中の処理を設定する対象のグループ名
【必須】適用コマンドコマンド対象の衝突範囲の重複中に適用するコマンド

衝突終了時(onCollisionExit)

衝突終了時 area1 area2 "効果音 se01 ring.ogg"
衝突終了時 area12 area9 "スクリプト physics.txt fightArea"
  • 指定した2つのグループに属する個体どうしが重複を終了した時点において適用するコマンドを設定します。
  • コマンドは「"」で囲んで記述する必要があります。
  • 適用コマンドには、引数(設定項目の設定値)として、以下の項目が順に設定されます。
    たとえば、ふたつめの例の場合であれば、「スクリプト physics.txt fightArea area12 area9 0 0 0 300 300 0 0 150 0」というように設定されます。
    1. 「対象グループ名1」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名1」で設定されたグループに属するほうのグループ名が入ります。
    2. 「対象グループ名2」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名2」で設定されたグループに属するほうのグループ名が入ります。
    3. 「衝突対象1の中心座標」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名1」で設定されたグループに属するほうの中心座標が入ります。
      座標はXYZがそれぞれに分かれて入ります。
    4. 「衝突対象2の中心座標」
      衝突した個体のうち、設定項目「対象グループ名2」で設定されたグループに属するほうの中心座標が入ります。
      座標はXYZがそれぞれに分かれて入ります。
    5. 「交差範囲」
      衝突した個体どうしの重複領域の、XYZの各軸上における長さがそれぞれに分かれて入ります。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象グループ名1個体名衝突範囲の重複終了時の処理を設定する対象のグループ名
【必須】対象グループ名2個体名衝突範囲の重複終了時の処理を設定する対象のグループ名
【必須】適用コマンドコマンド対象の衝突範囲の重複終了時に適用するコマンド

隣接方向衝突継続時(onFaceCollision)

隣接方向衝突継続時 walker seeker 左 右 上 下 "スクリプト map_event.txt greeting"
  • 指定したグループ(B)が別のグループ(A)の指定方向の隣接タイルに位置し、
    かつBがAの位置するほうを向いている場合に適用するコマンドを設定します。
  • 指定方向は左右上下の最大4方向を設定できます。
    BがAの位置するほうを向いている場合でも、指定方向のタイル上でなければコマンドは適用されません。
  • 適用コマンドには、対象グループ名が末尾へ指定順に代入されます。
    例では、「スクリプト map_event.txt greeting walker seeker」が適用コマンドとなります。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象グループ名A個体名隣接される側のグループ名
【必須】対象グループ名B個体名隣接する側のグループ名
設定項目の語句
(左)
個体Aの左に隣接するタイルをコマンド適用判定対象に指定
設定項目の語句
(右)
個体Aの右に隣接するタイルをコマンド適用判定対象に指定
設定項目の語句
(上)
個体Aの上に隣接するタイルをコマンド適用判定対象に指定
設定項目の語句
(下)
個体Aの下に隣接するタイルをコマンド適用判定対象に指定
【必須】適用コマンドコマンド対象の衝突範囲の重複終了時に適用するコマンド

子衝突範囲消去(clearChildColliders)

子衝突範囲消去 target1
  • 指定した対象に付随する衝突判定領域を消去します。
    既定で衝突判定領域を持つ歩行領域タイル人物個体にも適用できます。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象名個体名付随する衝突判定領域を消去する対象の個体名

衝突処理初期化(clearCollisionChecks)

衝突処理初期化
  • コマンド「衝突開始時」「衝突継続時」「衝突終了時」で設定されたすべての衝突処理を初期化します。

衝突処理消去(removeCollisionChecks)

衝突処理消去 area1 area2
  • 指定した2つのグループどうしの関わるすべての衝突処理を消去します。
設定項目記述の種類説明
【必須】対象グループ名1個体名衝突処理を消去する対象のグループ名
【必須】対象グループ名2個体名衝突処理を消去する対象のグループ名